このところシンガポールへ遠征してばかりなので、復員する時のお食事がマンネリです。
そこで、SIN/SFO便のポラリスビジネスで供されるお食事を2019年の写真記録を基に、いちどにご紹介してみます。
まずは前菜ですが... ほぼこんな内容で固定されています。
海老のソテー。シュレッドした青パパイヤのサラダ添え、マンゴーソース。
サラダはグリーンサラダに枝豆、ラディッシュとチェリートマト。
ドレッシングはビネグレットが多いですが、たまに柘榴風味とかも出てきます。
そして主菜。8月からメニュー変更される前はこんなのがお気に入りでした。
えび焼きそば。衣をつけて揚げた海老にクリームソース、焼きそば添え。
主菜の選択肢が変更になるまでは、いつもこればっかり頼んでいました。
これも夏前までは時々提供されていた希少な主菜、鴨です。
スモークした鴨に平麺、スナップえんどうとシメジ添え。
これが家禽の選択肢に載っている時には、迷わずこれです。
さて、この8月から主菜の選択肢が一新されました。
自分では全部試したつもりでしたが、いつも第弐希望にしていたので、おさかなメニューの「ハドックのフィレと海老」をまだ試していなかった。来週のフライトでこれを第壱志望にして、全種制覇してみようと思います。
では主菜の数々を。
Roasted pork loin
Honey mustard, chicken au jus, sweet potatoes, asparagus, cherry tomato
豚ロースのロースト。鶏のソースに薩摩芋とアスパラガス、チェリートマト。
牛が無い代わりにいちばん上に掲載されていますが... 豚肉の焼き上がりがカチカチで最低です。SATSがこれ作っているのか?と信じられないような仕上がりで、お年寄りが食べたら入れ歯を破損するか喉に詰まらせて氏ぬような、凄い出来映え。さすがはユナイテッド航空の機内食!とうならせてくれる真骨頂のアイテムです。これは選ばないように。
一方でチキンをベースにしたカレーは結構いい出来映えです。
Malabar chicken curry
Biryani rice, stir-fried green beans with coconut. bell pepper, Singapore-style flatbread
マルバー・チキンカレー ブリヤーニ、緑野菜のソテー、シンガポール風フラットブレッド
フラットブレッドはナンとかロティだと思って食べれば本格的なチキンカレーです。
カレーを不味く仕上げるのは至難の業ですから、さすがにユナイテッド航空の提供でも美味しい。
思いがけないことに、
ベジタリアンの主菜がなかなかの出来です。
Braides tofu
Sha cha sauce, noodles, mixed vegetables
ソースは沙茶醤(サーチャージャン)という潮州料理で使われるらしい魚介系ベースのものだそうです。
魚がベースの調味料なんか使っちゃってて、ベジタリアン扱いでいいのか?という疑問は残ります。w
この主菜は沙茶醤のおかげで風味はいいですが、豆腐が事実上の厚揚げ、かつスカスカなので少し残念です。
アイスクリームサンデーはいつも同じ。
チョコレートソースにホイップクリーム、スライスナッツをまぶしてチェリーひとつ載せ。
チーズ3種類にグレープ、あるいはプチフール2~3種類も一緒にやってきますが、ここではお願いせずにミッドフライトで目が覚めたら食べています。案の定というか... チーズとプチフールはいつも必ず売れ残っています。
ミッドフライトのスナックはずいぶん劣化が進んで、ポラリス以前と差がなくなりました。
上写真の例ではポテチにキットカット®、ネーブルオレンジをもらってきています。シンガポール発便だとフルーツには洋梨やリンゴもあります。熟れてねっとりした洋梨にあたった時はすごく嬉しいです。洋梨があったら、こっそり押してみて熟れ具合を確かめているのは秘密です。(笑)
他には朝鮮の辛いカップ麺が置いてありますが、食指が伸びたためしがありません。
到着前の選択肢は、
オムレツ、
フルーツ&シリアル、または中華
朝粥です。
いつも朝粥をお願いしています。具は海老と帆立になったり、鶏になったりしますが風味は安定しています。
パンはクロワッサンで固定されていたり、シナモンロールやダニッシュペストリーが選べる時もあります。
そして、シンガポール発便だとポラリスチョコレートがときどき健在です。
必ず供されるわけではなく、21時すぎに到着するUA28便のほうで出てくることが多いです。
すでにサンフランシスコ発便はポラリスチョコレートが消えて味気ないクッキーなので、これは嬉しい。
こうして振り返ってみると、ポラリス・ビジネスが登場してから徐々に劣化が進んでいるのが如実に判ります。ユナイテッド航空ではビジネスクラスの収益を重視して座席数を増やしているので、新型シートへの換装とともに機内食のクオリティはぜひともキープしていただきたいものです。
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この夏の度重なるシンガポール通いの結果、シンガポールにも友人ができました。
なんだか兄弟みたいだ。と思った毒者、あとで体育館の裏に来なさい...。
初めてお遭いした時、ガタイがいい上に眉が薄いので、すげー人相が悪く見えて怖かったのですが Singapore National University (NUS) で教鞭を取っていた元教授先生だそうです。ちなみにNUSは世界の高等教育機関のランキングでは東大や京大よりもランクがずっと上で、アジアで1位。やはり僕は理系の高等教育を受けた人とは話があうみたいです。
状況はまるでチューリヒ大で生物を教えていたスイスの先生みたいですが、ご専門は数学と物理... 僕がいちばん苦手な科目ですから基本的に話はあいません。僕が受け答えできる範囲の応用物理系とか電算機系の話題を出しても興味は示してくれないので、スイスの先生と交わしたような生化学とか薬理学とかの狭くてディープな話題にはなりません。
スイスの先生と決定的に違う部分は... スイスの先生には僕の英語が酷いといってケチョンケチョンに叱られていましたが、シンガポールの先生
(笑)は逆に英語力を褒めちぎってくださいます。
「こんなに訛りが無くて普通のスピードで英語を話す日本人、初めて遭った...」
「だからぁ... もう日本人じゃないんだってばぁ。」
怒られてばっかりよりは気持ちイイですし、違和感なく普通のスピードで会話できる相手は楽です。ただ、シンガポールは英国圏なので、やはり基礎言語はイギリス英語でフィックス。僕がフィックスしている米語には時々
「?」ってなりますし、こちらも相手の言う台詞をたまに取り違えます。
でも、中国語がネイティブな人と一緒にシンガポールの店に入るのはすごく助かります。
レストランでの注文等も、基礎言語を中国語でフィックスしている店員とスムーズです。
最初はシンガポール観光のホストをオファーしてくれていましたが、僕の行動形態を知ったら諦めて...
「シンガポールを案内したいが、まるで棲んでるみたいに詳しすぎる。むしろ案内してくれ。」
...とか、公共交通機関でサクサク移動する僕にジョークをかましてきます。
こないだホテル・インディゴ前の金玉満堂甜品へ御案内したら
「この店は凄い。こんど一家みんなで来る!」って、奥様とお嬢さんへスイーツ買って帰るほどでした。甘いものをやっつけた後で
「ホテルで休んでく?」って深い意味も無く誘ったら
「そういうのはやめておけ」って断られました。もし部屋までついてきたら...私なんだか怖いわ。
(爆)