Wednesday, October 17, 2018

Fly the friendly skies®


先月、2018年の9月で2019年の Premier® 1K® が確定しました。2011年にリーマンショックの影響がガラス工芸業界にも訪れてしまい1Kを維持するほど飛べなかった1年を除けば、2000年の10月から毎年1Kを維持してきました。累積18年1K会員をやっているうちに、ユナイテッド航空が Chapter 11(日本の会社更生法適用に相当)を取ったり、コンチネンタル航空と合併し事実上はUNITEDの名前だけ残してコンチネンタル航空に変化していく様子をタプーリ体験してきました。そしてこの間に、個人的にも2000年に米国の永住権を取得し、その後2006年に合衆国市民となりました。

以上の体験に基づいて『ユナイテッド航空と付き合う術』を、歪んだ私見を基にまとめてみたいと思います。

【教訓1】ユナイテッド航空はセフレだと思え。

いきなり凄い台詞でインパクトを持たせましたが...

 ・向こうから一方的にルールをコロコロ変えてくる。(もち MileagePlus のことですw)
 ・うかつにも愛してしまうといつか必ず裏切られる。(書いていて、すげーイタイ)
 ・斬新、新鮮な内容は、あっという間に劣化していく。(セフレだけに限らないかも...)

他にもいろいろ挙げればきりがありませんが、最初から「どうせセフレだから…」って割切って付き合えば幸せに。 些少のお金で少しの間だけイイ気持ちにさせてくれる。と考えれば、わがままを言う自分のほうが変だと気づくはず。

そうしたら... MileagePlus® というのは援助交際だと思えばいいんです!!
 ・すべてのルールは向こうが勝手に決めます。
 ・好意的にしても、いずれ必ず裏切られます。
 ・付き合ううち、どんどん内容が劣化します。
 ・付き合ううち、どんどん費用がかさみます。
最初からこういう事を覚えておいて、割切って付き合えば文句いえませんよね?(笑)
プチプラな航空会社に期待するほうが間違っている。と自分に言い聞かせましょう。

 これでも下手なLCCよかまだマシかも... って。

ちょい弁護するけど、元ボーイングの一部門だっただけあって、航空大手としては相対的には機材が新しい。
で、新しい機材やシートがどんどん投入されては劣化、就航先もどんどん増えては撤退。昔から『畳とセフレは新しいのに限る』と言われていますが、ユナイテッドは新しいハード&ソフトが紹介されてはすぐ劣化する繰り返しです。

SQ、NH、TGといったアジア系や、中東のキャリアはこの際見ないようにしましょう。

 普通、ユニクロとシャネルで売っているスーツを単純比較はしませんよね?
 普通、サイゼリアで飲み放題のワインとDRCをそのまま比較しませんよね?
 普通、ダイソーで買った腕時計を、パテックフィリップと比べませんよね?

新大陸の米系キャリアは立ち位置が違うんだと思って、一歩引いて周りを見てみましょう。

 ・機内に牛を解き放ったようなCAが徘徊するデルタ航空。そのFFPは SkyPesos

ユナイテッド航空でも、オーバーブックしたPAXをタコ殴りにしてアザラシの赤ちゃんのように引きずり降ろしたら炎上しちゃったけど、結局のところ米国の大手3社はどれも似たりよったり。そしたら機材が新しいぶん、いいかも?

欧州にも目を向けてみれば、結構「なんだかなぁ」なキャリアがあります...

 ・クスリを飲みたいからと水を一杯所望すると課金されるライアン航空。
 ・これがホントに飛ぶのか!? というほどのポンコツで大西洋を渡るKLM。←最近やや改善中
 ・ストライキが大好きな従業員のせいでスケジュール滅茶苦茶なAFやLH。

特にエアフラが凄い。客が寝静まったらCAが泥棒に変身するし、給料5%も上げろってストで会社が潰れそうだし。

ほら、どうですか?ユナイテッド航空に対して僅かながらポジティブになってきた自分を見つけたでしょう?w


【教訓2】自分がお客様だと思うな。友人だと思え。

なんたって Fly the friendly Skies® です。クルーも誰もかも、貴方のことをお客様だとはさらさら思っていません
(もし貴方が毎年500万ドルも使ってくれる Chairman's Circle のメンバーだったら、話は別です)


コンチと合併後耳にしなくなりましたが、合併以前に出発時のPAで流れてきたのは乗客目線ではアウトな内容...

 We are primarily here for your safety...

つまりCAさん達は保安要員であって、本来は旅客サービスのためにいるのではない。と言い放っていたのです。
熊みたいなCAでさえ頭上の物入れに機内持ち込み荷物を納めるのは「腰を痛める」といって、手伝ってくれません。

さらにアメリカ人には『お客様は神様です』という意識はありません。
とどめに、この日本語を読める貴方は十中八九、有色人種でしょう...。

最初から『お・も・て・な・し』なんて言葉は諦めて、親切な友人に乗せてもらっている。と思いましょう。
空港に到着して、チェックインカウンターから機内まで、友人や知人がどっさりいて、自分に親切にしてくれている。 ・・・そういう視点で利用するなら、ユナイテッド航空での空の旅は「我慢する」から「思ったよりイイ」に変化します。

ピチピチギャル(死語?)なCAがいない!と思った時点で、貴方はユナイテッド航空に向いていません。合衆国では基本、定年がありません。かつては80歳を過ぎたおねえさんCAが以前存在したファーストの客をお迎えしていました。
(ところで日系でもそうだけど、なんでファーストクラスのスッチーって年季の入った姐さんばかりかなぁ!?)


【教訓3】機内食と名店を比較するな。学校給食だと思え。

機内にはギャレーがあってもキッチンはありません。UAはエスプレッソマシンさえ載せていません。そして基本的にキャビンアテンダントさん達は料理人の修行なんて積んでいませんし、NRTSW以外は和食の基本についても無知だと思った方がいいでしょう。ファーストクラスに炊飯器があって、お食事の時間が近づくと機内には御飯が炊ける香りが漂うANA(これはこれでコメ食い人種以外には問題があると思うが)に太刀打ちできるわけがありません。

そしたら、ほら。この「なんちゃって和食風に仕立て上げたミール」にも、優しく接してあげられます。
最初から「どうせ残念な内容だから...」と諦観しつつ箸を運べば「おや? 思ったよりいけるじゃん!?」と感じられます。これは、すべからく諦観しつつも常に希望だけは絶やさない、佛教的な心の持ちようを鍛えるのには最適です。
ユナイテッド航空を利用することは解脱・悟りを得るための修行だと思えば楽なものですし、某真理教より安全です。 しかも、たくさん修行すれば結果的にアップグレードされたり機内で少しだけチヤホヤしてもらえるんです!

ユナイテッドに乗れば、誉めてくれるんだ!←シンジくん風味 ←精神汚染

マイル修行と同時に精神の修行までできるなんて。とても便利な航空会社ですよね♪ w

機内食が酷いなりにも、調理せずに単純に調達したものは結構いけていることもあります。(必ず、ではない)
Polaris® Business で出てくるアイスクリームサンデーは好みにあわせてカスタマイズしてくれますし、出発した地域によってはチーズプレートもそれほど酷いものではありません。

最近は United Economy® でも長距離の国際線なら食後に駄菓子よりはやや上等なアイスクリームまで配ってくれます。

さらに追加でいくばくか払えば、アルコールやスナック類を購入することだってできます。

貴方の周囲の皆さんも、同じ釜の飯をイヤイヤ食わされているのです。

そう、これは懐かしい、あのスカスカなコッペパンやありえない味付けの鯨の大和煮を食わされた学校給食だと思えばいいですし、一過性のものだからと未来への希望を捨てなければ、幸せでいつづけられるでしょう。


【教訓4】ラウンジは劣化する。絶対良いラウンジは絶対に劣化する。

上の教訓は Power tends to corrupt, absolute power absolutely. -John Dalberg-Acton『権力は腐敗する。絶対的な権力は絶対に腐敗する』をもじってみました♪ ユナイテッドのポラリス戦略、最近はアメリカ国内の空港ではポラリスラウンジが増えてきました。いずれ香港や成田でもポラリスラウンジが完成してくるはずです。

でも、SFOのポラリスラウンジはオープンして数週間で劣化が始まりました...。オープン後半年も経たないうちに、既にダイニングのナプキンは布製から便所のお手拭きとおそろいになるまで、劇的な劣化が進んでいます。

それでも今のところ、まだフランス産のシャンパーニュを飲ませてもらえますし、機内食よりはいくぶんマシなお食事を出してもらえるダイニングもあります。United ClubSM  のほうは「搭乗ゲートで待つよりはいい」と思えば途端に居心地が良くなるかもしれません。ここよりもっと悲惨な境遇を思い起こせば、少し幸せになれます


以上、基本は「気のもちよう、視点の変えよう」でユナイテッド航空での空の旅は少しだけ快適になります。
もうすぐボーイング787-10が投入されたり、プレミアム・プラスという上質エコノミーも運用開始されます。
これからも新しい機材やサービスが紹介され、投入されてはたちまちのうちに劣化するのを繰り返すでしょう。

それでも世界中に「ユナイテッド航空が好き。MileagePlus がいちばんイイ」という基地外乗客が沢山います。

貴方がもしもまだ MileagePlus に深入りしていないのなら、足を洗うことも考えた方がいいのかもしれません。でももしミリオンマイラーに到達してしまったなら、そのままユナイテッド航空と心中する覚悟を決めるか決めないか、全ては貴方自身の決断です。Let's fly the friendly skies.

Monday, October 15, 2018

United 838 NRT/SFO 2018 Sep

UA838便でサンフランシスコへ帰る記事です。

優先搭乗したのはいいが... この日は場末のキャバクラ照明(そういう店には行った事が無いので憶測)でした。
座席は帰りも 3A です。この引っ込み加減がいい塩梅ですが、入口部をアテンダントが待避に利用してます。

 ビバレッジは、なんだか甘~いドリンクが欲しくてクラナップルで。
甘味と渋みがいい感じ。ナッツはいちおう温めてあるけど残念な内容で固定して久しいです。

 そして和食がスタート。最初うっかりオーダーを取りに来ちゃったチーフパーサーさん... 多分、あのプリントアウトにかなりしっかり「このPAXは和食の予約に五月蠅い」って申し送りに気づいて、ひたすら謝ってました。
一の膳:
 前菜-茄子の松風、しめじの焼き浸し、胡麻豆腐、菊花寄せ、ぎんなん松葉串
 先附-炙りアトランティックサーモン、蒸しあわび
 小鉢-蝦かぶら蒸し、長芋、生麩、黄身酢
サーモンに「アトランティック」って 銘打ってあるのがなんだか変だけど、成田で調達される和食だけあって、さすがに違和感はありません。

インランド側2Dにいた白人のおじいさんが和食を頼んでて、第壱希望が通っちゃって食べ方に悩んでいました。
日本文化によほど通じてないと難しいんだけど、やっぱり隣のおじいさん... 前菜のどこからどこまでが食べられるのかが判断できかねる模様。こっそり見ていたら紅葉の葉っぱや菊の葉も食べていました。w
さすがに竹で出来た松葉串やザルは残していたよ。www

見て笑ってないで教えてやれってか? ・・・だって席が離れてて遠いし、こっそり見て嘲笑っていたのがバレるでしょ。

そして主菜。帰りはブリテリでした。 
二の膳:
 主菜-ぶりの照り焼き
 御飯-ご飯、味噌汁、香の物
ブリのお味は上々。この機内食で気に入ったのは、味噌汁が具だくさん、特に茄子がたっぷりなのがイイ!

この頃の白飯は包んである...。 
オーマイさんもこだわっていらっしゃいますが、ここってもうちょっと他に供する方法が無いのかねぇ。

 そして、帰りもアイスクリームサンデーに「アイリッシュクリームぶっかけ」で。
バニラアイスにチョコレートファッジの風味とアイリッシュクリームの軽いアルコールが気に入りました。

 帰りもよく寝て、ミッドフライトスナックはもらいませんでした。おしぼりもらって目が覚めて。
御到着の前に:
 季節のフレッシュフルーツ シリアル、ミルクと共に

和食の予約をしていると「鯖の柚庵焼き」がデフォでございますが、あてくしの実家では鯖のような下魚をいただかないざますので、季節感の無いフルーツに変えていただいたのざます。

で... 成田発はクロワッサン、シナモンロール、バターロール?からパンを選べるんだけど...
シナモンロールにアイシングがかかっていない!!(号泣)
糖尿のPAXにはピッタリなんですけど、やっぱりシナモンロールはあのベロベロのアイシングが欲しいよね。

そして、NRT発はポラリスチョコレートがまだ健在です♪
抹茶味とホワイトチョコのトリュフで固定してるし、箱は何の印刷もしてありませんが、味で勝負が嬉しい。

チョコとブラックコーヒーをやっつける頃、28Lへタッチダウンするために旋回して南から北へ 方向転換。
南から北を見たサンフランシスコ半島の山並みって、こんなです。
遠くに見える南北に細長い湖は... 飲用水の貯水池。なので釣りも遊泳も禁止。

でもこの貯水池ってサンアンドレアス断層をそのまんま使ってるので、活断層がバックリいったら渇水してシリコンバレーの住民は乾いて氏ぬ。と思うのは僕だけ?(汗)

以上、9月下旬の帰省を駆け足でご紹介しました。次の旅行は11月にANAのファーストで帰省します♪

Saturday, October 13, 2018

Staying Japan 2018 Sep

2018年の9月は習志野の両親宅に1週間ほど滞在しました。

常連の皆様には申し訳なかったですが、今回は人見知り(というか気を利かせてくれる)妹だけ誘って野田岩へ。
いちばんイイうなぎから2番目を頼んだら、やっぱり蓋の絵柄が変わったよ。3番目が勧進帳で2番目は鯉。肝腎のウナギ様は... 分量は同じだけど、明らかに質が良くなる。みっしりした肉質の濃い風味を楽しめました。

 週末はまた蒲田に一泊したけど... アーケード街に Wi-Fi が装備されているのを発見。
お金持ってる人とか地位のある人が住んでるように見えないけど、蒲田にもロータリークラブがあるんだね...。

 で、肝腎の Wi-Fi 速度は驚くほど良かった。
下りが 50Mbps 弱も出ていてタダ! 西鉄Inn蒲田の部屋の中より速い。

 そして、外泊する晩はたいがい合衆国海軍が運営するホテル・ニュー山王併設のレストランへ。
ここは合衆国市民でも一般人は入場不可で、同伴者も入場時にパスポートの提示を要求されます。
今回は iSOさまのご手配により十数年ぶりに関西が拠点の nattou 先生と再会出来ました。前回お会いしたのが那須ですから、本当に久しぶりにお会いできました。これを機会に Stay in touch のままでいたいと存じます。

この晩のお食事は、鉄板焼きの KIKUYA に予約を入れました。
いつも入口寄りのカウンターなので、奥のほうのカウンターでお食事したのは今回が初めて。

最初の乾杯はカリフォルニアの泡です。隅田川も無いのになぜ花火?7月4日用バージョン??
ナパのシャンドンから期間限定が出ているということで、試しました。泡が粗いのは米国産(つか、僕には地酒)だから目をつぶって。風味のほうは「普通のシャンドン」よりも奥行きが深い感じ。あとシャルドネ多めでフィネスが強い。泡をたいらげた後で、同じく加州のピノ・ノワールにいきました。ダックホーンのピノ... メルロで有名なワイナリーなのですが、ピノもそんな悪くなかった。

 鉄板焼きの具は欲張らずにロブスターと牛フィレ肉の2種だけでいきました。
欲張らないぶん、メーン産の蝦の尻尾は大ぶりなのがひとり一本丸々届きます。

 牛フィレのほうは... 我々が昔話で盛り上がりすぎているのを察してくれたシェフさんが焼き加減を聞かずに調理。
ミディアムレア~ミディアムの絶妙な焼き具合で、USDA Choice のアンガス牛が目一杯の風味を出してます。すっかりたいらげてから「焼き加減はよろしかったでしょうか?」と聞かれました。シェフさんのお気遣いに感謝いたします。

デザートも各種あるんですよね。階下のベーカリーから持ってきてくれるんです。
僕は小ぶりながら濃厚な苺のタルトで。
ニュー山王ホテルは初めての nattou 先生には本場そのまんまなNY風チーズケーキをオススメしました。

 あっという間の一週間を過ごして、成田空港の出国で自動ゲートを体験後、United Club へ入場。
シャワーを浴びて出てきたら... まだ時間が早めだったので空いてます。
・・・つか、以遠便がなくなっちゃったので乗り継ぎの客が減って、けっこう空いてました。

そしてSFOへ帰る838便へ搭乗。
ここで速報でもお伝えした、新しい搭乗方式になった看板を発見しました。記憶の限りでは、SFOではいちばん先っぽで待ち合い場所が狭い101番ゲート発のせいもあったのか、9月12日の時点ではまだこの新方式になっていなかった。

Premier® 1K® が Group 1 より先に搭乗できるのが僕には朗報です。

さらに、プリボーディングで Uniformed Services のコールがかかった時、だらしない服装のマッチョな若者が入っていくから「あの兄さん、制服来てないよ!」ってGAの姐さんに訴えたら「服装規定が緩和されたんです...」って言われました。すかさず自分のIDを見せたらすぐさま通してくれて、前のだらしない兄さんに続きました。これでとりあえずユナイテッド航空で搭乗する限りは Global Services® 会員と同じタイミングでプリボードできるようになりました♪

その一方で... Group 3~5 の乗客には「ご案内のアナウンスがあるまでおかけになってお待ちください」と日本語訳は丁寧なものの、要するに言ってる内容は「呼ぶまで座って待ってろ」って、あからさまに冷酷なあしらい。

 ・Global Services®(と、激レアな Chairman's Circle)の乗客は「お得意様
 ・1K® と、ビジネスクラスへ搭乗するのは「普通にお客様
 ・Premier PlatinumGoldStar Alliance Gold の搭乗客は「ちっとは客扱いするかな」
 ・Premier Silver、Star Alliance Silverプレミアアクセス購入者は「形だけ敬ってやる客」
 ・それ以下の搭乗客は「最後に厩舎か貨物室へ入れてやるから大人しく待ってろゴルァ!

乱暴な物言いですが、上述のようにあしらわれているわけです。
なにせGSが2万、 1K® ときたら50万人もいるとも言われています。
ユナイテッド航空の上顧客へは遠い道のりです。

でも、うわべだけ愛想いいアジア系キャリアよりも本音丸出しが居心地良く感じる私は、既にアメリカ人?w

次は復路のUA838便での和食をお見せして、この3回シリーズはおしまい。

Thursday, October 11, 2018

United 837 SFO/NRT 2018 Sep

9月に成田線へ搭乗したので、この日本語ブログの毒者諸氏には有用と思い機内食をお見せします。
いつものように28L滑走路から離陸。几帳面な日本人が多いせいかドアを閉じて搭乗完了するのも数分早め。

座席がシン・ポラリスなのでもらった席は、お気に入りの3A。
アメニティはもう全部、座席の上に用意されています。ただし12時間以内のフライトだからパジャマは無し。

飛んで太平洋岸へ。太平洋岸の街デイリーシティからパシフィカのあたりが見えました。
午前11時発なので、霧が海のほうへ引いていく途中です。初夏から晩秋までずーっと同じ気候なSF半島。

そして、予約した和食。今年はもう2回も予約をミスって、僕にバウチャーたんまり払ったので懲りたと思われ。w
一の膳:
 前菜-那須の穴子焼き、トマトのゼリー寄せ、栗甘露煮、松葉蟹黄身酢添え、タコの柔らか煮
 煮物-若鶏甲州煮、干し葡萄、小芋、花人参、青菜
 小鉢-づけ鮪、海老の紫蘇酢和え

和食に対しては好き嫌いが激しいので批評し難いですが...

トマトのゼリー寄せは和食としては斬新。あと、煮物に添えられたふやかした干し葡萄は不思議な組み合わせ。他にはさほどの違和感はありませんが「づけマグロ」の味の浸み具合がいまひとつです。

お皿を重ねて「もう食べちゃった♪」の合図(ホントは下品)で、すぐ次が到着。
二の膳:
 主菜-鮭の麹焼き、牛蒡香味揚げ、花人参、厚焼き玉子
 御飯-ご飯、味噌汁、香の物

この日のごはんは白飯ではなく炊き込みご飯でした。個人的に、鮭は好きではない魚なので少しガッカリ。鰆の西京焼きでも出してくれたら嬉しかったけど、いちおうユナイテッドなりに季節感を追っている模様。(苦笑)

デザートはアイスクリームサンデーだけです。ガラス器に見えるカップは破損し難いプラスチック製。
チョコファッジ少なめなのは、ベイリーズ・アイリッシュクリームも追加で頼んだから。
低アルコールのアイリッシュクリームを振りかけながら食べると、なかなかいけてます。

その後、たっぷり寝ました。目が覚めたらちょうど機内のライティングが変な色になったところ...。
北海道沖で、到着の100分前くらいにこんな配色になり、その後明るいオレンジ色に変わります。

機内食の2回目は「ポークカツカレー」が和食ですが、風味がちょっとアレなのでフルーツに変更キボンヌ。
御到着の前に:季節のフレッシュフルーツ シリアル、ミルクと共に

SFO発便の安定してヘニョヘニョなクロワッサンが載ってて、シナモンロールは選べませんでした。シリアルは草食系になって藁をはんでいるような気がするレーズンブランでしたが、割と好きなシリアル。

降機態勢になって、いつものようにお約束な銚子の先っぽが窓外に見えました。
その後、22分も早着で2時13分に33番ゲートに到着。
最近はガイジン行列が大幅に改善され指紋と写真を先に撮るから入国審査も、まさかの数分で終了!

でも、入国審査をもっとスムーズにしたいと思って、自動ゲートの登録に応募したのだった。
米国の Global Entry 資格を流用して4月下旬に応募し、一次審査が通ったのが7月末。3ヶ月かかった...。
二次審査終了後にこんなカードをもらえました。有効期間が3年と短めなのが残念。
さっそく出国時に使用してみたけど... 日本人専用ゲートがみっつあるのに、ガイジン向けには日本人と兼用のゲートがひとつだけ。このカードって Suica みたいな非接触カードですが、バイオメトリック情報として両手の人差し指を認識させてからゲートが開くまで20~30秒もかかった。

「あの、初めてなので日本語で。」 ←中毒

・・・って監視している入出国管理官の兄さんに通関操作を見守ってもらいましたが、最後の認証がめっさ遅くて心配になるレベル。兄さんが言うには「このプロセスちょっと遅いんです。すいませんが安心してお待ちください...」との事でした。いずれにせよ、今後はアメリカ側で Global Entry、日本ではこの自動ゲートが利用できて簡単です。

こうなると頻繁に訪れるイスタンブールとシンガポールも自動ゲートを使いたい。申請可能か探ります。
(ちなみに、和蘭・南朝鮮・豪州や英国は Global Entry と乗り入れ済。今の険悪な状況だとトルコは無理か...)
【脱肛後追記】
昭南島は Global Entry 保持で過去2年以内に2回以上の渡航歴があれば申請可なので、応募しました♪ イスタンブールは10月下旬にシン空港(IGA)が開港予定で、Self Service Gates が用意されるらしいので期待しています。

Tuesday, October 9, 2018

Other Breakfast Options at Polaris Lounge SFO

その後、またイスタンブールへ行ったり東京へ行ったりしてSFOのポラリスラウンジを使い倒しました。

朝食メニューのバラエティを全て制覇したので、まだご紹介していないものをここに載せます。
これが Chinese Congee 中華粥 です。
予想はしていたけどお粥の椀そのものは小さい。ただし内容的にはトッピングがたんまり添えられてきて、悪くないです。さすが中華系が多い地区の空港だけあってか、中華粥としてはドッパズレということはありません。
ただ... 何このフルサイズな亀甲萬の醤油瓶はっ!?

なお上写真左下はマンゴームースを追加で注文してみました。
同じスレート板に一緒に載ってきたよ。フルーツサラダといった雰囲気で、味は悪くはなかった。

その後、東京・成田へ向かうUA837便に搭乗する前にいただいたのが、この2皿合体のカスタマイズ。
玉子みっつのオムレツをお好みの具で:スイスとチェダーのダブルチーズ+カリカリベーコンでお願いしました。量が少ないのが判っていたので、同じ皿にパンケーキを盛りつけてもらいました。メープルシロップとバターも添付です。

この「2種盛り」は隣席に来たガタイのいいアジア系兄さんを魅了しました。
「僕にも隣席にいる方と同じ物を作ってくださいっ!」とオーダーかけてたよ。(笑)
「オムレツは具が選べる。ベーコンがカリカリでオススメ」って教えたけど... 全部入りを注文。若い人はいいねぇ。

HND、NRT、KIX便にご搭乗の皆様で11時前にダイニングルームをご利用の方には、2種盛りがオススメです。11時以降はランチ&ディナーメニューになるので選択肢はぐっと増えますが... 食い意地張ってて乗り遅れないでね。

Sunday, October 7, 2018

2018 Aug - Istanbul (4)

8月のトルコ旅行(つか、機内食ばっかりだけど)は、これでもうおしまい。

オーマイさんちに負けないように、いきなり便器(笑)
ここはZゲートにあるルフトハンザのセネターラウンジ。搭乗開始まで2時間以上あるのでシャワーを使ったよ。

思っていたより衛生的でビックリ。下のAゲートと違って国際線・米国行きのZゲートならでは?
シャワーは自在ヘッドと、写っていませんが Rainforest Shower が頭上に。

「えっ!? ルフトが??」と驚いたのは、バスアメニティーがロクシタン。
ほら。一番安いタイプだけど(笑)、いちおうロクシタンです。中身も本物の匂いがしていました。(苦笑)

洗面の前にもロクシタン。
SFOのセンチュリオンラウンジはハンドウォッシュもローションもバーベナだけど、ルフトはローションをケチってる? ともあれ、いちおう有名ブランドのそれなりにいいものを置いてくれているのは評価できます。

夏場にはシャワールームがありがたいです。汗が引いたらデオドラントを付けて清潔な下着に交換して、準備完了。

出発前にBOSEイアホンを充電したいから、電源のあるビジネスブースへ。
食事を持ち込んでもいいか聞いたらOKだったので、ホントのプレッツェル、ジャガイモに鶏カレー&サワークリーム、そしてビアグラスにたっぷりなビターレモンをもらってきました。芋カレーが予想外に美味しかった。

そして搭乗。UA927便は早い便(UA59、機材はB777-300ER)と違ってB787-9での運用です。
搭乗時間になってもUG待ちのままだから、とりあえず乗って待て。と言われた...。

搭乗開始した時点でのリストは、こうなってました。
上位3人は確定。激安券の予約Lなんか握りしめてる僕は、次。
もう搭乗開始したのにあと2名がまだチェックインしていない。

心の中で「UA927のPAX」という札を貼った藁人形に針を刺したり、式神をゲートに送って遅れた乗客に発作を起こさせたり、果ては鶏の心臓をくり抜いてブードゥー教の呪いを脳内で取り仕切っていましたが...

・・・残念なことに、私の必死の祈り(つか、呪い)は天に通じませんでした。(号泣)
17:25出発だから、残る2名はゲートの閉まる6分前に間に合いやがりました。

おかげで、満杯の白色レグホン(黄色いのや茶色いのもいるけど)を収容した厩舎での暮らしが始まりました。

でもなぜか、アルコールのクーポンを出してジントニックを注文したら Are you Mr. ObaKoba? Then, that's fine, sir. とか言ってクーポンを受け取りません。UG失敗したからせいぜい酒ぐらいはおごってやれ、ということでしょうか?

そしてミールチョイスは、チキン、パスタ、またはインディアン・ベジタリアンから。
アテンダントさんに聞きました。
「インディアン・ベジタリアンってカレー?」
「う~んと... ココナッツカレーみたいよ。」

決まりです。ほうれん草でなけりゃ、もちろんインディアン、いきます。厚揚げみたいなのとかスカスカのチーズ(多分 Paneer)が入ってて、ココナッツ風味のカレーソースのお味は上々。ユナイテッド航空の機内食でベジタリアンは穴場(というのか?)です。エコノミークラスでも生き残る術を身につけました。

トレーを片付ける時には、アイスクリームとコーヒー・紅茶が配布されました。
コーヒーをアイリッシュコーヒーにしてもらうのも、クーポン免除。これじゃ今年のドリンク券、全然使えません。
アイスクリームはチョコレート味&チョコチップ入り。濃厚風味でハーゲンダッツより美味しいかも?悪くなかったです。隣の中華のお婆さんが蓋ですくって食べようとするから、スプーンの隠された場所を教えて差し上げました。

やがて「厩舎は薄暗くすれば静かになるの法則」で、消灯され...
こんな中を10時間ちょいかけてサンフランシスコへ戻りました。

エコノミー席に座れたので(←自虐)ようやくアマゾンで買ってみた「空気でふくらますネックピロー」を使えました。寝違えたようにならない反面、汗かきなのでムレて目が覚めたよ。これを書いている、次週のイスタンブール往復にまた枕持っていくか思案中。でも今度は気圧(膨らめ加減)を変えて、もう少しテストしてみようかな。←UG諦めモード

ということで、8月は浮き沈みの激しい(笑)イスタンブールへの往復になりました。
帰国した翌週も全く同じスケジュールでイスタンブール往復すれば、2019年の1K達成♪
そしてさらにその翌週は東京へ飛んで、GPUクーポンを10枚ゲットして今年の修行は完了。

ということで、次はもう一回まるっきり同じ旅程になります。
同じ風呂屋に通って同じ物食って... もう記事にはしない気分。