Thursday, June 29, 2023

Nozomi 14 to Shinagawa

2泊3日で、岡山とはお別れです。

帰りの新幹線は10時台。改札をくぐったら、まずは駅弁の買い付けでしょう。
見本がこうやって飾られていますが、この左側のほうに実物がいろいろ山積み。

おむすびの駅弁は毎回キメ打ちで、あと他にふたつ、良さげなのをかかえてレジへ行くと…

「すごい! このみっつ全て今日お勧めのお弁当ですよ!!」
「え? え? どゆこと??」

お姉さんが指し示したのは、この看板。
千屋牛 すき焼き重、おむすびころりん、えびめしデミカツ丼、の3点みごとにオススメ品でした!!

すごいぞ、儂。なかなか くいしんぼ?

あとは緑茶も買って、新幹線の機内で食するものを確保した後は… あさごはんからだな。
弁当屋の反対側にカフェバー「マスカット」というのを発見!
(ホントの順番は…感染ジャーの看板を見つけたら、ここがあった)

何が食べられるのか見てみたら… 朝からカレーが飲める!!
すごいぞ岡山、朝からカレー!! でもたったひとつ気になるのが、福神漬けの色が変…。

喜々として入店して、壁際に着席したら… 内部はこういう景色です。
なんだか地味…。驛の構内だから、というのを考慮しても、どっかの社員食堂みたいな雰囲気。

さっそくカレーを注文しました。

「カレーライス、ください♪」
「午前11時まではモーニングセットのハーフカレーしかできませんが…」

すぐキレるおじいさんは、プチムカ…
よっぽどモーニングセットをふたつ頼もうかと思ったけど、駅弁みっつも抱えてるし…。

「じゃあ、そのカレーセットでお願い」
「コーヒーはホット、アイスどちらで?」
「あ、コーヒーが付くんだ。じゃあアイスコーヒーで」

ほどなくモーニング・カレーセットが届きました。
さすがニッポン、朝からサラダ。そしてアイスコーヒー付き。
カレーはごく普通。このくらいの美味しさなら文句はありません。

でもたったひとつ… 福神漬けの色が見本どおりに、やっぱり変。
これ… 福神漬けじゃなかった? 普段漬物を敬遠するから判別できません。

飲むようにしてカレーを摂取してから、エスカレーターでホームへ…。

みょーん! とやってきた N700S… これはひとつ前の、のぞみ12号でしょう。
今回、新幹線の写真撮ってて気づいたのが… 天井が洗ってない。でした。
TGV とかユーロスターに比べて綺麗にしてあると思っていたけど、てっぺんは洗ってなかった。

到着予定を見ていたら、反対のホームに「こだま」が来るみたい。もしかして? と思って、黄色い線ギリギリに立ちすぎて駅員さんに警告されたけど、こだまの到着を待ってみました。

やったね! 感染ジャー、キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
他がみんな 700 系ばっかりなので、この一本だけものすごく異質。

せっかくだから横っつらも撮ってみたよ。なんだかボーイング 757 みたい。(笑)
やっぱり丸っこい。でもこのほうが「速い電車感」が出ています。見かけは速そうでも、座席数がボックススタイルの 700 系と同じにできない。予約システムの都合で引退させられちゃったのが可愛そすぎ。

下りホーム側には、塗り方が少し変な N700 もいました。こっちも天井洗ってない…。
少し青白っぽいような塗装でしたが、こっちは鹿児島中央とかまで行く奴でしょうか。

そして、のぞみ14号がやってきました。復路も最新機種の N700S を選びました。
機種の見分け方はここ。ほっぺに傷みたいなスジが入ってるのが新型です。

搭乗したら… 思ってたよりも空いていたというか、土曜日でもこんなもん?
でも、新大阪と京都でどっさり乗ってきたよ。名古屋からは隣席にガイジンが来たよ。

もらった席は、1D です。また最後部で山側の窓側。
山側を選ぶのは、1) 直射日光が射し込まない。 2) 運が良ければ富士山が見える。からです。

専用の「予約済み荷物置き場」は、こうなります。
航空機でも機内持ち込み可のサイズだから、全然楽勝にスペースが余る。

そして、駅弁はこんなです。
正直言ってカレーライスがハーフサイズで正解でした。結局スキヤキ重は機内で喰えずに、習志野へ持って帰ってから食べました。さすが駅弁、時間が経っても美味しかったですよ。

でわでわ、おむすびころりんから行きます。
東京駅なら「チキン弁当」岡山駅では「おむすびころりん」と決めています。
ちなみに、かつて千葉駅では焼き蛤の弁当だったんですが、もう滅びました。

この千代紙みたいに綺麗な立方体のパッケージを開けると、内部はこんなです。
おむすびが5つも入ってるし、おかずがいっぱいで、ちょっと豪華な遠足気分。

しかも、おむすびが全部「天むす」になっています。これは楽しい。
海老天だけではなく、唐揚げみたいなのとか、ししとうの天麩羅が入ったのもあって楽しい。

おかずは、こんなにカラフルです。
煮物が中心ですが、おむすびにあわせるためなのか関西だからなのか、塩気は少し弱い。

もし岡山駅での弁当購入はひとつだけ、という命令を受けたら、躊躇することなく「おむすびころりん」一択です。

岡山の先生へも実況中継しました…。
さすがに呆れてます。(爆)

そして、すき焼き重のほうが傷まないだろうと思って、足の速そうなこっちを開封しました。
海老の載っかった黒っぽいライスと、デミグラスソースがかかったカツの2食が一体化。

開封したら… こんなです。
黒くてイカ墨ごはんみたいな海老載せライスと、その隣には普通にカツが載っていました。

でも、イカ墨かと思ったごはんは… 濃い色のソースをたっぷりからめたごはん。色は凄いけど味はあっさり。
海老はふたりだけで、ソースの味でごはんを食べ進めることになります。

かたや、カツが一枚乗ってるだけ。その下はキャベツがうっすら敷いてあって、その下はすぐにごはん。
ここに達した時点で、カレーライス+おむすび5つ食べています。さすがに食欲なくしてきました。

結局フードロスしちゃいますが、カツをおかずにソース味のごはんを食べておしまい。

こっちの、すき焼き重は習志野へ帰宅後に食べました。
昔ならフルサイズのカレーの後に駅弁みっつ楽勝でいけてましたが… 寄る年波には勝てぬ。

駅弁をやっつけ終える頃には… もう京都タワーが見えてます。
これ見る前に種苗会社「タキイのタネ」も見えましたが、本社が綺麗になっていました。

その後、東海道になって乗務員が入れ替わったら、スジャータのカタイアイスを売りに来た!
ちゃんとバニラ味があるので購入。アイスコーヒーも、もらいました。

お約束通りに固いです。17パーセントも脂が固まってるんだから、当然でしょう。
スプーンがこんだけしか刺さらない… しかもスプーンが立つの図。(笑)

やがて浜名湖を過ぎる頃にはアイスも食せ、カメラをかまえていたら… 帰りは残念!!
先っぽが見えない!! さきっぽ見えない富士山なんか、富士山じゃない!!(ぉぃぉぃ…)

そして、のぞみ14号は新横浜に到着。
でもみんなまだマスクしてるよね… 儂、マスクしないから嫌われてたかも。

新横浜から十数分で、品川に着きました。ここで新幹線を降りたのは、はじめて。
じつわこの翌週、母を連れて熱海へ行くのに、品川乗り換えが便利なはずだと思ってリサーチしたのだ。エキナカで食事できる場所をチェックしたり、熱海の帰りにお墓参りするための常磐ライナーのりばも確認しておきました。

そうしてから、新幹線が発着する隣の 13・14 番線へ。
やってきた総武横須賀線の快速電車で、津田沼まですんなり帰れました。

今回も思い出深い岡山への旅ができました。岡山の先生、重ねましてありがとうございました。

Tuesday, June 27, 2023

Nembutsu 500 is Back!

また差し込み記事です。

新型コロナのために3回も開催を見送ったサンマテオ佛教会のバザーが、4年ぶりに開催されました。

なにしろ会員には100歳超えの二世おばあちゃん達がいるから、彼女たちがコロナったら御浄土送り。(ぉぃ…)
で、儂が労作奉仕するのはいつもここ、今川焼のブースです。

焼き方に立って今川焼を焼いた経験がある人が少なすぎで焦ったけど、なんとかなった。
さすがパンデミック後と思ったのは… 今まで以上にマスクと手袋の着用が厳しくなった。

今川焼き器の前でマスクしてると、大汗かいて疲労が貯まります。
でも今年は最高気温20℃、湿度20%くらいなので助かりました。

バザー会場は、こんな雰囲気になっています。
教会メンバーのお父さん達ががんばって寒冷紗を張ってくれるから、軽く日陰になった場所で飲み食いできます。

中央では和太鼓のパフォーマンスとかやっていましたが、今川焼を造るのに明け暮れて写真撮れなかった。

・・・と初日・土曜日の時点で書いたけど、翌日・日曜日は休憩もらえて撮れますた♪
太鼓のパフォーマーが… 男子が一人だけだった。昔から女子が優勢でしたが、ちょっと驚いた。

あと… 初日は焼きそば食いまくっておなかいっぱい。でも日曜日にラーメンを食せました。
こんなの。山ちゃんラーメンの、醤油とんこつ味です。ナルトが三切れも入ってた。叉焼が上手で柔らかい。
製麺所の山下さんは新規開店のためにカナダへ出張中だそうです。口ヒゲ+デヴのお姿を拝見できず、残念。

ラーメンの容器がボール紙製ですが、今回のバザーで提供される全ての容器は Compostable、つまり生ゴミと一緒に堆肥にできる仕様です。なんかこういうのって… ちょっち「意識高い系」で、個人的には好きくない。

さて、タイトルに使った「念仏500」とは、このゲームです!
もう10年くらい見てるけど、遊んだことが無いから未だにルールが判らない。

どうやら、野球ボール(さすがアメリカ、硬式だ!)を転がして先っぽの穴に入れるみたい。
そうすっと、お父さん達が必死に組み立てた紐と滑車の細工で、オモチャのクルマがガーッと走る。そして、クルマの達した位置によって景品が変わるようです。

で… 今まで気がつかなかったけど、念仏以外にも佛教っぽいアトラクションがありました。

それにしても看板の手作り感がハンパない。今時は高校の学園祭でも、ここまで凄くない。
Wheel of Dharma! 長寿TV番組で Wheel of Fortune というのがあるから、そこから取った?

ダルマは達磨さんじゃなくて、仏法 とか 徳 を意味する英語の佛教用語です。
なので、これをグルグル廻していたら功徳を積めるかも。
…でもそれじゃ、ほとんどチベット佛教。(爆)

さらに見つけた、阿弥陀プリンコ!! 凄いネーミング… もし儂が阿弥陀様だったらバチ被せてると思う。
プリンコとは、ピンポン球を転がしてゴールさせるゲームです。

盤面をゆらす原始的な手動ピンボールというか、iPhone 版スーパーモンキーボール™というか… そんな感じ。

盤面がこんな。真ん中の悪い奴がバイキンマンにしか見えない…。
障害物を抜け、バイキンマンやパックマンの悪者にしか見えない奴をよけて、穴に到達すれば、無事成仏♪

以上の浄土真宗っぽい名前が付いたゲームよりも、断然人気があるのは、ニッケルピッチ
名前のとおり、5セントコインをトスして、うまいこと景品の当たる升目に入れます。
抹香臭いタイトルは付いてないし、判り易すぎるから一番人気。特に白人に。

儂… 一等の景品と思しき、あのおおきなペンギンのぬいぐるみが欲しかった…。
翌日には同じくらい大きなシロクマに変わっていたので、誰かが獲った。悔しい。

お寺の中も、阿弥陀様がいらっしゃる本堂を「ツアー」で見学できます。でも… 見学時間になってもあんまり人が集まらなくて、案内役の開教師の先生を遠目に見ていても辛かった。

その阿弥陀様のいらっしゃる本堂の隣にある大広間は、こうなります。
おばあちゃん達が造ったキルトとか菓子とか、いろいろ販売中。

さすが日系アメリカ人!と思わされるのは、キモノっぽい生地のキルトとか。あとは「おばあちゃんのチョコレートブラウニー」って… 白人のおばあちゃんだけが造ると思っていました。レイシストですいません。

パンデミックの終わりが近づいてきて、いちばんヤバかったおばあちゃん達も安心してバザーやってます。

Monday, June 26, 2023

Steakhouse Azabu

内視鏡検査で胃にも腸にもカメラ突っ込まれた日の晩は… ステーキがっつりです。
こんな極端なことしてもなんともないんだから、ヒトって丈夫に出来てるかも。(笑)

岡山の先生が御案内くださったのは、前回と同じステーキハウス『麻布』です。
いかに~も高級そうな店構え。この店も周囲の商店街の雰囲気から乖離しています。

岡山の富裕層ってどっか一ヶ所にまとまってないで、あちこち点在してるんでしょうか…?

どこが入口だかよく判らないような入口には、杉板の上にこっそりと店名が…
こっから入って、メインのカウンター席を通り過ぎて、個室に通されました。

ここです。
先生の右手が見切っていますが、数カット撮った中で、これがいちばん登場していません。
このカット撮る前に、ややKY(死語?)な岡山の先生は、ちゃっかり座っちゃいました。

「わ~! 先生、写真撮らせて!!」と叫ぶ儂、ヤレヤレ顔の師長さん(奥様)

で、テーブルコーディネーションは、こんなでした…。
和っぽいテイストが、肉を食す時には西洋文化どっぷりの儂には斬新。

ワインは儂が持ってきた2本を、先生が昨日のうちにお店へ預けておいてくださいました。

 ・シャンパーニュ = ドン・ペニリヨン 1996
 ・カベルネ・ソービニヨン = ブロマン セラーズ 2001

以上ですが、特に写真撮っていません。

ちなみに、師長さんが「じいや」という愛称を付けているソムリエさんも、すげー飲みたそうでした。(笑)

20世紀最良年のドンペリはたっぷり旧いので、いい感じに焼けていました。帰りのANAファーストで味わえたクリュグのミレジメ 2004 年によく似た熟成がかかっていたので、儂の保管方法が正しいと思えました。

一方で… ブロマンさんちのカベルネは、ほんの微かにブショネっていました。この翌週ニュー山王で同じ 2001 年のカベルネを開けたので確認できましたが、わずかにブショネってて、気にしていると余韻に「やっちまった感」が何となく残る感じ…。先生ごめんなさい。でもこればっかりはカプセルの封印を解くまで判りません。

ただし… 酔ったら気にならなくなりました♪ (爆)

さて… この晩のセッティングで少し面白かったのが、ここです。
パン皿。と書いちゃったらそんだけなんですが、ちょっとスカしていて、こういうの好きです。

パンが届いたのは2品目あたりですが、どうやって使ってるかを先に載せます。
こうなります。漂白してない、でもフレンチバゲットみたいにスカスカしてないパンが美味しい。

アメリカでもステーキハウスのパンが妙に美味しい。というのが結構「あるある」です。

お食事はズッキーニから始まりました。
ステーキハウスなので焼き物が得意。ズッキーニを焼いて良質なオリーブ油とおろしパルメザンを振ったもの。

お箸でいただくのが楽しい。今度うちの近所のステーキ屋にも「マイ箸」を持ち込んでみたら楽しいかも。

続いて… ホイル焼きが届きました。
届いたら、こんなです…。

サービスパーソンさんがホイルをほぐしてくれたら、こうなっていました。
レモンが載っかってますから、熱されて香りがいいです。

レモンをどけると… サーモンと、先生の大好きな… 
シーフードの下にはエリンギとアスパラガスも入っていて、パセリ風味も乗って、いけてました。
鉄板自慢のステーキハウスでも、ホイルで蒸し焼きという調理の幅の広さを見せてくれています。

ここでインターメッツォ。
コーンスープだそうです。ひとくちだけですが、旬の玉蜀黍からきた上品な甘さ。

そんで… これが何だったか、どうしても思い出せません。
ロブスター?? チキン??

もうちょっと近寄って写したカットもありましたが… 思い出せません。(汗)
会話に夢中なのとアルコールがいい塩梅に入ってて、お料理を忘れる奴。
…もうすぐ年金もらえる歳だから、許して。

ここで、シェフさんが「見せびらかしの儀」を取り仕切りに登場。

写真を撮らせていただく時、この皿が「儂にも簡単に焼けそう…」って、そっちばかり気になった。(笑)
今夜の牛は、鹿児島からだそうです。
…これが赤身かい?とちょっとビックリなくらいのマーブリング。

お肉が焼ける前には、サラダが出てきました。
すごい。絵に描いたような日本のミックスサラダ。
こんなに綺麗なサラダ、海外じゃ食べられません。

お味のほうも、いろんなものが少しづつで大変よろしゅございました。

他には… 調味料もこうして各自に届きました。
マスタードと黒胡椒と天塩です。由来を忘れましたが、どれもかなり上等な品です。

いぢわるな先生に「醤油いりますか?w」って聞かれ、心を読まれたみたいでドキドキしたのは秘密です。

そして、ステーキが届きました。
ウォータークレスを添えただけのシンプルな皿です。

レア指定させていただきましたので、さっそく、やや中心寄りにカット…
ナイフが恐ろしく軽く入るので、ビックリしました。

よく『バターを切るように柔らかい』とか言いますが、ものすごい柔らかさです。
この牛どうやって生きていたのか不思議になるくらい、柔らかかった。

食してみると確かに赤身寄りですが、あのほどよいマーブリングのおかげで、美味。
いたずらに熟成をかけた肉とかではなく、本来の美味しさを上手に引き出していました。

お肉をいただいて満足至極なところで… お皿が交換されたら、デザートです。
バニラアイスというより、バニラ風味は強くないミルクアイス。ベリーソースがけ。

新鮮なベリー類ではなく、プリザーブしたラズベリーとブルーベリーみたい。
美味しいお肉を堪能した後は、このくらいのデザートで丁度良いですね。

アメリカンなステーキハウスだと、テーブルサイドでバナナ焼いてもらったりクレープシュゼット作ってもらったりするけど、アイス1スクープくらいのほうが肉のありがたみを損なわないかもしれません。

最後にコーヒー紅茶を聞かれて、エスプレッソを所望しました。
カップソーサーが瀟洒です。

ハラペコで岡山へやってきて、上から下からカメラ突っ込まれた後に最上等のステーキ。
こんなこと繰り返していたら、どMになっちゃいそうで、私怖いわ。でも美味しかった♪

先生、何から何までありがとうございました。また数年後に診てやってくださいまし。

翌朝は習志野へ戻るために、ホテルからそのまままっすぐ岡山駅に向かいました…。