Tuesday, November 30, 2021

Miro Lounge @BCN

もう復路です。バルセロナ・エル・プラット空港の第壱ターミナルは最初にセキュリティチェックがあります。

セキュリティを通過したら、ラウンジのサインがあったので入場。

「ここはシェンゲン領域内のラウンジなので、出国後の「ホァン・ミロ」ラウンジの方がいいですよ」

…と、案内されました。そうか、まだ出国審査を受けていなかった。

出国審査を通過後、Dゲート側にラウンジがありました。すっかり忘れていました。
そうそう。このエレベータで階下へ向かうとラウンジ入口があるんだった…。

で、降りて入場したら… 全面的にリフォームされていました。
以前立ち寄った時の記事が旧ブログにあるけど、今度は明るくて衛生的な、広々した雰囲気になりました。

暖色系のライティングが LED 照明と青い硝子で涼しげな空間になったと感じます。
シートも白いレザーが増えて、清潔感が増した感じ。

スナックコーナーがだだっ広くなってるし…。
こんな様子です。スツールとカウンターがカッコイイですが、実際にはここに座ったら食べずらそう。

すでに組み立てられたサンドイッチがいっぱい。
朝だから、クロワッサンサンド等が人気みたいでした。

でも、自分で組み立てるコーナーがあったので、こっちで好き放題に材料を収穫して造りました。
ハムが3種類にチーズ・・・ぜ~んぶ入れちゃおうっと♪ でもバターは塗らない。

ジャムやピーナッツバターもあるけど、ハムサンドにジャムを塗るのって… 勇気。
最初、パン・コン・トマテ用のガーリックトマトと勘違いしたけど、苺ジャムでした。

パンは、トーストやバゲットなどが選べます。
おつまみ系として、オリーブやポテトチップス、クラッカー類もいろいろ置いてあります。

昔からそうでしたが、ここんちはラウンジのスナックコーナーとしては、かなり充実しています。

ソフトドリンクで、自分で持って行けるのはこのくらい。
他のドリンク類はコーヒーやアルコールも含めて、バーテンダー兼バリスタのお姉さんに注文します。

カクテルでもエスプレッソバーでも何でも頼めるけど、機内用に水のボトルを一本失敬できないのが弱点。

もらってきました。
お姉さんから炭酸水をもらってきて、ファンタレモンと割って飲みます。

サンドイッチの添え物にポテチをもらったけど… 容器が皿しかないからグラスにポテチを収納。

 【脱肛後追記ここから】
  その後、2回目に入場した時には、ポテチ収穫に丁度良い小さなボウルがありました。
 【脱肛後追記ここまで】

サンドイッチの材料は、こちら。
サックサクの全粒粉バゲットに、ソフトサラミ、チキンハム、ハモンセラーノとチーズ。

こんだけ盛りだくさんの内容でハムチーズ・サンドイッチを組み立てたら、こうです。
サンドイッチ屋の看板に出てくるけど実際には見たことが無いような、豪華な完成度!!(笑)
これ、バゲットがサクサクで風味豊かなうえ、いろんな乾燥肉の風味が入ってきて幸せでした。

・・・また再来週もこれをやろう♪ と、心に誓いました。(笑)

ポテチは、こんなです。
この大盛りポテチに、僕の座席前を通り過ぎる人が感心してというか、呆れていました。

ラウンジの Wi-Fi は、まぁまぁのスピード。
上下 50Mbps 以上出ているので、各社デジタル新聞のダウンロードは数分で終わります。

またお姉さんのところへ行って、カプチーノを淹れてもらってきました。
ビスコッティを添えようと思ったら巨大なので躊躇して、ウエファースに変更。

ラウンジでの朝食に満足して、E ゲート側の出発ゲートへ向かいました。
ユナイテッド航空の発着ゲートって、E コンコースのいちばん奥。ラウンジから一番遠い場所です。
でも、シェンゲン領域外の国際線用ラウンジって、ミロ・ラウンジしか無いみたい。ちょっち不便。

次回はUA121便から戻ってくるまで、全部まとめて尻切れ蜻蛉にご紹介して終了。だって… 写真が無いも~ん。

Sunday, November 28, 2021

La Rambla

バルセロナ市街を散策して回った時の写真から、いくつかピックアップします。

まずは、カタルーニャ広場の噴水。
この立ち位置の背中側はハトでいっぱい…。

ここから南に向かうと、ラ・ランブラという目抜き通りというか… 観光客の罠だらけの通りになります。
バルセロナの風景として取り上げられる、いつでも混雑した道。
大道芸人のパフォーマンス等で、ご存じの方も多いでしょう。
数年前にテロで車が走り抜け、ヒトをひきまくったのも、ここです。

およそ2キロほどの通りを半分くらい歩くと… この「日本人として許せない建物」があります。
旧ブログから何度もご紹介していますが、やはり変過ぎるのでまた写真を撮りました。

とにかく、壁画が変すぎて引きつけられます。
この花魁っぽいご婦人の絵… なんだか変だよね。
背景の模様が… 青海波、三崩し、紗綾形(卍繋ぎ)なのは日本の伝統的な文様なので許すが… いちばん左に、

 なんで龍??

さらに、その隣の壁画も花魁が歩いてるっぽいシーンなんですが… 帯の文様が、
 なんで龍??
しかも、龍の顔が真っ正面向いてるのって、変、ゼッタイ変!!
ついでに、履き物がなんとなく天狗の高下駄みたいなのもおかしい。

画の部分だけアップでご覧に入れたので違和感が少ないでしょうが… 実際はこうなってます。
周りのデザインがあまりにも変、ゼッタイ変!!

なんだか中華どんぶりとか中華扇子みたいなデザインが和服の壁画といっしょくた。
どうも東洋に関する感覚は、中国も日本もごった混ぜみたいです。

さらに…このビルの上部に取り付けられているのは、傘。傘がいっぱい。
今は BBVA という銀行になっていますが、この建物って元は傘屋さんだったんでしょうか?

欧州でよく見かける、ビルの角にしつらえた看板というか… お店のマスコットが凄すぎ。
龍と傘・・・もう、これ以上は何も申しますまい。

ゴシック地区に迷い込んでいくと… あちこちでホリデーシーズンを感じさせてくれます。
マーケットが出ていました。近寄るといろいろ売りつけられそうなので、立ち寄らなかった。

ショーウィンドウは、もうクリスマスの飾り付け。
東洋の感覚は変でも、さすがにキリスト教圏のイベントにはおかしな部分はありません。

くるみ割り人形もありました…。
小さいときから、なんでこの間抜けな顔の兵隊さんが人気なのか、イマイチよく判らない。

さらに… さすがカトリックの国です。イエス様の誕生シーンが飾られています。
これを見た途端、脳内で讃美歌111番「かみの みこは こよいしも」が駆け巡る…。
T学園での洗脳が未だに解けない…。

バルセロナ名物になっているモザイクの土産物屋さんで、ネコの置物を購入していきました。
その店の正面がこんな感じですが… まんなかのモザイクがすごく気になる。

これ… どうしても気になる。
最近のご時世で、コロナウイルスの模式図にしか見えない!!

しかも、御丁寧に内部にRNAまで入ってるし。(内部の白い紐が RNA にしか見えない…)
これも、変、ゼッタイ変!!

あ~、変な物いっぱい写しちゃった… と歩いてきたら、ゴシック地区の迷路を抜けました。
カタルーニャ自治州の政府庁舎がこれ。独立するのしないのでもめる度に、ニュースに出てくる建物です。

もう記事にできるだけのネタが無いので、あとは復路のラウンジとかお目にかけて、おしまい。

Friday, November 26, 2021

Thanksgiving at Porterhouse

昨日は米国の勤労感謝の日、サンクスギビングでした。

いつもならゴッドサンの家に招かれてターキーディナーのご相伴にあずかるんですが… コロナ禍でアジャパー。

そこで、サンマテオの老舗ステーキハウス、ポーターハウスでお食事してきました。
予約が取れたのが、午後3時のタイムスロット。それより後は午後8時からなので老夫婦には辛い。

入店すると、オーナーのハムディさんが「あら、お見限りぃ♪」と出迎えてくれました。

「このところ毎年一度だけいらっしゃるなんて、しどいわ…」

和訳が悪いから、まるで場末のバーのマダムが挨拶してるみたい。(笑)

家人はブース席が嫌いなので、二人がけの席に通してもらいました。
隣のテーブルは、日本人の友人たちと席を囲むたびに座る、この丸テーブル。

まずは炭酸水を。
サン・ペレグリーノをライム添えでもらいました。

水といっしょにパンが届きます。
サワードーじゃないのが嬉しい。温めてあるし、バターはホイップしてあります。

七面鳥大量殺戮記念日の乾杯は、グラス売りのプロセッコで。こんなギリギリまで注がれてる。
クセの無い、喉ごしのいい泡で、料理にぶつかりませんし、バターを塗ったパンだけでグビグビいけそう。

気になって調べてみたら… 今年の七面鳥殺戮数は4,800万羽にのぼるそうです。
なんでこんなブスで脂ののらない不味いトリを未だに食べるのかが、不思議。

七面鳥は、ウサギとともに、小学校での飼育ノルマがあって、イヤでイヤで…。
特に七面鳥。
ブスだし、性格が悪くて菜っ葉やったら喜ぶどころか人の事をつつくし。
気分次第で顔のボコボコが… 赤 ⇄ 紫 ⇄ 青 と変化する。まるでリトマス紙。ドン引き。
あんな生物が食用になるなんて、子供の頃は全く信じられませんでした。

さて、サンクスギビングは以下のアイテムだけに絞られています…。
もちろんターキーディナーがこの日の一番人気でした。
こうしてアメリカ人は馬鹿舌になってゆくのです…。w

メインを残さないためと、サイドを頼みたいから、スタータはふたりで一品だけ。
てっぺんにクロスティーニを載せて、届きました。

クロスティーニ…要するにトーストですが、それをどけると、こんな。
エスカルゴです。 家人はひとつしか食べなかった。あとはソース部分だけ。

養殖場で生きた奴を見ると七面鳥以上にドン引きですが、こっちは大好き♪
実際は巻き貝さんの部分よりも、貝の出汁が出たガーリックバターが美味。

その昔…スイスの先生の別荘へお邪魔した時、ブルゴーニュ名産のエスカルゴを頼んだら馬鹿にされました。

「そんなものが美味いと思ううちは、薄っぺらな観光客じゃな。w」
「貝そのものより、穴ぼこに残ったガーリックバターをパンに吸わせると最高です」

パンをちぎってバターを吸わせ、食べてみせました。
スイスの先生も真似をしてバターを吸ったパンを食べたら…

器がまるで洗浄したように綺麗になるまで、ガーリックバターの奪い合いになりました。(爆)

バターを吸わせたパンがいけるから、泡はもうカラッポに…。
でも、おじいさんには、おかわりはもう無理。

スタータの皿を下げてもらったら、メインが待つこともなく届きました。
家人の皿は、ミックスグリルです。ソースはボルドレーズソース。
4オンスのフィレミニヨンに、ラムチョップ2本。マッシュポテトに温野菜添え。

僕は、プライムリブにしました。醤油差しはもちろん持込みの生本膳。
12オンスのプライムリブ、レア仕上げ。添付は Au Jus 肉汁ソースですが、自分で工夫します。

様子を見に来てくれたハムディさんに、家人が問います。

「ソイソースを自分で持ち込む変態、他にいないでしょ?」
「いや… こだわりのスパイスを持ってくるお客様、結構いらっしゃいますよ」

へー。醤油以外に何を持ってくるんだろう?…花椒とかコチュジャンとか?←発想が北アジア

ところでこの時の雑談で、ハムディさんが1959年生まれだと判明。
もっと若いと思っていました。僕とたったひとつしか違わないなんて!? 
なんで髪があんなに黒々してるの??
染めてるの? でも胸毛も黒いし… まさか染めてるのか?(汗)

ビフテキに載せるなら、サイドはまずこれでしょ。
ワイルドマッシュルームのソテー。ボルドレーズソースがベースですから、どちらのメインにもマッチします。

あと、どうしても見逃せない、マック 'n チーズ。
トリュフ仕立てのマカロニチーズ
アメリカの幼児はクラフト等の量産品をたんと食って、みんな馬鹿舌になってゆきます…。

家人はあまりハマっていません。幼少時にマック 'n チーズをあまり食べていないみたい。
医者の家だし乳母に育てられているし、もっとお上品なものを喰って育ったみたいです。

そういえば、僕の亡き父も乳母がついていて、学校に入るまで自分で洋服のボタンがかけられなかったらしい…。

なんで僕だけボンビーに育てられたかな??

ソースでビタビタにする前に、よく観察してから一口そのままでいただきました。
肉は岩塩とオリーブ油が振ってあって、塊肉をスローローストした切り出しだから、当然ながら芯までずーっとこの焼き色。これはこのままでもかなり美味しい。

そこへ、Au Jus + うっすらバター + マッシュルーム + 本膳醤油 の複合攻撃。
こんなに汁だくな状態で、しかも一口ごとにソースのバランスが変化していくから楽しい。

あ~、12オンス食べきれるかなぁ? とかいうのは杞憂に終わりました。

おなかいっぱいで、デザートもひとつで分けあう… つもりが、家人はデザートをパス。
僕だけ、ブレッドプディングを。生クリーム、キャラメル、コンデンスミルクみたいなソース…と、複雑美味。

珈琲は、家に帰ってから僕が泡たっぷりのカプチーノを淹れることにしました。
・・・しまった、この記事書いててカプチーノ淹れるの忘れてた!!!(真っ青)

Porterhouse
60 E 3rd Ave, San Mateo, CA 94401
Tel. +1 (650) 579-5911
Hours: everyday 5-10 pm


ということで、今年の感謝祭は久しぶりに「ふたりで外食」してきました♪
さぁ、カプチーノ淹れなくちゃだわ…。