今回の帰省では、南麻布のニュー山王ホテルを、ランチで2回に渡って訪問してきました。
ここはアメリカ合衆国の進駐軍と国務省に関係している者だけが利用できる施設です。
1階のエントランス・ロビーには、季節柄かサクラの花が中心に飾られていました。
ランチタイムはメインダイニングも鉄板焼レストランも開いていないので、ファミレスな『エンポリウム』で。
席を自由に選ばせてもらえて、さっそくのお飲み物は… コーク・ゼロシュガーで。
お食事のほうですが、母は和風のお食事から選択。
蓋を開けたら、鍋焼きうどんです。
残る3名はみんな、ハンバーガーです。
内装はこんな感じで、宿泊者向けの朝食を出したり、ランチや晩餐も摂れます。
ここはさすがアメリカ。カラフェからエンドレスにコーラを注いでくれました。
最後には、担当ウエイターさんが「私はここで定時なので」って、カラフェを丸ごと置いていってくれました。つごう2リッターくらいのコーラが飲み放題… ポンポン壊さなかったからいいけど、嬉しい悲鳴でした。
妹は温かい飲み物がいいといって、カプチーノを所望。そしたら、こっちもオーバーサイズ。
このスタバのマグって、見たことのない巨大さ。30オンスくらい入りそう。
妹は「カプチーノだけでおなかいっぱいになっちゃう…」と焦り気味でした。
こんな「熱いから気をつけて」というプレゼンテーションで届きました。
胃腸の弱い母でも食せる、いい塩梅に出来上がっていたそうです。
薬味の他に、茄子の揚げ浸しみたいなのまで添付されてきました。
「ステーキいかないの?」って聞いたけど、これがアメリカっぽいから…って。
ただし、バーガーパテは1枚半ポンド、約 225 グラムある大型バーガーです。
甥はダブルスタック、1ポンド(約450グラム)の肉と格闘して、しっかり完食。
儂はトマトとオニオン抜きで「プロボロン・チーズってある?」って聞いたら「あります」って。
ケチャップやマスタードを盛って閉じたら、こんな見かけに…。
焼き加減をミディアムレア指定したので、カットしてみました。
そして、2回目は… まず最初に訪れたのは青山墓地。
この日もランチだったので、手頃なレストランはエンポリウムしか開いていません…。
妹は全部入りの、チェダーチーズ載せで。
こちらもチェダーチーズ載せで、全部入り。
見かけはこんなです。オープンサンドイッチなので、自分で組み立てます。
かなり大型のハンバーガーなので、具が少なくてもおなかいっぱい。
写真では彩度が上がっていて赤すぎる写り方ですが、ちゃんと火は通っています。
脂身が少なくて肉質が柔らかなので、甥も妹も、大きさだけでなく風味の豊かさに感心していました。このハンバーガーはコスパも質も上等で、予想以上の満足度でした。是非また食べたいです。
ちょうど東京には染井吉野の満開宣言が出された日でした。
先輩のあつさんと奥しゃまと一緒に、つきぢ田村の三代目が眠るお墓、奥しゃまの妹君が眠るお墓にお参りして…。儂が以前の旅で足を捻っているのをご存じの優しいあつさんがクルマで来てくださったので、駐車場に困らずにランチできる近所 = ニュー山王ホテルへ行くことにしました。
しかしこの日はワールドベースボールクラシックの決勝、時はまさに7~8イニングあたり。日本が1点リード中。
「いま米軍の施設に入るのって… いくらなんでもやばくね?」と、恐れるあつ先輩。
「日本が勝っても我々が軍法会議にかけられる事はないでしょ」と、無理強いしました。
「オータニさんが投げてトラウトが打ってたら…」とか楽しく邪推して、ホントにトラウトが最後の打者だったなんて予想だにできませんでした。超B級ハリウッド映画の安い脚本みたいです。…勝者が逆だけど。www
そして入口で身分証明の検査を受けて『入国』してから、指定された地下の駐車場へ。
指定された場所に駐車したら… 地下の入口はこんなです。
他にはタコスつまんでビールを飲る場所もあるけど、WBC決勝の最中は無理ゼッタイ。
入店したら、前週に世話をしてくれたウェイターさんがわざわざ出てきて挨拶してくれました。
おかげであつさんご夫妻に「常連なのね~」って感心されてしまいました。
で、入場したら、隣の席にいらしたお客様が… ハワイアンのサンタクロースみたい。
しかも独特なハスキーボイスで、なんだか見覚え聞き覚えのあるお姿です…。
「隣の方、なんだかジェシー高見山さんみたいですね」ってあつさん夫妻に伝えたら…後ろから、
「本物の高見山さんですよ♪」って、ウエイトレスさんがニコニコ教えてくれました。
隣席に聞こえる声量だったので少し焦りましたが、きっと高見山さんはそゆのに慣れていることでしょう。
本物の高見山さん!? すごい! サイン欲しい! とは言わないけど… ハグして欲しい!!
でも今年メディケアに加入する爺にハグをせがまれてもイヤだろうから、我慢しました。
それでも隙あらば目で犯していた私…(ぉぃぉぃ)
そんで…着席してすぐ、あちこちから Japan WINS!! という声が…。(汗)
WBCで日本が米国に勝つ、というタイミングでニュー山王にいるのは、アレだったかも。
でも米系日本人の高見山さんもいるし、日系米国人の儂がいてもいいよね。って思った。
これは奥しゃまの。マッシュポテトとマッシュルームソテー添えです。ポテトが白薔薇みたいでカッコイイ!
添え物が凄く美味しそう。儂もこれにするか迷ったアイテムばっかり。
コーン・コムにオニオンリング添えです。KFC のコーンと違って焼き目が付いてます。
で… あつ先輩がナイフを入れたら… 若干渋い顔に。
火が入りすぎていたみたい。米國人は圧倒的にミディアムレア指定が多いので、ミディアムって頼まれるとシェフさんは…中心にピンクをギリギリ残すのに慣れていなかったんだと推測されます。
ウェイトレスさんに速攻で表情を読まれました。
「焼き直しましょうか?5分いただければ焼き直してまいります」
焼き直す!?
焼き加減が足りないんじゃなくて、通り過ぎちゃってるから、新しくもう一枚焼くわけ?
「いや… そこまでしてもらわなくても…」
凄い、あつさん、大人の対応!…というか、日本人の対応?
アメリカ人って自己中が多いから、そういうオファー受けたら十中八九焼き直させます。
でもさすがにそのことを伝えるのも、ややアレかと思いました。
てか、あつさんの肉が遅れたら我々も待つことになるし。←やっぱり自己中なアメリカ人
もちろんブロッコリから先にたいらげました。血糖値を意識した食事なのかは激しく疑問ですが。(笑)
綺麗なレアの焼け具合で、しかも赤身なのに予想以上に柔らかく、サッパリとしたままいただけました。
この赤身のステーキは、肉マイスターのシンタロウさん & iSOさんと一緒に是非再体験したいと思います。
それにしても赤身で半ポンドのステーキは、ランチとしてはなかなか重い食事です。
奥しゃまは「デザート」とか「チーズケーキが美味い」とか聞いた途端、カトラリをパタリと置きました。(爆)
あつさんは… おなかいっぱいすぎて、レモンソルベに逃避しました。
そして儂がお願いしたのは、季節限定の『桜のチーズケーキ』です。
お飲み物はレギュラーのコーヒーです。普通のコーヒーですが、場所柄ややアメリカンぎみです。
お食事後、もっと高見山さん見たさに後ろ髪を引かれる思いのまま、上階へ…。
こちらは奥しゃまのチーズケーキ。ホイップクリームがずっこけているのはご愛敬。
ここのチーズケーキは、うちの妹もハマってしまう美味で、なおかつ巨大な逸品です。
隣の焦げ茶色の氷菓は、チョコレート・シャーベットです。
アイスクリームとシャーベットのバラエティに、チョコアイスとチョコソルベの両方がありました。
「チョコレートのシャーベットぉ!?」って儂が派手に驚くので、気配りの行き届いたウエイトレスさんが「これ、お味見です♪」って持ってきてくれました。
これ…文字通り、ホントにチョコレート味のシャーベットでした…。
一番判り易い形容は『ハーシーのチョコレートソースを凍らせた』でしょうか?
風味がチョコレートでテクスチャがシャーベットというのは珍しい体験でした。
サクラを主張するのは… 底の方に梅干しみたいな物体が潜んでいるのが、サクランボのプリザーブ?らしく、あとは表層部にマーブリングしてあるアイシングが桜の風味になっていました。
奥しゃまと少し取り替えっこしたけど… 普通のチーズケーキのほうが正解みたい。
クリームを所望したら、アメリカの大手製品がでてきました。
植物系油脂ですがネスレ製品で、フレッシュと呼んでいいかどうか不明。(フレッシュの定義が判らん)
ちなみに、コーヒーの御代はチャージされませんでした。
料金を勉強してくれる基地施設というのも、珍しいかも。
階段を上がると、菊屋の入口です。このフレスコ画がステキ!
岡山のセンセイ御夫妻を、次回はこちらへ御案内したいものです。
…安くあがるからエンポリウムでもいいけど。w
免税ショッピングが楽しめる Navy Exchange で軽くお買い物をして…
和風みやげ売り場に、いろんなタヌキの置物を発見。特にこれが珍しかった。
「ねぇねぇ奥しゃま~、メスのタヌキさんのビーチクが立ってる♪」
「…その台詞、obaKobaくんじゃなかったら、あたしキレると思う」
共に青春を過ごした者同士とはいえ、儂の下品な発言はさすがにヤバかったようです…。(汗)
もし奥しゃまがマヂギレしたら、暫くはあつ先輩にお目にかかれなくなる事でしょう。(激汗)
かように、ニュー山王ホテルでのお食事&免税店ショッピングは楽しいです。
帰省したら毎回一度は訪れたい場所です。