Thursday, December 5, 2019

Japan Trip - Nov.2019 (9)

月曜の朝10時半くらい。ここは元カンカン娘が今では徘徊する、花の銀座。
(カンカン娘とか高峰秀子とかが判った毒者、まぢ、おむかえは近い...)
このカット撮ってて驚くのは、周囲から日本語がほとんど聞こえてこない。
中国語とロシア語、英語、その他いろいろ。日本って観光地化してるよね。

みんなに会う前に、ちょっとPrestia(旧Citibank)のATMへ...。
銀座通りの一等地に、ハチ公みたいな白い狗が置いてある...。

以前オーマイさんに「これ、お父さんです」とシュールな説明を受けましたが、最近TV観ててよく判った。
日本のTVCMって破壊的に変です。アメリカのも変だけど國民のIQ低いから説明的で、まだ判り易い。
それに比べて、日本って... 例えばケータイ屋は、パペット、三太郎、狗、ネコ(Y-Mobile)... 変すぎ!

さて、移動してきたのは、数寄屋橋。
ゴジラが東宝を破壊せずに右側の松竹だけ壊したw。として有名なツインビルを臨む、数寄屋橋交差点。

そこからビル一本入ったところにある、海原雄山みたいな名前のビル、地下街へ。
地下街といっても元三つ星の鮨屋(今年は星を失うw)、ひとつ星の焼き鳥屋、老舗の鰻屋と、何故か歯医者。

もちろん、銀座野田岩が目的地です。
これが開店寸前のたたずまいですが、地階にこんな外装を施して飯倉本店の雰囲気を引っ張っています。
このショット撮してる立ち位置すぐ右側に鮨屋の入口があり『撮影禁止』の看板... どこまで嫌な奴なんだろ。

さて、11時半の開店でほぼみんな揃って入場。
masaさん、たっきいさん、オーマイさんと僕の4名でランチしました。
顔に出ない御仁はアルコール。オーマイさんは烏龍茶。
そして僕は梅酒スパークリングを強炭酸のウィルキンソンで炭酸割り。ここではこれが好き!

みんな揃って、鰻重コースに。ただし、並相当の鰻重を特上に交換してもらいました。
「桔梗」「萩」「山吹」「桂」と4段階あるので、桔梗から桂へのアップグレードです。
鰻重の格付けは鰻の分量の差だそうです。桔梗だと1.5枚のうなぎ様が桂では3枚との事。

そして、まずは前菜が。
・・・テーブルの「注意書き」サインが消えたと思っていたら、箸袋に刷ってあったよ。
天然ものは釣り針に当たる危険性がある。という、もうほとんどマーケティングとしか思えない文言。

前回 masa さんと来た時は天然ものを試したけど... 少しだけ落胆。
健康に育った野良うなぎは、野良ゆえに筋肉質で脂が控えめです。
でも僕が期待していたのは、ふっくらギトギトなうなぎさんです。
なので、今回は養殖物の特上でいってみましたが、これで大正解。

masaさんって書いて思いだしたけど、元NYC・今ベイエリア在住のサブリナさんに「ベイエリアでベストの鰻のある店、教えて!」って聞かれて「そんなものは無い。」と冷淡に返事しちゃったのを思い出し、masaさんへ経緯を話しました。だって、活きた鰻をさばく店なんか無いもん。みんなもれなく西本貿易 (Shirakiku) か亀甲萬 (JFC) の真空パック&冷凍ものだもん。

だから、帰省したら必ず「一回はウナギ!」になるわけです。

さて、前菜の内容は...
うなぎ煮こごり。

多分「煮こごり」よりも「ゼリー寄せ」のほうが事実に近いと思う。割としっかり固めてある。
でも口中ではとろけて、鰻の香りと脂がジワジワ出てきて、ビール飲ってるお二人は目が虚ろ。(爆)

もう一品は、牡蠣でした。
なんだったか、中に詰め物をされた牡蠣。優しい味付けで上品なのに、磯臭さは全く無い。
添えられている菊花おろしと一緒にサッパリいただく、煮こごりとコントラストのある皿でした。

それから、最初の焼物が「器が熱いのでお気を付けください」という台詞とともに到着。
漆蓋の下は湯煎された状態になっていて、保温されています。

開けると... 志ら焼です。
山葵が添えられてきますが、タレの付いていない鰻の身と脂をまっすぐ味わえるので、山葵は控えめに。この部分は鰻重のグレードアップに関係ないとは思うけど、大柄なウナギさんを割り当ててくれていると思います。

ここで、茶碗蒸しがはさまりました。
底の方に鰻の切れ端や銀杏、かまぼこ等が潜んでいます。
やや強めの出汁は全体のコースでバランスを取っています。

そして、真打ち登場。
鰻重 桂
確か並の「桔梗」では歌舞伎の隈取り柄な塗り蓋が、桂では鯉になります。
「山吹」は勧進帳の柄だったと記憶していますが... 萩って中途半端で食べた事ないかも。

蓋を開けたら、3枚とのお約束どおりに、うなぎさんがビッシリ... 嬉しい。
ごはんがよく見えないほどのうなぎさん。やっぱ、どうせ食べるならこうだよね。

ここでみんなの会話が途切れ、うなり声とモサモサ食する音ばかりに。判り易い人々。(爆)
良く脂の乗った鰻がたっぷり。タレもあっさりしていてくどくないから、軽くたいらげられます。

釣り針は入っていないはずwの、肝吸い。
うなぎさんイッパイ使ってるから、胆も多め♪

普段は三つ葉って芹みたいで好きくないんですけど、つきぢ田村でいただく吸物や味噌汁と同様に、野田岩の肝吸いも三つ葉が入っていたって平気。要するに仕立ての悪い三つ葉が苦手なだけなのかも...。

最後は甘味
林檎のコンポートだって。おいしかったけど、新鮮な水菓子ではなく加工してあるのって初体験かも。

思わず仲居さんに「あれ? 桂を頼んだらマスクメロンじゃなかったっけ?」って聞きました。
「最後の甘味は共通なんですよ。日々変わるけど今日はこれだっただけ。」なんだそうな。

この『マスクメロンにありつけなかった』という鬱憤は、次の店で晴らせました。
予定通りにみんなで銀座の千疋屋パーラーへ。

ランチどきなので少しだけ待たされましたが、おじいさんとおじさん合計4名無事入場。
注文したのは、ちゃんとタイを締めている紳士おふたりは『銀座パフェ』で。
僕はこれ食べた事がないけど、いろんなフルーツ、しかも千疋屋のフルーツをいっぺんに愉しめる逸品。

プリン・ア・ラ・モードです。フルーツが美味しいのはもちろんですが... プリンが思ってたのと全然違った。なんだかクリームチーズみたいにネットリした食感の、コクが凄いプリン。どうやって型から外したのか不思議なくらい。

これ... 危険すぎる物体かも。次回はまた鉄板のメロンパフェに戻ろうと思いました。

ランチタイムの2時間弱、みなさんとの楽しい逢瀬のひとときは終わって、解散。
その後。お土産の買い出しを済ませてから新橋駅に戻り、総武横須賀線快速で津田沼へ戻りました。

次記事はもう帰国。成田空港の様子(最初はまたラーメン屋)です。

4 comments:

  1. obakoba様

    お昼何食べようかと考えながら開いたら,空腹感が増しました。汗
    その節はお世話になりました。改めてお礼申し上げます。
    あれだけササッと撮ってたのにこの写真のクオリティ・・・
    さすがですねえ。

    いつもプッチンプリンのAJがあのプリンを喜んで食べてたのは若干不思議です。
    父親のバカ舌遺伝子がしっかり受け継がれているようです。苦笑

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    1. たっきぃさん、

      セイウチの群れと岩盤浴@イスタンブールなう。

      ぁぁ… 豚を食いたい…。うなぎより豚を食いたい…。
      普段お酒飲まないからそっちは苦しくないけど、ここ、近所に中華が無い…。

      この記事、我ながら飯テロパワー全開だと思います。
      トルコ料理が色褪せて見えます。
      やっぱり和食と中華が体に合ってるみたい。

      千疋屋のプリンは濃くてネットリ系で、凄かったです。
      AJちゃん、好き嫌いがあるんじゃなくて、舌が肥えているのでは?
      プッチンプリン、僕も大好きですよ。
      ぁぁ、それも普段食べられなくて飯テロがブーメラン…。

      今夜はまた食い切れないほどのルッコラとミートボールの晩餐。
      トルコ料理、素材の美味しさが出てるけど、素直すぎて飽きる。(泣)

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  2. obaKoba-sann,

    When it comes down to the massage informing danger about fishhook at Nodaiwa, the cautiousness is thought to originate from just because the restaurant used to treat only wild eels.
    Considering wild eels should exceedingly be rare nowadays, it seems reasonable to regard that the caution is a skillful merchandising puppet.

    You told me before that Swiss Dr. never leave comments concerning sustainability of eels since the Dr. is only intimate with an animal having desirable or positive qualities especially those suitable for a fine dining, computer literacy and medical-pharmaceutical biology like you !

    Yamada denki

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    1. Best Denki sensei,

      Greetings from slowly-contaminating state.

      Yesterday they found one coronavirus 妖精 patient in San Mateo county, then lunchtime today, Walgreens was packed with old Chinese moms and grandmas purchasing cart-full of toiletpapers, cleaning wipes and bottled water. WHY PEOPLE BUY TOILETPAPERS IN PANIC MODE?? When coronavirus outbroke and become a pandemic, will it be a zombie apocalypse or judgment day?? I totally don’t understand why people have such fear by the unknown virus with ~1% of lethal rate… even I’m over 60 and have preexisting conditions. :))

      §

      Nodaiwa serves top-quality Unagi dishes in Japan. I also like Obana but that restaurant is inconveniently located even waiting time is unacceptable for me… therefore Nodaiwa in Ginza is the easiest answer and that’s why my friends agree to gather here. Recently, masa-san and I tried the wild eel (or feral eel? (lol)) and then being careful for the fishhooks in the soup, but that is totally a marketing… I never seen nor never heard from someone encountered any hooks in the soup, in my life attending this restaurant. Nevertheless, this is one of the best and constant quality where we can trust. But this outstanding experiences would not be sustainable, some day we will miss wild eel dishes in the future.

      Yes… Dr. Arrenbrecht wasn’t concerned about sustainable environment, and we enjoyed foie gras or caviars. He was even disgusted by Norwegian cultivated salmons… Something on our palate are more important than sustainability, and most of people are in a same page. Sorry kids, we ate ‘em all! And you guys will have to live under our leftover…

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