Saturday, April 30, 2022

UA121 BCN → EWR

月曜の朝。アメリカへ帰ります…。

アテネの先生も復路がトルコ航空なので、ラウンジまで一緒。
ただし先生は出国審査が別でした。

「パスポート持ってきてないよね? EU 用の身分証で大丈夫なの?」
「全く問題ないよ」
「EU から EU へ飛ぶけど、経由地はトルコだよね?」
「心配しないで。以前にイスタンブール経由はやった事があるから」
「へ~~~、だいじょぶなんだ… 欧州って、なんか不思議」
「でもイスタンブール新空港は初めてだし、TKのビジネスクラスも初めて」
「新しい空港は広いから、ラウンジに入ってる余裕は無いかも…」

結局イスタンブールの TK ラウンジに入ったのかどうか、まだ聞いていません。

この調子でチューリヒに来る時も EU 身分証だけで来るんでしょう…。
スイスは EU に加盟してなくてもシェンゲン協定には加盟してるから。

アテネの先生はシェンゲン領域専用の出国審査場に入って、なかなか出てこないから少し不安になりました。さっさとパスポート持ってくりゃ簡単なのに… と思っていたら、シレッとした顔で審査場から出てきました。

その後、二人一緒にホァン・ミロ・ラウンジへ入場。
入場して、スナックと飲み物を取ってきたところで…
「あ、僕はもう時間切れだ。じゃあ来月またアテネでね♪」と別れて。

バルセロナはセキュリティの姉さんが顔なじみになっているので、プリボーディングも簡単♪
乗って… 荷物を納めてから後方を見たら、こんなです。

またボーイング 767-400ER の最前列まんなか、1D に腰掛けました。
こんな景色です。一番前のドアから搭乗させてるので、左側の通路は人通りが絶えません。

右側の通路からアテンダントさんがウェルカムドリンクの配布に来てくれました。

「オレンジジュースかシャンパンは如何?」
「あの… いますごく炭酸水が飲みたいんですけど」
チッ
「いいわよ。ちょっと待っててね♪」

あれ? 今、舌打ちましたよね? 確かに舌を打ちましたよね??(笑)

舌打ちしても、盆の上のコップがさばけたところで、ギャレーで炭酸水を注いできてくれました。
「手間のかかる事を頼んでごめんね。これ、冷えてて美味しそう」

恐縮しつつ御礼を言ったら、肩に手を乗せて微笑んでくれました。

「いいのよ♪ おかわりが欲しかったら、言ってね」

テイクオフ前に、中途半端に余った炭酸水の缶を空にしたい気持ちが透けて見えます…

正直に「もし缶の中味が余っていて邪魔だったら…」っておかわりしたら、笑われました。
テイクオフ。タクシング初めたところで、コップは取り上げられました…。カラだったけど。

そしてまた炭酸水… に見えるけど、今度はトニックウヲーターを所望しています。
ナッツと飲み物だけ先にもってきてくれる手順は、パンデミック前と同等に復活しました。

でも… その後はトレーに載せて全部出しなのは、まだパンデミックの真っ最中の証拠。
これ…配布が簡単でアテンダントさん達には楽だから、コロナが収束してもこのまま続けそうな、嫌な予感。

主菜はバーベキューリブにしました。他の選択肢は、鶏のマッシュルーム詰め、またはチーズラビオリ。
テロテロに甘ったるいソースが、アメリカンな BBQ っぽいです。でも下に敷いてあるライスが最悪。肉がやわらかなのはいいけど、僕にとっては他に可食部がほとんど残っていない…。

バルセロナ発でもこの品質に出来るのが凄いけど、それ言ったら成田発でもあの品質だし。

ベイビーグリーンのサラダは、まあまあ。
ハニーマスタードのドレッシングと黒胡椒をかければ、普通にいただけます。

パンはいつものように(笑)イマイチ。
バゲット風だけど、なんかスカスカすぎるというか、酵母が違うのか…「??」な風味。

アイスクリームは、またトフィー風味です。
繰り返しになりますが、妙なアイスの味に凝るより、素直にバニラかプレーンを出して欲しい。他の人のブログで見たら、LAX→NRT 便では同ブランドのバニラアイスを出してくれるようです。欧州線はみんな馬鹿舌?

お食事終了で、ただちに消灯。
消灯したら、すぐ目の前にポテチやチョコ等のスナックが並びました。たとえシートベルト着用サインが点灯しても、ベルトをちょっと緩めにすればスナックを取り放題です♪

これも座席 1D の醍醐味です。(笑)

復路は8時間ちょっとだけど、体感的にまだ午前中だから無理矢理クスリで寝て…
この時は珍しく、泥の中から這い上がるような気分でクスリが切れてきて、起床。

電動シートを動かしたら、すぐにアテンダントさんが飛んできました。

「到着前のお食事、欲しい?」
「はい。いただきます」
「今日は、クスクスと野菜の炒め物か、ピザがあります」
「ピザをください」
最前列なので、すぐ届きました。

いつものようにブラックコーヒーとオレンジジュースをもらって、こんなです。
到着すると午後の早い時間なので、内容的には「ランチ」のつもりです。

ピザは、こんな。いちおうマルゲリータです。
ぢつわ… 生地の厚いピザって、あんまり好きくない。でもクスクスと野菜よりはまし。
あんまり風味のないバジルソースと、熱いだけのチーズで食べさせられました。

出発地でマフィンの種類がビミョーに変化する…。
チョコチップ入りのマフィンです。スペイン語表記だけど…マフィンって呼ぶんだね。

試しに開封して、4分の1でカットしてみました。
パサパサ系マフィンです。しっとり感が無かったり、チョコが甘いだけだったり、残念。

お食事を終えて、コーヒーじゃなくて水ボトルのおかわりをもらっているうちに降機態勢。
水分補給してうるおってるところで、米国に到着しました。

バルセロナ線は他社の国際線と一緒に B ゲートに到着します。
でも B ゲートにも Global Entry があるから無問題。

モノレールで C ゲートへ移動して CLEAR でセキュリティをくぐって、目の前のラウンジへ入場しました…。

Thursday, April 28, 2022

El Jardi

いきなりマルゲリータ。
屋外に設けられたカフェで、夕刻のカクテルタイムを愉しんでおります。

ここは、カタルーニャ図書館の中庭です。
カルメ通りにある O'Toxo 3 Hermanos から数十メートルの入口が、こんな様子。

最初、アテネの先生はここに侵入するのを嫌ったんですが、僕が勧めて…
中庭に達すると、こういう閑静な風情が展開されます。

途中にある回廊も、なかなかいい感じ。
石造りのヨーロッパっぽさがよく醸し出されている場所だと感じます。

ここ、大學の薬学部だった場所なのか、依然として一部が薬学部なのか、よくわからんけど…
理系というか、医歯薬系の学部でも十字架があるのがキリスト教圏だよね…。ダーウィンとキリスト教がどうやってお互いを受け容れて同居しているのか、T学年の頃から既に不思議でした。

で、中庭の片隅にある EL JARDI(The Garden)の表示、ここがカフェです。
上写真左手に屋内席もあるみたいですが、なにせパンデミックの真っ最中なのでガーデンに椅子をしつらえて営業中。

カフェの敷地に入った途端、すごくいい香り。
まだ花をつけていませんが、ラベンダーの香りがいちめんに漂っています。

これですね。初夏の頃になったらラベンダーの香りはもっと強くなりそう。
ラベンダーやローズマリーは花だけでなく葉も香るし、なにせ地中海性の気候だから元気よく育っています。他にはクチナシ等も植えてあって、花の香りを愉しむ中庭という設計になっているみたいです。

この場所、アテネの先生がメッチャ気に入りました。

「凄く、凄くイイ!! なんでこういうのがあるって先に教えてくれないんだよ!」
「図書館の敷地に入るのを嫌がった時点で諦めたけど、そんな気に入るとは…」
「ここ、イイ、イイよ!! 香りが素敵だし、雰囲気も凄くイイ!!」
「今度は7月に来れば、日没が21時近いし、ラベンダーも咲いてるだろうし」
「うん。また来よう! それに外の中東っぽい市街も気に入っているし」

好き嫌いの視点がなんだか滅茶苦茶で、さすがシュールレアリスティックな藝術が好きなだけはあります。

で、コーヒー紅茶もあるけど、カクテルを頼もうということになって…
僕はアルコールが顔に出るから、アルコール弱めでファンシーな物を。

「僕は… マルゲリータにします」
「じゃあ、僕も♪」
「なんで同じもん頼むんだよっ!?」
「この場所にあっていそうで、いいチョイス」
「さっきまで『マティーニをシェイクで』とか、英国の諜報員みたいな事言ってなかった??」
「君と同じ物にしたいんだよ…」
「勝手にひとりだけロマンチックになるなよ!」

「…あの、お二人ともマルゲリータでよろしいんですか?」

そうして、マルゲリータが2杯届いたのでした…。
・・・なんだかなぁ。でも、散歩の途中でマルゲリータは美味しかったです。

「・・・君、こんな弱いお酒で顔が赤くなってきた」
「だから『顔にでるから』って言ったでしょっ!!」

こうして書き落としてみると、なんだか攻撃的な受け答えをしていたみたいです。(苦笑)
やっぱり歩き疲れていたせいでしょう。次回はもっと心にゆとりを持ってきます。

ここ、庭の上に裸電球(LEDだけど)が吊してあるので、暗くなってきたらもっといい雰囲気かも。
密かな場所にあるので、観光客は少なめ。エル・ラバル地区に踏み込んだらお勧めの休憩スポットです。

El Jardi
Carrer de l'Hospital, 56, 08001 Barcelona
+34 936 81 92 34

Hours:
  Mon - Fri:  5:30 - 11 pm
  Saturday:  1 - 11 pm
  Sunday:    2 - 11 pm

Wednesday, April 27, 2022

UA codeshares w/SQ

ユナイテッド航空のニュースリリ-スによると、4月26日からシンガポール航空とのコードシェアを拡大します。
コードシェア便により、新たに19の就航先が追加されます。
このニュースでは全てが明かされていませんが、アナウンスされているのは以下の9都市です。

・ブルネイ ー Bandar Seri Begawan
・カンボジア ー Siem Reap
・マレーシア ー Kuala Lumpur and Penang
・インドネシア ー Denpasar (Bali), Jakarta and Surabaya
・オーストラリア ー Perth
・モルディブ ー Male

個人的にいちばん興味があるのはクアラルンプール(KL)です。
その昔、酔ったマレーシアテレコムの専務にハアハア… 面白い奴だ。うちへ来い! ハアハアと、熱帯夜の下、ボディ密着で口説かれましたが(笑)、そういうのを抜きにしても、KL は東南アジアで行ってみたい渡航先の筆頭です。まだシドニーの馬華でしか食べていない、マレーシア風のラクサを試してみたいです。

モルディブも、海面下に沈む前に行ってみたいかも。(ぉぃぉぃ…)

それと、ユナイテッド航空の特典予約を検索すると、今のところエコノミーだけですがシンガポール航空の特典枠が頻繁に出てくるようになりました。これも『関係改善』の一環なのでしょうか。いずれにしても嬉しいです。

Tuesday, April 26, 2022

Bar 1800

美術館の近所から、エル・ラバル地区までバスでサン・アントニ駅前までやってきました。
フェレテリア・サン・アントニの看板を発見。

「最初観た時はフェレットの専門店かと思ったよ」
「フェレテリア…(爆) この場合の『フェレ』は ferrum で、ラテン語の『鉄』もともとはギリシャ語の…」
「はい!ギリシャに引っ張るのは、もういいです~」

アテネの先生に解説させると、なんでもギリシャ起源になるから飽きちゃう。
欧州はギリシャ文明から古代ローマを源にしてるから、仕方ないんですけど…。

中東系の多い地区をそぞろ歩いて、ランブラ・デルラバル Rambla del Raval 公園へ到着。
公園の隅にある、Bar 1800 という店へやってきました。

ここは昔、スイスの先生やオーマイさんともやってきた事のあるバルです。

パンデミックの有る無しにかかわらず公園にパラソル付きのテーブルを出してます…。
曇り空ですが、パラソルの下に腰掛けました。

で… 見た目が濃ゆい注文取りの兄さんが来て、判った。
オーナーシップが中東系の人に変わっていました。

若干心配になったけど、とりあえずオーダーを通して… 最初はポテトが到着。
パパス・ブラバスは、こんなでした。
かかってるソースが、トマトケチャップとマヨネーズを混ぜただけみたい。
ポテトが揚げたてなのに、ソースの出来がイマイチで残念。

次は、海老。
海老のガーリック焼きを頼みました。

これは普通に美味しい。
僕が海老の頭を残したら、アテネの先生がみんな食べちゃいました。凄いぞギリシア人。

そして、メインはイカ墨のパエリアです。
アロス・ネグロが届いたので、取り分ける前に撮影。

う~ん、ムール貝が入ってる…。ムール貝は全部アテネの先生へ。
あと、グリーンピースが一杯入ってる。あんまり風味が無いから、冷凍か缶詰だと思う。

取り分けましたの図。ムール貝がいない代わりに、ガーリックソテーの海老を追加。
イカ墨ごはんで炊かれた海老と、ガーリック炒めの海老は同じ素材です。風味も別に違わなかった。

エル・ナシオナルで食べたアロス・ネグロが感動的に美味しかったので、ここんちのは拍子抜け。残念でしたが、不味いわけではありません。イカ墨パエリアとしては平均点なんだと思いますが、これの前に食べたものが良すぎたから。

二人で「またエル・ナシオナルでイカ墨ごはん食べようね」って、誓いました。
オーナーが代わり、多分シェフも代わったので、以前あったアイテムとは内容が大幅に変わりました。クリエイティブな皿がなくなって、ごく普通のアイテムを平均点で出してくる店になってしまったようで、とても残念です。

ここでの食事後は、アテネの先生の「君と食事に来るとどこでも美味しい!」が出てきませんでした。(笑)

Bar 1800
Rambla del Raval, 1, 08001 Barcelona
Tel. +34934424435

Hours: everyday 9 am - 11 pm

Monday, April 25, 2022

天丼食った

タイトルと写真が違わくね??

・・・と思った方、今暫くお待ちください。

なお、最後の方に薬指の手術痕が出てきます
小さく表示させてありますが、それでもキモいと思った方は読み飛ばしてください、

遊楽さんでは、限定メニューの『スパイシー肉味噌とんこつラーメン』が復活中です!
Spicy Nikumiso Tonkosu Ramen ($24.50)

今の円ドルレートだと 3,000 円超えてるよね… でも、この美味しさには勝てません。この物価高、アメリカで日本食をいただくのは大変。マンハッタンの小室夫妻も、爪に火を点すような思いで過ごしている事でしょう。

  §

ところで『爪に火を点す』って、子供の時に「ヒトって燃えないよね?」って、疑問に感じなかった?

小学生の時にやってみました。(笑)
爪切りした後、切り落とした爪をピンセットでつまんで、コンロの火で炙ってみました。
あたりめを焼いたような、いい香りがしたのが衝撃的でした。
以後、スルメを焼いた香りが鼻に漂ってくる度に…(以下自粛)

それと、よく印度で、出来の悪い嫁に火を点けたり、強制性交した後に火を点けたりするよね?

あれってちゃんと燃えるんでしょうか?
印度人って…燃えやすいんでしょうか?

謎は深まる一方です。

でも、試しに誰か燃やしてみるつもりは毛頭ありませんから安心するざます。

  §

肉味噌とんこつを美味しくいただいた後、SamTrans バスに乗って、虹屋マーケットへ。

目的は、これでした…。
糖尿病患者には猛毒の、東ハト・キャラメルコーン。いま特売で、一袋5ドル以下!(だったと思う)

日曜日はバスの本数が減りますが、この日は土曜日だったので 20 分おき。
SamTrans バスは、iPhone に入れた Clipper(モバイル西瓜相当)で乗車できます。
西瓜より財布にやさしいのは、復路がタダ。
乗り継ぎを無料にしているため、3 時間以内で帰るなら2度目は無料になります。

そして… やっとタイトルとマッチする写真の登場です♪(ちゃんとバックホリゾント造って撮った♪)
弁当売り場で、少し悩みました。

これ買って帰って、また家人に食われたら… どこかで負傷して ER へ行くハメになりそう。
そんなイヤなジンクスが出来上がらないか不安になりつつも、今度こそ自分で食うぞ!と。

上のパッカンを外すと、こうなっています…。タレは最初からかかっています。
これで 7.99 ドル。今のレートで円換算すると 1,000 円超えています。タレも足りないので、醤油 + 煮切り味醂 + そばつゆの素 で調味したタレを造って、足しました。でもやっぱり、なんだかざんねんです。

「てんや」がアメリカに進出してきてサンマテオに店を開かないか、水垢離したい気分です。

購入時には「また家人に食われるかもしれない…」 と、念のために家人が絶対に手を出さないものも。
納豆巻です。日本食ほぼ大好きな家人も、納豆と蒟蒻だけは苦手です。(食べるけど好きくない)

  §

※再警告:以下にキモい写真が2枚並びます

で、薬指の手術はどうなったかというと… ついに包帯交換の許可が出ました。

初めて包帯を外した時に、記念撮影しておきました。
手の甲側から見たの図。画像をクリックすると拡大表示

横向きに切った怪我のはずですが… 縫い目が縦に2本ついている?
結果的に、H型というか、稲妻型に縫われているようです。

ハリーポッターみたいで、ステキ!(・・・ぉぃぉぃ)

薬指の根元には紫色のマジックで何か書かれていますが、これ、間違って他の指を手術しないようにするためのものです。執刀直前にも、タイムキーパーのナース・執刀医・執刀補助のナース の3名で再確認が入りました…。

この「なかなか消えない紫のマジック」は、10年くらい前に悪性リンパ腫で電子線を脳天直撃に浴びまくった際、がんセンターから付与されたものと同じだったので、かゆくて禿げる放射線療法を思い出させてくれて凄くイヤでした。

で、横から見ると怖い… 指先のそり具合が、なんだか怖い。
横側から見たの図。画像をクリックすると拡大表示

切れた腱を繋ぐために、暫くの間はこうやって反らしておかないといけないみたい。
内部に潜んでいる串のおかげで指を曲げる事はできないけれど、やっぱり少し怖い…。
てか…普段ありえない角度に指先が反っているせいなのか、薬指の腹側に疲労感があります。

水曜日に診察してもらいますが、あと5週間このままだと思うと、やるせない気分。