Friday, April 28, 2023

Cup Noodles

また、緊急じゃないけど… 面白すぎるので差し込み記事です。

アメリカのフード関係のニュース等で紹介されていて、格好のブログネタを見つけてしまいました。(笑)

日清食品アメリカが… 発狂したとしか思えないような物体を限定発売しました。
こちらです…。(こんなものをバックホリゾントで綺麗に写す奴w)

Cup Noodles Breakfast - Maple Syrup Pancakes, Sausage and Egg
カップヌードル・ブレックファスト ー メープルシロップ・パンケーキ、ソーセージ&エッグ

もう既に「メープルシロップ風味のパンケーキ」のインスタント麺。…というだけで不思議を思い切り通り越してしまっているのに、さらに「ソーセージ&エッグ」まで、ちゃんとアメリカンな朝食風に加わっています。
確かにアメリカの Greacy Spoon と呼ばれる、こういう朝食を供するレストランでは、パンケーキにもソーセージにも、玉子にもメープルシロップが全体的にかかっちゃっていますけど… それが、カップヌードルに

パッケージ下部に記された Ramen Noodles in Sauce の文字がどうしても信じられません。

恐ろしすぎてやめておこうと思いましたが、ネコをも殺す好奇心、さらに Limited Edition には弱い儂…。

Campbell(F) さんによればヲルマートのウェブで限定発売らしいですが… 
興味ありすぎて eBay で落としました
送料無料・6個で24ドルだったから、いっこ4ドル。一個だけでも良かったのに…。

ブログネタとしてはノイスキャンセリングヘッドフォンなんかより、充分廉価です。(笑)

で… 届いたんですが、これを独りで食する勇気が出ません

火曜日に Campbell(F) さんがお見えになる予定なので、人身御供 御一緒しようと思います♪
微妙に美味しかったら、Campbell(F)さんちの同居人さんへもおすそ分けしようと思います♪♪♪

【記事脱肛後記】同居人さんはヲルマートから24個買っていたそうです。さすが本物の DQN です!

ふたりで食べてみてから、この続きを書きますね~♪

  §

そして… 食べました。美味しいランチの後だったせいもあって、評価はかなり厳しめです。もし数日間何も食せずに飢餓状態になってから試したら、もう少しだけ好評価になった可能性は残っています。

まず、開封する前にいちおう「作り方」を読んでおいて良かった。熱湯3分じゃない!?
室温の水を内側の線まで注いで、1000W の電子レンジで4分チンする…。

こ、これは… アメリカの激マズいカップ焼きそばの造り方じゃないかっ!?

もうこの段階で「日本ではゼッタイ売ってない、激マズの米系カップヌードル」なのは、ほぼ確定。

で、開封すると内部はこんなでした…。
どうやら「ソーセージと玉子」というのは具材のようで、そこだけはカップヌードルっぽくて安心。
でも、カップの半分弱あたりまでしか内容物が存在していません。
そのすぐ上に「水はここまで」の線が引かれています…。

造り方に従って、線のところまで室温の水を注ぎました…。もうこの時点で食べる気ナシナシ…。
さっそく、肉と玉子が水分を吸って膨らみ始めてる… 見ていて、ややキモい。

松下製のレンジの中央に置いて、指定通りに4分間チン
…で、チンしちゃってから、1300W のフルパワーで熱してしまった事に気づきました。
造り方の指定では 1000W なので、ちょっとだけパワーが強すぎたみたいです。

出来上がりをかき混ぜると…(まだ食べてません。混ぜただけ)
普段なら到底人様のお目に掛けられるようなシロモノではありませんが… このカットは外せますまい。
こんなです…。
加熱し過ぎで水分が飛びすぎているわけではなく、出来上がりとしては焼きそばっぽくなるみたい。
言い訳がましいですが多分 1000W で調理しても大差ないと思います。もう一回試す気はありません。

出来上がりを待ってくれていた Campbell (F) さんと、さっそく試食してみました。

「もぐもぐ。う~ん…」
「もぐもぐ。う~ん…」

なんとも評価し難い、とても人工的な風味…。

「でもこれ、麺がモチモチでしっかりしてるわね」
「うん。…あ、材料見たら、タピオカ入ってるし」

「それと、これって、肉が『謎肉』じゃないわよね?」
「ソーセージの味がする… あ、材料に豚肉使ってる!」

ソースは甘塩っぱい味付けで「これはメープル風味のパンケージ味だ」と言われたら、反論はできません。ただし、ラーメンというか「汁なしそば」の範疇からはギリギリで逸脱していない麺の食感なのは、さすが日清?

でも… でも… すげー人工的な風味。

結局、 Campbell (F) さんも儂も、お互いに2口ほど食べたところで先に進めませんでした
5つ残ったのは、今度の帰省時に日本へのお土産にしようと思います。

消化器内科の先生方に美味しく召し上がっていただくのが、いいかも♪ (ぉぃぉぃ… 出禁になるぞ)

Monday, April 24, 2023

Ginza Nodaiwa

今から約一ヶ月前、3月の中旬に、久しぶりに銀座で会食してまいりました。

・・・おとうさん。

昔、日本のTV広告を何も知らず、この白い狗を見た時に…

「澁谷でもないのに、なんで狗がフィーチャーされているんだろう?」

…と、ほぼ独り言をつぶやいたら、一緒にいたオーマイさんが教えてくれました。

「これは、おとうさんです。」

…全く意味不明で、ついにオーマイさんが壊れてしまったと勘違いしました。(笑)

さて、おとうさんの像が飾られているのは銀座。
久しぶりですが、まだみんなマスク着けてました。

でも『会食は黙食』という制限がぬるくなってきたので、うなぎランチで集まりました。

場所はここ、銀座野田岩です。
上写真は開店数分前なので、まだ暖簾がぶら下がっていませんが、塚本素山ビルという、海原雄山みたいな名前のビルの地下にあります。お向かいには次郎すし、並びにはバードマンと、名店揃いの地下です。

予約手配してくださったオーマイさん、ありがとうございます。儂は以前 Skype で電話予約しようとしたら『妖怪 無限ループ爺』が電話を取ってしまい、精神汚染に陥りそうな酷い目に遭って、ここの予約が苦手になりました。

開店後、ほぼ参集していたのでただちに着席。
こんな席です。東の尾花と違って靴を脱いだり板の間に座ったりしなくていいのが最大の利点。

この日は、takimoni さんがバンコック支店へ 飛ばされる 栄転されるとの事で、その壮行会も兼ねています。

座ってすぐ、おしぼりをいただきました。
箸袋には有名な「釣り針に注意」の警告文が…。天然ものを頼まなければいいだけの話です。以前、天然ものを頼んだときの感想は『やっぱり特上うなぎの方にしておけば良かった』でした。

ここに来たら、儂はいつもこれです。
梅酒のオンザロックと一緒にウィルキンソンの強炭酸をもらって、割って飲みます。

アルコールがもっといける皆様は、ビールに続いて日本酒まで。
こんな… たぶん江戸切子?のクリスタルが出てきました。

さて、お食事の方はコースメニューでお願いしました。
最初は、こんなアミューズ?前菜?から始まります。

2皿出てまいりました…。
季節柄か、菜花のおしたしと、鰻の煮こごり風ゼリーです。

こちら、追加でお願いした「う巻き」です。
4人なので、こうやって取り分けやすくしてくれました。

取り分けたら、おひとりさま分はこんだけ。
真ん中に申し訳程度の鰻が入っていますが、脂が出るから全体が鰻の風味になって美味しい。

こっちも追加で頼んだ「野田岩風サラダ」を、4等分してくれました。
鰻の白焼きを切って散らしてあるサラダです。ミニトマトや水菜でサッパリといただけます。

そして… 最初に届いた重箱は、こんなです。
重箱といっても、下の方に湯煎してあるのが特徴。

塗り蓋を開けると、こうなっています。
白焼きです。添えてある本わさびで召し上がれと言われますが、本当は醤油が欲しい…。

ちなみに、テーブルに常備された薬味は… こんだけ。
ハクション大魔王が入っていそうな容器は、山椒。あとは醤油に辛子。

醤油もあるんだけど、他の皆様の手前、醤油をジョロジョロして食べるのは我慢しました。
薬味をほぼ使わずに食べる白焼きは、鰻の風味が全面的に口内に拡がって楽しいです。

白焼きを退治すると、今度はここで茶碗蒸しが出されます。
いつも、旅館の夕食なんかだと、茶碗蒸しって最後のシメっぽいと思っていました。

蓋を取ると、こうです。最初に柚子の香りが拡がります。
凝固した鶏卵の中には鰻の切れ端が潜んでいますが、う巻き同様に鰻の脂で全体がうなぎ風味に包まれています。

茶碗蒸しの後に、御本尊様が到着します。
鰻重の入った塗りの蓋は、注文した鰻のランクで絵柄が変化します。これは「並」程度。
もっとデカい鰻を頼むと、勧進帳やら藤の花やら、歌舞伎からは離れない塗りの絵が…。

さて、椀のほうはもちろん、肝吸いです。
個人的にはこれのどこが美味しいのかイマイチ理解に苦しんでいます。
チャーハンに添えられてくるスープと同じだ、と幼少の頃より理解しています。

鰻重は蓋を外すと、この程度です。
柔らかくて美味しい。野田岩はタレがくどくない。尾花のほうがもう少しコッテリしたタレです。野田岩の鰻重は全体的にバランスがいい。安心して食べ進められる美味しさ、と申せばいいでしょうか。

ともあれ、あの真空地帯の飯倉まで行かずとも、銀座に出てきてこの鰻が食せるのは有り難いです。

鰻をたいらげたら、焙じ茶と一緒に水菓子がでてまいります…。
やはり季節柄、イチゴでした。これで鰻コースは無事終了。

銀座で集まってお食事、となったら、やはり野田岩です。
以前同じメンバーで、鼎泰豐とかフレンチとかでもお食事しましたが、儂には野田岩が一番です。

食後、まだ少し時間があるということで、お隣のビルにある喫茶店へ。
昭和のにほひがプンプンな喫茶店で、アイスコーシーを。

皆様、楽しいひとときをありがとうございました。

そして takimoni さん、もう水鉄砲で撃ち合うのは終わりましたでしょうか?
本物の鉄砲で撃ち合うアメリカより平和ですが、どうかご自愛くださいまし。

その後数寄屋橋で別れてから、儂は銀座の焼き芋屋や三越のデパ地下で買い物をして新橋へ。
新橋地下駅から、総武横須賀線の快速で津田沼まで帰りましたとさ。

また来月末にも帰省しますが、お時間許しますなら再びお目にかかりたいです。

Friday, April 21, 2023

Maille Coeur Shogetsu

箱根湯本での一泊で選んだのは、 ホテル マイユクール祥月 という宿でした。

フランス語ですかした名前が付いていますが、楽天やじゃらんで非常に評価が高い宿です。
女性に優しい癒やしの宿、を謳っているだけあって、宿泊客の8割以上が女性だそうです。
入口は割と地味で、こんな感じ。

中に入ると… ロビーフロアと受付はこんな様子でした。
ちいさな売店もここにありましたが、既に『銘菓 月のうさぎ』を買ってあるので気にしません。

駐車場の入口横には、なぜか御稲荷さんがありました。
この存在のため、夕食時に稲荷寿司が一切れ出てきました…。

チェックインして、予約しておいた最上階の展望風呂付きの部屋へ。
こんな部屋です。3月上旬に改装され天井がやたら高くなって、開放感のある空間です。
3名利用で予約したので、ベッドはエキストラを使わず、トリプルに仕立ててあります。

さっそく、Wi-Fi も計測してみました。
…う~ん、Wi-Fi はあんまり速くないや。

窓際にはソファも置いてありました…。
最近になって特別室も出来たようですが、予約時はここが広くてお手頃だと思いました。

コーヒーテーブルの上には、ウェルカムのお菓子が。さすがは温泉旅館?
ちっさなパウンドケーキが。チョコレート風味みたいですが、結局食しませんでした。

窓からの景色は、こんなです。
最上階の6階からは、湯本駅方面にある川を眺められます。

樹木に隠れて写真ではよく見えませんが、窓を開けるとせせらぎが聞こえてきます。

窓のすぐ下には、桜が開花し始めていました。
箱根でも山麓だし、開花が早いのかな?…と思ったら、露天風呂の前で暖かいからみたいです。

つまり真下が露天風呂ですが、残念なことに 入浴客はまるっきり見えませんでした。

内風呂がこちらですが… 
洗面台がふたつあります。その奥が展望風呂となっています。

鏡の前には、アメニティキットがみっつ置かれていました。
宿泊者名から判断して、女子2、男子1と判ったようです。

男の子向けのキットは、こんな内容。
歯ブラシ、髭剃り、たび、ペナペナな手ぬぐい、ブラシ。

大浴場で、邪悪な見た目の 黒い綿棒 を発見したので、もらってきて足しておきました。

さて… 母と妹は、ここで思い切りガッカリ
展望の内風呂ですが… 予約時には「ジャグジー付き」と銘打ってあったのです。

この時点でのウェブサイトでは未だに改装前の写真と情報で、しっかり載っています。
 
ね…? 母が「ジャグジーに入りたい」と言うから、検索してここを見つけたのに。

それを、改装してジャグジーが無くなったのを事前に一言も告げられませんでした。
そもそも、改装工事をやった事さえ何もメール等で連絡をいただけませんでした

さらに困ったのが、この新しい内風呂です。
スレートっぽい石張りだけど、手すりが一切ありません

濡れたら滑りやすいし、滑ったら大けが必至。危ない浴室です。
母と妹は、這うようにして湯舟へ出たり入ったりした模様です。
もう二人からはケチョンケチョン。二度と来ない!とキレていました。

風呂場の石鹸やシャンプーは、こんなでした。
これは大浴場とほとんど一緒みたい。

トイレはこんなでした。
日本ではあたりまえのヲシュレット完備。

他にも『女性に優しい』をモットーにしているからか、追加の枕が選べます。
エレベータホールの前に、こんなふうにして枕が数種類ありました。

この枕が、儂が普段使用しているものに近そうなので、これをひとつ拝借。
わずかに高すぎて、儂にはあわなかったですが… こだわりを感じました。

部屋の中にある冷蔵庫には、おやつと飲み物も。
酢をベースにしたドリンクと、ゼリーが人数分。

シークワサーのゼリーです。
ちむどんどんしそうですが、妹が食したらイマイチだったそうなので、やめておきました。

他にはミネラルウォーターも。
エレベータホールの裏手にはドリンク類の自販機があったので、そこでサイダー等を買えました。

なお、さすが温泉旅館だからなのか、ポカリスエットはずーっと売り切れ状態でした。

食堂とラウンジ、大浴場は2階にあります。
食堂前のラウンジは、こんな。

ズラリと並んでいるのは、塗り箸です…。
下の皿に入っている豆を上から下へ移動させ、箸の使用感を確認すると自分に向いた一膳を見つけられます。

…儂、塗り箸は嫌い。だって先っぽが細くて掴みにくいんだも~ん。
この数十年、ほぼ割り箸しか使わない人なので、興味は湧きません。

そして大浴場です。
Gentlemen の暖簾が… こういうの『チョイ悪おやぢ』って言うんでしたっけ?(笑)

男湯・女湯は、晩と朝で入れ替わります。

真っ先にチェックインしたので、カラッポの湯殿を盗撮してきましたよ♪
ここが脱衣場のロッカー。COVID-19 のおかげで、市松模様に利用制限がかかっていました。

メイクアップはここで…。
男女入れ替わるので、女湯になった時にはこのくらいの広さは必要でしょう。

お風呂場は、こんな様子。
室内の湯舟は温度が少し高め。箱根湯本は単純泉なので、無難にほっこり温まります。

流し場は、こんなでした…。
清潔に保たれています。

そして露天風呂が、こちら。
水深は浅いですが、ぬるい事もなくて、よく温まります。

儂は夕食の前後に2回、朝食前に1回、露天風呂で長湯をして、捻った足がずいぶん良くなりました。

あと、大風呂で会った他のお客さんは最大3名。儂を含めて 65 歳以上がほとんどでした。
チョイ悪オヤヂなんかいません。みんな白髪の爺さんばっかりで、ふけせんの儂は幸せ♪
きっと女湯は阿鼻叫喚の混雑なのでしょうが、女性が多い旅館の男湯では至福の時です。

この間には… 母は昼寝、妹はスパでイイ思いをしてきた模様です。

お食事は、こちらの食堂で供されます。17 時 30 分または 19 時 45 分の2回制。最初、妹が「5時半なんて早すぎる!」というから遅い回にしましたが… 今度は母が「午後8時じゃ、普段は寝てる」と言うので、早い回に。
テーブルセッティングはこんなです。

膳のコーディネーションは、もう最初から和洋折衷。
御神酒と稲荷寿司が置いてある隣に、飾り皿って… これ、外人客にはどう映るんだろう?

御稲荷さんの説明書きがおいてありました…。
霊験あらたかな白い女性の子狐様は、黒い狐様に恋をして実ったそうです…。

ここ、Campbell (F) さんが読んだら、狂ったように笑い出しそうで楽しみ。www

お膳の中には、御神酒と稲荷寿司が…。
え~、正月でもないのにお屠蘇かよ?…と思ったら、御神酒は梅酒でした。

御稲荷さん… ちっさ! でもこれ、小さくないと、きっと後に響きます。
案の定、女子2名はこの先のお食事計画を策定した結果、摂取を拒否。

おかげで稲荷寿司みっつに梅酒2杯をげとしました~♪

着席して飲み物のオーダーを通してまもなく、前菜がこんな様子でイッキに届きます。
サービスパーソンさんの手が写っていますが、一品毎に解説してくれています。

綺麗な絵の載った おしながき が置いてありましたから、皆様はこちらからどうぞ。
どれも、そこそこ美味しい。口に含んでから「なんだこりゃ?」はいないけど、美味しい感動もそこそこ。

ひとつだけ儂が気に喰わなかったのが、バーガーに建ててある国旗。
なぜ星条旗を使わない!?・・・属国のくせに(ぉぃぉぃ…)
ユニオンジャックやメープルリーフなんかいらない。合衆国市民には星条旗を見せなさい!

ハアハア… ともあれ、前菜は、そしてその後も、『インスタ映え』が全てのようです。
お味より見た目。ブロガーにはもってこいのお宿、と申せましょう。

そして前菜の後は、こうやって続きました。
胃弱の母が、アイテム交換してもちゃんとおなかいっぱいになるか心配でしたが、食い切れなかったそうです。

スープが届きました。
キャベツのクリームスープですが、ものすごく熱い!

これ食べただけで、大汗がでてきました。だから美肌にいいのか?

ここで、なんだか大きな洗面器みたいなのを各テーブルに配っていきます…。
コースメニューには載っていない、料理長さんからの本日のスペシャルだそうです。
手作りの豆腐を、オリーブ油、天塩、または特製味噌でいただくそうですが… 母はすぐ拒絶。

大豆臭さが全くなくて、なんだか芳ばしい風味がある…。
絹ごしくらいの硬さで、テクスチャは本豆腐に近い感じ。
妹とふたりで分け合いましたが…「普通に醤油で喰ったらうまいんじゃね?」という結論。

次は、お造りです。
母には『煽り烏賊』は無理なので、儂の桜鯛と交換しました。

エディブルフラワーにキンギョソウが載っているのも面白い。
紫蘇の花はともかく、キンギョソウが食せるのは存じませんでした。

次は椀物です。
椀は器を愛でるので、蓋を開ける前もご覧に入れております。

金とネイビーの蓋を開けると… 白子みたいなのの上に煮物野菜が。
魚卵は鯛の白子だそうです。野菜のほうが美味しくて、そっちに意識が寄ってしまいました。

そんで、本日の主菜は… ぶたみかん
これ… 事前に予習してあって「3月は豚と蜜柑」と知っていたので、もう一品取りました。

これです。箱根牛のビフテキです。
なんだか1センチくらいの厚さで期待していなかったんですが… すごく柔らかくて美味しい!

このビフテキ追加注文は、当たりでした。妹も儂もこの体験で気を良くして、5月末にまた家族で熱海へ行く時にも、予め国産牛のビフテキを追加予約してあります。(笑)

肉は美味しいんですが…「よろしければこちらをお使いください」という調味料がイマイチ。
塩胡椒はともかく、本山葵と味噌みたいなのまで。 これは、 よろしけれなかった。

千葉県人にはバター醤油でも持ってきてくれたほうが、よっぽど嬉しかったです…。

最後は、炊き込み御飯とおみおつけ。
筍が無理な母はお粥にしてもらいましたが… ちょっと羨ましそう。
「次回の旅では、御飯をお粥にしてもらわなくていいから」と言われました。(笑)

最後はデザートですが… 3段重ねで、こんだけ出てきました。
インスタで見ると以前はブッフェ形式だったようですが、パンデミックでこうなった模様。

デザートも、綺麗な絵が添えられた おしながき が出てきたので、毒者の皆様にはこちらで。
この中では『ベルガモットと日向夏のジュレ』が予想外に美味でした。
妹はレモンタルトが美味しいと喜んでおりました。

持ってきていきなり「上段のプリンみたいなのは、お手を付けずにお待ちください」だって…。
これが「ぷりんみたいなの」です。クレムブリューレが、まだ焼いてない…。

そしたら、兄さんがバーナー持ってきて、こうやって焼き始めました。
シュボボボボボボ… 見ていて、兄さんがうっかり指を焼いたりしないか、そっちのが心配。

「お待たせしました~♪ 上の方がもの凄く熱いので、数分お待ちください」
そりゃ、こんだけ焦がしてたら上の方は相当に熱いでしょうよ。

ちょっと待ってからいただきましたが… あれ?串団子みたいな味がする??
おしながき を確認したら…『みたらしのクレムブリューレ』でした。

その他のアイテムを一人分取り分けたら、こんなです。
オランジェットのチョコがちゃんとテンパリングされているのは驚きましたが、他は…

コーヒーか紅茶をいただけます。母はレモンティー、儂はコーヒーで。
チラリと見えていますが、レモンティーの『レモン』も、スジャータ製でした。軽い驚き。

そして退席する時…

「ありがとうございました。最後にアイスクリームをお持ちください♪」と声をかけられました。

このショーケースから、2~3スクープまでオッケーだそうです。まだ少し湯上がり状態なので嬉しい。
チョコ、バニラ、ストロベリーは基本の基本ですが… メロンって少し珍しい。
カシスはもっと希かも。母に聞かれました。

「カシスって何?」
「黒スグリです」
「スグリって…?」
「ママの実家の山に自生してる、桑の実みたいな奴です」

他にうまく説明できませんでした。植物分類学はBでしたから、らんまんになれません。(笑)

この会話につられて「黒スグリとバニラをお願いします」って注文かけちゃいました。
ちゃんと、カシスとバニラが入ってきました~。

我々の会話を聞いていたか、黒スグリがカシスなのをちゃんと知っていたかは不明です。
カシスは予想したよりも風味がハッキリしていて美味しい。バニラも悪くない。

そして… また露天風呂に行って爺さんと世間話して、戻って寝て。

翌朝、朝ご飯は7時~10時までですが、開店直前の6時55分頃に来て待ちました。
母は他の人がタッチした食品を「穢された」と認識して、食べないからです。

こういう難しさがあるので、母と一緒のブッフェスタイルは難関。
そこで次回の熱海の旅館は、食事が全て部屋出しになる宿を選択。

朝の食堂は… まだ、あんまり人がいません。
真っ先に行って、穢れていないアイテムを撮影するのも、ブロガーとしての使命です。

入り口前には、お飲み物が。
ジュース各種にミルク、コーヒー紅茶が入手可能です。

これより奥へ進むには、マスクと使い捨て手袋の着用が義務づけられています。
ガリ直食いとか醤油差し舐める輩はいないでしょう。穢され難くて安心です。

ここの朝食ブッフェって… ものすごい品数です。
楽天やじゃらんで人気投票トップなのが納得できる、凄い品揃えでした。味もなかなかいい。

このへんが取り分け式の温かい料理群です。
馬鹿デカいオムレツとかグラタンとか。朝からこんな食べたらどうなっちゃうか心配。

ソーセージとかスープとかも、いろいろありました。
湯豆腐も置いてあるから、脂ぎったのが苦手な母にも大丈夫。

蒸したものもいろいろ。
さつま揚げらしきものに、屋号から『』と焼き印がおしてあるのが笑えた。

こんだけ採取してきました~。母に「そんなに食べられるの!?」と、怒号されました。
妹は「プリン持ってきてるし… 夕べも食べなかった?」って呆れてるし。
「いや。昨日のはクレムブリューレですから」と、無理な言い訳をする儂。

ともあれ、夕食、朝食ともに満足度は高いです。

我が家の女子は大浴場が嫌いなので、そこが問題でした。
ロビー横の、待ち合いっぽいコーナー。この奥がスパになっているようです。

帰りは雨模様なので、昨夜のうちから甥に迎えに来させる手配をかける我が家の女子…。
でもおかげで、習志野まで濡れずに帰れました。

途中、米軍施設で昼食を摂ったのは以前の記事にしたとおりです。

帰省時のネタに加えてイスタンブールのネタがまだあるので、また写真変臭して記事にします。