ドア1で搭乗客を迎えてくれるチーフパーサーさん... 何度かお会いしているデビッドさんでした。
「あの... お客様、すご~く見覚えがあるんです。またお目にかかれて嬉しいです」
「デビッドさんでしたっけ? 成田線とフランクフルト線でお会いしますよね?」
「ええ... 777に搭乗する事が多いですから」
なるほど~。やはり、原則は機材にあわせてチーム編成してるみたいです。
これで、B777だとM姐さん、セシリア姐さん、デビッド兄さんで、B787-9 はアンドレさんが顔見知りです。
座席は予約可能な限り 3A。
最前列ほどCAが五月蠅くないし、めしの注文取りも早いし、便所へ向かう人通りも少なくて最高。
シェードを閉めて青い照明でお迎えするように、改めて決めたみたいです...。
もう日没頃なので、シェードを上げると入ってくる光はオレンジ色。
デルタ航空(ホントはNWA)... 東亜国内航空がなくなっちゃって、スカイチーム(ホントは WorldPerks)仲間がいないから、成田を見捨てて羽田に引っ越しちゃいますよね。
僕も母をなくしたら、妹は横浜のほうだから、成田じゃなくて羽田に飛ぶと思う。
そうしたら、また蒲田の黒湯温泉にでも泊まるようになりそう。
ちょうど日没どきです。
銚子のさきっぽが見えました。
微妙に防波堤の様子が違うけど、間違いなさそう。
銚子の末端... ゲーム屋以前に勤めていた、ネットワーク機器の輸入商社で社長室にいた頃を思い出す...。
みんなに「空耳秘書」という異名をもらっていた社長秘書が、ホントに空耳が凄かった。
「obaKobaさ~ん、銚子末端銀行さんから御電話で~す♪」
「銚子の末端??」
ともかく電話に出たら... チェイス・マンハッタン銀行でした...。
先方に「す... すみません。腹筋の痛みが和らいだらすぐ折り返しますから」と伝えて電話切って。
なぜか同僚達は「まぁ、確かに銚子は千葉の末端ではあるな...」と、空耳秘書に庇護的でした。
他にもIT企業の エスアールエー さんを「鉄アレイさん」とか、腹筋がおかしくなりまくりでした。
そんな笑い話な思い出の、銚子末端を通り過ぎ... お飲み物がサーブされます。
コーク・ゼロシュガーと炭酸水で。
一の膳、キマした。
紅茶鴨ロース辛子風味ソース、グリーンカールレタス、大根と人参の千切り添え
スモークした鴨っぽいのは、紅茶でマリネしたようです。風味的には鴨脂が強烈なので紅茶は感じません。
白子豆腐、焼き海老、南瓜八方煮、野菜各種
成田で調整されているので、違和感はありません。普通においしくいただけます。
いかの明太ソース、小松菜と人参のおひたし
烏賊のめんたいソース... 往路のマッシュポテトで握り寿司みたいになった烏賊を思い出します。風味的には無難ですが、めんたいソースというのがクリームチーズかなんかでのばしてあって、若干不思議。
往路のUA837便と比べて真っ先に「をを!おみおつけの具がたくさん♪」と気づきます。
銀だら西京焼き、銀餡、揚げしし唐、葱焼き、栗渋皮煮
西京焼き、最強です!! タレ焼き魚のうちでは西京味噌がいちばん好き、タラも好き♪
葱焼きがいい塩梅の甘味があって、ああニッポンの(関東の)葱だと思いました。アメリカだと、甘味のある葱はポワロ葱になっちゃう。白いネギはヘタしたら1本2~3ドルする。
ごはんも美味しい。
お茶碗に当たっている縁がガビガビとか、ありません。うっすらシメジ風味のごはんです。
葱、若布、水菜... 往路と比べたら驚くほどの具だくさん。塩加減もいい。
ラッキョウは食べようと思えば食べられなくもない、臨界あたりの物体。でも撮影しただけ。
ちょっちダブダブですけど、やさしい味と温度で、おかわりいっぱいしました。
ギラデリのファッジ、ホイップクリーム、スライスアーモンドにチェリーのアイクスリームサンデー。デビッドさんが「プチフールもいかがですか?」と聞いてくれたので、フルーツタルトとチョコレート味のマカロンも。
身障者用じゃなくて、コックピット後方にあるの普通のおトイレは、こんなに狭い。機体のさきっぽが狭まっているから、頭の周りが苦しい。僕でさえこれだから6フィート以上ある人にはかなり不快かも。
案の定、世界のチーズセレクションが売れ残っていました。コリアンのポテチと一緒に。
もうあと1時間ちょっとでサンフランシスコ上空です。
季節のフレッシュフルーツ、シリアル ミルクとともに
もういいかげん「季節の」とか「世界の」とか、イタすぎる台詞は外した方がいいと思う。
成田で積んだフルーツは、やっぱりおいしい。ピンク・グレープフルーツだけは解毒酵素チトクロムP450への影響を警戒しましたが、生で2個以上食べちゃダメって言われてるから、こんくらいは平気なはず。
午前8時です。最近のカツオ・オシリアヌスはスマホとシンクロ率100%なので便利です。
金門橋の下を、ちょうど貨物船が通り過ぎていきます。
右寄りのところを縦につったぎっている道がマーケット・ストリートです。
このマーケット・ストリートを境に碁盤目の街並みが45度ずれているのが変な、City。
フォスターシティが綺麗に見えました。高級住宅街です。
フォスターシティにはギリアド・サイエンシズという製薬大手がありますが、インフルエンザ治療薬のタミフル(oseltamivirのロシュでの製品名)の特許とか HIV感染予防薬とか C型肝炎治療薬とかを、法外な価格で供給して、あこぎな商売でウハウハ儲けているので、放火されちゃっても仕方がないと思っています。クレジットカードVISAの本社もこの近所にあります。ここんちもきっと放火されると思っているようで、最近まで社名の看板を掲げていませんでした。w
ここにはスイスの先生と賢いハシブトガラスを眺めによくやってきました。
降機したら、いつものこの景色です。
回転台で荷物が出てくるのを待っていたら、CDCからの武漢ウイルスに関する警告が出ていました。
この時はまだ COVID-19 という疾病の名前がつく前。
SARS-CoV-2 という病原体の名前を知っているのは感染症医くらい。
トランプ政権の中では、大統領が「中国ウイルス」国務長官は「武漢ウイルス」って呼んでいるくらいですが...
CDCの警告って、この武漢にある歴史的建造物ですよね... 1枚の写真は数千語を語る、の好例です。www
この頃はまだ、武漢コロナマークⅡ が僕の老齢年金を数万ドル単位で傷つけるとは思いもよりませんでした。
そして、トルコへ飛べなかったり、5月の旅程も危なくなっている今日この頃。もうわやや!
これで2月の帰省旅行記はおしまい。それではみなさま、ごきげんよう、さようなら。
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