Monday, March 23, 2020

Heathrow 2020 Mar.(2)

真っ先に搭乗して、ボーイング787シリーズでお好みの座席 1D へ。
1Dからキャビン後方を見たの図。

この日のUA901便は、ここまで空いているのは初めて、な体験でした。
黄色く塗った1Dが僕の席。

結局8名搭乗して、コロナマークⅡ のクラスタが発生しないように乗客の間隔をわざと拡げたようです。

パーサーさんが、ヒースロー空港の Fast Track クーポンを配ってくれました。
「僕は乗り継ぎですから、これ使わないと思いますが?」
「う~ん...。念のため受け取っておいてください。何があるか判らないし」

パーサー姐さん、結果的に凄くいい読みをしていました。
後でこのクーポンのおかげでセキュリティ行列を飛ばせました。

出発です... って、普通の着座姿勢だと周囲に誰もいないから、貧乏性の僕にはもの凄く不安。
飛ぶのか? ホントに飛ぶつもりか?? ・・・あらら、飛んじゃったよ。(汗)

iPhone をエアプレーン・モードにする直前に、ホテルから「イスタンブールやばい」のメールがキマした...。

普段は飛行中の Wi-Fi なんて馬鹿高いから買わないけど、今日は奮発しちゃうしかない。
1時間で$16.99なら、全旅程で$33.99でもいいや。と、Full flight を選択。
この決断が、後でお得に使えることになりました。

肝心の Wi-Fi 接続速度は… 悪くないです。
大西洋横断便だからANA便と単純に比較できませんが、こっちは充分に使い物になります。

最初にチェックしたのは、接続便の運行状況。
・・・飛ばないじゃん。

フライト状況を複数日に渡って表示できるサイトを片端からチェックしました。
17日出発して、僕が到着する18日から先2日間は欠航が確定...。ダメじゃん!

英文のニュースサイトを追ったところ、どうやらトルコ政府が英国からの便も遮断した模様。
ホテルのアイリンさんやヤヴス君に状況を聞いたら、仮にイスタンブールへ着いてもダメダメ...。

 ・レストラン、バー、劇場、ナイトクラブ、デスコ、すべて営業停止。
 ・トルコ風呂、3週間の営業停止。(これはブルート君からの情報)

開いているのはスーパー、薬局、必需品の購入程度。行っても、ダメじゃん!

ぁぁもうだめぽ...。

気合いが抜けたところで、ビバレッジサービスがキマした...。

「接続便が欠航しちゃった~。多分この機材に乗ってSFOへ帰るから、飲みます」
「あらまぁお気の毒に... ジンとかウォッカでも召し上がる? カクテルもできますよ」
「それじゃ、ミモザをください」

全然酔わないカクテルだったり。(笑)
でも、おかわりしたよ。ほとんど酔わなかったけど。(笑)

さて、離陸前ですが... 主菜の注文を取りにきてくれたパーサーさんと、

「もうメニューは御覧いただけましたか?」
「あっ! まだだけど、すぐ決められますから... あれ? 二カ国語になってない!?」
そうか。イングランドへ飛ぶから、英語だけなんだ...。そういえばシドニー線もこうなってたっけ。

2秒で決断して、My first choice would be Spicy Chicken... まで伝えたら、第弐希望はいらないと笑われた。
そりゃ、8人しか乗ってないんだから希望のお食事が行き渡らないわけもないだろうけど。(苦笑)

前菜が届きました...。
この前に飛んだシンガポール線で気づいたけど... 前菜が明らかに小さくなりました

冷菜
葡萄の葉の詰め物、ハリッサと胡瓜添え

これは要するにトルコをはじめ中東方面で「ドルマ」と呼ばれる、香料を加えたコメなどを葡萄の葉でくるんだ料理です。ハリッサというのは北アフリカ方面のペッパーソースのことです。

カットして中味を見てみました...。
コメしか入ってないような気がする。

前菜が小さくなったうえに、内容までショボい。これはまたざんねんな劣化です。肝いりで始まって、みるみるうちにサービスの内容が劣化していく、というのはユナイテッド航空の宿命なのでしょうか?

サラダ
ほうれん草のサラダ、オレンジ、ブドウ、イチゴ、フェタチーズとともに

ナッツを食べきる前に前菜が来てしまったので、カシューナッツを手で砕いて加えてみたら、いけてました。
コロナちゃん予防のためにアルコール入りハンドワイプ(ダイソー製)を持ってきて、良かった。

パンはブログ映えがするプレッツェルで。
思えば、このプレッツェルも十年前の半分くらいのサイズになっちゃったよね...(遠い目)

そして主菜は、鶏です。
主菜:スパイシー・チキン、 タイ風ココナッツ・ジンジャーソース、うどん

他の選択肢は、
 ・牛 ショートリブ ボルドレーズソース
 ・魚 ヒラメ トマトケーパーソース
 ・生姜と南瓜のメッツァルーナ、ココナッツクリーム(ベジタリアン)

そして、機内からも速報記事を書いた... 箸挙げ~♪ www
タイ風カレー風味のココナッツミルクとジンジャーなソースで、これはお気に入りです。

ユナイテッド航空の機内食はエスニックでスパイシーなオプションが増えてきた気がします。

そして、ここはテーブルサイドと言うか座席の横で用意するので、さすがにカートで来ました。
チーズまたはデザート、または両方。(笑)
もう半分やけなのと、ヒースローまでだと9時間弱で着くから少し寝ておきたいので、チーズもサンデーも所望。
サンデーはいつも通り、チーズはセミハードばかりでカビ臭いの好きな僕には不満。

食べて歯磨きしてきて寝て...。

Wi-Fi が使えるので、途中で何度か目が覚めてメールや WhatsApp でイスタンブールと交信して、ホテルの予約キャンセルや空港リムジンもキャンセル。ブルート君へ「行けない、ごめん」の連絡を入れて...。
やがて機内が明るくなってきました。もう到着80分前くらいです。

8名分のお食事を配布するだけだから、最初っからカートなんか廻ってきません。
クランベリー・アップルのカクテルジュースにしました。コーヒーももらってます。

2食目はいつものようにフルーツとシリアルで。
季節の新鮮なフルーツ シリアル、ミルクとともに

SFO発便のフルーツ... 以前乗った時の写真を流用してもゼッタイにバレないと思います。(爆)
こないだまで熟れたメロンとパイナップルだったのに、この日のハニーデューメロンは甘くなかった。

そして、
また藁だよ...。

ハニーナット・チェリオとか、ライスクリスピーとか、他のシリアルをみかけなくなったSFO発便。

そして... クロワッサンが劣化しています
帰省した日記のUA837便の記事でも出てきた、コッペパンみたいな臭いがするクロワッサン。

きっとUA837便だけでの劣化だろうと思ったら、その後のUA29便、そしてこのUA901便でも。
みんなコッペパン臭い、バターの香りがしないクロワッサンに劣化してしまいました。ざんねんです。

ヒースロー空港へは早着。
これなら折り返しまで2時間半くらいの猶予があります。

ボーイング787はシェードが液晶シャッターなので、着陸時にはもれなく明るくなって...
降機したらユナイテッドクラブへ飛び込もう、と思って、パーサーさんに聞きました。

「最近ヒースローに来てないから知らないんですが、到着階と出発階が分離してる?」
「さぁ... あたしも暫く飛んでなかったから、知ってそうなCAに聞いてきますね...」

ひげもじゃの兄さんがキマした...。

「ヒースロー空港についてご質問があるそうで...」
「ここってチャンギみたいに出発と到着が一層構造?それともSFOみたいに分離されてる?」
「あれ~? どうだったかな...。確か分離されてますよ」
「じゃぁ、降りていきなりユナイテッドクラブに飛び込めないよね?」
「ゲートのエージェントに相談してみてはどうでしょう?」
「ありがとう。早着したから時間はあると思います」
「目的地まで行けずに申し訳ありません。お体にお気を付けて」

最近は Stay Healthy! が合い言葉になっています... なんだかなぁ。

降りたら一目散に、どこでもいいからUA900便の搭乗券を発券してくれる場所へダッシュだ!(つづく)

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