冬期はユナイテッド航空によるアテネ行きの便が無いので、フランクフルト経由のルフトハンザ便で繋ぎます。
まずは UA58 便、フランクフルト行きに搭乗しました。
機材はB787-9で、シン・ポラリスビジネスの座席です。
予約したのはバルクヘッドの 1L 席。いちばん前なので足元が広くて快適です。画面左隅は…バシネット。
アテンダントさんがやって来て…
「バシネット使わないわよね?」
「はい。子供は連れていません」←ちなみに否定疑問句への返答だったので、英語では No,
「それにしても、このバシネット凄いと思わない? あたしなら自分の子供、こんなとこに納めたくないわ」
これには苦笑しました。確かに、まるでゴミ箱かと思うような穴に赤子を仕舞うことになります。
「ウェルカムドリンクが復活したのはご存じよね?何でも持ってきますよ?」
「・・・お冷やをお願いします」
ガラスのふりをした厚手のポリカーボネートですが、元々のグラスに戻ったのが嬉しい。
おかげで出発時刻の30分前にドアが閉まって、15分くらい早く離陸しました。
1回目のお食事がすぐに配布されました。
窓の液晶シャッターの呪縛が外れたので明るくして、離陸後の窓外をぱっち。
サンフランシスコ市全体がよく見えていました。
ビーフ、鶏、魚、パスタからの選択ですが、魚がサーモンだったのでビーフ・ショートリブに。
届いたらこんな様子。何度観ても驚くほど、プレッツェルが小型化しています。
セサミジンジャーの東洋風ドレッシングで退治します。
添え物のポテトより肉の方が小さいって、どうよ? ギットギトで甘ったるいソースのおかげで、なんとか食べました。でも左側の根菜類は風味に乏しすぎて、ほとんど食べられませんでした。
室内灯が点いたら、もうこんなに飛んできました。
あの焼いたオートミールもなんだかなぁ、なので、白身のスフレを。
オレンジジュースにブラックコーヒーは口から勝手に注文が出てきます。
水分たっぷりの朝ごはんなので、こんなもんで良しとします。
どうせ酷い味だと思って口に運べば、他が甘いものだらけなので飲み込む勇気が出てきます。
メロンとパイナップルが甘くて大きいのは嬉しい。ナイフで分断する必要がありました。
その一方で、何このしゃぶしゃぶに入れたら良さそうなほど薄切りのオレンジは!?
シン・ポラリスビジネス席のいちばん前の壁は・・・こんな。
かつてコーポレートカラーの青・赤・灰色の絨毯が張ってあった壁は、こうなりました。
雲低高度が低くて窓外が真っ白なうえに揺れて、やな感じ。
もう空港の隅っこが視えていました。
で… やっぱりフランクフルト空港。
せっかく十数分早着しても、ゲートがスポットされずに十数分待たされました。元の木阿弥。
到着表示は A25 ゲートですが… 実際は階上の Z25 ゲート。
コロナ禍で Z ゲート先っぽの入国審査場は閉鎖中だったので、ターミナル中央まで歩かされて入国審査を受け、また A25 のほうまで戻ってきました。セキュリティ再検査が無いだけでも儲けものでしょうか。