Wednesday, August 4, 2021

Arcadia

※ アテネ旅行記 ― 第一回、第七話 ※

アテネでのランチは、もう徹底的に同じレストラン街へ通いました。

山の上の廃墟で有名なアクロポリ駅へ。駅前にアクロポリス博物館というのがあります。
柵の向こう側が博物館の建物。

この近所から、丘というか… 山のてっぺんにある廃墟がチラリと見えました。
ほら。なんかクレーンで修復してるし… 柱がエンタシスなのが判ってなぜか笑えた。

おじいさんには 30℃ 超えの中を熱中症覚悟で登山する元気はありません。

そこで、すぐ博物館前のレストラン街へ直行。
まるで秋葉原ラヂオデパートのように何十軒もひしめきあっている中から、アルカディアを選択。

この店は、TripAdvisor で「ムサカの美味しい店トップ10」とかを検索して、発見。
ムサカの美味しい店が2軒並んでいます。

 「ライオン堂」→ Liondi
 「アルカイダ」→ Arcadia

無謀ともいえる連想記憶で覚えておきましたが、最初はアルカイダのほうへ入店。
店頭にある、道行く観光客を捕獲するための看板。ムサカは鉄板メニューです。

この店に達するまで、幾人かの呼び込みのお兄さんお姉さんを無視してきました。
まるでススキノを歩いているような気分。(2回しか行った事無いし、みそラーメン食べただけだけど…)

テラスシーティングなので、扇風機の前を希望。
座って頼んだのは、コカコーラ・ライト。なぜかギリシアではゼロは人気がないみたい。

そして、先行した記事の内容になるわけです。

「長崎と三笠をください」

「サガナキとムサカですね? 伝統的なタイプでよろしいですか?」

「初めてなので 日本語で おまかせします」

全然日本語の発音で『長崎』とか言っても、ちゃんと翻訳してくれます。(笑)
数分で届きました。アツアツの長崎です!(笑)

周りに廻してあるのはタイム風味のソースと、ライムのマーマレード。
上にはカリカリのヘーゼルナッツがたくさん載せてあります。

カットしてみました。
中味はフェタチーズです。

山羊のチーズ、フェタって加熱されているとボソボソ感がおさまって、ややトロっとしてくる。クセのなさすぎるようなチーズでも、さすが本場です。ミルク感が濃厚で新鮮さがハッキリ判って、すごく美味しい。でもファミリーサイズの大型ハンペンくらい大きいから、もし周りのソースやヘーゼルナッツが無かったら途中で飽きるかも。

体格のいい揚げ物でおなかが膨れてきたところで、すぐにムサカも到着。
トラディショナルって書いてあった、普通のタイプです。他には煮込んだラム肉を使った奴とかもありました。

半分にカットして中を見てみますと…
ラザニアのような層をなした構造で、ジャガイモ・肉・茄子・肉・ジャガイモ… という具合に重なっています。そして最上層にはベシャメルソースを載せててっぺんを焼いてあります。

ベシャメルソースがサッパリしていて、フカフカで素敵に美味しい。このムサカ自体も全体的にフカフカした構造で、あっさり気味で美味しい。アッサリしているようでもミートソースにコクがあって、肉がたっぷり使ってある。

ここんちのムサカ、すごく気に入りました。

ここまで食べ終えたら… もう2時近いからか、目の前の席はみんな空きました。
実際はかなり暑いけど、湿度が 30% 以下のカラカラ陽気なので日陰で風にあたれば涼しい。

満腹だけど、コーヒーも試しました。
「アイスカプチーノってできる?」って聞いて、出てきたのがこちら。

それなりにコクもあるけど、甘味料抜きで作ってもらったから、イマイチ物足りない。
ここへ来る前ガイアのギリシア式アイスコーヒーを飲んだせいで、評価が厳しいのかも。

ともかく、TripAdvisor の口コミは数百を超えれば組織票が消えて真実味が出てくる、と確認できました。

Arcadia ΑΡΚΑΔΙΑ
Makrigianni 23-27, Athina 117 42, Greece
Tel. +30 210 923 8124
Hours:
  Sunday - Friday:  12 - 11:30 PM
  Saturday:  11 AM - 11:30 PM

お店を出て、レストラン街の道を写しましたが…
よく見たら路面電車の軌道が遺っていました。石畳にトラムの軌道って、いい感じだよね。

その後、半ブロック歩いて地下鉄駅へ。
電車を待っていたら、赤いのじゃなくて緑色のがやってきました。

路線図のカラーシンボルと整合性が取れてないけど、この車輌は新型で冷房が効いていた

こうしてアクロポリ駅から一駅乗ってトラムに乗り換え、ガイアでアイスコーヒーを買ってホテルへ帰投。

Monday, August 2, 2021

Gaia

※ アテネ旅行記 ― 第一回、第六話 ※ 

今回のアテネデビューで通い詰めてしまったのが、ホテル近所の雑貨店というか、よろず屋さん
ガイア Γαία いう名前の店ですが、早朝に訪れても東京12チャンネルの番組には関係ありません。

最初、インターコンチネンタルに売店が無くてコンシェルジェに最寄りのキヨスクを聞いたら、この店でした。

この角を右手に1ブロック、20メートルほど歩いたところにトラムのカスムーリ駅があります。
あまりにも便利な立地なので、ホテルから出かけた行き・帰りに寄っていました。

なにせ、平日は朝8時から深夜11時まで開いてる。そのうえ、酒、ソフトドリンク、駄菓子、パン、ペストリー、土産品… なんでも揃っちゃってて便利至極です。特に店主が淹れてくれるエスプレッソが最高!!

で… こちらが店主のスタッフィくん。
カメラを向けたらVサインしてるのは、日本に3年くらい住んでて覚えたそうです…。なんだかなぁ。

日本に少し住んでいて、カルチャーショック(洗脳?w)を受けて日本贔屓になっていました。おかげで、外出中の水分補給用スポーツドリンクとかコーラとか買いに行く度にスタッフィくんに捕まっていろいろと世間話をすることになり、毎回最低1~2時間は店頭のベンチに滞在。(苦笑)

僕の方もいろいろ勉強になりました。例えば小泉八雲

「日本でとても有名なギリシア人、知ってるだろ?」
「え~? アリストテレスとか…」
「違う違う!! 日本のホラーストーリーを英訳した超有名な作家!!」

日本のホラーストーリーって… 怪談のことだよな? そしたら…

「ら… ラフカディオ・ハーン、小泉八雲の事?」
「そうそう。そのヒトが多分日本で一番有名なギリシア人」
「ラフカディオ・ハーンってアメリカ人かイギリス人じゃなかったの!?」
「違う!ギリシア人!!英語の作家だけどギリシア人!!」

これは本当に知らなかった… 勉強になりました。

「彼の小説を読んだこと、あるだろう? 日本人はみんな読むって聞いたぞ」
「確かに… 中学3年の教科書に載っていて、義務教育期間に読んでるよ」

ラフカディオ・ハーンの『貉 むじな』には、ちゅうがっこの英語弁論大会でお世話になりました。練習させられすぎて、今でもクライマックスの部分をスピーチできるかも…(汗)

でも、そのおかげで、いま英語がなんとかなっている僕がここにいます。
僕の口に手を突っ込んで発音を指導してくれた石井先生、ありがとうございます!!
(英検3&2級の試験官もありがとうございます! まさか英語の担任が試験官だとは…)

他にも、

スペイン語の「さよなら」=「アディオス」が元になってギリシア語の「アディオサス」に派生したと思ってたら…

「違う違う!! 一番偉いギリシアの神様がデウスだから、ア・デウス!」

そうか。

Beyond Deus、神様の向こうに行っちゃうのがバイバイなんだ。
そしたらフランス語のアデュー adieu も語源は一緒かな。
結局欧州ってなんだかんだ違ってるようで、みんな一緒だな。←すぐ短絡

なお、「アディオ・サス」は見送るほうの人だけが使うそうです。
去っていくほうの人は、会った時と同じ「ヤ・サス」を使えばいいそうです。
・・・日本語だと、お嬢様学校の「ごきげんよう♪」みたいだな。(笑)

そしてスタッフィくんに質問された内容の一部は辛辣でした。

「バングラデシュ人の客に『日本は人身売買する。女性が迫害の末、政府に殺された』って、マジか??」

それって確かバングラ娘が入国管理局で捕まってて、雑な対応されて氏んじゃった事件だ。
僕たち双方の英語力には問題はないんだけど、どう説明したものか、答えに窮していたら…

「YESかNOか??」

「そうやってどっちか聞かれたら、事実は Yes なんだけど…」

30分くらい費やして、日本の労働人口不足、政府主導のアジア諸国からの技能実習制度、現地のエージェントがぼったくる事、派遣先が実習生を酷使してぼったくる事、訪日した実習生が耐えきれずに脱走する事… こうやって解説してたら、ニッポンってめっさブラックな勤務先だらけじゃん!! 日本人に『ぼったくり男爵』なんて言われたくないよね?(最初に言ったのはワイントンポスト紙だけどw)

そういう真面目なおはなし以外では『ギリシアのコーヒーは世界一』を自慢されました。
確かにコーヒー飲むわ、この國の人々。日陰でも 30℃ 超えなのに、路上カフェは満席。

・・・って、僕がたむろしてるのも路上カフェ相当でしたけど。(爆)

スタッフィくんが淹れてくれたのが、ギリシア風のアイスコーヒーでした。

中を見せられる写真がありませんが、大雑把にはカプチーノとウインナコーヒーの親戚で、濃いエスプレッソに氷を投入し、固く泡立てた「クリームとミルクの中間みたいな乳製品を凍らせたもの」を沢山載せて出来上がり。エスプレッソを氷で冷やして、ソフトクリームを載せた状態が食感的には近いかな? 味は超濃厚なアイス・ラテかな。

このギリシャコーヒーには、ハマりました。この店では2ユーロで買えます。他でも試したけど、ここんちのようなコーヒーの濃さやクリーム部分のコクが足りないし、値段も高い。ここんちではハウスブレンドのコーヒー豆も売っています。ネスプレッソカートリッジまで売っています。この超濃厚アイスコーヒーを買うためだけに、トラムに乗る前後に立ち寄って… 結局、毎回最低1時間はここで無駄にしました。おかげで暑さにも慣れてきた。(爆)

あと、金曜・土曜の朝は朝食を用意してくれました。ホテルの朝食ブッフェは30ユーロだけど、会員特典で半額♪って話したら… 毎回5ユーロくらいで簡単な食事を用意してくれました。

おかげでインタコでの出費は47ユーロの洗濯代だけ。アロハとカーゴパンツに下着上下を洗って47ユーロ、ってもしスタッフィくんに伝えたら「俺が洗う!」って言い出しそうで、さすがにそこは話せませんでした。(爆)

さて朝食の一回目は、こうです。
ペストリーにギリシア風ヨーグルト、ギリシア風アイスコーヒー、そしてお出かけ用の水も一本おまけ。

焼き直してくれた熱々のペストリーに冷たいヨーグルトと濃いアイスカプチーノ、最高です。
普段、朝はカプチーノとプロテインドリンクにカロリーメイト《フルーツ味》くらいなので、これで充分♪

金曜の朝は、パン・オ・レザン=レーズン入りのグルグルペストリーでした。
こ、この形状は… 半回転足りない

いや、弓弦くんのトリプルアクセルじゃなくて、Δρεαμκαστ のロゴマークも3回転半でした。←後遺症

温めてくれたので、パイ生地がサクサク。
それにギリシアってドライフルーツの本場だから不味く作る方が難しいのかも。

ギリシアヨーグルトは、カリカリのクランブルを載せてくれました。
これも美味しい。

「アメリカで『チョバーニ』ってギリシアヨーグルトが大流行したけど、始めたのはトルコ人」

「トルコのヨーグルトはインチキだ!! 本場はギリシアに決まってる!!」

それ、全く同じ台詞の逆バージョンをトルコで何度も聞いたよ。とは、言えねぇ言えねぇ。

で、結局チョバーニみたいなもんだろうと思いつつ口に運びますが… 結構違ってて驚きました。
コッテリ重いのは同じだけど、なんだか「もっちり」というか、粘度があるような食感。
酸味その他はトルコのヨーグルトと同様に強くないから、すんなりと食べ易い。

そして、土曜日はこれでした。見学していたら… パンはちゃんと生地から焼いていてビックリ。
名前を忘れたけど「胡麻をまぶしたリング型の全粒粉パン」です。ヨーグルトは一緒。

ここでも「わぁ、シミットだぁ!」って、うっかり言っちゃって、しまったと思いました。

「なんで君はいちいちトルコと比べるっ!!??」←結構キレてる

「ごめん。イスタンブールは数十回行ってて、ソックリだったから。それにバクラヴァもキョフテも同じだし…」

さすがにミートボールのキョフテは否定しなかったものの、不機嫌にさせちゃいました。

でも、それほど似通っています。「ギリシア土産なら日干し無花果」って言われた時は「本場はトルコだと思ってた。アメリカで売ってるのもトルコ産だし」という台詞を必至に飲み込みました。

よ~く判りました。

ギリシア人は基本的に、トルコと比べられるとキレます。
トルコ人もギリシア文明とオスマンを比べるとキレます。

これって… 列島の國と半島の國がお互いに嫌いあっているのに、すごく似てね?www

あと、スタッフィくんが頼んできたことは、漢字。表音文字ではなくて表意文字だというのは知っているので、日本語での自分の店の種別と、自分の名前の日本語表記を聞かれました。

「こういう何でも扱ってて朝早くから夜遅くまで営業する店って、何て呼ぶ?」

「・・・コンビニ←正論

「コンビニエンスじゃなくて、いろいろ扱ってるほうに重点を置いて欲しい」

スタッフィくんはけっこうな英語力で、こっちがタジタジです…

「アテネの中心部にあるから少し違和感だけど、村で一軒だけの何でも屋は『よろず屋』って呼ぶよ」

「それだ! ローマ字と漢字で書いて!!」

「漢字なら繁体字にすれば台彎人でも香港人でも本土の中華でも読めると思う」

「ホテルで書いて、明日の朝持ってきて!!」

これで午後10時。しっぽり暮れた住宅街を1ブロック、ホテルまでトボトボ帰りました。
翌朝、萬屋 Yorozu-Ya と書いた紙(インタコの洗濯明細書の裏)を持って行きました。

他に頼まれていたのは・・・

「あと、俺の名前も!! スタッフィって Stable Man って意味だけど、漢字に出来る?」

「発音じゃなくて意味で拾うなら『定男』Sadao が一般的な名前で広く定着してるよ」

「それもホテルで書いて、明日の朝持ってきて!!」

これも翌朝、定男 Sadao と書いた紙(同じく洗濯明細書の裏)を持って行きました。

持って行ったら… まさか律儀に書いてくるとは思わなかったようで、なんだか感激してくれました。

おかげで、たった3日半でもうこの店の常連さんです。(笑)
かっこええBMWのオンロードが置いてあるけど、これってスタッフィくんの愛車。

へ~。よろず屋さんってそれなりに儲かるんだぁ、と感心しましたが、確かに客足は絶えません。
滞在中、カリフォルニア訛りの姉さんがふたり頻繁に来るから、ざっくばらんに聞きました。

「ねぇ。すごく耳障りのいい米語が聞こえてくるけど、カリフォルニアから?」

「そうよ。あたし達はロサンゼルスから」

そうか~。僕はSFベイエリア。サンマテオって知ってる?」

「判る判る! 確かにシリコンバレーあたりの人っぽい! あたし達はデヅニーの仕事で半年も滞在中よ」

シリコンバレーっぽいって、どの部分で判定してのるか怖くて聞けなかった。(爆)

「デヅニーかぁ。僕は也ガに勤めていた時に、デヅニー・インタラクティブへよく行ったよ」

「やだぁ! 世界ってホントに狭いわね!!」

「デヅニーだったら It's a small world! って言わなくちゃ」

…とか、けっこう盛り上がりました。

彼女たちは帰国の準備をしているそうで、次回行ったらデヅニーの姉さん達に遭えるかは微妙みたいです。

でも、美味しくて安いアイスコーヒーを朝から晩まで淹れてくれる店を見つけました。
この店の存在だけでも、アテネに泊まるならインタコを選ぶに足る理由になりました。

Gaia Γαία
Strogkonof 3, Athina 117 45, Greece
Tel. +30 697 357 7313
Hours:
  Monday - Friday: 8 AM  - 11 PM
  Saturday: 9 AM - 9 PM
  Sunday: 10 AM - 6 PM

Saturday, July 31, 2021

InterContinental Athens

※ アテネ旅行記 ― 第一回、第伍話 ※

今回の宿泊先はアテネのインターコンチネンタル・ホテルです。
正式名称は、Athenaeum InterContinental Athens という、なんだかくどい名前。
600室近くある、大型のホテルです。

ビルのてっぺんのロゴマークが、ロードオブザリングみたいというか二十世紀少年みたいというか… 変。

ここ… 新市街らしいど、横を走る高速道路の周囲にはストリップバーやピンクサロンみたいなのが乱立。でも2軒隣に大富豪オナシスの名前がついたビルに高級レストランが入っていたり、さらにその2軒先にグランドハイアットもあったので、再開発地区ということなんでしょうか。トラム駅が近いので不便さはありませんが、治安は不安。

正面入口の回転ドアをくぐると、いきなりこの変な青い奴が出迎えてくれます。
周りに腰掛けられるようになっているので、チェック・イン&アウトの皆さんが年中たむろしていました。

その奥がレセプションとコンシェルジェで、スタッフみんなが流暢な訛りのない英語でとても有り難かった。

青い奴の右の方が吹き抜けになっていましたが、COVIDで閉鎖中のエリア…。
照明が… 変、変杉。 ここんちのインテリアデザイナーとは仲良しになれないと思う。

青い奴の左のほうは、ブッフェレストランと会議室。
会議室がいっぱいあって、その通路がこんなふうになっていました。

でも、ここんちって売店がない!!

こんな大型のホテルでコーラも売ってない!!←買い物基準がアメリカ人
でも逆にそのおかげで、近所の店のオーナーと仲良しになれましたが。

無事にアーリーチェックインを済ませて、エレベーターへ…。
エレベーターホールの前にも、また変な照明が。

なお、ホテルの中はCOVID対策でマスク必須&ソーシャルディスタンス順守でした。エレベータの中も立ち位置が指定されていて、それだと3人くらいしか乗れません。でもエレベータが全部で6基もあったので、この滞在中に誰かと乗り合わせたのは2回だけでした。

  §

もらった7階の部屋は、この時に運用されている最上階。8階がクラブフロアで9階がレストラン。
入ってみると、こんな感じ。38㎡だそうですから、かなり広いです。

セコいホテルチェーンだと「スタジオスイート」って名付けて売っていそうな、立派なソファセット付きの部屋。
暖色のLED照明が嫌いですが、窓が大きいから無問題。

その窓から、カーテンを開けると… こんな景色でした。
 この写真、ずいぶんクリアに見えるように加工しちゃったけど… アテネって大気汚染がかなり酷いです。

左の黒っぽい硝子のビルが「ピレウス銀行本店」らしいですが… こいつが邪魔でパルテノン神殿は見えない。その替わりに、リカヴィトスの丘とかいう高台が遠目に見えていました。

展望の良さそうな場所だしケーブルカーがあるらしいが… なにせ暑い。それに強盗さんが出るとか言うから、アジア人のおじいさんは警戒して、パス! なんでアテネってどこでも強盗さんが出るのかと思ったら、どうやらEU圏へ流入した難民さんが強盗さんで稼いでいる模様で、悲しすぎます。確かに治安の良くない地区には黒っぽい人々が…。

  §

バスルームは少し老朽化してきて、もうリノベーションが必要かなぁ。
この部屋ってトイレの流れが悪い。グルグルと渦ばかり巻いて、綺麗に流れない時がある。
インタコらしく洗面台が広いのは有り難い。常備薬や化粧品を並べておけました。

シャワーは欧州風の、ガラスのパタパタで水が飛び散るのを防ぐやつ。
お湯の出がイマイチで水圧が低めで残念でした。でも清潔だから文句は言いません。
ワッフルクロスのバスローブとかスリッパがあるのはインタコ標準品質でしょうか。

アメニティも、インタコでよく見かけるやつ。
おじいさんは石鹸1個だけで全部まかなえるから、他はいらない。

もっとも、ほとんどのグルーミング用品はちゃんと自分で持ち込んでいますから…。

COVID対策で、ミニバーはカラッポ。まるでビジネスホテルの冷蔵庫!
ミネラルウォーターは1本置いてありました。

枕銭(2ユーロ前後)を残していくからなのか、毎日帰ってくると2~3本の水を置いていってくれました。パウダータイプの ORS(経口補水液)を持ってきていたので、スポーツドリンク風にして飲んでいました。

それとは別に、アンバサダーのウェルカムギフトとして、1リッターの水ボトルが。
こちらも毎日14時前後に新しい物を補充してくれていました。

土曜日、14時頃にいったん部屋に戻りシャワーを浴びて昼寝がてら涼んでいたら…
部屋をノックされたのに、寝ていたたらしく、まるっきり気づかなかった。
ふと目を覚ましたら…蝶ネクタイをした熊のような大柄のおっさんが水ボトルを交換中。

あれ、確かソファにバスタオルを敷いてそのまま… しまった、
すっぽんぽんで何も身につけていないで寝てた

Oh!! Sorry, sorry!! I was napping...(ゴメン!昼寝してた…)

Sorry sir. Here is another bottle of water as an Ambassador gift, sir.
(すいません、旦那。アンバサダーギフトの水、もう一瓶置いときます)

水配りの熊おやじに裸体を見られました。しかも、寝勃起していました

露出狂の変態だと思われたでしょうか?(汗)

でも多分、どっちかっつーたら熊おやぢのほうが災難だったのか?
以後、部屋に帰ったらチェーンのロックをかけるようにしました。(爆)

  §

この宿はハード面が老朽化しているのをカバーするかのように、ソフト面は非常に優秀です。到着して洗濯物を出したら、近所にコーヒーを飲みに行った2時間くらいで、ドライクリーニングまでちゃんと完了して戻ってきました。こんなに高速洗濯ならチェックアウト前に受け取れて、安心♪

さて、この部屋でいちばん気に入ったのが、執務台に設えてあるネット機器です。
デスクの壁、目の前にシスコの Wi-Fi アクセスポイントがあるよ… こんな部屋、はじめて。
ついでに Ethernet のケーブルまで用意されてる。ビジネスで滞在する人には最高でしょう。

Wi-Fi に接続して、上下の速度を計測したら… かなり良好です。(ソファに座って計測)
PING反射が 5ms、ジッタは0.4ms、下り 103Mbps、上り 135Mbpsくらい出ました。

この高速ネット環境のおかげで、COVIDの検査で鼻ホジホジする時にも無問題でした。

  §

一方で、ロビーフロア同様に変杉だと思ったのが、ソファの上の壁の絵。
何このさかさまのサルは!?

シルクスクリーンの作品で2色刷りのようですが… 有名な作品なんでしょうか?
ソファに寝っ転がっていると、このサルが見えて少しイラッた。

てか、ソファに寝っ転がっていて全裸を見られた失態で、滞在中は心が荒んでいました。(苦笑)
あの水ボトルを交換しに来た熊おやぢ… もしかして僕とこのサルを見比べていたのかも。

  §

初日は、荷ほどきして近所のよろず屋みたいな店に行ってきてから、すぐ就寝。
ベッドは若干スプリングが柔らかいものの、枕も選べるしシーツも清潔で、グッスリ休めました。

Athenaeum InterContinental Athens
Syngrou Avenue 89-93
Athens, 11745  Greece
Tel. +30-210-9206000