Tuesday, April 26, 2022

Bar 1800

美術館の近所から、エル・ラバル地区までバスでサン・アントニ駅前までやってきました。
フェレテリア・サン・アントニの看板を発見。

「最初観た時はフェレットの専門店かと思ったよ」
「フェレテリア…(爆) この場合の『フェレ』は ferrum で、ラテン語の『鉄』もともとはギリシャ語の…」
「はい!ギリシャに引っ張るのは、もういいです~」

アテネの先生に解説させると、なんでもギリシャ起源になるから飽きちゃう。
欧州はギリシャ文明から古代ローマを源にしてるから、仕方ないんですけど…。

中東系の多い地区をそぞろ歩いて、ランブラ・デルラバル Rambla del Raval 公園へ到着。
公園の隅にある、Bar 1800 という店へやってきました。

ここは昔、スイスの先生やオーマイさんともやってきた事のあるバルです。

パンデミックの有る無しにかかわらず公園にパラソル付きのテーブルを出してます…。
曇り空ですが、パラソルの下に腰掛けました。

で… 見た目が濃ゆい注文取りの兄さんが来て、判った。
オーナーシップが中東系の人に変わっていました。

若干心配になったけど、とりあえずオーダーを通して… 最初はポテトが到着。
パパス・ブラバスは、こんなでした。
かかってるソースが、トマトケチャップとマヨネーズを混ぜただけみたい。
ポテトが揚げたてなのに、ソースの出来がイマイチで残念。

次は、海老。
海老のガーリック焼きを頼みました。

これは普通に美味しい。
僕が海老の頭を残したら、アテネの先生がみんな食べちゃいました。凄いぞギリシア人。

そして、メインはイカ墨のパエリアです。
アロス・ネグロが届いたので、取り分ける前に撮影。

う~ん、ムール貝が入ってる…。ムール貝は全部アテネの先生へ。
あと、グリーンピースが一杯入ってる。あんまり風味が無いから、冷凍か缶詰だと思う。

取り分けましたの図。ムール貝がいない代わりに、ガーリックソテーの海老を追加。
イカ墨ごはんで炊かれた海老と、ガーリック炒めの海老は同じ素材です。風味も別に違わなかった。

エル・ナシオナルで食べたアロス・ネグロが感動的に美味しかったので、ここんちのは拍子抜け。残念でしたが、不味いわけではありません。イカ墨パエリアとしては平均点なんだと思いますが、これの前に食べたものが良すぎたから。

二人で「またエル・ナシオナルでイカ墨ごはん食べようね」って、誓いました。
オーナーが代わり、多分シェフも代わったので、以前あったアイテムとは内容が大幅に変わりました。クリエイティブな皿がなくなって、ごく普通のアイテムを平均点で出してくる店になってしまったようで、とても残念です。

ここでの食事後は、アテネの先生の「君と食事に来るとどこでも美味しい!」が出てきませんでした。(笑)

Bar 1800
Rambla del Raval, 1, 08001 Barcelona
Tel. +34934424435

Hours: everyday 9 am - 11 pm

4 comments:

  1. obaKobaさま

    どちらに投稿すべきか悩みましたが、内容が近いということでこちらに。

    本日のランチに渋谷の『チリンギート エスクリバ』に行ってきました。
    お言葉に従い、イカ墨パエリアと、枕みたいなパンに載ったイベリコ豚を
    食してきました。結果、悪くはないと思います。

    イベリコ豚の方は家族4人でシェアしましたが、あっという間に無くなりました。
    これはコースとは別に頼みました。それ以外にコースの前菜で、サラミ、
    きびなごのから揚げ、蛸のマリネといずれもよかったです。

    続いて、サラダとこの記事にも出てくるパパス・ブラバスが続きましたが、
    obaKobaさま同様、ソースは不要かと…

    で、パエリアですが2人前ずつ頼めるので、イカ墨ともう一つは子供たちが
    あまり魚介好きではないのでチキンベースのパエリアにしました。
    いずれも十分おいしいと思います。ただいずれも何となく緩いんです…
    炊き込みご飯という感じでしょうか… このあたりはobaKobaさまのように
    普段から好んで食べている訳ではないので、お子ちゃま舌故かもしれません。
    ただ会計時にマネージャーとお話したところ、まだ渋谷のお店にはジョアン・
    シェフは来店されていないとか…(来店されるときにはHPでお知らせします、
    とのことでした)

    最後にデザートプレート(アイスクリーム,バスク風チーズケーキ,クリーム
    ブリュレ)とコーヒーで、コーヒーにはミルクと砂糖も供されない形の
    欧米基準のデザートの甘さでした。

    当方13時半に入店しましたが、その時刻からもひっきりなしにお客がやってくる
    状況で、ホールも厨房もてんてこ舞いというのもあるかもしれません。スタッフも
    若い方ばかりで、人によりサービスにムラがある感じです。

    obaKobaさまにはあまりお役に立つ情報ではないでしょうが、ご報告ということで。
    忘れておりましたが、普通の大人なら十分な量だと思います。そろそろ夕飯時分ですが、
    未だ空腹感はありません… あと渋谷駅からは地下道を使うとC2出口と直結なので、
    今日の雨降りでも濡れないでたどり着けるのは助かります。ただこれは東急利用の場合で、
    JRや銀座線だと一度東横線改札のレベルまで下りる必要があるので、そこは厄介かも…

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    1. uhouhoさま、

       もう既にチンギリト・エスクリバへお出かけになられたとの由、羨ましく存じます。また、大変に詳細なレポートをありがとうございます。

       イベリコ豚のエアバッグ載せは見た目で勝負!の品だと思いますが…NHKの『突撃!ストリートシェフ』では、店内にいるスペイン語を話す客がイベリコ豚の品質を褒めていましたから、期待外れということもないと憶測しています。

       パタタス・ブラバスは揚げたてポテトの部分はどこでも同じですが、店によって「辛いソース」と「アイオリソース」の仕込みがずいぶん違います。写真で見る限りですが、チンギリト・エスクリバの辛いソースはしっかりチリを使った辛そうなソースですし、アイオリもガーリックが利いていそうで、期待しています。アセイテ・デ・オリヴァ(オリーブ油)の質については、オリーブ油を飲んで大きくなったアテネの先生に判定していただくことにします。(笑)

       パエリア米の調理加減は、澁谷店では日本人に合わせこんでいるつもりなのかもしれません。リゾットのように芯が残るほどではないにせよ、普段ジャポニカ米を食する人々には、パンで調理するパエリアは若干「生炊け」な火の入り加減に感じると思うので、そのへんを日本人の好きそうな柔らかさに持って行っているかもしれません。これは試してみないと判りませんが、日本人は特にコメにうるさいので、そうやっている可能性はあります。もしもジョアンシェフにお目にかかれ、チャンスがあったら伺ってみたいと思います。
       アロス・ネグロ(イカ墨パエリア)は、件の『突撃!ストリートシェフ』でジョアンシェフが造ってみせていましたが、隠し味で烏賊のわたを加えていました。磯の風味が加わって複雑になるそうですが…個人的には内臓系が苦手なので、やや戦々恐々とはしております。でも実はセピアのはらわたはいつの間にか食していて、平気かもしれません。

       7月のバルセロナ旅行は、既にチンギリト・エスクリバでのディナー予約をオンラインで済ませており、僕の拙いスペイン語が通じているなら、窓側の席をもらえると期待しております。
       ですので、uhouho さんの本コメは非常に参考になります。重ねてありがとうございました。予約どおりに本店でアロス・ネグロ他を試せましたら、是非記事に仕立てたいと思います。

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    2. obaKobaさま

      いつも早々のご返答ありがとうございます。また大変参考になりました。
      確かに米喰い民族に対する配慮ですかね。是非本店での調査を楽しみに
      しております!

      当方のコメントは読み返してみると交通案内ばかりですみません。
      一点書き忘れたのですが、渋谷店の場合、3人以上だと入口入って
      すぐのボックスシートになることが多そうです。厨房のすぐ前なので、
      料理中の様子を眺めるのには良いですが、入店待ちの客が多い場合等は
      圧がかかりそうでいまいちかと。

      奥の方にもテーブル席はあるのですが、基本2人掛けのようで
      (頼めばセッティングしてくれるのかもしれませんが、HPでも
      席の希望は受け付けかねると書いてあったと思います)、
      パエリアも2人前が基本単位なのを考えると、そういうお店なのかも
      しれません(今どきの渋谷ですものね、百軒店のムルギーの時代では
      ないですよね…)。

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    3. uhouhoさま、

       こちらこそ、澁谷へは四十数年前には足繁く通ったものの、Arby’sや桂花らーめんが無くなってからはあまり行っていないので、百軒店も存じませんでした。道玄坂からの横道ですね… 数年前、文化村のほうにあるお店へ案内いただいた時でも、既に浦島効果全開で、知らない街になっていました。
       次回の帰省は11月末、その次は来年春のお彼岸に成田行きチケットを予約してありますが、日本行きの切符はもう既に10往復くらいキャンセルしているので、言葉が通じる以外はどんどん知らない國になっていきます。澁谷に行ったら迷子になりそうなので、上京するならまだ土地勘の残っている銀座・築地界隈が精一杯かもしれません。

       エスクリバ本店で食事してみて、その際に「澁谷店も試せ」と強く勧められたら、是非訪れてみたいと思います。ただ、イベリコ豚や墨イカの墨など、特定の食材以外は日本で仕入れるでしょうから、本店との単純比較は難しいかもしれません。
       かのサンパウでは、ネギの黒焼き『カルソッツ』のネギ品種が東京店では手に入らないため、ジェロムシェフは下仁田葱で苦戦していらっしゃったのを覚えています。

       エスクリバ本店へ伺うのはまだ先ですが、ブログ記事にできるようにがんばります。

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