Sunday, December 30, 2018

İstanbul 2018 Dec. (4)

アムステルダム到着の2時間ほど前に目が覚めました。
ルフトの薔薇は到着が近づくと開いてきますが、KLMのチューリップは厳しく閉じたままでした。

やがて室内灯が点きますが... トルコ航空みたいに場末のキャバレー感は無いものの、すごい色調。
LED照明でこんな色が出せるのって、趣味が悪いだけじゃないかと思うのは僕だけでは無いと思います。

マゼンタ色の照明の中、2食目が届きました。
2食目は3種類から選べます。
 ・スイスチーズ入り玉子とターキーベーコン
 ・温かいアップルパイ
 ・ヨーグルトとグラノラ

ユナイテッド航空のおかげで卵料理を避ける習慣が付いてしまっているため、選択肢を聞かされ Apple Pie, plese!
出てきたら... これってさぁ、日本でも米国でもスイスでも、パイじゃなくてスフレって呼ぶよね。

でもまず先に感激したのが、クロワッサン。
サクサクでバターの良い風味がします。なんで他の航空会社にできて、UAのクロワッサンはあんなに酷いの!? 一個あたりほんの数十セント購入コストを上げたら顧客満足度は鰻登りだよ?> United Continental Holdings, Inc.

そして、アップルパイ...。
なんか思ってたのと、かなり違う...。
騙された気分がぬぐえないものの「熱いから気をつけて」と言われるくらい熱いデルフト焼に入ったパイはいい香り。

確認のため、まんなかでカットして半分の断面を見せ、晒してみます。
やっぱ、こういうのって普通は「スフレ」って呼ぶよね...。パイ生地に煮込んだリンゴが入ってて、もしかしてバニラアイスが添えてある状態を勝手に空想していた私は、既にたっぷりアメリカ人でした。

ただ、味もフカフカの食感も良かった。リンゴ風味のスフレとしては、これに生クリームかけたら大満足でしょう。

フルーツはユナイテッド航空と段違いというか... さっきからなんだかトロピカルに偏っているような気がする。
イチゴの下はマンゴーとパパイヤ。熱帯の果物に偏るのは、やはりインドネシアの宗主国だったからでしょうか?

チーズはたぶんオランダ原産のセミハード2種で、青カビ白カビ等の臭いチーズ好きな僕にはガッカリ。
チェリートマトを半分に切って添えてある... しかも熟してない。ここだけ残すのもアレだから食べたよ。

もらった飲み物はオレンジジュースとブラックコーヒーです。
ドリップコーヒーは濃くて苦めだから嬉しい。頻繁に注ぎ足しに来てくれるので、おかわりをもらいました。

お食事をしながらタッチスクリーンをいじっていて、エアショーの拡大率や表示角度を変えられることを発見。
北アイルランド上空ですが... このへんでいろいろ拡大してみたら感心しましたよ。

まず感心したのは、ボーイング787-9の緻密な再現。
KLMもUAと同じでブレードが破損しないw GEnxエンジンを採用していますが、ちゃんと排気部位がギザギザ主翼もいい感じにバンザイしてるし、なかなか再現性が高い。さらに最後部の出入口(笑)の右上には、オランダ&EUの旗!

そして、先っぽを拡大して感動しました。
見よ! このドアの丁寧な描き具合を。さらにご丁寧にスカイチームのロゴまで入れてあるし。(笑)

着陸態勢に入る前にカートが来て、昔からの恒例「デルフトハウスのお土産進呈」が始まりました。
今回、間近でたくさん見せられて初めて気がついた。このデルフトハウスのメーカーも ボルス!! でした。
・・・へたに貯め込んでると、滅びそうだな。(ぉぃぉぃ)
「友人の妹がコレクターなので譲りたいですが、かぶらないように最新のものを」と、番号が大きな物を受領。

お部屋の中はますます ボルス祀り ですね♪ >はしびゅとさん

結局30分近く遅れて到着。搭乗ゲートに来なかった客を恨みたい気分。
本来の乗り継ぎは1時間40分ありましたが、あと1時間13分。搭乗開始までは30分ちょい。
現在のスキポール空港ってシェンゲン領域外の乗り継ぎでもセキュリティ厳しいかな?と不安に。

降機してダッシュで乗り継ぎ便のゲートへ向かったら... な~んにも検問ありません。
おかげで免税売店でトルコの友人への土産を買っていく時間の余裕までできました。

次回はアムステルダムからイスタンブールへの乗継ぎ便、KL1613便の内容です。

Friday, December 28, 2018

İstanbul 2018 Dec. (3)

出発時に No Show つまり搭乗してこない乗客がひとりいて、そいつの荷物を降ろすために遅延。さらにそのおかげで、SFOのトラコンによって離陸待ち行列を後回しにされて、結局30分ほど遅れて出発。国鉄が飛び込み自殺した遺族に対して冷酷に遅延損害金を請求するように、KLMも賠償請求すればいいのに。

で、離着陸のスケジュールが遅れるとちゃんとリアルタイムに修正がかかっていくエアショーは優秀。
予算を割いただけあってか、ユナイテッドが導入したのと同じメーカーのソフトとは思えないくらい出来が良い。
・・・でもやっぱりテーマカラーがセガブルーなのがイヤ。←伏せ字が面倒になったw

SFOを出発して、レイク・タホのあたりまで来たところで、こんな映像になります。
理系の人間としては地図と飛行機の縮尺があまりにも乖離しているのが違和感あるんですが、絵は綺麗。

ここらへんで、ビバレッジのサービスが始まりました。一列目から順番に注文を取って作ってきてくれます。
UAと同じでナッツが温めてあるけど、種類がやや上質。
そして頼んだお飲み物はKLM名物の Flying Dutchmanさまよえるオランダ人」。

ここで「フライング・ダッチウイフをください」って、言いたい。すごく言いたい...。
でもそれ言ったら到着までの対応が冷遇されるに違いないので、必死にこらえた。(笑)
さまよえるオランダ人 は、こんなカクテル。

ボルス!!という滅びの呪文みたいな名前(笑)のメーカー製で、ジン、桑の実、レモン、砂糖水の混合。←乱暴なレシピ

ナッツをクローズアップで。
ナッツは欧州内線では袋入りですが、World Business Class だとデルフト焼の壺に入って、温めて出てきます。
UAと比べるとクルミが増えているだけに見えるけど、アーモンドがスモーク風味で、もっと酒の肴っぽい。

一列あたり1.5人(2列で3人)のCAさんでビバレッジサービスを担当するので、割とサービスがゆっくりめ。
ダッチワイフ(ぁぁ書いちゃった)のおかわりを頼んでいる間に、用足しに...

トイレの壁紙がデルフトハウスだった。かわいいというより、くどすぎるくらい。
復路のラウンジでも驚愕しましたが、KLMは デルフト焼デルフトハウスセガブルー のみっつがテーマです。

さらに、活けてある花はチューリップ。
最近は『チューリップ → トルコ』という短絡された脳になっているので、やや違和感がありました。そういえばオランダ村ハウステンボスもチューリップ?と気づきました。(比較対象が長崎のパチもん by 秀インター)

ここ書いてて思いだした。オランダへ初めて行った時の印象は「凄い!ハウステンボスみたい!」だった...。(爆)

トイレタリは、こんな取り揃えでした。
なんだかこんなところまでデルフト焼みたいな呉須手の色使いで、やりすぎ感がある。

やがてアイオワ州のあたりを飛んでいる時に、最初のお食事サービスが始まりました。
後でもっとくどくお見せしますが、B787-9の機体が凄く丁寧に描いてある。
つまりマッピングされたテクスチャが丁寧に緻密に書き込んである。元ゲーム屋として感心。

そして僕の席にもお食事が届きました。
最初は前菜とサラダ。飲み物はノンアルコールのコーク・ゼロシュガーに変更。

前菜は、淡水のおさかな。他の選択肢はカリフラワーのスープなので、こっちにしました。
Appetizer  Smoked rainbow trout fillet with heirloom squash and mushrooms
前菜 ニジマスのフィレ燻製、高品位な唐茄子とキノコを添えて(若干無茶な訳)

ニジマスごときにフィレの部位があるとは存じませんでした。w
このニジマスという魚、T学園の箱根実習林でのさまざまな記憶がよみがえるんです。
例えば、我々のせいでニジマス養殖場が夜間は番犬を放つようになったとか...。(遠い目)

上に乗せてある黄韮とか、なんかハーブっぽい風味が加えてあるマヨネーズが一緒で美味でした。

サラダは簡素です。しかもオリーブ油と塩・胡椒だけで、バルサミコどころか、酸性の液体はありません。
ほぼアイスバーグにフリセーとパプリカだけだから、塩胡椒だけでも食べられなくはないが... 若干の落胆。

そして、シルバーウェア(←米語。英語だとカトラリ)の、持ち手部分が凄いくどいデザイン。卒塔婆みたい
ランチョンマットも何もかも、同じデルフト焼の図柄が反映されています。
あと... 紙ナプキンが、まっくろ。漆黒。なんか邪悪な印象。

そして、S&P(Salt & Pepper。Standard & Poor's ではない)の容器がオランダ靴
欧州内線でも共通の赤いオランダ靴でした。ちゃんと一足に揃えてますが、片方づつバラバラに外れます。(笑)

さあ、主菜ですが、選択肢はみっつ。英和で表記するのは面倒だから雑に和訳します。

 ・鱈のフィレにタイ・レッドカレー。炒めた野菜とジャスミンライス
 ・醤油味のチキンもも肉、青梗菜とエッグヌードル
 ・ビーフのショートリブ・シチュー。エンドウ、人参とガーリックマッシュポテト

なんだかどれでも美味しそうでハズレがなさそう。UAと違って、チキンは原価が高くてもジューシーなもも肉なのが素晴らしい。でもSFO発で醤油味は、血馬県人には不安。ゼッタイ失敗しないのは、やはりタイ風カレーでしょう。

My first choice is Cod Curry, second choice would be Soya Chicken, please.  と頼んだら、第弐希望まで決めてくださって、ありがとうございます!って感激されました。UAで普通に強要されることはKLMでは希少なようです。w

鱈のレッドカレーソースが届きました。
パッと見た第一印象は「カレーソースがすくなめ。」でした。
(万が一の、味の改善用にバターが半分残してあるw)

薄切りライムがひねって置いてあるのは、西欧人のために魚や米ぬかの臭み消しでしょうか。でも加熱してある...
ジャスミンライスが、あんまりジャスミンライスっぽくなかった。日系のコメ『國寶ローズ』みたいな風味。(爆)

レッドカレーが赤くないのは充分経験してますが... これじゃ黄色っぽすぎね?
でも風味はすごくいい。ココナッツミルクをふんだんに使っています。

この旅行で大西洋横断便と欧州内便を2回づつ乗った結果、最近のKLMのミールは「脂のうまさで食わせる」ようです。

「チーズはやデザートはどうなさいますか?」って聞かれ... 選んでいたら全部お出しできますよだって。
先月のANAでもそうだったけど、やっぱり豚に餌やると綺麗に食べるから楽しい♪ みたいなノリですか?

選択肢は...
 ・チーズ各種のプレート
 ・レモンメレンゲのタルト
 ・ライムのムースにヘーゼルナッツのトッピング
 ・季節の新鮮なフルーツ

KLMでもUAのように「季節感の無い季節のフルーツ」なのか、確かめましょう♪ www
季節のフルーツは、マンゴーやパパイヤまで入ってる。しかもまたデルフト焼の壺で。
トロピカルフルーツ使ってて、どこに季節感あるんだよ!? と突っ込みたくなります。

ライム風味のムースは、トッピングに使われたヘーゼルナッツより刻んだ苺やラズベリーの風味が勝っていました。

そして、〆は...

食後酒 主菜の後で、珈琲、紅茶、食後酒を、KLM自家製のベルギーチョコレートとともに。

KLM自家製のベルギーチョコレート KLM house made of Belgian chocolate って、矛盾してない?
オランダとベルギーがいっしょくたになってね?ベネルクス三国はもう一緒になってるも同然?

僕の中では、ベルギーとオランダは明確に別れていました。

 オランダ = 海面下、風車、木靴、一昼夜も土手にフィストフxxクして英雄になった少年。
 ベルギー = パトラッシュ、爺も狗も子供も氏ぬ 身も蓋も無い精神汚染を起こしそうな童話。

カウピスこども劇場を観て育ったおじいさんは、こんなに激しい偏見を植え付けられています。

ちなみに「アンサイクロペディア」からの引用で『フラダンスの狗』に対する評価は以下のようです。

ベルギー
物語の舞台であるにもかかわらず、ベルギー国内での知名度は低く、評価も低い。これは作者がイギリス人であり、ベルギーでは「自分たちはこの物語のように子どもを一人で死なせるほど非道ではない、ケチなオランダ人ならやりかねないが」との意見があるためである。ただし、観光に来る日本人がやたらとこの物語に関して質問してくるので、不審に思いながらも銅像を設置したり説明プレートをつけたりしている。だが銅像がアニメとは違う犬種なので、日本人観光客の81%が違和感を感じている。←パーセンテージの出典が開示されていないw

オランダ
日本と同様、非常に人気が高い。「ベルギー人ならこれくらいの酷い仕打ちはやりかねない。」「風車のメンテナンスを怠っての発火を、子供の責任にかぶせるとは、さすがベルギー人クォリティ」「ベルギー人に風車を使わせるな!」

・・・近親憎悪でしょうか?www

KLMのベルギー製(笑)チョコは、ホワイト、ミルク、ダークの三種類から。

3種類とも豚に餌をやろうとするCAさんからホワイトとダークだけもらって、導眠剤と一緒に摂取。

この時分には、機内のLED照明は青くて暗い設定に。でもこれ以上には暗くしません。
エアフラはまっくらにしてCAが泥棒に変身するそうですが、KLMは大丈夫みたいです。
クスリが効いてきて、さらに最近使い始めたソニーのヘッドホンが雑音除去バツグンで、暫く安眠できました。

続きはまた次回の記事で。

Wednesday, December 26, 2018

İstanbul 2018 Dec. (2)

40人くらい乗せた後にやっとKL606便に搭乗させてもらいましたが... ビジネスクラスはまだカラッポだったよ。
機材はB787-9、リバース・ヘリンボーン(逆魚の骨)と呼ばれる1-2-1アブレストの配置で、8列32座席あります。

この機材だと僕の大好きな座席番号 1K は便所の前なので、往路は3Kをもらいました。
ところで、32座席で便所が左右にひとつづつ、全部でふたつしかない。ちょっち少なくね?
そこかしこにKLMのコーポレートカラーであるスカイブルーが散見されますが... これが僕のトラウマをえぐります。

なぜなら... 前勤務先のゲーム屋のコーポレートカラーである也ガブノレーがソックリの色(CMYK指定だとC100%)だったのだ。あの会社、CIの設定が変で日本の本社と海外子会社でロゴマークのカラーが違う。入社していきなり標準化作業でロゴマークの取扱いマニュアルを和文・英文で作らされましたが... 日本語版と英語版でコーポレートカラーが違う。これで ISO 9000 シリーズや 13000 シリーズ認証をまぢで取得するつもりなのか!? と、気が狂いそうでした。

液晶フィルタで半分閉じた窓から差す光も同じような也ガブノレーの色合い...
すご~くトライアングルな「領地」を配分されましたが... 液晶モニタまでナナメに傾いている。

モニタは左下にある青いボタンを押すと、リトラクトされました。
角度が途中で止まるとか油圧ダンパーがあるわけでもなく、勢いよくガッコンと出てきます。これ、前席に座ってる人の頭部右側のはずだよな... って思っていたら、案の定、僕の頭部右側からもガッコンと振動がキマした。(笑)

フットレストは、コンチネンタル航空(今ではユナイテッド)のビジネスクラスみたいな三角形。
でも、コンチのものよりずっと深い。倍くらい深くなってるかも。

オランダ人は2m近い長身が普通に沢山いるからでしょう、シートをフラットにしたら全長2m以上ありそうです。
そういえばANAはフットレストが凄く短い。あれもニッポン人の平均が短足だという前提での設計でしょうか?

このシートって、サイドテーブルまで三角形。さらにシート操作ボタンにうっかり触れてシートを動かしちゃう。
横にある青いボタンを押したら、テーブルが飛び出してきましたが...

収納されていたテーブルが出てきましたの図。
これ、半分に折りたたんであるから拡げたら2倍の広さになるけど... 驚くほど狭いと思う。
実際にテーブルクロスを敷いてもらってお食事を給仕されてみて... 余裕なくて狭かった。

サイドテーブルの前方に、給電設備を発見!
ユニバーサル形状のACアウトレットと、USB-Aが1ポートづつありました。

3本ピンでフラットかつ高速充電なUSBアダプタを購入したので、ACポートだけ使いましたが、給電は安定しています。ユナイテッド航空の機材だと外部電源から内蔵に切り替わる際とか、離着陸の時に給電が途絶えて緑色のランプが消えたりするのがあたりまえですが、KLMは安定して給電されていました。ただし離着陸時の電源使用はユナイテッド航空同様に厳しく禁止されています。(復路の「怖い安全ビデオ」で公開予定)

着席すると、すぐ顔の横にあるパーソナルシステムのコントローラー。その下はヘッドホン用。
PAが入ったりすると、せっかく消して暗くしたのが明るく点灯したりして、少しイヤ。
もっともユナイテッド航空のコントローラーも似たり寄ったりなので指摘できません。

最新鋭機、ボーイング787-9の World Business Class シートはこんなです。
周囲を 也ガブノレー に囲まれている...。個人的には、なんだか凄くイヤ。
ユナイテッドでは頭の部分に不織布のエプロンがあるけど、これじゃ前の乗客の頭脂が付いていそうで、イヤ。

さらに、この岡山名物ツチノコみたいなエアバッグ入り?シートベルトがウザかった。
シートを倒して横になっていると「ツチノコ側」が妙に重くて気になって安眠できない...。
バックルの金属もうっかり触ると冷たくて目を覚ます人なので、これはいただけません。

寝具は、これが最新鋭か!? と驚くほど簡素です。昔のユナイテッドみたいだけど、枕がもっとヘナヘナ。
ユナイテッド航空のポラリス・ビジネスで支給される寝具に慣れた人には、かなり残念に感じると思います。
そう考えたら、ポラリスの Saks Fifth Avenue ブランドの寝具、あれって結構贅沢な内容だったんだね...。

以上、ハード面の評価は「なんだかざんねん」というところでしょうか?多分期待しすぎました。

そしてアメニティキットが配られました。復路では茶色っぽいカラーのものを受領しました。
和蘭のデザイナーブランドらしいですが、小ぶりなのはいいとして... ビニール袋に入っていない。むき出し。
「環境に優しい」とか「持続可能な」とかのおためごかしを言って、包装をサボったような気がする。

ウェルカムドリンクは、水、ちゃんとシャンパーニュ(ニコラフィアットNVみたい)またはオレンジジュース。
KLMのOJはフレッシュ&絞りたて、と記憶していたのでOJをもらったら... SFO発は業務用の出来合いでした。(泣)
でも復路(というか、スキポール空港発)のオレンジジュースは絞りたての美味しいものでした。

エアショーは起動時のロゴマークを見ると3Dなんたらいうユナイテッド航空と同じ業者の作品です。
でもKLMのバージョンのほうが発注金額が高かったらしく(笑)、手が込んでいます。
SFOからアムステルダムまで最短距離で飛んで行くのが一目瞭然で判り易かった。しかも後で気づいたけど、タッチスクリーンでピンチとかスワイプするとちゃんと拡大されたり、好きな角度から眺められるのが秀逸です。

なんだか笑ったのが、安全ビデオ。ず~っと「オランダ名物デルフト焼」の絵柄なアニメ。
しかも、なんと母国語であるオランダ語は字幕に追いやられ、音声は英語だけです。
英語ができなきゃオランダ人じゃない!みたいな割り切り具合に少し惚れました。

そして、最近のボーイング名物「いろんな色になる室内照明」が。でもトルコ航空ほど下品な色合いじゃない。
まだ午後3時くらいだけど、もう夕焼けカラーで「さあ、皆様ディナー食ったらさっさと寝るざます」を暗に強要。

・・・と、この記事では出発時のハード面だけをご紹介。次回は機内食の前半です。