Tuesday, July 31, 2018

Singapore 2018 May (17)

これで7月もおしまい。シンガポール旅行記の最終回です。

メインディッシュをたいらげて、コーヒーすすってデザートを待ってるのが、このへん。
まだベトナム沖を飛んでます。

デザート、チーズ、プチフールの配給にやってきました。
今回は目先を変えて、アイスクリームサンデーチーズプレートにしてみました。

シンガポールで搭載するから、チーズはスイス製を期待してみたら、ほぼ当たりの模様。
黒いワックスが巻かれているのはエイジド・チェダー、白カビ兼青カビチーズ、そしてライトウォッシュ系の3種。普段の熟成がかかっていない酷いチーズよりずっとイイ。さすがチーズ大国から輸入されているだけのことはあります。

そして、アイスクリームサンデーも工夫してみました。
キャラメルファッジとアーモンドスライスだけ。あとはフォトジェニックになるようにチェリー載せで。後ろに控えていますが、ここにアマレットを振りかけながらいただきました。アマレットのコクが乗って、美味しいよ~。

消灯するから就寝したけど... 7Aへの訪問者がウザくやってくるので、夜中に起こされた。(怒)
しょうがないから、ミッドフライトスナックを取材に出かけました。

プチフールがたっぷり売れ残っていたけど、塩味とソーダでいきたい気分。
コーク・ゼロシュガーにポテチで。気圧と湿度が高めのB787とはいえ、ポテチ袋がパンパンになっています。

もうちょっと何か欲しいかも...。
順序的にはポテチの前に来るべきですが、アテンダントさんに聞いたらサンドイッチがありました。

生温かいチキン&チーズサンド。パンはハンバーガーバンズ風。
これ食って寝たよ。さすがによく眠れて、その後のウザい父親の訪問は判らなくなりました。

そして到着前。機内の照明がオレンジ色に点灯して、こんな雰囲気に。
気の早い人が、まだ寝てる人の事なんか考えないで窓を開ける。ほんっとアメリカ人って自己中が多いよね。

届きました。中華粥です。他の選択肢はいつものように、オムレツまたはフルーツ&シリアル。
Chinese congee  Rice congee, roasted duck, savory garnishes  served with fruits

ローストダック入りのお粥でした。当たり~♪って感じ。
油條や青葱、ペッパーをふりかけて。生温かいベトベトなお粥だけど、オムレツよりコーンフレークより嬉しい。

予定より早くなって、8時17分に着地。
ちょっと遠いゲートでしたが、入国審査は数分で無問題。

そのまま Courtyard G のバス停で南方面のバスを待って。
これに乗って30分。自宅近くまで帰れました。予想外によく寝たので、帰宅後に少し出荷作業を手伝ったよ。

それで、SamTrans 292系統の車内はこんなです。
これは荷台が無いタイプだけど、勤務を終えたUAのアテンダントさんが前の方に乗ってるよね。
そう、この路線バスはスッチーやコックピットクルーが一緒に通勤している経路だったのだ。(笑)

そして、この翌週にはシドニーヘ飛んだ私。さらにシドニーから戻った翌週またシンガポールへ...。

こここまで書き終えたので、シドニーの写真を変臭して記事投稿できるよう、がんばってみます。

Monday, July 30, 2018

Singapore 2018 May (16)

帰りの、サンフランシスコ直行 UA2便に搭乗しました。
こんな機内。2-2-2の座席配置、ギャレーの後方です。

もらった座席は... 7B。チェックインの少し前にアップグレードが確定したら、もうここしか通路側がなかった。
そんで、7Aに座ってる姉さんの父親と思しき人がしょっちゅう様子を見に来ます。

「席を替わろうか?」って聞いたら「俺は2Dのほうが好き♪」とかほざいて拒否。シートベルト着用サインが点いてても来るし、えらくウザいからチーフパーサーに相談してみたけど... 満席なのでシート変更は無理でした。でもそのCAとのやりとりは隣席のお姉さんにもバッチリ聞こえたようで、放漫な父親のせいで居心地悪そうでした。消灯後にお父さんが来たら、自分から席を立ってトイレの前の方へ行ってヒソヒソ会話してたよ。

・・・ザマミロ。w

さて、出発時の枕元は、こうなってました。
最初からSATSの水が置いてある...。ということは、ミールの発注はANAと同じSATSを使ってるわけですね。それでいて、なんでユナイテッドの方だけがあんなに不味くなるのかが不思議。シカゴかヒューストンの発注担当が馬鹿舌?

すっかり明るい朝日の中を、出発します。
帰りは17時間弱で少し楽だけど、やっぱり長距離便だよね。
6月のSIN行き往路も、ちょうどこれ書いてる時にアップグレードの知らせが来てラッキー♪

さて、まずビバレッジから。
水は炭酸水を所望。ドラッピエ・ブリュットNVは順当な泡です。

前菜とサラダが到着。
ガーリックブレッドを所望したら、2枚くれたよ。

Chilled Appetizer
Duck lettuce wrap, cucumber, hoisin souse
ホイシンソースというのは、中国語側を見たら「海鮮醤」となっていました。魚醤の一種?
レタス内部に潜んでいるはずの鴨、ほとんど検出できません。なんだか判らないまま食べちゃいました。

サラダはこうなってます。
Salad  Mixed green, cherry tomato, cucumber, radish  served with dressing
なんてことはない、普通にグリーンサラダです。

ドレッシングはまだ劣化前(昔のパックに戻る前)のバージョン。
イタリアのバルサミコ・ドレッシングですが... SFO同様、いずれ以前のドレッシングに戻る悪寒。

さっき書いたように、パンはふたつ。
どっちももうガーリックバターが塗布されているので、バターは不要。
おかげでこのバターのほうはメインディッシュの風味を増すために活用できたのだ。

メイン、届きました。
Entrée  Grilled beef tenderloin  Morel sauce, au gratin potatoes, bell pepper ragu, zucchini
主菜はビーフのテンダーロインにしました。

他の選択肢は:
 Roasted chicken breast Morel sauce, mashed potatoes, bell pepper
 Malay-style baked perch fish fillet Fish curry sauce, steamed rice, shredded eggs
 Indian vegetarian Spinach curry with corn, coriander rice. cauliflower

ソースや食材がかぶりあってるよね。それに5択になっていたのがいつのまにか4択に減っています。劣化です
ほんっとにユナイテッドってデルタの真似っこして新しいものを提供するけど、半年も経たずに劣化していくよね。

ビーフのテンダーロインは、こんな。しっかり火が入っているミディアム仕上げです。
とりわけ騒ぎ立てるほどに不味くもないけど、なんだかコクが足りない気がした。

そこで、余ってるバターを半分ステーキソースへ、残り半分はポテト・オ・グラタンへ載せて。
こうしたら風味が増しました。でもこうやって脂の風味で食べてるのって本当は体に悪いよね。(苦笑)

ここで、デザートやチーズ配給前にコーヒーの注文取りに来るから、コーヒーと Half & Half を。
なんだかコピティアムの雰囲気を引きずっていて、スプーンがマグの中に放り込まれた状態で届きました。

次は5月のシンガポール旅行記の最終回、この機内食の続き&セカンドミール紹介でおしまいです。

Saturday, July 28, 2018

Singapore 2018 May (15)

月曜日の早朝。オーマイさんはANAで東京へ、僕はユナイテッドでサンフランシスコへ帰国します。

ふたりともビジネスクラスなので、SQの Silver Kris ラウンジが使えました。
ここが入口。この手前には Gold Lounge というのがあります。スターアライアンス・ゴールドメンバー用です。従って、ちょうどSFOのポラリスラウンジと United Club 同様に、こっちのほうが上質なはずです。

チャンギ空港までは、早朝なので路線バスとかを使わず、タクシーで手早く戻ってきました。
UBERがあるかどうか知らんが、シンガポールはこのコンフォート・デルグロが便利。
カトンからだと空港まで十数分。近くて安くて、こういう面でも便利このうえないです。

さてラウンジは... けっこう混んでる。
ふたり座れる場所を探すのに少しだけ苦労する程度の混雑。UAのチェックインではSATSラウンジの入場券を渡されるけど、やっぱり常連さんはみんなこっちを知ってるよね。

おとなしい照明のなか、スナックコーナーへ向かいます。
ここ、けっこう広いんだけど混んでる。ということは、相当数の客が入ってます。

従いまして、早朝からスナックコーナーは混雑です。
飲茶系の物体や西洋のブレックファストまで、いろいろ揃っています。

朝粥を組み立てる人も...。
オーマイさんも中華粥を召し上がっていらっしゃいました。

僕は洋風で。
オムレツ、チキンソーセージ、パンケーキにフレンチトースト、そしてブレッドプディング。糖質たっぷり。
マグで抽出してきたカプチーノもいただいております。

この後、僕より搭乗の遅いオーマイさんと別れてゲートに向かいました...。
オーマイさん、またシンガポール合宿、よろしくお願いします。

もう Premier Access 側もこんなに並んでる。
セキュリティをくぐって、Group 1 の搭乗も並んでる...。

しかし、チャンギ空港では禁断の裏技があるのだった。

この空港は Uniformed Services ID を提示すると、制服着てなくてもプリボーディングできちゃうのだ。預け荷物はしていないので頭上の物入れを確保したいですから、ちゃっかりGSの皆さんと一緒にプリボードさせていただきました。
(普段この裏技を使うのを躊躇うから、Group 1 の先頭に並ぶように心がけているんだよ)

Friday, July 27, 2018

Singapore 2018 May (14)

最終日の晩。ホテル・インディゴからジョー・チアット通りをブラブラ歩き15分ほど。
やってきました。ニョニャ/プラナカン料理の老舗として有名らしい、チリ・パディ・ニョニャという店です。

店の前にあるテーブルクロスに、さっそく目がとまりました。
事前にインターネットで調べていて「テーブルクロスがシンガポール航空スッチーの制服柄」というのを発見。

オーマイさんにその情報を見せたら受けて「でも、赤い制服は偉い人だよ」って。流石よくご存じ。
寄って柄を写しましたが... 確かにSQの制服みたいだよね。テーブルの格付けで色を変えればもっと笑えるのに。

さて、入店して予約がある旨を告げて... 2名だったらそこでいいか?って言われた席へ。
入口すぐ横の席で自動ドアが開いたり閉まったり。でもそのおかげで風通しは凄くイイ。
自席から店内中心部を、ぱっち。かなり混んでます。地元の客と観光客が半々って感じ。

写真には明るく写っていますが、割と薄暗い店内。メニューが黒字に白文字でおじいさんには読み難かった。
これが「にく」のページ。確かビーフ・レンダンあたりを頼んだかな?

こっちが「スープ」のページ。
肉丸湯というのが良さそうです。

家禽類は、こちら。
16番、アヤム・ブア・クルアというブラックナッツで煮込んだ鶏料理がニョニャの名作らしいので、それを。
注文取りの姐さん、この晩が最後のご奉公でリタイヤするとのことでした。そのせいかおもてなしも手厚い。

他にもロールキャベツとか頼んで、待ってます...。
テーブルの上は、こんな。
SQの制服の上(笑)にはお通しのマレー風漬物アチャーや、サンバル = 海老の発酵醤が。
(アチャー!...やりたい、すげーおやぢギャグやりたい。でも堪えた。(爆))

飲み物が届きました。
オーマイさんはコンサバにライムジュース。僕は少し冒険して「ハニーレモン」を。湯に溶いた蜂蜜にレモンを絞り込んだ直球な風味ですが、湯で作って氷で冷やす生ぬるさがやや厳しい。おかわりは僕もライムジュースにしました。

最初に届いたのが、炒飯です。まっくろな炒飯はブラックナッツのペースト入り。
Bua Kuluak Fried Rice  Fried Rice with back nuts paste, seafood & cashew nuts
ブラックナッツって風味がおとなしくて、見た目の割に食べ易い味付け。カシューナッツや小海老が入ってて嬉しい。

これは海老と豆が主体の料理。
Udang Sambal Petai  Stir fried Prawns with Petai and Sambal
ペタイ豆と海老醤サンバルで炒めた海老。ペタイは臭い豆と呼ばれていますが... 全然そんなことありませんでした。
ニョニャ料理は炒め物が多くてサンバルを多用するので、みんな、なんとなくラクサっぽい風味になっちゃう。

肉丸湯が届きました。
Bak Wan Kepetin  Minced pork & crabmeat balls soup with bamboo shoot served in claypot
バク・ワン・カプティン 挽肉と蟹肉のスープ、シナチク入り。
蟹肉の風味はあんまり感じなかった。やさしい、あっさり味のスープでした。

そして、これがネットでもイチオシでお勧めの一品。僕も一番気に入りました。
Cabbage Roll  cabbage roll with Otak Filling and served with Lemak sauce
ロールキャベツ オタクという名の魚を巻いて、レマックソースとともに。

ヲタク魚はどうでもよくて、僕はレマックというココナッツクリームソースがいたく気に入りました。このソースにサンバルを加えたら、まるでラクサのスープみたいな風味に変貌。サンバルって強烈な性格の調味料です。
このうま~ソース、ちょっとだけピリ辛な油が浮いてて、スプーンにすくったら、こんな。

 キャッキャッ♪「左ですくって右手でシャッター切ると、劣化コピーと逆さまだよ」キャッキャッ
 キャッキャッ♪「大丈夫。後でPhotoshop使って、ちゃんと左右を裏焼きするから♪」キャッキャッ
 みんなは食事中に馬鹿の真似するのはやめましょうね。(爆)

そして、この真っ黒けなのがニョニャ料理を代表する名作だそうです。
Ayam Bua Kuluak  Chicken braised with Indonesian black nuts, spices and Assam gravy
ブラックナッツのおかげで真っ黒。写真では少し状態が判るけど、実際に食べている時には、もう闇鍋です。
少しスパイシーだけど、風味はおだやかでなんてことのない鶏煮込み料理。鶏肉はやわらか仕上げでした。

こちらは、ビーフレンダン。これもクレイポットで出てきました。実際はもっと真っ黒に見えた。
Beef Rendang  Beef braised with spices and coconut milk
ココナッツミルクとスパイスで煮込んだ牛肉です。マレー系な料理でしょうか。これも風味が豊かでやわらか仕上げ。

最後に、ニョニャの定番デザートでおしまい。
こんなのが届きました。・・・ホント、テーブルクロスの柄のおかげで「SQのスッチー女体盛り」みたいだな。(爆)

オーマイさんのが、こっち。
Fresh Durian Chendol
ドリアン好きなオーマイさん... ココナッツミルクがベースのチェンドルにドリアンのトッピングです。

僕のは... 見た目が地味。でもすげー美味くて気に入っちゃった。これだけ食べに再訪したいくらい。
 Sago pudding Gula Melaka 
サゴ(椰子から作るタピオカ)のプディングにパームシュガー(椰子糖)です。
てっぺんにかき氷が載って、廃蜜糖?椰子糖?がかけてあって、すごく優しい甘さで気に入った。

プラナカン文化が温存されているカトン地区にあって、ニョニャ料理の名店で食べたい。となったら、ここでしょう。
金曜の昼に予約を入れたらテーブルを確保できましたが、週末は予約が無いと無理っぽいほど大盛況です。

これにてシンガポールの食い倒れ in May はおしまい。二人とも帰国の途に就きます。