Wednesday, March 30, 2022

Lucullus Nero (FRA Z gates)

フランクフルト空港、出国審査を終え上階へ昇って… Z ゲートです。

まず最初にユナイテッド航空が発着する Z15 ~ Z25 ゲート方面へ行って、先に書類審査。
米国への再入国は、ワクチン接種証明と、出発1日前以内に受けた陰性証明が必要です。

搭乗券にチェック済みシールを受け… さてルフトのセネターラウンジに入ろうと思ったら、何この大行列は!?
あっちの角を曲がって、全部で 100 人くらい並んでない?

おまいら、どんだけ乞食だよ!?

こんな「ホームレスさんへ感謝祭のターキー配布」みたいな惨状を見たら、即あきらめ。

搭乗まで1時間半くらいあるから、近くのレストランで軽いお食事でもしていきましょ…。
で、やたら空いてたのが、このイタリアン。

まだ午前10時半くらいだから、ピザ食べる奴は少ないんだろうね。
…と思ったら、後でグーグル(旧ZAGAT)で見たら低評価でした。

ここはピザとビールの店だと思い込んでいて、店頭の黒板を見たら… いろいろあるじゃん。
シーザーサラダがやたら高いのが不思議。

この中で「カルボナーラ」の文字にやられました。そういや暫く食ってないよな。って…。

黒板の前にボーッと立ってたら、通りすがりの姉さんに「どこでも座っていいわよ」って言われ…
4~6人がけのブース席に陣取りました。

窓の外は、Zゲートにいるルフトハンザの…多分 747-400。排気口にギザギザが付いてないから旧型だと同定。
ぁぁ… 4月の予約は最初、ルフトの新型 747-8i の屋根裏にしたんだよね。
でもトルコちゃんの SFO ⇄  IST に予約枠が出来たので、そっちに振り替えたんだよね…

…とか、思いを馳せるテーブルの上は、こんなです。
スミレやラベンダーもどきの花束がいい感じ。室温の炭酸水が置いてあるけど、冷えたのが欲しいよね。

で、冷やした S.ペルクリーノとビターレモンをもらって、炭酸割りのビターレモンで。
ビターレモンって甘苦くて美味しいけど、ちょっと甘すぎると感じるから、炭酸割りにすると、もっと好き♪
それに、こうやってうめて飲むと何杯も造れるから、なんだか得した気分になる。

こうしてビターレモンを割って飲んでいたら、スパゲッティ・カルボナーラも届きました。
写真撮ってたら…「茹で加減、だいじょぶですか?」って、配膳の兄さんが待ってくれてました。
ブロンドで青い目の兄さんが角刈りでタトゥー入れてるから、ずーっと側に立たれると少し怖い。(笑)

注文取ってもらう時に、念のためアルデンテをお願いしたんだよね。そしたら「アル・デンテ」が通じないから、Please make it undercooked and chewier.(生茹でにして硬めに)って頼んだら、兄さんが引いてしまって。(笑)

どれどれ、おじいさんが一口食べてみましょう。・・・をを、モチモチで、いい塩梅ぢゃ。
This is right! Thank you!! って伝えたら、安心して Enjoy your pasta! って、去っていきました。

あれ? 
一口食してから気がついた。カルボナーラなのにカルボン(炭:実際は黒胡椒)がかかってない…。
幸い、テーブルに自分で挽く黒胡椒があったので、それをガリガリやって、こんなに。

挽きたての黒胡椒の香りが加わって、よく見ればベーコンじゃなくてパンチェッタも使ってて、それなりにいけます。グーグルや TripAdvisor で見ると平均以下の評価をくらっていましたが、カルボナーラは丁寧に指定すれば大丈夫。

しかも、配膳担当のお兄さんにも当たりました。
パスタ食べ終えて、炭酸も飲み終えてお会計を。

そしたら、クレジットカードがうまく通りません。

「旦那のカードのせいじゃない。今朝はアメリカのカードがみんな通らないみたい…」
「じゃあユーロ紙幣を持ってるから、現金で払うよ」
「いいんですか?申し訳ありません、旦那」

そんで 20 ユーロ紙幣2枚で払って、おつりは数ユーロだったかな。

「いまレジでおつりを用意してきますから…」
「いいよ。おつりは御祝儀で、君がもらって」

兄さん… 欧州で15%超えのチップは珍しいので、かなり喜びました。

「ホントですか!? いいんですか!? …ところで時間まだありますか?」
「まだ大丈夫だけど…」
「じゃあ、ちょっと待ってて!!」

なんだろう?…と席で待ってたら、兄さんはエスプレッソのショットを持ってとんぼ帰り。
せっかく新型の J.P. Morgan カードを財布から出していたので、一緒に撮ったよ。

兄さん、You are Good Person!! って言いながら、エスプレッソをおごってくれました。嬉しいねぇ。

今年はもう FRA を経由する予定は無いけれど、もしまたルフトハンザのラウンジが終わってたら、寄りましょ。

【記事後悔後追記ここから】
  先週、11月に FRA 経由でアテネに行く切符を買い足しました。
  PlusPoints も余りまくっていたので、700ドルちょっとの切符で SFO ⇄ FRA がUGされればラッキー♪
【記事後悔後追記ここまで】

Lucullus Nero
Address: Bereich Z, Hugo-Eckener-Ring 1, Ebene 3/Terminal 1, 60549 Frankfurt am Main
Phone: +49 69 6435 52350

Hours: everyday  7 am - 2 pm

SFO 行きの出発は、Z15 ゲートでした。
まだゲート前はガラガラ… たぶんプリボーディングはこのへんにいればいいと、立ちんぼ。

そしたら、非常口のピクトサインが最新型になってるのに気づきました。
とても明るい。明るいだけじゃなくて、ミニマリストな仕上がりで、すごく、イイ。

横から見たら、こうなってます。メッチャ薄くできてて、感心して写真撮ってました。
そしたら、スマホのカメラ向けまくりなのを怪しんだ書類審査官がやってきました。

「何やってるの!? 書類審査は済ませたの??」
「ぁ… 非常口のサインが薄くてカッコイイから。書類審査は終了、ほら♪」

搭乗券に貼られたステッカーを見て安心した審査官のおばさん、苦笑しながら…

「確かに最近のLED照明は凄いわね。でもここ、あんまり写真撮っちゃダメだから」
「そうですね、すいません。サンフランシスコにはこんな新型のサインが無いから」

おばさんは納得して、他の乗客で書類審査を受けて無さそうな奴らをしょっ引いていました。

搭乗開始の正午少し前にプリボーディング開始。西ドイツって几帳面だから、好き♪
なんと Global ServicesSM が7名もいて、その後ようやっと赤子連れ、そして 1K® の番になりました…。

Monday, March 28, 2022

Aegean 830 ATH → FRA

アテネ空港で迎える御来光です…。(2月だけど)
機材はエアバス A321neo です。最近の欧州線では新造機の neo によく当たる。

グループ2で搭乗して… もらった席は三列目の通路側、3C でした。
着席するとこういう景色です。

まだ新しい機材なので、壁がとっても清潔に見える。
エーゲ航空はルフトハンザと違って、いざという時でもセンターシートに誰か座らせるつもりは無いような構造。

窓側 3A には上品な着こなしのおばさまが座って… 離陸です。
やっぱり清潔な見た目の機材って、いいよね。

離陸後すぐに機内食の「おしながき」を配布されました…。
こんなです。もうユナイテッド航空では廃止してしまったとしか思えません。残念です。

おしながきが書いてある部分を、スキャンしてクローズアップで。(そうだよ。もらってきたよ)
選択肢はふたつ。玉子料理は omlet sfougato という、キッシュみたいな卵料理で、もうひとつはパストラミのクレープ。ビーガンの人は事前申請していない限りお食事にありつけないような選択肢なので、注意が必要です。

新造機だけあって、機内 Wi-Fi が提供されていました。
ビジネスクラスに座っているので、PNR と性を打ち込んでログイン成功♪
でも、ちーっとも動きません。Wi-Fi の出来映えは「評価不能」でした。

機内 Wi-Fi を何度も再試行しているうちに、お食事が届きました。
こういう内容です。汁気が多くてあさごはんっぽい。クロワッサンが… 思い切り ちっさ!

メインは、パストラミのクレープを選んでみました。
「だんめんず」を撮り忘れましたが、確かにハムとチーズっぽいものが巻かれていて、美味しくいただけました。

フルーツサラダですが… こんなでした。
ミントの下には、フェタよりもクリーミィな、マヌーリチーズが。
こういうところでもギリシャなのをさりげなく主張したかった?(笑)

ギリシャ風ヨーグルトのアルミ包装を剥がしたら、ハチミツ添付なのもギリシャっぽい。
ちっさクロワッサンはクレープと一緒にすぐ食べちゃったので、ストロベリージャムが余ってる。

ヨーグルトにストロベリージャムも投入して、いただきます♪
Oh, that is a great idea!(あら、それいいアイデアね!)って、隣席のおばさまに声をかけられました。

この一言がきっかけで、おばさまとずっと、降機するまで世間話をしていました。
ビジネスウーマンのおばさまは、一仕事終えてハンブルグへ帰る途中でした。

(ハンブルグ市民… 英語では Hamburger ハンバーガーだよね!?)

脳内でずっと、そればっかりグルグル廻ってて困ったのは秘密です。

ちなみに、おばさまの食された卵料理 omlet sfougato はイマイチだったそうです。クレープを選んで良かった…。

エーゲ航空でも、食後のコーヒーと一緒に、チョコレートを配ってくれます。
ミルクとダーク、どっちがいいか聞かれ「両方♪」って答えた戦果。

隣のおばさまはシャンパンをもらっていました。
なんか優雅で「これぞ欧州の淑女」っぽかった。

それに比べて、チョコとかオレンジジュースを欲しがる、おこちゃまな私って…。

最後までコーヒーのおかわりや余ったチョコレートを配りつくすのは、ルフトハンザと一緒?(笑)
やがて降機態勢になり、おばさまにボン・ボヤージュの挨拶をして、先に降りました。

A30 ゲート着でしたが、シェンゲン領域内同士なのでセキュリティ検査は無くて出国審査だけ済ませ、上階へ…。

Saturday, March 26, 2022

Aegean Lounge ATH (B Gates)

復路は早朝出発。朝5時半にチェックアウト。

アテネの先生を部屋にほったらかして、僕だけ早起きして空港タクシーに乗ってヴェニゼロス空港まで戻ってきました。今回利用したのは AthensAirport.Taxi という会社ですが、TripAdvisor での高評価だけあって送迎ともに非常に快適。到着ホールやホテル前でお出迎えしてくれて、往復で72ユーロというのも良心的です。

おまけに、配車の都合なのか、帰りは黄色いタクシーではなく、8名乗車?のメルセデスの大きなミニバンが来てくれて、厚遇されました。次回からもメトロなんかでケチらずに、このコスパがいい送迎サービスを頼むつもりです。

空港ではビジネスクラス利用なのでセキュリティの行列を Fast Track で短時間に通過できました♪

出国審査は西ドイツで受けるので、そのままBゲート側の免税売店の罠を抜け、ラウンジのある場所へ。
ルフトハンザのラウンジがあったけど… どっちも入れるなら、きっとエーゲ航空の方が美味しいものがありそう。

ところで、エーゲ航空のカウンターでチェックインしたら、搭乗券を一枚しかくれません。

「あの… 乗り継ぎのユナイテッド航空の航空券は?」
「一緒になってるんですよ。UA便の情報もあるでしょ?」
・・・ほんまや。こんなん、初めて見た。
地球にやさしい、持続可能な搭乗券?w

こんなのでフランクフルト空港でもだいじょぶか?と思ってたけど、だいじょぶでした。でも搭乗前に受ける書類チェックを審査するおばさんは少し困惑していたので、珍しいんだと思います。

「ラウンジパス」とも書いてあるし、ATH では Aegean Business Lounge って書いてあるから、従います。
こっちですね。スターアライアンス・ゴールドメンバーだったら誰でもウェルカムです。

内部は、Aゲート側とほぼ同じか、少し広いかも?くらいの場所でした。
これを撮影した時はまだ空いていたけど、ソファのあるエリアはみるみる混んできました。

こういう見かけの場所もあります。
空間を広めにとってあるのは、新型コロナ対策だからかもしれません。

ダイニングコーナーは余裕もたっぷりで、Aゲート側よりも明らかに広いです。
やはりシェンゲン領域内へのフライトが多いぶん、利用客も多いからなんでしょう。

スナックコーナーはAゲート側ラウンジと基本的に同じ内容みたいなので、安心。
あさごはんっぽいアイテムが清潔・整然と並べてありました。

暖かいスナック類は3種類ありました。
ブレッドプディングみたいなのとか、ミニサイズのキッシュみたいなのとか。

バリスタ担当のお姉さんにカプチーノを所望して、こんな収穫結果です。
PETボトルの水は、念のための機内持ち込み用。

ハムやチーズがいろいろある中から、美味しそうなのだけ拾ってきました。実際はこの倍くらいあります。
セミハードチーズがフルーツと一緒で美味しい。フェタもギリシャだけに、美味しい。温かいスナックは、ほうれん草がはさまってるパイが思いのほか美味しかった。他はまあまあかな。

これだったらきっと、ルフトハンザ航空のラウンジへ入るよりも上質です。

もちろん無料 Wi-Fi もあります。
下り 33Mbps なら、充分に快適。

さらに、Aゲート側のラウンジで味をしめていたフルーツサラダも発見!
旬だらかか、オレンジが3種類くらい入ってます。一方で、夏は熟して美味しかったメロン類は寂しい。

あさごはんに満足して、まもなく機内でも食べる余裕は残した状態で搭乗ゲートへ…。
普段は 1K® プリボーディングだし、券面ではUAが搭乗グループ1なので最初に呼ばれたら… 間違えました。

エーゲ航空って「プリボーディング」というのがありません。ご不自由な皆さんと赤子連れがグループ1で、ビジネスクラスやスターアライアンス・ゴールド会員はグループ2です。

「搭乗券をよく見て。あなたグループ2でしょ?」
「ほんまや。ユナイテッド航空はグループ1って書いてあるから見間違えました…」

そう言い訳して誤魔化しました。なんか田舎者っぽくて恥ずかしかったかも。(苦笑)
結局、ジジババ数名を先に載せてからすぐ、グループ2の搭乗になりました。

Thursday, March 24, 2022

Masína Restaurant

 日曜日は、アテネの先生は月曜日の仕事の準備でまたオフィスへ出勤。弁護士って土日にもおちおち休めない商売みたいだね。そんな中を僕の滞在中には毎晩ディナーに付き合ってくれて大感謝でした。

最後の晩餐は… インタコのレセプションに、昨年とても仲良しになったお姉さんがいたので、4月以降の滞在について申し送りを頼むついでに、ホテルの近所でお勧めの店を聞いてみました。

近くにいたコンシェルジェさんも巻き込んで、ここがいいですよと教わったのが、メジナです。

「今夜はホテルから徒歩数分の『メジナ』へ行くよ」ってアテネの先生と歩いてきて… 看板の表記を見てキレた。
「やっぱりまた読み替えてる…。メジナじゃなくて、Μασίνα!グリルのことだよ」

う~ん… カナ表記したらメッシーナって聞こえたかな?でもそれじゃイタリアだよね。スペル的にはメジナって覚えたけど魚は置いてなくて、また炭火で串焼きの店でした。5泊滞在して、ホテルのラウンジめしもロシア料理店も、全部がぜんぶスブラキとかケバブとか、串焼き肉って、どうよ?

この店は内装があっさりして清潔感があるので、嫌いじゃ無い。
グリルで肉を焼いてる場所はガラスに囲まれて煙がいっさい流れ込んでこないのも、イイ。

で… まずはサラダとビールから。今回はもうずっと、串焼き肉とビール特集です。
サラダは、なーんもかかってないキャベツにロメーンレタス、人参の千切り。

アテネの先生がレモンを搾ってくれて、取り分けてから自分で調味しました。
調味料が… 酢、塩、黒胡椒。

取り分けましたの図。レモンの塩梅をみて、胡椒だけふりかけました。
なんてことない野菜だけど、新鮮だから食べられる。野菜の風味がしっかりしていました。

他に、茄子のディップがあったので、ピタも頼みました。
茄子のディップをうっかり「パトルジャンサラタス」ってトルコ語で呼んで失笑された…。
だって、ほぼ同じ料理に見えるもん。ギリシャだと「メリジャーナのディップ」ですね。

スブラキは3種類の肉で頼みました。ひとりあたり3本でもう大満腹、大満足。
上写真左から… ポーク、チキン、ラム、です。
見た目は焼き鳥みたいですが、倍以上も大柄です。

レモンを搾ったら、それだけでもかなり美味しい。オプションで黒胡椒をちょびっと。
もしも醤油があればポン酢風にもできるから、きっともっと美味しい。残念。

「ビーフは食べないの?」
「だってビーフばっかりでポークは食べてないだろ?」

そうかぁ。
アメリカはポークってソーセージやベーコン等の加工肉が多いから、軽い驚き。
ギリシャではアメリカ以上にポークをよく食べるみたいです。日本に近いかも。

で、ここんちのスブラキは上等な出来映え。焼き上がりがすごく柔らかくてジューシー。スブラキを食べ慣れているアテネの先生がベタボメして「良い店を見つけた!」って言ってたので、美味しいスブラキを出す店なんでしょう。インタコのコンシェルジェやレセプションのお姉さんが勧めるだけのことはありました。

ホテルから徒歩圏。大通り沿いだし、グランドハイアットに泊まっていたらもっと近いから、お勧めです。

あと… 日本人的には、醤油の携帯パックを持っていったら便利かも。
なにせ調味がシンプルなので、醤油があったらもっと楽しめそうです。

Masína / Μασίνα
Address: Λεωφ. Ανδρέα Συγγρού 133, Αθήνα 117 45
Tel. +30 210 9313 173

Hours: everyday  12 pm - 4 am