Tuesday, December 31, 2019

Istanbul Dec.2019 (9)

大ぶりなクルマエビ(相当)を4匹もたいらげた夕方... ディナーの摂取は諦めました。カラキョイの再開発中なレストランだらけの通りで軽い食事を探しました。ファストフードってケバブ屋ばっかり! スープ専門店じゃ軽すぎるし、コーヒー屋は甘ったるいパウンドケーキとかしか売ってないし、バクラヴァの夕飯は勘弁...。
結局ハンバーガー屋に入ったアメリカ人。(笑)
後でネットでさっくり調べたら、イスタンブール市内に5軒展開しています。

新市街の目抜き通りならマックもKFCもあるけど、地元のバーガーショップを試したから許して。
ここは以前に一度トルコ風呂のマネージャ君と来ていて、マッシュルームバーガーのワンショットだけ記事に入れました。でも今回は夕方の早い時間に、おひとりさまで入場。

店内は空いています。アラブ系のお客さんも多いため、お店のスタッフには英語がよく通じます。
いちばんの発見は... 隣にバクラヴァ屋の分店が出来ていた!後で店内を覗いてみたら、ガラガラ... 本店は行列しないで飴にたかるアリのような場所で注文かけなくちゃいけませんが、ここならそんな心配は無用です。

でも、本店の偉そうなおじさん(60代・デヴ・白い口髭)が既に僕のことを覚えてくれていて、たかるアリの群れに混ざると目の前のアリをすっ飛ばして僕の注文を受けてくれるから、やっぱ本店へ通います。

さてハンバーガー。今回はいちばん無難というか、王道で。
チーズバーガー(スモールパテ・160g)に、フレンチフライとコーラのセットです。

なんてことはない、やや小柄なハンバーガーでしたが、この時のおなかの具合にちょうどいい大きさ。
白胡麻の付いたバンズはキメの細かなテクスチャ。パンの香りが「昭和の酵母」と表現すればいいのか、昔のパンの香りがして、エキメキ(トルコの普通のパン)とは明らかに異なる風味でした。トマトとレタスはモロにアメリカ風で、トルコにもこんな風味が抑えられた野菜があるんだ、と逆に感心させられました。

全体の出来、評価は「ふつう」です。不味くはないけど特に美味しくも感じない。

ポテトは、こんな琺瑯引きのカップに入ってきます。
揚げたてで熱々でしたが... カップのせいで湿気が少しこもる。
ハインツのケチャップとマヨネーズが出てきたのが軽い驚き。

ランチタイムから深夜2時まで営業しているのが便利。
BURGERLAB KARAKÖY
Phone: +90 212 293 03 13
Address: Kemankeş Karamustafa Paşa, Dericiler Sk. No:10, 34425 Beyoğlu/İstanbul, Turkey
Hours: everyday 11AM – 2AM

帰宅後この記事書くために上記の情報を拾ってたら... 近所にバルタザールという名前のバーガー屋を発見!

次回はバルタザールを攻めなくてはなりますまい。
きっとまだ近所にメルキオールとキャスパーも潜んでいるに違いない。
でもキャスパーは裏切るから... ←キーワードで発作起こした

Sunday, December 29, 2019

Istanbul Dec.2019 (8)

一年ぶりにやってきました。シーフードレストランが建ち並ぶ Kumkapı クムカプです。
日曜日のランチタイムは、いつでもガラガラ。
ここがディナータイムになるとヒトでひしめきあうのが信じられない。

入店したのは、池上彰さんが来店した記念写真も飾ってある、カラマールという老舗。
アドのお勧め店で、入店したら見覚えのあるウエイター君がすぐに僕を見分けてくれました。

カラッポで暖房も入れてなかった店内。
僕が写真を撮るから窓際席を選んだら、僕たちのテーブルにだけヒーターをセットしてくれました。
窓から外を見ると、こんなです。周囲も全部シーフードレストラン。なんで共倒れしないのか不思議。

これじゃまるでシーフードの秋葉原。(笑)

ここんちの店内装飾ってあんまり気にしていなかったけど、いろんな楽器が吊ってある。
いかに~も中東っぽい音が出そうな弦楽器に、シャンデリアはトルコっぽいランタン。

最初に飲み物を聞かれ、ふたり仲良く糖尿(笑)なのでコーク・ゼロシュガーで。
僕は風呂上がりで喉がカラカラだったので、炭酸水もいただきました。

そして前菜のサンプルがトレイに十数種類載ってでてきたけど、選んだのはいつも同じ。
このみっつです。

これは茄子のサラダ、というか、ペースト。
皮をとっちゃうから茄子っぽく見えなくなるけど、味は濃厚に茄子です。

僕の好きなのは「茄子とヨーグルトのサラダ」なので、ヨーグルトも。
単なるヨーグルトは置いてなかったけど、ガーリック・ヨーグルトがあった。刻んだディル(アニスの葉)が混ぜてあって、食べると確かにガーリックの風味もあります。

このガーリック・ヨーグルトと茄子のペーストを半々に混ぜてトーストされたパンに塗ると最高。

もうひとつお気に入りが、海老のオリーブ油漬けです。
前菜の名前を勝手に付けていますけど、外してはいないはず。

そして、トルコ名物の「世界でいちばんおいしいパン」エキメキ。
形はフレンチバゲット、中はイギリス食パンみたいなパン。

中庸で内部がソフトなテクスチャ。トーストするとサックサクで、やみつきです。
これに海老を載せたり、茄子・ガーリックヨーグルトを塗りつけて楽しみます。

アドは野菜を摂取するのを心がけているようで、サラダも。
グリーンかミックスか聞かれ、グリーンって頼んだはずだけど... ミックスサラダだよね、これ。上の赤いのは酢漬けで色が変化してるけど紫キャベツ。他はレタスにビーツ、トマトと胡瓜です。普通に美味しい。

僕が頼んだのが、グリルした大海老。本気で大きな海老で、大柄なクルマエビ相当品。
ひとり2匹づつ頼んだけど... アドが「カロリー少ないよな?」とか聞くから「カロリーは知らないけど、通風には最悪。コレステロールも多い」って言ったら、食べてくれませんでした。おかげで僕が4匹全部完食。

メインコースは... いろいろあったけど結局また冬の味覚、高級魚のイシビラメで。
一番ちいさい魚で。って頼んでも、ちいさめの座布団くらいある。結果、こうなります。

炙るか揚げるか聞かれ、揚げたほうが美味しそうだから... って、失敗したかも。
薄い衣はいい。表皮のイボはよけて食べるのもいい。骨が付いたままぶつ切りなのも目を瞑る。

・・・揚げ油が酸化している。さらに、油切れが悪い。

おさかなはフカフカでジューシーなだけに、いっそう残念でした。
でもきっと空腹だったら絶賛しながらたいらげたと思う。
黒海の高級魚も、海老好きな日系人が大海老4匹平らげた後には勝てなかった。

アドが用足しに行っている間に、壁画を撮影。
海豚に乗った人魚姫... 獣姦? そもそも人魚ってなにもの? 哺乳類?卵胎生?

・・・とか撮しているうちにアドが帰って来て「おぉ、店名のカラマリ(烏賊)がいるじゃん♪」だって。

「どこに烏賊がいるんだよ! 右下か? ありゃタコだ、オ・ク・ト・パ・ス !」
「ごめん。見たことが無いから…。」

「イカを見た事がない??」

店員さんと僕とふたりで、烏賊を見たことが無いなんて!?って目を見合わせて驚きました。

イスタンブールって海辺の街ですけど、やはり文化圏は砂漠がベースなのかも...。
あるいは単にアドがイカ焼きとか喰わないで育っちゃったのかも。
もっとも、蛸とか烏賊を食うのって欧州でも地中海系だけだし。(ここも地中海沿岸だけど)

結局、海老はすべて僕の胃に収まり、イシビラメはアドが食べられるだけ食べて... まだ7割以上余った。
残りの魚を食べきれなかったサラダと一緒に折り詰めしてもらって、帰りがけにトルコ風呂まで戻って、店長に「ランチ差し入れ」って渡してきました。高級魚たらふく食ったせいか、翌日のマッサージには一段と気合いが入っていました。(笑)

みんな油切れが悪いのも、油が旧いのも文句言わない...。遠慮する間柄じゃないのに。
トルコ人って馬鹿舌だとは思わないけど、魚料理に寛容というか、経験不足なのかも。

ランチのほうは、もうデザートなんて無理。お茶一杯もらっておしまい。
前回はアメリカのVISAカードが通らなかったけど、今回は無事に会計できました。シーフードは世界中どこに行っても高くつきます。物価の安めなトルコでもチップ抜きで合計$200くらい使いました。

Friday, December 27, 2019

Istanbul Dec.2019 (7)

ディナーは朝ごはんも食べさせてもらっている Karaköy Lokantası カラキョイ・ロカンタスで。
人気店で飛び込み客がみんな断られるほどに夜は大混雑になるので、午後6時の開店頃にお邪魔してます。

なるべく他のお客さんが入店してくる前にしないと「みんな、obaKobaが来たよ!」って次々に挨拶に来てくれ、店内が大騒ぎになるから。新人さんも先輩から経緯を聞くからか、自己紹介に来てくれて恐縮至極です。

僕にとって最大の問題は... みんなの名前を覚えきれない。
イスラム的な名前も多いけど、トルコの名前って独特なのがあって覚えられない。

座ると「レッド? ホワイト?」とだけ聞かれ...
炭酸水と、グラス売りの赤ワインか白ワインが出てきます。

トルコ語では「ワイン」って Şarap シャラップって言うんですが… ファッとかニとか、米国では絶対に口にしちゃいけない単語にあまりにも近すぎて脳が思考停止に陥り、どうしても口から出てきません...。

トルコの地ワインの葡萄は全てトルコ原産なのですが、赤ワインは多分クロアチア起源のプリミティーヴォ、加州でいうジンファンデルの原種か、その従姉妹。白ワインは Emir エミールとかいう葡萄が主流らしいですが、風味としてはピノ・グリージョみたいな葡萄かなぁ? ジンファンデル種には独特の渋みがあるので、それの近似種だというのは間違っていないと思います。白はあまりにもクセがなさすぎて僕の馬鹿舌では判定不能。

いつも、メゼ(前菜)かサラダをもらってから主菜をもらい、お腹に余裕があればデザートも。
初回に頼んだのは、茄子とヨーグルトのサラダ(上写真右)ですが... なんかもう一皿出てきた。

ウエイターのチーフさんが「僕からです」って、これをサービスしてくれました。
左がアボカドのサラダで、右は「ドルマ」だと言われた...。

ドルマって葡萄の葉を使って、米に香料や刻んだ野菜をくるんだものだけど、これは応用編。
香料を入れたコメを、ズッキーニの花でくるんであるそうです。葡萄の葉よりも風味にクセがなくて食べ易いうえ、ハーブの使い加減がおとなしくて素晴らしく美味しい。

そして主菜は、いつものミートボール(というか、ミニハンバーグ)を。
キョフテという、普通はミートボールと訳される挽肉料理です。IKEA のレストランで人気のスェーデン風ミートボールは、キョフテが北欧へ伝わったものだそうです。クリーム煮でリンゴンベリーを添えた奴も大好きです。

ここんちは外国人客もかなり来るので、クセの無いように羊は使わず、ビーフだけで作るようです。

ひとつカットしてみました。中はこんなんなってます。
香草が少し練り込んであるのが判る。火の通り方が均質で、火が通っているけどジューシーで、上手な出来。

別の晩は、ルッコラのサラダで。
「値段そのままで量を半分にして」って頼んだら笑われたけど、やや減量してくれました。

そして... また「これは僕からです」って、メゼを一皿追加されました。食べきれない!
右は「セロリのサラダ」と言われかなり引いたけど、あの苦手なセロリの風味はマヨネーズ風のドレッシングとタマネギの風味でかなり抑えられ、なんなく食べられました。左側は「スズキのマスタード」って言われた。このスズキさんは粒マスタードのおかげで素晴らしく美味しい。今度自分で注文しようと思います。

また別の晩にも「今日はお店から...」って。私を肥らせて丸焼きにでもするつもり!?
左は「ビーンズ」とだけ言われ、右は「フィッシュケーキ」って言われた。

豆は香料が複雑だけど、豆っぽい風味が上手に出てきて美味しい。フィッシュケーキは勝手に蒲鉾みたいなのを想像したので、繊細な風味がよく判らなかったけど... トビコと白身魚の練り物が入ったマヨネーズみたいな風味といえば近いかも。「フィッシュケーキはパンに載せて食べてみて。」って言われたのでそうしたら、確かにカリカリなトーストに載せると相性抜群でした。

今回の訪問でいろいろ出してもらったメゼのうちでは、スズキの粒マスタード和えが気に入りました。

あと、もうひとつのお気に入りな主菜は、これです。見易いようにあえて写真を明るくしています。
Veal cheek in the oven 仔牛ほほ肉のオーブン煮込み。英訳するなら Braised, slow-cooked veal cheek が正しい? やわらかく煮込んだ仔牛の頬肉はホロホロで優しい風味。下に敷いたスイートポテト・マッシュも素晴らしい。

デザートを食べる元気が残っていた晩、近くに居た兄さんに「クインスのコンポートある?」って聞いて...
冬場の名物デザート、クインス(かりん)のコンポートです。

これが届く寸前に、もんもん入れてる英語が上手な兄さんが挨拶に来てくれて...

「カリン食べた?今夜は僕がおごるから食べてって。」
「ぁ...。もうそれ頼んだ。君の後ろまで来てる...。」

デザートの皿を持った同僚くんが、もんもん兄貴の後ろで笑っていました。
もんもん兄貴が先輩なので、トルコ語で何か指示して、デザートは僕の前に、同僚は帳場に…。

「デザート代を取り消しに行ったから。あと、コーヒーはお店から。」
「ありがとう。毎日何か出してもらって、申し訳ないです。」

感謝しつつ、さっそくカリンにナイフを入れると... 内部はこうなってます。
種の入っていた穴には、クローブ等のスパイスが入っています。

初めて食べた時、最初の食感だけで「なんで種を砕いてまた詰めるんだろう?」って勘違いしました。クローブの風味が乗りすぎないよう、赤ワインその他の香料と馴染むよう、バランスが凄いです。とどめに、てっぺんに乗っているクリームが凄い。フレンチのクレム・フレーシュみたいな軽い発酵で、バターになりかけた生クリームって濃厚さ。このデザートはクセになって、毎冬の楽しみです。

最後はエスプレッソで。宿の記事で書いたように、カプチーノは頼めません。無理に頼めばやってくれるかも、だけど他の客が「僕も!私も!」ってなるのは必定。やっぱ、そんなお願いはできません。
それに、あま~いコンポートにはきっついエスプレッソが丁度良いです。

宿泊する度にステキな思い出を積み重ねてくれるレストランです。

Wednesday, December 25, 2019

Istanbul Dec.2019 (6)

イスタンブールの宿は、おなじみ Karaköy Rooms カラキョイ・ルームズ。
かつてエストニア領事館として使われていたという、頑丈な建物です。

地上階~1階(日米式だと1~2階)がレストランの Karaköy Lokantası カラキョイ・ロカンタス。
2階は事務所と倉庫? 7階は半分屋上庭園で半分オーナーの自宅。
3~6階に各3部屋で合計12部屋しかないブティックホテルです。

入口は建物の横っちょに、ひっそり。
入口が判らず右往左往する客が頻出。英語が通じるレセプショニストのヤヴス君に文句言ってる客がいました。隣の黄色いテントは酒屋さん。飲み物やポテチ、チョコバー各種を深夜まで売っているので大変便利。

僕がいつももらう11号室は、一番上の6階。これがいちばん狭い部屋です。
いちばん狭い部屋だけど、欧州基準で2名利用の部屋と比べて3〜4倍は広いと思う。

アメリカの宿だったら Studio Suite スタジオスイートと銘打って高い御値段を取られそう。
でもここ、かなりお得です。新市街にある米系ホテルのスタンダードな部屋の半額くらい。

ただ...毎年数回予約するので、もしかしたら僕だけが御値段据え置きなのかもしれません。いま、道を挟んだ向かい側に The Peninsula を建ててるので、再開発が終わったらお値段は高くなると思う。

ところで、その向かいに建てている The Peninsula が怖い。日本やカリフォルニアでは見ないほど鉄筋が物凄く細くて、すげー曲がってる。コンクリート流して固めたら真っ直ぐになるんだろうけど、内部に応力は残るよね? しかもトルコって地震が多いんですけど…。やっぱ怖い。

あの建築物は完成しても入りたくないです。旧エストニア領事館の頑丈な建物で、多分ペニンシュラの4倍広い部屋に泊まっている僕はラッキーです♪…って、オーナーのアイリン&オラル夫妻に話したら、苦笑してました。

夕方、部屋から見たガラタ塔。
ライトアップされているガラタ塔を見ると「戻って来た」感がひしひしこみ上げてきます。

そして、有り難いことに朝食をオマケしてもらっています。
地上階の Karaköy Lokantası で、ひとりであさごはん。
奥の帳場の近くにオーナーの女将、アイリンさんが毎朝いるから、会話も愉しめます。

僕だけ朝食を出されるので恐縮したんですが「どうせ従業員にも朝食を出すから」って言ってくれました。

用意されているのは、こんな内容です。
以前は朝食ブッフェがあったんですが、その時に「これ、好き~♪」って言ったのを全部覚えててくれた。

絞りたてのオレンジジュース、チーズ、ハム、トマトと胡瓜、毎日変わるフル-ツ、オリーブに日干しアプリコット、ペストリーとヘビークリームにチェリージャムなどなど。
トルコの朝食で必須アイテムな、トマト&胡瓜に山羊のチーズは必ず出てきます。

そして「今日は玉子、食べる?」って女将さんに聞かれ「お願いします」って言うと...
玉子みっつのソフト・スクランブルエッグです。銅の器がエスニックな雰囲気でステキ。
こんなに黄色い玉子って、多分白い鶏じゃないよね。茶色い地鶏だと思います。
半熟で仕上げてもらいますが、いい香り。抗生剤なんてゼッタイ使っていません。

コーヒーはカプチーノで。食堂の営業時間には出さない、裏メニューです。
(というか... この朝食がまるごと裏メニューですが...)
調理場の兄さんが、まるで星明子のように柱の陰から数分おきにコーヒーカップをチェック、無くなると補充。

もういらない。って言うまで続く「わんこカプチーノ」です!(笑)

パンも厨房で焼いています。
僕がいつもブッフェで拾っていたのがプレーンのクロワッサンとチョコクロワッサンだったのを覚えられてた。

なんだか怖いくらいに好きなものばっかり出してくれますが「日曜は厨房が休み」だそうで、朝食は無し。

そこで、日曜日には隣のブロックにある カラキョイ・ギュルオルーというバクラヴァ屋へ。
お店で食べるコーナーは、こんな。日曜日の朝、9時前だったらガラガラです。でも午後になったら近づけないくらい混雑している。みんな列なんか作らなくてもの凄いカオス状態。

今回の日曜日の朝には、バクラヴァいつつに紅茶で。
ドンドルマ(アイス)も添えようと思ったら、朝早い時間からアイス食う奴はいない!って言われた。
日本人は朝からアイスクリーム食うのか!?と思われちゃったら、ゴメン。>日本人

パイ生地の菓子にはバニラアイス添えると美味しいんだけどねぇ...(味蕾はすっかりアメリカ人)
左から:ピスタチオのロール、ピスタチオの三角スタイル、胡桃の標準型、そして右奥は胡桃のロール型。
ピスタチオと胡桃の違いは判るけど、それ以外は角砂糖なめてるより甘くて、みんな同じに感じる。(笑)

ここんちのバクラヴァを見慣れ、食べ慣れていたので、トルコ航空のビジネスクラスでバクラヴァが出された時、まだカートに載っているうちに「この店のやつだ!」って見抜けました。

朝から激甘いものつまみながら紅茶をすすって、の~んびりした朝を過ごせます。
イスタンブールでの至福の時間は、風呂屋での岩盤浴とマッサージ、それにバクラヴァ屋。

新市街側の橋のたもとにあるカラキョイ地区はフェリーの発着場でもあります。
フェリーのりばの付近から、夕方に金角湾の向こう側に見える旧市街のスカイラインを見物するのも楽しい。

あと... こういう写真を撮っている時って、足元が思い切りネコだらけ。
ネコと住んでいる人が判るんでしょうか? やたら集まってきます…。
多分日本でいう「地域ネコ」がいっぱいいて、ネコ好きにはたまらない街です。