土曜日の朝、Campbell(F) さんに招待されて、Filoli Historic House & Garden という場所を訪ねてきました。
最初のカットに持ってきましたが、これが園内にある「歴史的な家」です。
庭園を巡った後で行ってみたら行列していたので、今回は内部散策はパスしました。
場所は、サンフランシスコ半島の「貯水池」の近くにあります。
上のグーグルマップで、北のポイントが我が家で、画面下にあるポイントが Filoli になります。
なお、米語だと Filoli は「ファイローリ」と読むようです。
Campbell(F) さんのメルセデスに乗せていただき、十数分で入口に到達。
ここからさらに半マイルくらい入ったところに駐車場が。
そしてクルマを降りて少し歩くと、入場ゲートに達します。
ここで予約のチェックを受けて入場。Campbell(F) さんは年間パスを購入なさっている正規メンバーです。
・・・何が楽しいのか、僕にはいまひとつ判らないけど。
入ってすぐの場所にある、御休憩所。帰りに立ち寄る人がほとんどです。
御不浄の他に、軽食を出すレストランがあります。
サンドイッチにサラダにスープだけ… 提供される食品まで健康志向で、ハンバーガーさえありません。帰りにレストランの入口でメニューを確認して、あまりにもヘルシーなので心からガッカリしました。
入場後、庭園巡りへと向かいました。
入ってすぐの場所にある、すごく立派な 泰山木(
タイサンボク)の大樹。
間違って Campbell(F) さんに「トベラです。」と解説してしまいました。ごめんなさい!
「でもこの樹って『この木なんの木』みたいよね」
「・・・あれはモンキーポッド(アメリカねむの木)です!」
「でもほら、立派なこんもりした形が、似てない?」
「…。 モンキーポッドは豆の仲間で、これは木蓮の仲間」
「やっぱりご専門だったから詳しいわね」←嫌味?w
でもしっかりトベラと間違えました~。ごめんなさい。(苦笑)
園芸花卉に詳しいのは、百姓学科の先輩あつさんのほうです。
今では二人とも百姓とはかけ離れた商売やってますけど…。
さて、北米原産のタイサンボクを通り過ぎると… さらに注意書きが。
マスクしてないと入園禁止です。
この日の時点でサンマテオ郡のワクチン摂取率は 86% 超えで、既に集団免疫を獲得しています。毎日の新規感染者もこのところ一桁なので、このあたりは COVID-19 を克服していますが、それでも厳しい制限のままです。
これはやはり、Filoli でクラスター発生! という不名誉な話題をゼッタイに出さないためでしょう。
庭の入口に見取り図もありました。
いちおう撮影したけど、テカッちゃってよく見えなかった。ごめん。でも広い庭だよ。
途中、野良の七面鳥一家がいました!
もうちょっと寄って撮影する前に、無神経で馬鹿なガキンチョが近づいていって七面鳥の一家は退散。(怒)
そして、庭園に踏み入ると… ここ、庭園の形式がごっちゃ混ぜです。
基本は英国風を目指したようで、それっぽく剪定してあります。
ただし、メンテがイマイチであちこちから枝が飛び出していて、見ててイラった。
さらに、変な壺があちこちに設置されています。
またどっかの無神経で馬鹿なガキンチョが首を出したので、すかさず撮って晒してやるよ。www
ほら、こうやって円筒形に整えてあります。
でも先っぽがバート・シンプソンズのヘアスタイルみたいにギザギザなまんまです…。
全般的にはよく調えられていて、美しくみえるポイントも散見されます。
こういうカットはそれなりに美しく撮影できます。
ただし歩行器ガチャガチャやってる婆や、赤子を搭載したカートを押す繁殖中のつがいも通ります。
そして本日のお目当ては、バラ園です。
6月はバラの月。いろいろな品種のバラが咲き誇っていました。
でもなぜかサーモンピンクや黄色、白のバラが多くて、深紅のバラは少ない…。
後で毒々しい赤いバラが日陰で咲いていたのを見つけたけど、写真に撮ったうちで赤かったのが、こんな感じ。
あと… このバラ園を見ていても、剪定をちゃんとやってないから見ていてイラった。
「ぁぁっ! 徒長枝がこんなに伸びてる… 切りたい!!」
ほとんど百姓に戻っている僕を、Campbell(F) さんは冷笑していました。
そしてバラ庭園の端に、ベンチをしつらえた白薔薇のアーチが用意されていました。
見学者のみなさんが次々にここに腰掛けては記念撮影をしていきます。
とても優しい Campbell(F) さんは「シャッター押しましょうか?」って声をかけていました。
バラの香りを楽しみながら過ぎゆくと… その先にはラベンダーが。
蕾がはちきれそうになっていて、数日後には開花し始める状態でした。
香水用のラベンダーを収穫するのは、この蕾がふくれきった時期です。
蕾をつまんで指ですり潰したら、とてもいい香りが拡がりました。
…その後十数分間は、強い芳香のため鼻が馬鹿になっていました。
このへんで入口へ引き返しますが、こんな看板もありました。
ステンドグラスガーデン??
鉛のジョイントと一年草に薔薇が…って、全く意味不明。
この看板の周りに植えてあったのは、トンガラシでした。(笑)
Campbell(F) さんから「ボンサイもあるんですよ~」って伺い、盆栽風のパチもんだろうと思ったら…
ちゃんと本物の盆栽でした。
このモミジは比較的綺麗。ちょうど新緑の時期なので色も冴えています。
それでも徒長枝が目について、心の中で「剪定したい!!」と思っていました。
壁づたいに並べてあるから、可愛そうだったのがサツキの盆栽です。
ちょうど開花期ですが… サツキって日当たりのいい場所が好きだから、ここはちょっと…。
…とか、盆栽の管理について僕がブツブツ言っているので、Campbell(F) さんはたまらなかったかも。
その後、睡蓮とパンジーの鉢が並ぶ先にある風見鶏の建物がギフトショップで、冷やかしに入場。
ヒストリックハウスは COVID-19 の感染予防対策で入場制限を受けていて十数名が入場待ちです。その列を見て僕が一発で「今日はいいです~」と逃げて、昼食のためにサンマテオ市街へ戻りました。
Campbell(F) さん、ありがとうございました。
次回はまた花が入れ替わる時期にお邪魔したいと存じます。
Filoli Historic House & Garden
86 Cañada Rd, Woodside, CA 94062
+1 (650) 364-8300
§
ダウンタウンまで戻って来て、向かったのは Noodles & Things。海南雛飯を注文しました。
出てきたのを見て、一瞬絶句。どう見ても、ライスがただの白飯です。
「Campbell(F) さん… こ、これは…」
「そうね。ちゃんと言わなきゃ。言わなきゃダメよ」←おまえが言えよ。と遠回しに言われたと判断
配達してくれたメガネ女子の姉さんを、僕が呼び止めました。
「ねぇ… これ、ライスがチキンライスじゃないよね?」
「オ~! ソーリーソーリー!! いまチキンライス持ってくるある!」
「交換してくださる?」
「白い御飯そのまま食べるよろし。チキンライス別に持ってくるある!」
メガネ女子、キッチンへダッシュして行きました…
「まるごともう一皿持ってくるつもりかしら?w」
「いや、さすがにそりゃないっしょ。ライスだけじゃね?」
「そりゃそうよね。www」
そして予想通りに、チキンライスだけ持ってきてくれましたが…
パッカン容器に目一杯、ほとけさまのごはんみたいに盛りつけてきてくれたので、5割増し?
さすがに Campbell(F) さんも僕も、白い御飯は食べきれずに残してしまいました。
「こういう時にオーマイさんがいてくれたらいいのにね♪」
という、Campbell(F) さんの期待を裏切らないようなシンガポール旅行に出かけたいと思います。(笑)
久しぶりに充実して、いつもと違う土曜日でした。
Campbell(F) さん、また遊んでください!
§
その晩、シャワーを浴びたら腕やオデコが少しヒリヒリしました。
SPF70 のサンスクリーンを塗っていても日焼けしたみたい。
(泣)でも、アテネで日焼けする予行演習になったかもしれません。