Wednesday, May 24, 2023

TK79 IST → SFO

4月トルコ旅行記の最終回です。これが掲載されるのは、ハラペコ地獄になっている頃です。

搭乗ゲートでやっている全点手荷物検査をくぐって… 復路の TK79 便はボーイング 777-300ER (77W)です。
雨があがって、帰りは遅延無く運行されそうですが…

まさかゲートで荷物検査をもれなく実行中だと思わない乗客が多いため、必ず遅れます

ビジネスクラスが最初に呼ばれて、搭乗するとこういう景色。
機材 B77W の場合は、すごくゆとりを持った座席配置で、とても開放的です。

で… もらった席は、ここ。
座席 3J ですが… どうやら通路の反対側 3G が空席なので、移動することにしました。
アテンダントさんが廻ってきたところで、声をかけました。

「搭乗が終わって隣に誰も来なかったら、3G へ移動しますけどいいですよね?」

すると隣席の兄さんが、からかいます…

「俺のことが嫌いだから、13時間も俺の隣に座りたくないそうです」

負けません…

「残念ね、ダーリン。でもまだ愛してるわ♪」

これで爆笑していたら、釣られて笑ってるアテンダントさんはあきれ顔。

「判りましたから。じゃあ ObaKoba 様は 3G ですね。でも Wi-Fi のログインは 3J で」
「判ってます。ありがとう♪」

で… センターアイランドの右通路側 3G に移動して、隣席はいないからひろび~ろ♪♪♪
ウェルカムのお飲み物は、いちばん大好きなミント風味のレモネードで。

他にはラズベリーレモネード、シャンパン、水、炭酸水もあります。

アメニティキットとヘッドフォンも配ってくれました。
ハケット・ロンドンのポウチですが、今度は黒いのをくれました。女子は紅いのをもらってた。

出発前の着座姿勢は、こんな景色です。開放的な空間で、搭乗率が半分くらいだと気持ちイイ!
サイドテーブルに iPad を載せて… この時はジャネットさんの MV を観てたようです。

ちょっとヒマこいたので、機内の Wi-Fi へも繋いでみました…。
ビジネスクラス搭乗者への、利用方法の説明図です。

チケットナンバーでログインしろって言われますが、PNR でもいけます。
Miles&Smiles のメンバーなら、そっちからもいけます。

Wi-Fi に無事接続できたら、速度を計測。
さすがにPING 反射が遅い。800 ms 以上かかってる。でも下りが 12 Mbps を超えてるから、まあまあ。

そして離陸。そこそこ飛んだら、おしぼりの配布開始です。
ちゃんとお皿に載って出てきます。熱々のおしぼりを配るのって日本発祥でしょうが、有り難いです。

引き続き、ビバレッジサービスへ。

搭乗率が低いからか、カートで来ないで、一人づつ聞いて廻ります。
コーク・ゼロに氷とレモン。とお願いしたら… レモンがいっぱい。ナッツもいっぱい。

メインディッシュのオーダーはかけてありますが、スープどうするかとか、少し予習。
なんだか見覚えがあると思ったら… 2月のメニューからほぼ変化なし。(泣)
前菜はカートを眺めて決めるとして… スイートパンプキンのスープなら美味しそう。

主菜は… ビーフ照り焼き、カジキマグロの串焼き、トルコの餃子(笑)マントゥ…から三択。

サーモンじゃなけりゃ魚を選ぶんですけど… カジキの串焼きは2月に食べています

さて、カートがやってきました。この時の PAX の皆さんは上品で、完全にシェードを閉めています。
…なので、ぼんぼりが良く映える。(笑)

ここで配っていったのは、食器と調味料にぼんぼりだけ。パンの配給も直後にありました。

さらにカートがやってきて、今度は前菜の配給です。
サーモンのタルタルとか茄子のサラダが欲しいかな。あとはスープで温まりたいよね。

結局こんだけもらいました。
これだけでも、おなかがふくれます。なので主菜がドッパズレでもきっと大丈夫。

スイートパンプキンのスープは、チリペッパーをふりかけて。
映えるだけではなく、スパイスで味変ができて楽しい。パンをちぎって放り込むのも、いつも通り。

サーモンタルタル、茄子のサラダ、ヨーグルトと胡瓜のサラダ。
トルコ航空は茄子のサラダが美味しいです。調味の加減が絶妙です。

地中海の海老のマリネも、いけてました。
すわ、セロリが!?・・・と焦ったら、皮を剥かれた胡瓜でした。

主菜はカジキをパスしたら、トルコ餃子かビーフか… 牛にしてみました。
こんなに、ちーぼっかい(泣)  ←はじめての千葉弁?

牛フィレ肉の照り焼きって… なんか思ってたのとすごく違う
野菜チャーハン添えのほうも、思ってたのと少し違う。トルコ人の極東に関する解釈は怪しいです。

焼き加減というか… 照り焼きソースだから煮込んでいるのか?
別に煮込んだようでもなく、照り焼き風味のソースで茹でて、表面に軽く焦げ目を入れただけみたい。肉質は柔らかいから、それほどの文句はありませんが… これを「照り焼き」と呼ぶあたりに違和感が残りました。

そして、デザートです。この日の右通路側担当シェフさんは明るい、良い奴でした。
「カートを写したい」って頼んだら、「これでいいか!?」ってサムアップ出してるし…。

本人がインスタとかに晒されるのを了解して写してますから、ちゃんと晒しました。(爆)

爽やかなシェフさんですが、腕が毛むくじゃらでデザートと相性が悪いので、腕が写ってないカットを…(笑)
こんなのが、やってきました。

「往路でアイスが無いって泣いたら、復路で2つ食べなさいって言われたよ」
「2つ差し上げてもいいですけど… 今日のはバニラじゃなくてピスタチオだよ」
「え~!? バニラアイス、無いのぉ? じゃあひとつでいいです」

この会話… 窓側の席 3K に居残った兄さんに聞かれていました。

「じゃあピスタチオのアイス、ひとつ余るの? 俺がふたつもらいます!」
「奴にふたつ渡すなら儂がふたつもらいます。あいつにはやらないで!」
「…二人一緒の旅? もしここで知り合ったなら、仲良し度ハンパないよ」

ハンパない仲良し度で、シェフさんへ掛け合い漫才をやらかしてました。(爆)

シェフが「残したら私は悲しい」って言うし(爆)、結局甘そうだからひとつだけもらったよ…。
残さないように(笑)、バクラヴァはふたつ、ピスタチオアイスがひとつ。

こんだけなら自信を持って食べ切れ・・・ すっげー、あま~い!!
隣の兄さんと空席をはさんで、かなり大声で会話。(みんなは真似しちゃダメだよ)

「おい、このピスタチオアイス、すっげー甘くね? まぢ2つとも食べられる?」
「ほんまや。香りが弱いのに甘い。張り合ってふたつもらって失敗。残す…」
「シェフが『残したら私は悲しい』って言ってたの、聞いただろ!!」
(爆) わかったよ。どうせ溶けたら水だから、ふたつとも全部食べるよ」

溶けたら水だから、は儂が誰かを説得する時の台詞です。先に言われちゃいました。(爆)

デザートをやっつけたら、ベッドパッドを持ってきてくれました。
トルコ航空の、B77W のシートは「ほぼフラット」になりますが、完全に水平にはなりません。

なんとな~く頭の方が高い感じ。ほんのわずかに腰のあたりが曲がってる感じ。でも完全水平フラットになる機材でも、儂は丁度このシートと同じくらいに調整するから、これでいい塩梅なのです。

室内灯も消えて、おやすみ準備完了。隣席の兄さんと Good night!  Sleep tight! って声をかけあって…
おやすみなさい…。

おはようございます。おや、隣席の兄さんはまだおねむ…。
室内灯が柔らかに点灯しました。以前のような場末のキャバレー照明はやりません。

おしぼりと、オレンジジュースをいただきました。
お目覚めのおしぼり、嬉しいです。オレンジジュースはいきなり高カロリーで少しビビります。

さて2回目のミールサービスですが… 夕刻に到着するので、こうなっています。
茄子に詰め物をした奴か、南瓜風味のパスタです。前回は茄子を食べてるから…。

まずは、主菜以外がいっぺんにどっさり。
左側の、鱒とクリームと胡瓜は、やや魚臭かった。海老やスモークサーモンは美味。

最後に食べますけど、ブレッドプディングはコッテリ風味でした。

トレーが狭いので、コーヒーはサイドテーブルへ移動。
朝はブラックのまんまでOK。おかわりも、もらい易いしね。

そして、カボチャ風味のガルガネッリ・パスタです。
ペンネみたいなパスタなので、カボチャのソースが入り込んでいて美味しい。ダイスカットしたカボチャも少しころがってるし。途中で黒胡椒やバターを入れて味変させると飽きずに食べられました。。

コーヒーをおかわりして、御不浄へ行って… まもなく到着です。
プライバシーの無い機材、近所に楽しい奴がいたりシェフさんが気さくだと、居心地いいです。

結局、定刻より5分早く着きました。
隣の兄さんは余裕で乗り継ぎがあるから最後に降りるっていうから、機内で別れて。

ゲート G9 はいちばん先っぽの方だから、たっぷり歩いて入国審査。でも審査は簡単。
到着ホールからエスカレータで階下へ降りて、バス停へ。292 系統のバスで帰宅しました。

これで4月のトルコ旅行記はおしまい。ご愛毒ありがとうございました。
5月のバルセロナ旅行をキャンセルしたので、この後はネタが無くて暫く枯れそうです。

あと、今年は… 7・9・11 月にもイスタンブールへ行く予定です。
さらに来年は… 1・2・3月と毎月イスタンブールへの予約を作ってあるし。
なんだかすっげーマンネリになりそう。もう記事書いてもしょうがないよね。(笑)

Monday, May 22, 2023

Turkish Lounge IST

インターコンチネンタルでの滞在を終えて、サンフランシスコへ帰ります。

IST ⇄  SFO は夏ダイヤだと毎日2便の運行ですが、遅い出発の TK79 が取れました。
なので、運ちゃんには9時半にピックアップに来てもらいました。最初、10 時ピックアップのつもりでいたけど、ディスパッチャーさんがあと 30 分早いほうがいい。と強く勧めるから、そうしました。
また大型のメルセデスで、ビジネスクラス専用の入口前まで送ってもらいました。

帰りは雨降りになっちゃったけど、もう濡れるのは空港前の数メートルだけ。

搭乗券をもらって、出国審査を通ってセキュリティをくぐって…
空港のど真ん中に「ラマダン・ビレッジ」という期間限定の子供向け施設が開いていました。

でも、子供あんまりいないし… ヒマそうな大人が写真撮ってうかれてた。

足が痛いからって言って、身障者用の入口からラウンジへ入れてもらって。
エレベータを出たら、いきなりこんな景色です。でないと 200 メートルは余計に歩かされます。

荷物を適当に置いて… 今朝は何があるかチェック。
クロワッサンやダニッシュペストリーがいろいろ。

スープがありました。レンティル(レンズ豆)のスープです。
レンズ豆ってフムスっぽいから少し警戒したけど、飲んでみることに。

クロワッサンひとつに、レンズ豆のスープです。
スープにはレモンを添えて、チリペッパーをかけて。
これ、羊の腸のスープを飲まされて以来の工夫です。
コーンフレークみたいなのは、クルトンにしました。なかなかです。

おなかが温まったら、冷たいものを一本。
コールドドリンクは、こんな冷蔵庫に収まっています。

スルマの水を一本もらって。でもゲート前で検査があるから、その前に飲み干さないと。

また移動して… 今度はラマダンビレッジが上から目線で眺められる席へ。
ここです。ガラスの向こうにはエコノミーと呼ばれる厩舎へ向かう民草が見えます。

今度はバクラヴァとカプチーノを。
ピスタチオ、くるみ、グリーンドラムの3種類。

エスプレッソバーは自動ではなく、バリスタさんが注文を聞いてから淹れてくれます。

着座姿勢での景色は、こんなでした。
正午間近で、まあまあの人だかり。欧州では旅行客はもう普通の状態に戻ってきました。

アメリカ行きの便はゲートで全員が全部の荷物検査を受けるから、早めに退室します…。

途中、なんかこんな展示場が出来ていました。
どうやらトルコ航空は… サッカーの、何かのチャンピオンシップのスポンサーになったみたい。有名選手のユニフォームとか記念の鞠とかが飾ってありました。

そういえば、あのソラジローみたいなヘアスタイルの「ブラボーながとも」って、ガラタサライにいたよね?
サッカーは完全に頓珍漢ですが、少し前まで日本人だと言うと「ナガトモ知ってる?」ってよく聞かれました。

一般のビジネスクラス用出入口まで来ました。
ドアは自動化されていて搭乗券をかざせば通過できますが、未だにレセプションへ行って撃沈する輩がいます。

ここに達する以前に、エスカレータの麓で搭乗券をチェックされるんですけどね… なんだかなぁ。

ラウンジを出て… 10 分くらい歩いて、A ゲートのつけ根まで来ました。
ここからさらに動く歩道をみっつくらい乗って、ようやっとゲートへ到着。

ビジネスクラスやスタアラ金だと「優先手荷物検査」を受けられます。
行列は短いけど、結局荷物全部開けて引っかき回されます。ひどいわ。

でも、空港の入口で自爆テロが起きる場所(旧アタテュルク空港)ですから、文句は言えません…。