Wednesday, December 25, 2019

Istanbul Dec.2019 (6)

イスタンブールの宿は、おなじみ Karaköy Rooms カラキョイ・ルームズ。
かつてエストニア領事館として使われていたという、頑丈な建物です。

地上階~1階(日米式だと1~2階)がレストランの Karaköy Lokantası カラキョイ・ロカンタス。
2階は事務所と倉庫? 7階は半分屋上庭園で半分オーナーの自宅。
3~6階に各3部屋で合計12部屋しかないブティックホテルです。

入口は建物の横っちょに、ひっそり。
入口が判らず右往左往する客が頻出。英語が通じるレセプショニストのヤヴス君に文句言ってる客がいました。隣の黄色いテントは酒屋さん。飲み物やポテチ、チョコバー各種を深夜まで売っているので大変便利。

僕がいつももらう11号室は、一番上の6階。これがいちばん狭い部屋です。
いちばん狭い部屋だけど、欧州基準で2名利用の部屋と比べて3〜4倍は広いと思う。

アメリカの宿だったら Studio Suite スタジオスイートと銘打って高い御値段を取られそう。
でもここ、かなりお得です。新市街にある米系ホテルのスタンダードな部屋の半額くらい。

ただ...毎年数回予約するので、もしかしたら僕だけが御値段据え置きなのかもしれません。いま、道を挟んだ向かい側に The Peninsula を建ててるので、再開発が終わったらお値段は高くなると思う。

ところで、その向かいに建てている The Peninsula が怖い。日本やカリフォルニアでは見ないほど鉄筋が物凄く細くて、すげー曲がってる。コンクリート流して固めたら真っ直ぐになるんだろうけど、内部に応力は残るよね? しかもトルコって地震が多いんですけど…。やっぱ怖い。

あの建築物は完成しても入りたくないです。旧エストニア領事館の頑丈な建物で、多分ペニンシュラの4倍広い部屋に泊まっている僕はラッキーです♪…って、オーナーのアイリン&オラル夫妻に話したら、苦笑してました。

夕方、部屋から見たガラタ塔。
ライトアップされているガラタ塔を見ると「戻って来た」感がひしひしこみ上げてきます。

そして、有り難いことに朝食をオマケしてもらっています。
地上階の Karaköy Lokantası で、ひとりであさごはん。
奥の帳場の近くにオーナーの女将、アイリンさんが毎朝いるから、会話も愉しめます。

僕だけ朝食を出されるので恐縮したんですが「どうせ従業員にも朝食を出すから」って言ってくれました。

用意されているのは、こんな内容です。
以前は朝食ブッフェがあったんですが、その時に「これ、好き~♪」って言ったのを全部覚えててくれた。

絞りたてのオレンジジュース、チーズ、ハム、トマトと胡瓜、毎日変わるフル-ツ、オリーブに日干しアプリコット、ペストリーとヘビークリームにチェリージャムなどなど。
トルコの朝食で必須アイテムな、トマト&胡瓜に山羊のチーズは必ず出てきます。

そして「今日は玉子、食べる?」って女将さんに聞かれ「お願いします」って言うと...
玉子みっつのソフト・スクランブルエッグです。銅の器がエスニックな雰囲気でステキ。
こんなに黄色い玉子って、多分白い鶏じゃないよね。茶色い地鶏だと思います。
半熟で仕上げてもらいますが、いい香り。抗生剤なんてゼッタイ使っていません。

コーヒーはカプチーノで。食堂の営業時間には出さない、裏メニューです。
(というか... この朝食がまるごと裏メニューですが...)
調理場の兄さんが、まるで星明子のように柱の陰から数分おきにコーヒーカップをチェック、無くなると補充。

もういらない。って言うまで続く「わんこカプチーノ」です!(笑)

パンも厨房で焼いています。
僕がいつもブッフェで拾っていたのがプレーンのクロワッサンとチョコクロワッサンだったのを覚えられてた。

なんだか怖いくらいに好きなものばっかり出してくれますが「日曜は厨房が休み」だそうで、朝食は無し。

そこで、日曜日には隣のブロックにある カラキョイ・ギュルオルーというバクラヴァ屋へ。
お店で食べるコーナーは、こんな。日曜日の朝、9時前だったらガラガラです。でも午後になったら近づけないくらい混雑している。みんな列なんか作らなくてもの凄いカオス状態。

今回の日曜日の朝には、バクラヴァいつつに紅茶で。
ドンドルマ(アイス)も添えようと思ったら、朝早い時間からアイス食う奴はいない!って言われた。
日本人は朝からアイスクリーム食うのか!?と思われちゃったら、ゴメン。>日本人

パイ生地の菓子にはバニラアイス添えると美味しいんだけどねぇ...(味蕾はすっかりアメリカ人)
左から:ピスタチオのロール、ピスタチオの三角スタイル、胡桃の標準型、そして右奥は胡桃のロール型。
ピスタチオと胡桃の違いは判るけど、それ以外は角砂糖なめてるより甘くて、みんな同じに感じる。(笑)

ここんちのバクラヴァを見慣れ、食べ慣れていたので、トルコ航空のビジネスクラスでバクラヴァが出された時、まだカートに載っているうちに「この店のやつだ!」って見抜けました。

朝から激甘いものつまみながら紅茶をすすって、の~んびりした朝を過ごせます。
イスタンブールでの至福の時間は、風呂屋での岩盤浴とマッサージ、それにバクラヴァ屋。

新市街側の橋のたもとにあるカラキョイ地区はフェリーの発着場でもあります。
フェリーのりばの付近から、夕方に金角湾の向こう側に見える旧市街のスカイラインを見物するのも楽しい。

あと... こういう写真を撮っている時って、足元が思い切りネコだらけ。
ネコと住んでいる人が判るんでしょうか? やたら集まってきます…。
多分日本でいう「地域ネコ」がいっぱいいて、ネコ好きにはたまらない街です。

2 comments:

  1. obaKoba-sann,

    We all are certainly experiencing the identical hard times.
    Though, I’m very sorry to hear Ms. Yavuz say Karaköy Rooms no longer continue unluckily.
    I know you don’t wish them farewell upon their leaving, either.

    I think you’ll be in contact each other till the time when Karaköy Rooms are completely back to their conventional business. 

    Indeed, it was satisfactory for you to get to know Karaköy Rooms, your home away home in Istanbul.
    I hope they’ll inform you that Karaköy Lokantası is back to business, soon.

    Yamada denki

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    1. Yamada denki sensei,

      I’, sorry I gave you two misunderstandings…

      - Yavuz is a male name.
      - Karaköy Rooms will not come back again.

      Previously, Istanbul government forced closing boutique hotels then Karaköy Rooms had to close their door for 2-3 years. This time, Aylin totally gave up so the hotel won’t reopen; hopefully the Lokantası comes back after this devastating Covid-19 tragedy.

      Turkey is now 7th worst country of Covid-19 disaster and Istanbul has third of cases. I will restart visiting Istanbul from August but I am not sure I can proceed with current plans.

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