Saturday, June 3, 2017

New Polaris Seat (2)

シン・ポラリスビジネスで香港へ飛びます。

今日のメニューは... 2週間前のUA1便・シンガポールへのダイレクト便と同じ内容!?(無理ないか)
チャーシューダック... 中華の頁にも「叉焼鴨」って書いてありました。(笑)

ポラリスになってから,チキンの頻度がぐっと減って鴨肉になってきました。あのパサパサなチキン胸肉って,今までよっぽど人気なかっんでしょうね。(苦笑)

 まずはビバレッジサービスは... サイドテーブルを使うかと思いきや,テーブル引っ張り出せって。
テーブルクロスを縦に敷いていきました。
「・・・なんか変な感じ。」
「そうよね。でもテーブルがこうなっちゃったから,こうするしかないの。」
違和感を感じているのはアテンダントさんも御同様の様子です。(笑)

ポラリス化されてから欧州か南米の習慣みたいに,水は『炭酸あり・なし』から選べます。
炭酸水もらって,さらにスプライト・ゼロ。・・・やっぱり縦型だと,変。
あとで炭酸水はサイドテーブルへ移動させました。

お食事スタートの前に,汚れていない御不浄も取材w。
なんか... 787と777のラバトリを一緒にしたみたいな,変な構造。別にいいけど...。
アメニティはCOWSHEDなのは変わりません。

「バブリーついでに,シャンパーニュも如何?」 と勧められ,半分くらいいただきました。
これもポラリス化してから,AOCのシャンパーニュを出すようになりました。(銘柄聞くの忘れた)

で... アペタイザ。 
白菜とキャベツが生のまま千切り... 上のマンゴーだけ食べた。

そしてもう一品はマグロのたたきだけど... 添え物のキノアが発芽してるし。ケールは流行だけど...イヤ。
練り山葵も「こんなに使うのかよ!」って怒鳴りたくなる量。またちょっとやっちまってます。

アペタイザは完食できなくてアテンダントさんにゴメンして,メインを受領。 
鴨のチャーシュー...家禽ですから中心温度165F,摂氏74度で15秒加熱する必要があります。
こじゃれたビストロで出てくる,ちょっと血の色がハッキリしている鴨は少しビビるので,機内食はこれなら安心です。ポテトじゃなくてアップルを添えてあるのも「野鳥(じゃないけど)には果実」の,フレンチなセオリーを取り入れているので感心。これってトロッター・プロジェクトの影響でしょうか?名声を博した今は亡きシェフの弟子達ががんばってくれるのは,大変にいいことです。

そしてメインのあとは... いっぺんに持ってきたよ!? ポラリスでここも変わった??
アイスクリームのカスタマイズはさすがに面倒だし余り物が出まくるからやめて,紙カップのジェラートに変更。その替わりプチフールのトレーがやってきて,3~4種類から選べます。アップルタルトと「変則ブラウニー」を頼んだら,2個もくれました。 
僕はチョコレートブラウニーは好みではないんですが... これはいけてました。
ミニアップルタルトも合格。トースターで炙ってたべたいかも。

その後,寝て目が覚めて... ミッドフライトスナックをもらいに行きました。
センターギャレーの後方がスナックコーナーになってるんです。
みんなが乞食のように荒らしに来てすぐスッカラカンになるけど,まめに補充してました。

僕も,おもらいさん♪(提供はユナイテッド航空です(笑))
オレンジジュースもセルフで注いで,バナナにツナサンド,さらにさっきのプチフールも。もっと早く荒らしに行けば,チーズにありつけたと思います。ミッドフライトでチーズ(余り物だけど)&シャンパンというのもいいよね。

そして到着1時間半前に朝食。SFO発の往路は香港行きでもシンガポール行きでも,コーンと鶏の粥。
お粥には油條が付いてきますが,似たようなものだと思って試しにクロワッサンをちぎって入れたら,悪くない。これ,異質な組み合わせのようでもうまくいきました。(笑)
ただし,朝粥食べつつヨーグルトとフルーツというのも凄いかも。さすがユナイテッド。
往路のお粥をアップで。油條がサクサクではなくなっているので,クロワッサンはいい補充。

ちなみに,復路のUA2便(機材はB787-9)で出された朝粥は鴨入り。 ヨーグルトはスイス製&フルーツが熟してる。
こっちのほうがシンガポールで調達するせいか,全般的に味がいい。
あえて希望を申し上げれば... 添付されるS&Pとは別に白胡椒か辣油が欲しいです。

結局,5月はシンガポールに2回も通いました...。今回,テテー的に鍛錬したのがこの果物。
人気品種の『猫山王(まおしゃんわん)』のシーズンを外して,紅蝦 Red Prawn という品種を毎日食べました。この品種はまるで枇杷みたいに大きな種だらけなのが残念だけど,かなり濃厚な風味の品種なくせにあの独特な『生ゴミ臭』が弱くて初心者向きです。今回たっぷり鍛えたうえに顔見知りの店を一軒増やせたので,今年はあと3回通う予定のシンガポールでジモティのように振る舞ってくるつもりです♪

以上,シン・ポラリス搭乗記でした~。他のグルメ記事はオーマイさんちで読んでね。

Thursday, June 1, 2017

New Polaris Seat (1)

サンフランシスコから香港までをつなぐボーイング777-300ERの新造機に乗ってみました。

プロトタイプでもテストタイプでもない,これが本当の本物のポラリスなのよっ!

シン・ポラリスのシート,初体験です♪
ああ,昔は絨毯(タピストリのつもりらしい)が貼ってあったり,B777-222だと真ん中に覗き窓があったりするユナイテッドが,こんなオサレな壁を作り付けるなんて... でもこの機材発注したのはコンチネンタルですから。(笑)

ちなみに,2017年5月の時点でSFOSWさんたちはまだシャッフルされていないということです。つまり元コンチのCAさんは元コンチの機材に,元UAのCAさんは元UAの機材を担当しています。コックピットクルーはすでにシャッフルされまくっていますし,東海岸のIADやEWRは距離的に近いせいもあってか,もうちゃんと「合併」していますが... SFOは相変わらずなようです。

つまり,この機材では元コンチのアテンダントさんがお世話してくださるわけです。僕は勝手に『元コンチ=冷ややか,上から目線』という印象を持っていましたが,実際は復路のUA2便(B787-9だからコンチの機材)でもフレンドリーでした。かえって元UAのアテンダントさんみたいに『馴れ馴れしすぎる人がいる。お喋り始めたら止まらないで他のPAXを放置プレー』よりかはいいのかも。この次の旅はB747-400乗り納めの旅 Part I で旬のイスタンブールへ飛びますから,ちょっと比べてみますね。

さて,ご不自由な方を3名,GS様が4名搭乗した次に搭乗しました。
いちばん前のほうから見ましたの図。搭乗時のウェルカム状態では青い照明です。

今回もらったのはいちばん前の1L。1-2-1アブレストなので窓側であり,かつ通路側です。 
座席配置がおもしろい。スイス航空やデルタONEとかと違って『窓側にへばりつき&ひきこもり』→『ナナメに座ってるの。だから私を見て!』の繰り返しな配列です。

偶数列の『だから私を見て!』は...なんかちょっとイヤかも。足元の広さもどうだか。

で,なんたって変更されているのが電動シートコントロールでした。 
(ドリームライナーではなく777なので,窓はプラスチックのシェードでした)
窓側ひきこもりタイプのシートでは,コントロールが全て窓の下に集約されています。窓側の壁とこの「操作バー」の間に空調・排気口の隙間があり,配布されるミネラルウォーターのボトルくらいならその隙間に置けるので便利です。(でも見つかったら怒られるかも)

上写真の矢印部分が『おやすみフラット』←→『離着陸時の姿勢』を廻すような感触で操作。 シートがちゃんと離着陸時のポジションになると,アイコンが緑色に変化します。
左側のお月様は『Don't Disturb』が点灯しアイコンは赤く変化,隣のランプのマークはテーブルに装着された「ぼんぼりライト」のON/OFFです。

そしてテーブルが大きい。なんかこれ,ANAのビジネスクラスの座席を少し思い出させます。
下の方にはイアホンジャックにユニバーサル電源+USBとヘッドホンジャック,なぜかパーソナルモニタの制御まで。

上にあるフタを開けると,ヘッドホンとアメニティキットが入っていました。 
このテーブル,けっこう広くて重宝します。標準サイズのiPadなら楽勝で置いて観賞できました。

着席して正面を見ましたの図。 
コンチの機材なのに画期的にオットマンが広い!(笑)
で,モニタ下にある Push のマークを結構しっかり押し込むとテーブルが出てきます。

テーブルを出してみましたの図。 
なんか変。折りたたんであるのを拡げると,縦長なテーブル。これって珍しいかも。
座席の横にはサイドテーブルがあるから不便は感じませんでしたが,慣れてないから。

このへんでアテンダントさんがウェルカムドリンクの注文に来て... 爆笑されました。
「枕とシートベルトで何やってらっしゃるの!?(笑)」
「いやその... 今までGlobal Firstでしか三点ベルトを使ったことがなかったから...」
「じゃあ,写真記録が終わったらシャンパンをお持ちしますから,声かけてね♪」

「乗るなら早くしろ。乗らないのなら帰れ!」とか言われたらどうしようかと思った。(嘘w)

優しいアテンダントさんのお言葉に甘えて,撮りまくりました。(笑) 
ユニバーサルACアウトレット(110VAC)の下には,青く輝くUSBポート。Apple対応です。

そして,パーソナルモニタの右下にも青いライトが点灯していますが,ここにもUSBポート。
こっちもアップル対応。iPad Air2が問題なく起動♪(表示画像に深い意味はありませんw)

実際の使用法としては,Amazon Basic製の短いLightningケーブルで電話を充電するのが便利。 
こんな感じですね。実際は落っこちないように押し込んでおきました。

座席横にある読書灯はこんな形状です。 

凹んだ部分を押し込むと点灯します。下のボタンで照度の強弱を加減できます。
このLEDは冷白色ではなく電灯光みたいに黄色い。つまり色温度が低いのですが,蛍光剤で発色調整しているので演色性が低いです。これを使ってお食事の写真とかを撮影するのには向いていません。

ひととおりの設備を撮影し終えて,着席した状態から通路の方を見ると,こんな感じ。 
ぼんぼりが...変。でも悪くない。ユナイテッドの機材だとは思えないくらい広々してます。

あ,あと,肘掛けが上下するのは今までのシートと同じような構造。赤矢印のボタンを押して上下。
そんで,その上下する肘掛けの中に機内誌やゲ■袋が納めてありました。...これも変かも。

ボタンを押して下げちゃうと,こうなります。機内誌もゲ■袋も取り出せなくなります。 
このシート,なんとなーくだけど少し狭いような気がしました。どうせならテーブルを小さくしてシートを大きくすれば良かったのに。あとね,レッグレストが台形で,先っぽがすぼまってて,座り方が悪いと左足がずり落ちちゃうの。フルフラットにするときは隠れちゃうし,オットマンが広いから問題ないレベルだけど...なんでこうするかなぁ?というエルゴノミクスな観点からの疑問は感じました。

こうして無事に写真記録完了。テーブルにある操作コンソールでCAさんを呼んで...
スパークリングワインをいただきました。最近はチョコレートが添えてあるから,酸味の強いオレンジジュースなんかよりも,シャンパンとかのチョコと相性がいい飲み物をもらうのが良いと思っています。

以上,シン・ポラリスビジネス,ハードの速報はこんなです。明後日にもう一回,食事の内容も載せるね。