Wednesday, March 25, 2020

Heathrow 2020 Mar.(4)

ユナイテッド航空900便で、サンフランシスコへ帰ります...。

ヒースロー空港の第弐ターミナルを高速でおさんぽ、その後ユナイテッドクラブで下着を替えだだけ。
もらった座席 1B へ座りました...。

パーサーさんが来て「Mr. obaKoba、今回はご旅行の中断、申し訳ありません」って。
ほんの2時間半前なのに、なんでみんな知ってるの!?

まぁ、チャンギだとマイル修行する奴は多いだろうけど、この構造の空港じゃ修行やらないよな...。
帰りはここに座ってて、周りの混み具合はこんな。全部で21名が搭乗。半分以上空席。
座席1Dは1Bから斜め後方かつ右向きなので、咳やくしゃみをされても比較的安全。

エコノミープラスの混み具合も見てみました...。
う~ん、全員が United Economy Plus Suite™ を愉しめるくらいガラガラ。(笑)

さらに、もう Wi-Fi は購入しないけどフライトステータスだけ見ようと思って接続したら...
リセットされてなくて、往路の UA901 便の情報がまだ有効です。

結局、カナダ上空あたりに来るまで往路で購入した Wi-Fi の設定が利用可能でした。
これ、ホントにラッキーしてるんだよね? まさかしっかり再徴集されてないよね?

・・・と、ケチで小心者な私は Chase Private Client オンラインでカードの利用状況をチェック。
大丈夫です。一回だけしか徴集されていません。(確証のため帰国後1日経った後のスクショ)

旧い MileagePlus Select Card でも、MP Explorer Card 同様25%引き扱いになっているのには驚きました。

ウェルカムドリンクは... おひや。
ターミナルの中を歩き回って、もうヘロヘロ。お水でさっさと導眠剤を飲みました。
どうせサンフランシスコへ戻るんだから、寝過ごそうが発作起こそうが大丈夫。(ぉぃぉぃ)

ウェルカムドリンクの配給と一緒に「問診票」を記入させられました。
熱は無いか? だるくないか? 咳は出ないか?.... と、コロナマークⅡ 感染の症状をチェック。
真面目に記入して、パスポートにはさんでおきます...。

ふと前を見たら... 運転手が丸見え。w
出発前、PAXが搭乗し始めてるのにドア開けっ放し。状況がぬるいし、換気は重要だから、いいよね。

そして飛んで。お飲み物はゼロシュガーのコークで。
パーサー姉さん、炭酸水にはレモンを入れてくれました。

最初のお食事です。

さっき食ったばかりな気がして、なんだかものすごいデジャヴ感があるんですけど...。
うん。やっぱり前菜がちっこくなっている。というのは、このテリーヌを見て確信に変わりました。

冷菜
チキンとポークにアプリコットのテリーヌ スイートオニオンマーマレード、ペッパーとチャイブ

テリーヌは普通の美味しさ。英国発でこの味なら充分許せる。ただ… くどいけど、量がざんねん。

サラダ
ミックスグリーンのサラダ トマト、マンゴー

最近、欧州発便で頻出する、フルーツ風味のあるハニーマスタード・ドレッシングで、好きかも。

パンは... プレッツェルじゃあんまりなので、変えました。
ガーリックトーストで。黙っているとふたつ置いて行きます。この時のパン配りCA兄さんは、僕がスマホでパシパシ撮っているのを観てか、パンの配置に凝ってくれました。(笑)

隣席がいないから、外の様子を撮っちゃう♪
まだ大ブリテン島の上空です...。

エアショーでは、ここらへんでした。
スコットランド上空、エジンバラの近所ですね。

従姉妹がスコットランド人の嫁に行ったので、いずれエジンバラも訪ねてみたいものです。

そして主菜は、また鶏にしました。

 ・牛 ショートリブ    ポートワインソース
 ・レモングラス・チキン グリーンカレーソース
 ・サーモンのペッパー仕上げ シャルドネクリームソース
 ・パンツェロッティ リコッタとグラナパダノ・チーズ(ベジタリアン)

上記を見て速攻で「レモングラス」と「グリーンカレー」の文字にやられました。
レモングラス・チキン グリーンカレーソース、ジャスミンライス、温野菜添え

タイ風グリーンカレー、鶏むね肉多め。という感じです。ユナイテッド航空の機内食としては上出来の部類。

このへんでもう、すっげー眠くなってきたけど、アイスクリームサンデーを頼んだみたい。
あんまり記憶にないですが... ちゃんといつものように注文して、ちゃんとピントのあった写真が驚き。(笑)

途中で喉が渇いて起きました。ヒマなCAさんがすぐ気づいて来て、何か飲みたい?って聞くから...
ジンジャーエールをもらいました。

液晶シャッターでいちばん暗くなっている状態で撮影すると、こんなです。
復路はずーっと昼間の状態で飛んで帰るから、これ以上暗くなりません。

うす青暗い機内でまたウトウト寝て... 気がついたらカナダとの国境あたり。
でも、機内の照明が明るくなってお食事の配布を始めたのは到着60分前くらいでした。

午後に到着するから「季節の新鮮なフルーツと藁」は選べません。

 ・ハンバーガー・ウェリントン
 ・ピッツァ・マルゲリータ

以上からの二択です。

マルゲリータピザは以前試していますが、KLMよりはまともだけど何の変哲も無い物体。

ビーフ・ウェリントンというのが「ビフテキのパイ包み」みたいな物体なので、きっとハンバーガー・パティを小麦粉の生地でくるんだ物体だろうと憶測して、ウェリントンにしてみます。

キマした...。
ハンバーガー・ウェリントン ビーフパテのペストリ生地包み、サラダとデザートとともに
後でメニューを読んだら、ウェリントンが何物か説明してありました…。

サラダって、これだよ...。
チェリートマトと、ミニモッツァレラ。
かすかにバジルソースがからまっているのは、かろうじてカプレーゼたるお約束を守っています。

そして、ウェリントン...。
どう説明していいのか悩みます... 要するに、具の入ったおおきなパンです。…にくまん?(笑)

カットして、中を見てみましょう...
こうなっていました。ペストリー生地は比較的濃厚なもので、ブリオーシュに近い感じ。ビーフパテはそこそこ。ケチャップとマスタードで「風味が豪華めなホットドッグ」みたいにいただけました。

パンを配りにきたCA兄さん「い… 要りませんよね?」って苦笑い。
もぐもぐしながら首を横に振りました。

こんなのやピザと一緒にパンまで配る… ユナイテッドって、すっげー変!

そうすっと、デザートって... これかよ!?
ポラリスチョコレート、サイズ70%に縮小済み...。

トレイを下げてもらった後、クリーム入りのコーヒーと一緒にいただきました。
どんどんショボくなっていくポラリスビジネス...。パンだけはおなかいっぱい食べられます。

いまコロナマークⅡで苦境の真っ最中ですが、UAが無事に生き残った後どうなるか、今から不安。ほんとにここんちで3ミリオン飛んで生涯 1K®なんてがんばっちゃって良かったのか、ちょっと心配になってきました。

降機態勢に入るとき、窓側の座席 1A へ移動しました。もちろん文句なんか言われません。
くもがいっぱい... でもその間から、ゴールデンゲート・ブリッジが見えました。(判るかな?)

サンフランシスコのダウンタウンはこんな様子でした。
少し雲が途切れて、市内が見えたのは嬉しい。

そしてまた雲だらけになってから、着陸ちょっと前にフォスターシティが見えました。
(どのビルか矢印で差すと放火しに行く人がいるといけないので、あえて控えています)
このあたりが COVID-19 に効くかもしれない Remdesivir を創っている、ギリアド・サイエンシズ社。

今ものすごい勢いで治験が進められているようですが... 二重盲検って、パチ薬(プラセボ)を投与される患者、可愛そうすぎない? 特に生きるか氏ぬかの状況で。ぁぁ... もう氏にそう。って患者に効かないのが明確に判っているパチもん飲ませて「やっぱりパチ飲んだほうは氏んだ」とか「ガチ飲んだうちのn% は治った」ってデータ取るんでしょうか... それってあんまりじゃね??(文体の都合上レムデシビルは経口投与と仮定しています)

嘘つきといえば... ドナルド・トランプも酷い。嘘つきか無知無能か、多分その両方ですが「中華ウイルスにはマラリアの薬が効く!俺がすぐ承認する!夢のような話だ!」って、いつものようにやっちまって... トランプの台詞なんかを信じちゃった純真なアリゾナの夫婦が件の薬、クロロキンを飲んじゃって... 夫は氏んで、妻は重体だそうですアーメン
クロロキンの構造式を貼ったけど、ベンゼンリングに塩素がくっついてる。見るからに体に悪そう...。

時系列が前後しちゃったので、帰省旅行記の最後に出てくる台詞をコピペしておきます。
既に以下の文を数週間前に上梓してありました...。

フォスターシティにはギリアド・サイエンシズという製薬大手がありますが、インフルエンザ治療薬のタミフル(oseltamivirのロシュでの製品名)の特許とか HIV感染予防薬とか C型肝炎治療薬とかを法外な価格で供給して、あこぎな商売でウハウハ儲けているので、放火されちゃっても仕方がないと思っています。クレジットカードVISAの本社もこの近所にあります。ここんちもきっと放火されると思っているようで、最近まで社名の看板を掲げていませんでした。

そして、サンマテオ市のヨットハーバーやゴルフ場が見えたら、もう着陸です。
こうやって上空から眺めると、なかなかいい場所に棲んでるじゃん、って思えてきます。

着陸して、Gゲートへ戻って来たら... ニュージーランド航空の凄みをきかせた奴がまだいたよ…。
こいつ、飛んだのか? それとも24時間ずーっと駐機したまんまなのか??

そんで、降機する時に5~6人づつしか降ろしてもらえませんでした。
ドア2からだけの降機だったので、1Bに座っていたら3番目のグループで降りて...
検疫官のお兄さん、お姉さんが8名ほどいて、乗客ひとりづつを質問責め。
さっき搭乗時に記入しておいた問診票を渡して...。

「どちらからお帰りですか?」
「ヒースロー空港」
はぁ? そりゃそうだけど... 空港以外でどこへ行ってきたの?」
「ヒースロー空港に行って接続便が欠航して、2時間後にこれ乗って帰ってきた」
「でもイングランドに2時間いたわけですね?」
「入国していないけど、物理的にはそうなります」
「じゃあ、このカード良く読んで。今後2週間はできるだけ外出を控えて」

ようやっと開放されてから、後は普通に Global Entry... が、審査バッテン付いて出てきた!
良く見たら、全員がバッテンかまされて、やや蒼い顔で列に並んでいきます...。
僕も列に加わって(前後の人と6フィート空けて並べって言われた)面接審査待ち。

「どこ行ってきたの?」
「ヒースロー空港」
はぁ? 」

もうこのやりとり、飽きてきた...。(怒)
さっきの検疫官に話したことを鸚鵡のように繰り返しました。

「ヒースロー空港に行って接続便が欠航して、2時間後にこれ乗って帰ってきた」
「こんな状況の中を無理にバケーション強行するからだよ。w」

「いや、ユナイテッド航空のマイルが稼げればそれでいいですから」という台詞は我慢しました。

やっと到着ホールへ出てきて... さあ SamTrans のバス停へ。あれ??
いつもなら十数名の面接待ちがいる Global Entry の面接場前。ガラガラでした。

外出禁止令が出ちゃったので、せっかくアポが入ったのに全部キャンセルされたみたい。
あまりにも応募が多くてCBPのオフィスがパンクしているので、既に Global Entry を保持している人は半年~1年の猶予がもらえているから問題ないんですが、新規加入したいヒトはかわいそう。

さて、検疫官にもらったカードが、これです。裏面にはウェブサイトへのQRコードとか載っていました。
コロナマークⅡ... ここまで厄介になるとは、驚きです。
内陸部の中国人、SARSに続いてこれで、もういいかげん懲りて欲しいものです。

これでトルコへ行けずヒースローへの弾丸旅行になった顛末記はおしまい。
それではみなさん、ごきげんよう、さようなら。Stay Healthy!!




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