ユナイテッド空港,夏ダイヤではSFOからフランクフルトに毎日2往復飛ばしています。
遅い方のUA927便にすれば,イスタンブールを13:55発のLH1299便で80分の乗り継ぎ時間になるわけなんですが... FRAって巨大&オペレーションが不安定・不確実。一昨年はルフトの折り返し機材が遅れて乗り継ぎ失敗,空港前シェラトンに泊まるハメになったり。前回6月の時は定時より早着してくれたものの,乗り継ぎ便から思い切り離れたCピアなんかにスポッティングされてもう大変。少し焦りつつも乗り継ぎなんとか成功。
そして今回は... 結果的にFRA空港が「乗り継ぎ失敗しそうなPAXが大杉」な事態に陥っていたおかげで間に合いましたが,ついにFRAまでが僕の「大嫌いで使いたくない空港リスト」にランキングされそうなネガティヴ体験が満載でした。
(ちなみに,リスト入りしているのはシャルル・ド・ゴールとヒースローですw)
1.ISTのトラコンのせいで離陸が45分遅れ。これは仕方ないかも。
2.FRAのスポッティングがBピアだけど,ジェットウェイが故障!
3.なんとA320機材の尻側からタラップ降機,まさかのバス移送!
つまりビジネス席の客が最後に降機で,上顧客がキレまくり。w
このへんでスッチーに口汚いF-wordを皆で乱発♪(米国の客が一杯w)
Respect!とか言う独逸人にナチや枢軸国ネタで返して険悪な機内。w
4.でもバスがA/Zゲートに着けてくれたおかげで少し時間稼げた。
5.ところがBusiness/First専用のレーンでセキュリティに入ったら... 僕のひとり前でいきなりレーンを閉め
「隣に並び直せ」と言うだけの氷の心臓を持った空港職員。(激怒)
6.
「乗り遅れそうだから割り込ませて」と哀願しても,俺も私もあと10分くらいしかない,と言われて割込みできず。(こっちは既にゲート締め切り時間すれすれ)
7.X線検査のトレーを扱っている中華系の婆が下手糞な英語で
「財布は入れるな」とか言う。僕の財布には金属製のクレジットカードがいっぱい。
8.やっぱり金属クレカで金属探知機のブザーが鳴る。財布を取り出してくぐらせて見せて,ようやっと財布を持たないで金属探知機を通過しようとした理由が理解された。思わず
「無知で無能な最低賃金雇用者!」って "素直な感想" を叫んでしまった...。実際『私はボディチェック担当』みたいな警備員が10人くらい無駄話しててヒマそう。みんなチョー並んでるのになんでレーン閉めるかな!?
で,ゼイゼイハアハアしながらZ19ゲートに着いて
「誰か最終セキュリティの質問してください!」って叫んだら,ヘルムート・コールみたいにガタイのいいおじさんが苦笑しながら寄ってきてくれて
「ここまで来たら載せるから,もう落ち着け」って言われ,いつもの定型の質問を受けて
(つか,質問内容は記憶してるから聞かれる前にほとんど勝手に答えた。おじさん大笑いw),すぐ搭乗させてもらえました。
FRAのZピアってAピアの上層階なんだけど...エスカレータが無い。手荷物をかついで階段を降りるハメに...。エレベータがあるけど身障者専用。
あたしゃ来年還暦の老人ですが?という言い訳は受け付けてもらえませんでした。やっぱ,みんなゲシュタポの子孫!(苦笑)
機内に入ってアッパーデッキに行ったら... 半分しか埋まってないでやんの。
結局,みんなたっぷり遅れてやってきて,多分みんな無事に搭載して遅れて出発。
復路ははやばやとアップグレード確定していましたが,屋根裏は人気で選択肢が狭い。「さよなら747」体験はあえて後ろ向き&降機がいちばん最初な17Jに座ることにしました。
・・・でもやっぱ後ろ向き,ちょっと混乱します。あと,最後尾だからエサの配給も最後。
最初に届いたのがこれだけど... レタスのサラダとカプレーゼサラダ。何考えてんの?>UA
なぜかプレッツェルの皮がボロボロなのも残念でした。ただ,別に不味くて喰えないとかではなかった。サラダ2種なので,いっしょくたにして食べました。
続いてメインは,ビーフ,チキン,魚,ベジタリアン・ラビオリからの4択。
メルルーサ Hake フィレ肉のクリームソースがけ,レモン風味。雑穀とインゲン添え。
雑穀は見なかったことにして,クリームソースと白身魚の部分に注目して第一希望。念のため,調整が難しかったらラビオリでも何でもいいよ。って融通をつけたらCAさんに感謝されました。
次に出てきたチーズは少しガッカリ。
葡萄が甘くない。セミハードがエメンタールとホワイトチェダー,青カビという組み合わせ。ソフトでカビが生えた臭いチーズのほうが好き♪という変態な私には残念な盛り合わせでした。
...そして,劣化したというより,何か間違った方向に進んでしまったアイスクリームサンデー。一時,普通にカップアイス置いていくだけで「貴方好みにカスタマイズできるアイスクリームサンデー」が中止されていましたが,かなりの上級会員からブーイングが来たせいか再開されたものの,アイスのカップがガラスから白い紙カップになっちゃったんです。そしてまたこのUA927便で初めて見た再度の改変。...凄いデザインの紙カップ。何これ? 機内食の消財調達担当者,オピオイド中毒かなんかで軽く逝っちゃってる?
どっかのキンダーで「♪ おたんじょうび おめでとう☆」みたいなカップ...。
「チェリー,みっつ入れてあげるわね♪」って,かえってイタイと思った。
Do you have any personal opinion about this design of paper cup? ってCAさんに聞きました。
Well... I'd like to refrain from any comments, but this is chosen by Houston...
やっぱりヒューストン(つまりコンチネンタル航空)のセンスだったか。(苦笑)
その後,間に合った安心感でイッキに睡魔が襲ってきて(ホントは導眠剤飲んで)就寝。
この時,座席17Jの最高な利点を最後の最後になって発見。すぐ横にはスナックが満載!!
でも寝た。しっかり寝た...。チーズもポテチもチョコもサンドイッチも,ほぼ見ただけ。(告白すると少しだけ食べた...)
到着2時間前くらいに,後ろ向き着席で通路側だから事実上ほぼ目の前のギャレーから ガッガッガッ... と氷をアイスピックで砕く音が聞こえて目が覚めました。
やがて,セカンドミールの配給。卵料理(もち,しょもないオムレツ)またはハム&チーズ。
欧州っぽくハム&チーズにしました。
プレッツェルを水平に切り開いてバターを塗りたくり,チェダーチーズとソフトサラミにレタスちょっぴりはさんでサンドイッチ完成。生ハムはハニーデューとカンタロープという2種類のメロンに巻き付けていただきました。
サンドイッチ食べながらピクルスかぢってて... なんか少しいつもと違う。
ここでやっと気づいて,アテンダントコールをON。飛んできたアテンダントさんに「オレンジジュースとブラックコーヒーが欲しい」って頼んだら,17列は飲み物の注文取り&配り忘れたのにやっと気づいて,平謝りされました。
おかげで着陸するまでの間,飲みきれないほどのジュースとコーヒーを,わんこそばみたいに注がれて...。少し違う意味で思い出深いさよなら747フライトになりました。
到着も遅れました。ジェットウェイが接続されたのが8時ちょうどくらい。自宅へ帰るバスの時刻表は... 8:12ってなってて,これを逃したら9:08です。でもGlobal Entryと預け荷物がなかったおかげで,8時台のバスに間に合いました。午後9時以降のバスはちょっち治安も悪くなり始めるような気がしていたので安心。8時台のバスにもジャンキーが二人くらい乗ってたけど,普通は体格のいい男性にはからんでこないからとりあえず安心。
タクシー乗ればいいんだけど,空港から近すぎてブツブツ言うドライバーとかかわりあいたくないんです。タクシーを利用する時は「40ドル払うから文句言うな」とか言ってから乗ります。運ちゃんはホクホクだから上機嫌です。これ,英語では Shut up and take my money. という定型フレーズがあるほどよく使われる方法です。w
初秋のイスタンブール,まだ最高気温が30℃まで上がって少し暑かったですが,いい思い出になりました。来年はあと2週間くらいずらして訪問しようと思います。
あと,日本人観光客が激減しています。路面電車に乗っているとしょっちゅう日本語が聞こえてきたのが,今回は2~3回しか聞こえてきませんでした。一方でアラビア語がやたら聞こえてくる。観光に来たアラブ諸国の人々と,シリア難民のみなさんがいるからだと推測しましたが,トルコ風呂でもしょっちゅう「欧州や米国,それに日本の観光客がすごく減った」という話を聞かされました。観光客が減ったために値下げ合戦したおかげで宿代や食事代が安上がりになったのは有り難いけど,ネガティヴな風評被害(というか,自爆する人がまだいるけど...)が終わって健全化して欲しいです。
航空券も宿代も安上がりで嬉しいのもあるけど,トルコを応援する意味で通いたいと思います。
(別の目的もあるくせに...。と真っ先に思いついた人,後で職員室に来なさい)