Saturday, August 17, 2019

金玉満堂その後

デザート屋さんの金玉満堂へは、前記事に引き続き毎週末・毎晩のように通っています。
シンガポールの建国記念日とムスリムの犠牲祭で4連休となった先週末は、予想外に空いていました。
でもバスの中はなぜかマレー系や印度系の家族だらけ。なんか特別な行事があるのかもしれません。

さて... 今回のタイトルはもうひとつの、本当の『金玉満堂』のほうです。 ほら、ここんち。
宝物が家の中に収まりきらず、外にまではみ出して政府から片付けるよう命令を受けているこのお宅。

雲ひとつない晴天に恵まれたこの日、天天海南雛飯をやっつけてパワーをみなぎらせて。
もう入店しただけで「今日も二人前・ライスひとつ・スプライト?」って聞かれてすぐ出てくるように...。

食後、ヒトに戻れなくならないように気をつけながら、接近して撮影してきました。

家の中からは[ヒト、接近!]に気づいた生物の声がひときわ高くなったようでした。(汗)
でも目一杯の炎天下だから、勇気もらった←最近の日本でやたら耳に障る頭の悪そうな表現w
まずは

前回の写真と再確認しましたが、なぜか馬が前に出てきている...。しかも目は逝っちゃったままだし。

そして、スパイダーマンに接近して、発見!!
スパイダーマンはネジで出来ていました

なんだか「機械人間」とか「メーテル」とか、別のアニメを思い出させるような出来映え。
思い切り近寄ってみて、単に「置いてポン」じゃない気合いの入った芸術作品に感心しました。

 しかもその、うんこずわりした姿勢と、いやらしい右手の所作...。
路上展示したらオーチャードのパラゴンの前でポケットティッシュ売ってる車椅子のおじさんより稼げそう。

 遠目では気づかなかった、いろいろ迫力ある展示に目をひかれました。
怒る河馬。化石時代の巨大オニヤンマさんも、良い味出しています。

頭でっかちのインコさん。 しかも頭しかないし...。
何が怖いのか判ってきました。拡大率がシッチャカメッチャカで、なおかつ頭部しかない動物がいっぱい。

東南アジアでは幸運のおさかなとされるアロワナは、中華の大好きなまっ赤っかに塗られて。
迫力あります。
さわやかな青空(でもホントは摂氏32度で照り返しの酷い暑さ)の中で威圧感の凄いアロワナ。

さらに、犀のおかしら。狩猟マニアの居間みたいなアイテムですが... 下にメッセージボードまで。
I can waste it or use it...  When tomorrow comes, today will be gone forever.
哲学的です。仏滅必定。空即是色。佛教の教えにも近しいものがあると申せましょう。

I HOPE I WILL NOT REGRET THE PRICE I PAID FOR IT...
ここまでやっちまったら、もう後悔後からでもたったりしないから、だいじょぶだよ。w

で、最後にここを撮っていたら... ここんちのお嬢さんと思しき、30代前後の女性が門をくぐって出てきました。

  Hi, there.
 (無言)

なんだか後ろめたそうに、バス停へ向かって早足で去っていきました。
きっと僕のように写真撮りまくる観光客に辟易しているのだと思います。

ストーカーするつもりは毛頭ありませんでしたが、バス停へ行ったらさっきのお嬢さんがバス待ってる...。
10系統のバスが来たので僕が水平に手を差し出してバスを停めたら... お嬢さん、柱の陰に隠れました。

・・・きっと違う系統のバスを待っていたんです。そうに違いありません。

そう自分に言い聞かせて、ホテルへ戻るバスに乗りました。

で、ホンモノの金玉満堂をたっぷり見学した後は、おやつの金玉満堂甜品で自分にごほうび。
・・・このところ、自分にごほうびあげすぎている気がするが、生きてりゃいいや。

いつものように生姜ミルクプリン+小豆ですが、パパイヤ・ミルクシェイクも試しました。

パパイヤ、キウイとかパイナップルって蛋白分解酵素のせいでミルクの蛋白が変質して変な風味になっていないか不安でしたが、パパイヤは一旦凍らせてあるようです。フルーツの素直な風味が愉しめました。さすがによく考えています。
でもその一方で、食べ過ぎた時の消化ヘルプなアイテムにはならないのは残念。

シンガポールでのぬるい休日、あと2回も続きます。しかも最後の回は丸一週間滞在します。

自宅には火~水曜に帰って来ているだけで、よくこんだけ記事書き足せるよね。
・・・って自分で感心してたけど、もうここで変臭時間がなくて枯れます。

Thursday, August 15, 2019

Por Kee Eating House

このところ記事がシンガポール関連ばっかりですが、毎週通勤してるんだから仕方ありません。

オーマイさんと新規開拓したレストランは、ここ。...おばさんが前を横切ってますが。
波記 Por Kee Eating House 1996 という、広東風シーフードの中華です。

オーマイさんが見つけてきた「シャンパン豚」という名物メニューのあるお店です。

閉店間近な日曜日の午後2時近く。予約無しで飛び込んで座れました。
薄暗い店内ですが、外が30℃超えの暑さなので涼しければ気になりません。
なんでシンガポールって屋外の座席が人気なのかホントに不思議。僕たちには無理。

もらった席は... 調理場の近くで、水槽のとなり。 やはりシーフードのお店です。
ナマズさんとかハタさんを見物しながらのお食事でしたが、8人は座れる席をふたりで独占。

昔飼っていたナマズのゴンちゃん(ブラジル出身だがゴーンちゃんではないw)によく似たナマズさんがいて「あの子、食べられちゃうんだ... カリフォルニアへ連れて帰れないか?」と心の底で真剣に検討していたのは秘密です。
でも仮に連れ帰れたとしても、ちーちゃんたちにネコパンチかまされて昇天するのは必定。

飲み物の注文を聞かれ、地酒のタイガービールを勧められてもソフトドリンクを所望。
定番のライムジュースがあったので、それに。爽やかな酸味が食欲を増進してくれます。

かなりアグレッシブに「これもどうだ?」と勧める兄さんが「もうそのへんでやめておけ」と言うくらい注文。

・・・さすが順番関係なしの中華、しかもランチタイム。いきなり焼きそばから届いて、両名唖然。
香港スタイルの Pan Fried Noodles 海鮮かた焼きそば、と書けばいいでしょうか?

あんかけスタイルですが、ゆるーいあんがビシャビシャに入っているから、すぐに食べなくちゃ。
取り分けましたの図。白身はイカだけでなく、白身魚も入っていて出汁がよく出てる。

届いてすぐは麺がパリパリで楽しいし、あんを吸ってフニフニに変化するのがまた美味しい。
でもお食事開始していきなり麺類で胃を満たすのが、実に残念です。

続いて届いた、大海老料理。
Serial Prawnsカリカリのシリアルをまとった海老です。予想以上に大ぶりな海老を使っていて、感動。

注文時に「殻は外すか?そのままがいいか?」って聞かれますが、もちろん殻を外してもらいました。
きっと殻がついてるほうがブログ映えするけど、肝腎の衣が海老の身にからまないから、却下。

シリアルの衣がしっかり甘塩っぱい、やや予想外な味覚。でもなかなかいけてます。

続いて届いたのも、大海老料理。これもこの店のシグネチャーだそうです。
Crispy Butter Prawns、サクサクのバター海老
シリアルがらめとバター風味で迷って... 迷ったら両方頼んじゃえ!で、届いた。

バター海老とシリアル海老、どっちか選べって言われたら... シリアル海老かな。
どっちも充分に美味しいですが、バター味のほうは少しくどいかもしれません。
かなり食べ過ぎた状態での感想ですから、話はんぶんで聞き流してください。

そして、麻婆豆腐
広東風なので全然辛くありません。むしろ花椒(ホアジャオ)を足して欲しいくらいです。

自慢の自家製豆腐はキメが細かくて日本人にも嬉しい。
味そのものは若干おおざっぱな気がしますが、悪くなかった。
空腹だったらごはんを注文したくなります。(この日はいろいろ頼みすぎてライス抜き)

そして、最後に登場したのが日本人客に人気の、シャンパン豚
こいつのせいでメニューに日本語が加わっているんだと思われ。
Champagne Pork Rib です。タイトルに「リブ」とあるように、三枚肉ですから要は「豚の角煮」です。

おひとりさまの分量が上の皿で、アグレッシブ兄さんの売り込みにやられてふたりで一人前づつ注文しましたが... ふたりで分けても良かったかもしれません。味はまさしく「白ワインを加えた豚の角煮」ですが、炭酸ワインなので炭酸鶏の調理みたいに柔らかな仕上がりです。あちこちのレビューで「日本人なら好きそう」って書いてありますが、僕にはやや微妙。美味しいのは確かなんですが、味付けが豚の角煮に近すぎるせいで、かえって違和感があったかも。

総合的に「広東風シーフード中華」としてはレベルが高いお店です。値段もまあまあリーズナブル。
ただ、ひとりで来てこんなにいろいろ食せないので、是非また誰かと一緒に再訪したいお店です。

あと... 水槽にいたウチワエビを食べなかったのが悔やまれます。あれは美味そうだった。(垂唾)

波記 Por Kee Eating House 1996
Address: 69 Seng Poh Ln, #01-02, Singapore 160069
Phone: +65 6221 0582
Hours:
  Tue-Sun:  11:30AM–2:30PM, 5:30–11:30PM
  Monday Closed

Tuesday, August 13, 2019

金玉満堂

今回珍しくタイトルが漢字表記なのは、もちろん意図的で下品です。w

この記事の時、シンガポールでの滞在はオーマイさんと一緒でした。
以前から気になっていた、ホテルの前に出来たデザート専門店の看板が... これだ。
もちろんオーマイさんとは きんピーま・まんどう って発音して呼び慣らしていました。

・・・どう考えても違うよね。ジン・ユー・マン・タン が英語読みみたい。

だけどやっぱり自然に、きんたピー・まんどう って読んでしまう...。
そこでググってみました。教えてgooに載っていたのが、こちら。

金玉満堂】きんぎょくまんどう
 黄金や珠玉などの宝物が家の中に満ちあふれていること。

家の中に金玉が満ち満ちている...。(汗)

この日本語の解説を読んで、金玉満堂に入場する直前の事件を思い出しました。
毎度毎度のように、天天海南雛飯ベドック店でディナーして満腹な帰り道...。
だから廣島の赤いスポーツカーじゃなくて。変なものてんこもりの屋敷。役所に怒られても未だ絶賛展示中。個人的には今ユナイテッド航空の安全ビデオで絶賛放映中のスパイダーマンが地味にうんこ座りしてるのが残念。

この、宝物が家の中(と外)に満ちあふれているさま こそ、まさに金玉満堂と呼ぶべきではないでしょうか?

で、オーマイさんがすぐに発見。

「なんか... バットマンの隣に増えてません??」
「あ゛、ほんまや。 ...にしても、なぜ屋上に馬!?」
しかも、馬... 目が逝っちゃってるし。

ただでさえトワイライトで薄気味悪いところに、この異空間な景色...。
※ 後で確認したところ馬は以前からいたようです。我々のアプローチする角度の違いで再発見されたと推測。

おりしも、屋敷の中からは...

 クケケケケケケケケ・・・ ケケッ
 ヒョーヒョー ヒョーヒョー・・・

...と、熱帯の密林っぽい場所に棲んでいる、得体の知れない生物の鳴き声が。←動物形態分類学は未受講

「確か中には生きたのもいる。って書いてあったよね...。」
ひあぁぁ... もうバス停へ戻るざます!!」

さっさとバスに乗って、運悪く途中で乗り継ぎ逃して大汗かいて、這々の体でホテル直近のバス停まで戻って。

「あ゛。甘いもの食べるの忘れてたよ。」
「そういえばホテルの前の きんたピー・まんどう を試すはずでは?」
「そうだった。 きんピーま・まんどうへ行くんだったね。」

そしてタイトルにある、金玉満堂へと入店するのであります。(ぁぁ伏せ字が面倒臭かったw)
外から観た、ガラス張りの店内@夜。

ここんち... スノーアイスの味香園甜品と同じで、テーブル番号を告げてから注文品を述べる方式でした。

「テーブル番号は?」
「友人が上階に座ったはず。」
(この押し問答、3回もリフレインが叫んでた。w)
「だからぁ、そのテーブル番号は何番なの?」
「しらない。君が注文受けたら番号見てくる。」

さすがルール無用で押しの強い客に慣れている中華圏。押し切れました。(よゐこのみんなは真似しちゃダメだ!)

注文通して金払って、階段上がってオーマイさんの座った席の番号を見てすぐ階下へ。
「8番だった!」
「Gotcha. Thanks!」
レジの兄さん、いきなり機嫌がよくなったので一安心。(やっぱりよゐこのみんなは真似しちゃダメだ!)

階上から下を見渡したの図。
週末の夜、相席あたりまえに混んでいます。開店してそんなに経ってないのに大人気。
恐るべし、シンガポール人。
美味しい物の情報はSNSかなんかですぐ広まり、瞬く間にヒトがゴミのようになる。©弐馬力・スタジオジブリ

2階の、狭いけどロフトっぽい席も支離滅裂さがいい感じ。
客、リラックスしてます。
甘い物屋なので女性が多めですが、おじさん&おじいさんの二人連れでも全然平気っぽい。
・・・平気じゃなくてもぼくたち入店しちゃうけど。w

煩悩のように108種類くらいあるデザート各種のうち、看板を観て気になっていたのが、このへん。
Signature Ginger Milk Pudding、生姜風味の牛乳プリンです。テイクアウトできません。

オーマイさんは11番のプレーンで、僕は小豆載せの13番で頼んでみました。
ふたりぶんデザート頼んでもSG10ドル札でおつりがもらえる割安さも、きっと人気の理由。

届いた直後の13番が、こんな。
ふ~ん、思ったより少し多めな小豆が添えてあって...

...とか観察しながらスマホで撮影始めたら、ウエイトレスの姉ちゃんが持ってたヤカンから、いきなり牛乳
写真に載っていたけど、よもや混雑した店内でこれやるとは思わなかった。現叫現撞ってきっとこのことか。
只限堂食(たぶんテイクアウト不可の意)の訳も判った。こんなフルフルに壊れやすいデザート持ち帰れない。

お椀の底に生姜汁かなんかが入ってたけど、ともかくいきなり牛乳。そして皿で蓋して。

「4~5分待つがよろし。」

笑顔で一言告げてから、姉ちゃんは去っていきました。

どんだけしっかり凝固するのか心配で、オーマイさんとは暗黙の了解で 5分 を採用しました。
まだかなまだかな~ ガッケンのおばさん、まだかな~♪(このフレーズを歌える毒者、遺言準備よろしく)

ここ、一人だと5分が永遠のように長いかも。でも 一人じゃないって~ ステキなことね~♪(遺言よろしく)

もうそろそろかな~?ってフタとってみましたの図。
観ただけじゃ凝固したかどうかなんて判んないよ...。スプーンの先っぽでツンツンしたら、固まってるっぽい。

そーっと、小豆を載せてみました...。
小豆が沈降するかどうか、ギリギリの線。かなりゆるめ。おぼろ豆腐とかすくい豆腐よりもさらにゆるい。

で... 食べてみたらけっこう感動的だったよ。

甘さの加減が、絶妙です。甘すぎないように、素材の風味が生きるように、それでいて甘さが足りなくない分量。生姜の爽やかな風味が暑さバテした体にやさしいです。この日は北京ダックにロブスターに蟹、そして空腹になったかどうかでチキンライスを詰め込んだ後でしたが、臓腑が生き返ったようにシャッキリした気分になりました。

中華料理は「体を冷やす食材」と「体を温める食材」があるけど、生姜のあっため加減は、パねぇって!←若いフリ

そして小豆が若干多すぎるかと思うくらい。少しオーマイさんにおすそ分け。

ふたりともすっかり気に入っちゃって、翌日の晩も再訪しました。
僕はコンサバなので同じ小豆プリン、オーマイさんは冷やした牛乳プリン(いきなり牛乳の儀 は無し)で。
冷やしたバージョンは「単なる牛乳プリンでした...」ということです。

この金玉満堂、ホテル・インディゴの向かいに建ててやりましたな立地も最高です。
遅くまでやってるみたいだし、夜食のラーメンを失った代替としては余るほどの出来なデザート屋を見つけました。
ちょっと食べ過ぎたり、旅先で体がヘタバッてきた時の疲労回復になる薬膳デザートの存在は有り難い限りです。

金玉満堂 Jin Yu Man Tang Dessert
Address: 66 East Coast Rd, #01-03 (The Flow@East Coast), Singapore 428778
Phone: +65 6214 3380
Hours: Everyday 11:30AM–10:30PM