月曜日。電化された CalTrain に乗ってきました♪
朝9時半ごろ。ホームの電光掲示板には…
こんど:11 分遅れ
つ ぎ: 8 分遅れ
という、普通に遅れる表示が出ていました。(東京風の訳w。ホントは英語)
でも実際は5分遅れくらいでやってきました。
電化されても、電光掲示板は相変わらずあてになりません。てか、電車に置き換えしている最中なので普段より遅れる。最大で 20 分は遅れる。と言い訳をしています。速い車輌になるのに、なんで遅れるの!?
その言い訳アナウンスが毎朝5時半から夜24時半まで聞こえてくる我が家…(怒)
さらに、北行きホームのエレベータは故障中だというアナウンスも毎分で。(怒)
次の停車駅、ミルブレーでさっさと降りました。
銀座線のように第参軌道で動く車輌ですが、メトロに分類されます。
従ってミシシッピ川より西の『電車』は CalTrain が最初。なんだかなぁ。
サンフランシスコ空港、国際線ターミナルのGゲート側4階に着きます。
今度から国際線ターミナルは電車で、国内線なら 292 系統のバス。と使い分けます。
ホントは…シニアだとバスは1ドルぽっきりで乗れるからバスの方が好きなんです。
1ドルのバスに乗って空港へ。ビジネスクラスで国際線♪…という落差を愉しみたい。w
さて… BART は空港駅でスイッチバックして、そのままサンフランシスコ市内へ。
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BART で市内へ向かったホントの理由は、無駄遣い♪
パウウェル駅で降りて、1ブロック歩いて… スヲッチというおもちゃ屋さんへ。
無事に在庫があって、ブランパン×スヲッチ の黒い奴を購入♪
ステキ! 400 ドル+税 で2万ドルの時計にソックリ!!
しかもパチじゃない!!(爆)
いま、オメガのムーンスヲッチとか、そのへんのシリーズにハマっています。
黒いスヌーピーを装着していたので、寄ってきたスヲッチの店長さんと少し雑談♪
“Bioceramic is sustainable, eco-friendly and earth conscious. Even the straps are made from used fishermen's nets. Right?”
“Exactly. You know our products very well, sir.”
“The best part I love is… when it’s broken, it can’t be serviced hence going to the landfill.”
環境に優しい素材を使っているのに、壊れたら修理できないから埋め立てゴミに直行。
店長に指摘したら、バカウケしました。(爆)
今日のお買い物で、コレクションはこうなりました。(Mission to Mercury は背嚢に保管中)
ベルクロのストラップは汚れそうで、全て付け替えています。ブランパンのNATOストラップもラバーストラップに交換予定で、既に注文済み。水曜に受領予定♪
さて… オメガにブランパン… 次に穢されるスヲッチグループの高級ブランドはどれ?
・・・ブレゲ?(爆)
車内を見廻して、広告がとってもサンフランシスコ市営交通だと思った。
電車は8両編成で、2両目と7両目に自転車を持ち込めるバイク・カーがあります。
自転車の駐輪コーナーは、こんなです。
ホームがベタ低い CalTrain。車輌がやや低床式になっても、段差はあります。
車内はこんな感じ。こっちが2階の屋根裏部屋です。
シートはリクラインしません。かなり直立してて、くつろげないかも。
こっちが一階席。
案内表示の液晶が、まだ新品で凄く綺麗♪
出発です。あっちのほうのホームに、旧い車輌がいました。
スタッドラー(ホントはシュタッドラー)って、どこの会社?…セイウチみたいなプロゴルファー?
家に着いてから調べたら、グループ本社がスイスなのは当たっていました。
せっかく先っぽの車輌に乗ったので、やはり運ちゃんの様子も撮らなくては。
ドアがバッチリ閉じてあったけど、窓のロールカーテンが少しだけ開けてありました。
急行なので、SF → 22番通り → ミルブレー → サンマテオ と、3駅で到着。
そして、今日使った交通運賃は、こちら。(シニア運賃なので半額)
最悪だったのが、最後の最後。ホイッスルがものすげー大音量!
でもまぁ、綺麗でカッコイイ電車が走り始めたのは、朗報です。
それにしても… スヲッチって入店したら腕時計をガン見でチェックされます。
スイス製とはいえオモチャ時計しか売っていないのに、なんなの、あの店??
今度、パテックのノーチラスでも装着していってみようかと思います。www
でもイスタンブール空港で買えば税金かからないから、そっちが正解。
§
さて無事に目的を果たしたので、CalTrain の始発駅へ行きます。
最初は MUNI トラムのT線に乗ろうかと思ったけど… MUNI 45 系統のバスに乗車。
これも電化されたバスでした。今回の移動は、ゼロ・エミッションです。
ネコとホモ。動物愛護協会と、医療保険サービスの広告です。
ほんの数分、停車5つくらいで CalTrain Depot に到着。
11 時 12 分発だというので、駅に併設の Subway でサンドイッチを買ってきました。
11時過ぎにホームが開放されました。こうやって新旧の先っぽを撮ると、ちょっと凄いものがあります。
今日はホームに出る時、Mobile Clipper(西瓜やイコカ相当)を読み取りませんでした。車内でも Clipper のスクリーンを見せるだけで、ぬるい。チケットの正規購入率が9割以上いったからでしょうか。
ドアに大きなチャリマークが。判り易くなりました。
ラッシュアワーは、これが2両あってもビッシリになって阿鼻叫喚らしいです。
20 年前に、チャリを持ち込んで通勤していたのが、少し懐かしくなりました。
ディーゼルは6両で、いちばん先っぽが動力車だったので実際は5両。
今度は8両編成の先っぽへ行ってみたけど… 遠い!
東海道新幹線ってこの倍の編成だったよね?やっぱ日本って、凄いわ。
で… ドアが開く前に、こんなステップが出てきます。
MUNI のトラムでも同じような構造だけど、CalTrain で見たらなぜか新鮮。
搭乗して… 深呼吸。
凄い! 臭くない!!(爆)
新幹線よりも、さらにちいさいような荷台があります。
でも今度から、サンフランシスコ ⇄ サンノゼを1時間弱で結ぶんだから、これでいいのかも。
とりあえず「まるごとプラスチックの椅子」ではなく、人工皮革っぽいから許す。
テーブルのある座席に陣取って、荷物をひろげて…
バスでは飲食禁止ですが、CalTrain は飲食オッケー♪
でも結局、ダイエットコークだけジルジルすすって、サンドイッチは家で食べました。
家人の大好物、フィリーwチーズステーキを買ってあったから、自宅まで我慢したの。
でも… せっかくの臭くない車内を、ややサンドイッチ臭くした気がする…。(汗)
ドアがあるぶん、座席数が少ない。短距離の乗車ならここに座るよね。
あと、階段の途中・踊り場等にもベンチシートとか、座る場所がいろいろ工夫してありました。
全体の構造的には、今まで乗車した鉄道で最も似ているのは、シドニー市内と空港を繋ぐ路線です。
将来あの程度の傷つけられ具合、汚され具合で済めばラッキーでしょうが… アメリカだからなぁ。
始発駅だから、こんな表示が出ていました。まるでユナイテッド航空の新造機みたいでステキ!
でも、すぐに窓も液晶も釘で引っ掻かれて傷だらけになって、車内も臭くなるんでしょう。
バージニアあたりから中古で買い付けたらしい、川崎車輌製の中古です。
もう一ヶ月足らずでバイバイだね。でももう一回だけ乗っておこうか、思案中…。
出発する時の警告は、同じ台詞。
Caution. The doors are about to close.(ドアが閉まります。ご注意ください)
旧い車輌では、いかにも人工的な、アメックスのカスタマーサポートで電話を取る印度人みたいに不自然な英語だったのが、とても滑らかでスピーディな、アクセントの無い女性の声になりました。
そういえば、この新造機はどこの製品だろう?
探してみたら… これが製造メーカーの銘板みたいでした。
なんとなくスイスあたりの、エレベータでも造ってるような会社っぽい。←発想が日立w
米国の子会社がユタ州にあって、そこで造ったみたいです。
会社案内のページに、誇らしげに CalTrain の写真があって、少しイタいかも…。
運転席へ行くのは、こんな感じ。折り返しで2階へも上がれます。
カーテンの隙間から盗撮♪ ガタイのいい運ちゃんは坊主狩りでもんもんが入った、ヤバそうな兄貴でした。
遅延なく 26 分で着きました。来月 21 日からはバーリンゲームにも停車して、それでも 23 分で運行予定。
乗り心地は、シートに軽く押しつけられるような素早い加速で快適です。
ニューヨーク → ボストンで乗ったアセラ・エクスプレスに負けてないかも。
CalTrain は「終点の分まで前払いして、途中降りた駅で返金」するので、
サンマテオで $5.60
↓
ミルブレーで $4.00 返金 = $1.60 の支払い。
BART は JR みたいに降りた駅でチャージするので、$2.05。
MUNI バスは一律 $1.25。
サンフランシスコ → サンマテオ は、$6.60 - $4.00 = $2.60 の支払い。
合計で、7ドル 50 セントの旅でした。JPY1,100 くらい… 高い?
しかも踏切ひとつで1回鳴らす条例のおかげで、5回も鳴らす。
降車してきた客も、踏切に引っかかってた市民も、みんなで中指立てていました。