Tuesday, March 24, 2020

Heathrow 2020 Mar.(3)

UA901便から降機しました...。

乗り継ぎ便が欠航してるから「Mr. obaKoba」って札を持った人がいると期待したけど...いません。いらちな僕には待てません。事前にヒースローT2の構造を脳内へと焼き込んでおいたので、さっさと移動開始します。

最初、Bコンコースへの乗り継ぎショートカットへ向かいました。
通路にゲートキーパーやってる印度人のお姉さんがいました...。

「乗り継ぎの搭乗券をお持ちですか?」
「持ってるけど、欠航しちゃったみたい」
「トルコ航空?? 今日から飛んでません。ユナイテッドのサービスカウンターへ行って」
「Bコンコースにユナイテッドクラブがあるから、そこで発券できる。是非通して欲しい」
「有効な搭乗券を持ってないからダメ。残念だけど規則だから」

ふぁっくん ぶるしっと びっち!と小声で、でも聞こえるように毒づいてから、移動... ←模範的アメリカ人の行動
なが~いエスカレータで、下がって、地下通路を通って、また上がって。

全日空のマップが見易いから盗んできたけど... こうやって移動させられたわけだ。
B36ゲートから地下道をくぐって入出国審査場の手前まで行って、エアサイドに並んでいる航空会社のサービスカウンターからユナイテッド航空のカウンターを見つけて、そこで折り返しの搭乗券を発行してもらいます。もし接続便のトルコ航空がこの日から2日間欠航とかではなく遅延とかなら、トルコ航空のカウンターへ向かいますが... この状況はもう無理、ゼッタイ。素直にユナイテッド航空のカウンターを探すことにしました。

グルグル廻ってやっと航空会社のカウンターが一杯ある場所を見つけました。
案の定、トルコ航空のカウンターはカラッポ。UAの青いサインを探し... ヒマそうな姐さん発見!

「接続便が今日からずーっと欠航するので、2時間後の900便でサンフランシスコへ帰る!」
「まぁ。旅行が中断されて申し訳ありません。いますぐ発券しますからご安心を」

上品なイギリス英語を話す、人当たりのいい姐さんがいてくれてラッキー。

「まったくもう。中国人に対して『コウモリ食うな!』って運動を始めようね」
ヒーヒー 「ぁ... あたくし、何もコメントいたしておりませんから...」ヒーヒー

姐さん、僕のジョークがツボにはまってキーボードのブラインドタッチが乱れた。(笑)
もらった搭乗券の座席は... 1A?

「あの... 通路側が好きだから 1B が嬉しいんですけど?」
「でも隣の 1D が予約されてますから、1A のほうが離れていて安全ですよ」

そうか。ちゃんとマークⅡ 対策をやってるんだ、と少し感心しました。

「搭乗してから窓側に移動してもいいし、実際は互い違いになってて2mくらい距離があるから」
「そうですか。では 1B でチケットをご用意しますから、念のため 1A をブロックかけますね」

・・・なんだ、シートブロックって未だにできるんだ。

「それから、ご帰国後にユナイテッドへ電話して乗らなかったコードシェア便の返金を受けてください」
「あ、そうですよね。二足三文かもしれないけど、問い合わせてみます。ありがとう!」

姐さんに御礼を伝えて、お互いに合い言葉の Stay Haealthy! って叫んでから搭乗コンコースへ戻ります...。

と、ここでセキュリティがありました。

20~30名の搭乗客が普通にくっつきあった間隔で列をなしています。こんな間隔で並んでたらコロナ染りまくりじゃん…。場所によって対策が徹底していません。これじゃ広まるわ。

でも、僕には機内でもらった Fast Track クーポンがあります。誰も並んでいない Fast Track の入口にいる姉さんにクーポン見せて、セキュリティの最前列に割り込みました。

次の番を待っていたおばさんが、キレてイギリス訛りで突っかかってきました。

「あんた、なんで割り込むの!? そんな権利あるんかい!?」
はい、あります。こちら Fast Track ですから...」
「なんだい、そりゃ!?」
「Fast Track への質問や苦情は空港の係員に聞いてください」

この時は idiot! とか言わずシレッと答えて、液体や iPad をバッグから出してX線検査へ。
ボディの方も金属探知機をなんなく通過♪ このセキュリティは靴は脱がずに済みました。
バンザイして体表を調べる検査機もあったけど... ランダムに選んでいるようで僕は免除。

僕に先を越されたおばさん… 身につけた貴金属が残っていたりして何度も探知機に引っかかりまくり。自分の身繕いをしながら見ていたら... 金属探知機で2回アウトになって別の検査機送り&ボディチェック。

あぁやだやだ… あの空港慣れしてない婆の前に割り込めてラッキー♪ www

そしてまたエスカレーターに... さっきと逆向き。(下写真右側に逆向きの客が透けて見えてます)
また、なが~いエスカレータを降りて...

帰りは地下通路を撮影する心のゆとりが出来たよ。(爆)
もう... こんなところ行ったり来たりさせられて。(実際は往復が分離されているから初めて通る路だけど)

Bコンコースへ戻ってきて… シルバークリスの方が出発ゲートに近いけど、ユナイテッドクラブへ入場。
サインを見つけました。奥にエレベータがあって、それに乗って上階へ昇る構造です。
白いテープで隠してあるのは… Global First の文字列。www

ここがヒースロー第弐ターミナルのユナイテッドクラブ(旧ファーストラウンジ)へ入場したところ。
長い広い。SFOのポラリスラウンジよりも若干狭いくらいだから、結構ひろい。SFOのGコンコースにあるユナイテッドクラブと同様に、ここも旧ファーストラウンジだから、設備の基礎は上質です。

スナックコーナーへの入口はこんな様子です。
無駄に広々としている... この時期はお客さんが少ないと思ったけど、それなりにいます。スターゴールドのお客さん… シルバークリスの方が良いと思うけど、米国外のユナイテッドクラブなら許容範囲なんだね。

まずは、ゼーゼーと歩き回って汗をかいたので、下着を交換したい。シャワーブースがあるかどうか調べる以前に、そんなに時間がないからトイレへ突入。…よし、旧ファーストラウンジだから予想どおり広い!
広めのおトイレでスッポンポンになって、体をぬぐって汗が引くのを少し待ちました。

この時点でもし誰かがトイレのドアを開けたら... 変態だと思われるのは確実です。
ロックしたはずのドアを誰かにガチャガチャやられ、心臓が凍りつきそうでした。

Occupied! Taken!! (入ってます!)と大声で叫んで。(苦笑)

しまった!  叫び返した声の位置がドアのすぐ裏側だったから、怪しまれるかも?(汗)

さっさとフレッシュな下着を身につけ、着替えのため足元に敷きつめた便座シートをどんどん水洗に流して、身支度を調えて退室。トイレ個室群の入口前に中東系の兄さんがいて、怪訝な目つきで睨まれました。

・・・やはり変態だと思われたのでしょうか?

少しだけ時間があるから、このラウンジを撮影しまくってからブログ投稿記事に追記していくことに...。
ここがラウンジ中央部にある、バーカウンター。

ニュージーランド航空のシドニーラウンジに似たような配置になっています。

なぜかシート間のセパレーションに枯木が使ってあったり... 変なラウンジ。
立ち枯れしたような樹が、妙な雰囲気を醸し出しているラウンジでした。

そういえば「立ち枯れ日本」って政党があったよね。今は無事に立ち枯れて明治維新に合流?w

スナックコーナー、せっかくなので朝の内容を撮ってきました。
朝の欧州らしい、ハムやチーズ類。($ega Europe の同僚は「英国は欧州じゃない」って言っていたがw)

フルーツとヨーグルトも、お約束でしょうか...。
でも、ここがイングランドだと思うと、なんだか不味そう。食べ物がイマイチな英国。

温かいお食事はこのへんでしょうか。
煮た豆やマッシュルームがブリティッシュ・ブレックファストっぽいし、売れ行きも良い...。

そして藁。
家畜のみなさまのために、いろいろな配合飼料がご用意してございます。www

パンのレイアウトが少し凄かった...。
まんなかの穴でドーナッツをこうやって売っている店、バルセロナで見たことがある。
でも、ベーグルでこうやってるのは初めて見ました。

幼少の頃、おばあさまに「食べ物で遊んじゃいけないよ」って言われたのが脳内に蘇りました。

エスプレッソバーは、当然ですが illy ブランドです。
スタバと提携時代も良かったけど、最近は illy ブランドになってから質が安定してきたような感があります。

せっかくだから、Wi-Fi のスピードもチェック。
下り 65Mbps、Ping 反射が 6ms なら優秀。割とお客さんがいて、この速度なら充分です。

スプライト・ゼロを一缶グビグビやりつつブログに追記をかけてから退場。
搭乗ゲートというか... さっき降りたゲートへ戻ってきました。(苦笑)

ヒースローって、Group 1, 2, 3, 4 って全部のグループに並ぶ列があります。珍しい。
(普通 Group 3 と 4 は「そこら辺に座って待ってろゴルァ」という扱いを受ける)

1K®ってどこかな... って探していたら、グレーのスーツで黄色いタイの紳士が寄ってきました。
グレー&黄色で、ぁぁ、グローバルサービス担当スタッフの配色だ。とすぐ判る。

「グローバルサービスのお客様ですか?」
「いえ... 単なる 1K です...」
「搭乗券を拝見... ぁぁ、Mr. obaKoba。お話しは伺っております。旅行が中断して残念です」

もう知ってるのか!?
ヒースローに着いていきなり帰るPAXって、話題になってるのか!?

「ぃぇ... ユナイテッド航空のセグメントに乗れれば生涯マイルが貯まるので充分です」
(笑) では、こちらに Premier 1K の皆様の搭乗列がございますから…」

わざわざ案内してくれました。GSが来なくて、よっぽどヒマなんでしょう。

ホントだ。見落としていたけど、ちゃんと1K専用の列を作る場所もありました。
GS担当のおじさん... 別の、目つきの悪い怖そうなおじさんを連れて戻ってきました。
ぁぁ... セキュリティ担当だろうな、とすぐ判るような厳しそうなおっさん。

「合衆国市民の方ですね? どちらへお出かけでしたか?」
「ヒースロー空港に2時間ほど...」

「はぁ!?

いきなり大声になって顔が赤らむセキュリティのおっさん。なぜ怒る?
横で見守ってくれていたGS担当のおじさんが助け船を出してくれました。

「こちらの紳士は、接続便が欠航したのでUSAへお帰りなんです」

・・・いや。ちっとも紳士じゃありませんけど。って茶々を入れそうになる自分を抑えて。

「なるほど。ではお気を付けて。どうぞご健康に」
「はい。ありがとうございました」

ちゃんと正直に答えたのに茶化されたと思ったのか、軽くキレたセキュリティのおっさん。
どうなることかと思ったよ...。14日間拘留されたら大変だよ。
でもパスポートに検査済みのステッカーをもらって、一件落着。

その後、怖い顔のおっさんは Group 1 の列でパスポートをチェック開始。
米国以外のパスポート保持者はグリーンカードの提示を求められていました。
つまり、合衆国市民と永住権保持者以外は搭乗させてもらえないようです。

約10分後、車椅子の方が1名搭乗した後に、ゲートのおばさんにオイデオイデされました。(つづく)

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