Saturday, July 30, 2022

Kimpton Vividora

今回のバルセロナ宿泊はホテル・インディゴ ではなく、キンプトン・ヴィヴィドラ ホテルにしました。
ここんちは以前にも記事にしています。今回は実際に5泊ほど宿泊しました。

理由はふたつ。
 ・インディゴの宿泊料金が高騰。一泊8万ポイントとか400ユーロとか、ありえん。
 ・ヴィヴィドラはゴシック地区の中にあるので、行動範囲が変化して楽しそう。

もうちょっと郊外のホリデイイン・エクスプレスなら、さらにポイント半分で泊まれます。
 インディゴ  80,000 ポイント
 キンプトン  40,000 ポイント
 H. Express  20,000 ポイント
倍々で変わるから悩ましい。でもインディゴにはキンプトンの倍払うほど価値はない。

キンプトンだって、5つ星です。・・・てか、インディゴは4つ星だったと思う。
ここは設備が整っていて、なかなかの宿でした。

しかも2019年にオープンしていきなりコロナったので、設備が綺麗なままです。

屋上にはプール。この写真は以前撮ったもの。遠くに桜田ファミリアも見えます。
夏場は混んでいましたが、カップルが多くてファミリーが少ないのは好感が持てました。

メザニンレベルの、レセプションの前にあるラウンジ。
いい雰囲気です。夏場はレセプショニストさんがレモンで香りをつけた冷たいお水をくださいます。

出発の一日前にカスタマー・エクスペリエンス・チームという部署のお姉さんが僕のケータイへ連絡くれました。

「明日から予定通りにお越しですね?」
「あ~。アーリーチェックインを確保するために一泊早く予約してます」
「それも伺っております。お部屋のアップグレードは明日確定します。多分大丈夫」
「ありがとう。何かあったら、このいただいた番号に掛け返せばいいよね?」
「はい。バルセロナまでお気をつけて」

この電話をくれたアイタラさんというお姉さん、とても綺麗なアメリカ英語を話します。上記だけでなく、バルセロナはよくご存じ?とか、あれ?スペイン語なかなかじゃんいやいや君の英語が凄い、とか、かなりぶっちゃけて会話しました。滞在中もアイタラさんが担当なのか、何か必要な物は無いか、不満は無いかと2度ほど部屋に電話が来ました。こういう世話焼きの宿、結構好きなんですよね。次回はホリデイインかインタコにしようかと思っていたのを、2023年もこのキンプトン・ヴィヴィドラに予約入れました。

お冷やを一杯いただきながらチェックインを完了して、お部屋に…。
アップグレードしてもらった部屋は、205号室。ちょっと広め。

ただ、ビルの3階相当なので地上が近い。目の前がバル。
しかもタベルナって名乗っててアテネの先生がキレた。
バルコニーは1メートルくらいの幅しかありません。椅子とかも無い。
アテネの先生はここに洗濯物を干すので、ちょっと顰蹙もの? 知らんけど。

2019年オープンなので、部屋はまだとても綺麗です。
ソファベッドは無いので、隣で大きなヒグマみたいなのがイビキかいてる状態で寝てました…。

2階(日米の3階)の部屋はこんな配置です。
ちょびっと大きい部屋をもらえたわけ?内側のパティオ向きの部屋は部屋同士が見えて最悪。

ここ、水やコーヒー紅茶の補充がキッチリしています。
枕元に2本、コーヒーメーカーの横に2本、一日2回の補充にやってきます。

入室してすぐの場所にある執務机と衣紋掛け。
ちょっとオシャレにしつらえてあります。

衣紋掛けの上にあるのはヨガマットで、毎朝屋上でヨガのレッスンがあります。
アテネの先生… 朝、プールに行ったらみんながヨガっててドン引きだったって。

衣紋掛けの下は… 一段目にスリッパ。
青いのは手指消毒用の不織布。

その下には、お約束の貯金箱♪
暗証番号の設定が、数字が一直線に並んでて使い慣れない以外は、まぁ快適。

ミニバーにはこんだけ。
なんでダイエット系の飲料が無いの!?

ホテルのお向かいがスーパーだったのが、ここが気に入った理由その3。
コーク・ゼロ や アクエリアス・ゼロ(って初めて見た)を買ってきました♪

コーヒーメーカー横の水。
なぜか王冠タイプ。これ持って外へ出かけられないように意地悪してるみたい。

ウェルカム・チョリソ。(笑)
チョリソにサルサがウェルカムギフトです。あ、他に IHG ONE 600 ポイントもくれます。

コーヒーメーカーと洗面台、シャワー… 水回りを効率的に配置しています。
オレンジ色の浴衣というかバスローブがありました。
アテネの先生は「ラグジュアリーだ♪」と、喜んで着ていた。

シャワー室は、こんな。
天井にトロピカルフォレストなシャワーと、ハンドシャワー。
ハンドシャワーはチューリヒの宿と同じ形状みたいでした。
で… この部屋は水圧が凄い。フルにすると肌が傷つきそうに強烈。

シャワーの水圧が高いのも、またここに予約入れた要因です。

バスアメニティは欧州っぽい、ここから絞り出すタイプ。
僕はハンド&ボディウヲッシュしか使いませんでしたが、香りはなかなか高級で良いです。

便器。
欧州では普通。個室で遮音性が優れています。
ただし上層階が流すと雑音が聞こえてきます。

洗面台まわり。
おおきな丸い鏡が、なかなかファンシー。機能的でイイ感じ。

ガラスに『格言』みたいなのが書いてありました。
Creo que la vida debe ser una fiesta continua. Salvador Dali トンガリ髭の画家、ダリ先生の台詞?
英訳すると、I believe that life should be a continuous party.
和訳すると…「人生はいつもパーティの連続だ」みたいな? ダリっぽい。

洗面台はスッキリ。
ハンドローションと、某かの化粧品サンプルが置いてあっただけ。

タオルの交換は1日2回です。下写真のカラフルな札を載せておくと「交換不要」のサインです。
でも、ちょっとでもヨゴレがあると、すかさず交換されました。なんか、かえって少し引いた。

コーヒー、紅茶はこんな。
白い缶がティーバッグ各種、黒い缶にはコーヒー。

コーヒーメーカーはネスプレッソマシンでした。
これ、一番安い機種だけど、業務用じゃなくて標準的なカートリッジが使える。

そんで… エスプレッソマシンなのに、何この洗面器みたいにおおきなカップソーサーは!?
ひとつのカートリッジで2回抽出しちゃっても、まだカップ半分くらい。
しかも、そんなことしたらエグ味が出て美味しくありません。

朝食ブッフェでのコーヒーも全くおなじネスプレッソマシンとカートリッジでした。
朝食会場からコーヒーのカートリッジを5~6個もらってきて、黒い缶に補充した♪
そしたら・・・その夕方にしっかり「標準2個・デカフェ2個」に調整されました。

せっかくかっぱらってきたのに!!

なんだか少しキレて、向かいのスーパーからネスプレッソのカートリッジを20杯分買ってきました♪
こっちのほうが部屋のものよりも全然美味しい♪♪♪

スーパーには10種類以上のカートリッジがあって、しかも全部スペイン語。プチ悩んだ。
強さは10段階のはずだから… って、10番と、なぜか 13番 があったので、それも購入。
結果、10番のフォルテッシモが一番美味しい。13番はキツすぎて風味のバランスが微妙。

面白いから、買ってきたカートリッジを黒い缶に混ぜて、様子を見ました。www
こうしたら、ハウスキーピングの人は缶の中味に手を出すのを止めました。wwwwwww

ともあれ、目の前のスーパーで必要なものを深夜まで購入できるし、便利至極。
ここはバルセロナで、これまででいちばん気に入った宿になりました。

Kimpton Vividora Barcelona
Carrer del Duc, 15, 08002 Barcelona, Spain
+34 936 42 54 00
www.kimptonvividorahotel.com

  §

ホテルを出て、ランブラ通りまですぐ。

あの、テロリストがガーッと暴走して人々を跳ねまくったあたりです。
ここでバスに乗って、いつものピザ屋さんへご挨拶に行ってきます。

Thursday, July 28, 2022

United 992 IAD→BCN

バルセロナ行き乗り継ぎ便の 992 便に搭乗しました。この時点で出発が2時間以上遅れています。
今回はシップチェンジで、ボーイング 767-400ER だったのが、777-200 になりました。

おかげでシン・ポラリスビジネスです。これはラッキー♪

一番お気に入りのバルクヘッド、1L をもらえました。
すぐ前が便所ですが、シン・ポラリスビジネスだとあまり気になりません。てか、便利至極。

何度もご覧に入れますが、B777 は機体がデヴなおかげで、バルクヘッドのフットレストが広い。
暗いのを無理矢理画像加工していますからノイズが乗っていますが… 足元の広さはお解り頂けると思います。

で… 基礎言語を英語にフィックスしてパーソナルスクリーンを起動したら、いきなり、
やめて~! そんな目で私を見ないで!!
突然、テイルス(ギザギザ青ネズミさんの弟分)が画面一杯に出てきて、睨まれました。

僕はちゃんと、米国のケータイ会社にソニックを売ったから!iPhone のローンチタイトルがソニックチームじゃなくてAM1研のスーパーモンキーボールになったのは、僕のせいじゃないから!

思わず声に出して悲鳴をあげそうだったのを、飛行機のピクトサインを押してエアショーに切り替え。
・・・ああビックリした(大汗)

で... 一向に出発しません。写真に撮れない位置に作業員のおじさん達が、退屈そうに再開を待っています。
ちょうど日没頃に日が差して、虹がかかりました。

ぁぁ… これからあの虹の橋をみんなで渡るのかしら?(ぉぃぉぃ…)

ターミナルビルを見ると、ゲートのステータスが表示されていました。
現在時刻は 20時46分で、RAMP CLOSED のまんま。完了予測は 20分31秒後で、カウントダウンされています。

その後、RAMP OPEN にステータスが切り替わりましたが、なぜか作業予測は残り27分58秒に増えました…。
なんだかなぁ。

でも、9時10分にドアを閉めて離陸準備。
プッシュバックされた9時26分時点のステータスは… 2時間半ほどの遅れで到着予定です。

これじゃバルセロナ市内に着いて、ホテルまで行ったら正午くらいってこと??

やれやれ… と思っていると、ミールサービスが始まりました。
ブロンドのメガネ女史なアテンダントさんが笑顔を絶やさないようにやってきました。

「すいぶんお待たせしたから、もう寝たいでしょ? でも飲む?召し上がる?」
「待ちくたびれたのは貴女もでしょ?僕はすぐ食べて寝ます」

で、久しぶりにジンジャーエールをもらいました。
ちょっと気遣うような台詞を添えると、優しいです。缶のおかわりを聞かれました。

そしてすぐ、お食事の配布。この晩の選択肢はよっつ。

 ・Braised Beef Short Rib w/mushroom, turnips, potatoes, chocolate demi-glace
 ・Seared Turbot Fish Fillet w/couriflower fritters, citrus segments, orange hollandaise
 ・Fennel Flan Croquettes w/forest mushrooms, garlic roasted tomatoes, creamy basil sauce
 ・Morrocan Vegetable Pastilla w/mixed vegetables, tomato olive relish

4種類のうち2つがベジタリアン… 最近のユナイテッド航空、少し変。

コロッケと森のキノコにクリーミーバジルソースも気になったけど、この選択肢のうちならなら大ヒラメのフィレが良さそうです。
届いた現実は、これです。

Seared Turbot Fish Fillet w/couriflower fritters, citrus segments, orange hollandaise
焼いた大ヒラメのフィレ カリフラワーのフリッター、柑橘類添え。オレンジ・オランデーズソースで

カリフラワーとブロッコリーニのフリッター、というグニグニした物体が不思議でした。
おさかなは白身で淡白。量的には減ったものの、添え物を増やしてカバー?w

オレンジ風味のソースに生のバレンシアオレンジが添えてあって、スッキリサッパリしています。同じく大きなヒラメのオヒョウにも似た、ジューシーな白身でした。チェリートマトやアスパラも無難に食せました。

今回はサラダ(兼・前菜)がもの凄く変わっていました。
Appetizer:  Quinoa Salad Bowl Arcadian lettuce, edamame, golden raisins and pickled dragon fruit
前菜キノアのサラダ アルカディアレタス、枝豆、干し葡萄とドラゴンフルーツ

真ん中に乗っているのは、ほぐしたしゃけだと思った。でもメニューには載っていません。
干し葡萄は見当たらない。それにしてもドラゴンフルーツの採用は驚いたよ。

サラダと前菜を合体させたので、予算にゆとりができたんでしょうか?
お味の方はまあまあいけていたので、こういう改革は納得できました。

パンは選べません。
これ以上小さくしたらイミフなほど縮小したプレッツェル
バターは小さくならないので、アンバランス。(苦笑)

その後、デザートかチーズが選べます。

 ・Ice Cream Sundae Vanilla ice ceram w/chocolate fudge and borwnie crumble
 ・Egg Custard Tart
 ・Cheese Assortment Alpine-style Grand Cru, Butterkase, Gouda, crackers

どれかひとつだけだそうです。・・・けちんぼ!

「チーズとエッグタルトは売れ残りが後でスナックとして並ぶ」ってメガネ女史に教えてもらったから、アイスで。
自分でも不思議、なぜかオレンジジュースを飲みたい気分で、こんな組み合わせになってます…。

アイスクリームサンデー バニラアイスにチョコファッジとブラウニーのクランブル載せ
とにかく小さい。オレンジジュースのコップと比べてみると判るけど、3匙くらいでおしまい。

悔しいから、エッグタルトとチーズプレートの余りを奪取だ。
・・・そう思っているうちに、寝落ちしました。無念です。

目が覚めたら、もうスペイン本土のガリシア地方に上陸するくらい。
よく眠れたおかげで時差ボケは少なかったけど、ミッドフライトスナックは取材できませんでした。

そして、あさごはん。2回目のミールです。

Before Arrival
 ・Gruyère-cocotte Egg w/fried avocado, smoked turkey bacon and a tomato Hollandaise sauce
 ・Apple Ricotta Crêpes w/caramerized peaches, caramel drizzle, topped with waffle crambles

どっちを選んでも温かいお食事? 無難に卵料理を選択。
これが、玉子のグリュイエール=ココット仕立てだそうです。

飲み物はいつも通り。
ブラックコーヒーでカフェイン補給、オレンジジュースで L-アスコルビン酸を補給。

パンと思しきものは、クロワッサンらしき物体。
ちいさい。ちいさすぎる。こんなチビにはジャムもバターもいらない。

そして… 何、これ?
オーツ麦、日干しのクコの実、フレッシュなブルーベリー。ミルクをかけたいかも。

そしてメインは、この玉子のココットですが…
アボカドって書いてあるのに、ポテトになってる。さすがはユナイテッド。
でもこのほうが普通に朝ご飯っぽくて好きかも。

ターキーベーコンはざんねん。普通の豚ベーコンにして欲しい。
ムスリムや印度の PAX でも食べられるような配慮かもしれませんが、このベーコンは酷い。

でも、玉子はけっこういけていて、ビックリしました。
中味はこんな。エッグ・ベネディクトから下に敷いてあるマフィンを取り除いたと思えば正解。

トマトはかすかに混ざっているだけなので、トマトはそんな好きくない僕には嬉しい。
2食連続でオランデーズソースだったわけですが、そんなの平気。これは美味しかった。

やがてイベリア半島をまたいで、北東から南西へ進路を切り替えます。
バルセロナ、エル・プラット空港の進入は地図で右上から右下、海岸沿いに飛ぶわけです。

海岸線に出たら、眼下に街が見えました。El Masnou という街です。
バルセロナから20分くらいのところ。以前はサンパウへ行く途中で通り過ぎた場所です。

そして、バルセロナ中心部が見えました。
写真の左側、港に近い丘はモンジュイックの丘、桜田ファミリア教会は右端で半分画面外です。

バルセロナ中心街が見えたら、3分くらいで着陸。
第一ターミナルの D ゲートへ向かったら、ニューアークから飛んできたユナイテッド機材がいました。
どっちもボーイング 767-400ER での運航だったはずが、ともに B777-200 へシップチェンジです。

夏場は利用者が多いうえ、今年は特に海外へ飛びたい半ギレのPAXが一杯なんだろうね。
幸い、運ちゃんのすぐ後ろのドア1にボーディングブリッジが接続されました。

メガネ女史ほか、アテンダントさんに御礼を申し上げて真っ先に降機。
ちょうどいいタイミングだったのか、入国審査場はカラッポ。数分で空港バスに乗れました。