いきなりマルゲリータ。
屋外に設けられたカフェで、夕刻のカクテルタイムを愉しんでおります。
カルメ通りにある O'Toxo 3 Hermanos から数十メートルの入口が、こんな様子。
最初、アテネの先生はここに侵入するのを嫌ったんですが、僕が勧めて…
中庭に達すると、こういう閑静な風情が展開されます。
石造りのヨーロッパっぽさがよく醸し出されている場所だと感じます。
理系というか、医歯薬系の学部でも十字架があるのがキリスト教圏だよね…。ダーウィンとキリスト教がどうやってお互いを受け容れて同居しているのか、T学年の頃から既に不思議でした。
上写真左手に屋内席もあるみたいですが、なにせパンデミックの真っ最中なのでガーデンに椅子をしつらえて営業中。
まだ花をつけていませんが、ラベンダーの香りがいちめんに漂っています。
ラベンダーやローズマリーは花だけでなく葉も香るし、なにせ地中海性の気候だから元気よく育っています。他にはクチナシ等も植えてあって、花の香りを愉しむ中庭という設計になっているみたいです。
この場所、アテネの先生がメッチャ気に入りました。
「凄く、凄くイイ!! なんでこういうのがあるって先に教えてくれないんだよ!」
「図書館の敷地に入るのを嫌がった時点で諦めたけど、そんな気に入るとは…」
「ここ、イイ、イイよ!! 香りが素敵だし、雰囲気も凄くイイ!!」
「今度は7月に来れば、日没が21時近いし、ラベンダーも咲いてるだろうし」
「うん。また来よう! それに外の中東っぽい市街も気に入っているし」
好き嫌いの視点がなんだか滅茶苦茶で、さすがシュールレアリスティックな藝術が好きなだけはあります。
僕はアルコールが顔に出るから、アルコール弱めでファンシーな物を。
「僕は… マルゲリータにします」
「じゃあ、僕も♪」
「なんで同じもん頼むんだよっ!?」
「この場所にあっていそうで、いいチョイス」
「さっきまで『マティーニをシェイクで』とか、英国の諜報員みたいな事言ってなかった??」
「君と同じ物にしたいんだよ…」
「勝手にひとりだけロマンチックになるなよ!」
「…あの、お二人ともマルゲリータでよろしいんですか?」
そうして、マルゲリータが2杯届いたのでした…。
・・・なんだかなぁ。でも、散歩の途中でマルゲリータは美味しかったです。
「・・・君、こんな弱いお酒で顔が赤くなってきた」
「だから『顔にでるから』って言ったでしょっ!!」
こうして書き落としてみると、なんだか攻撃的な受け答えをしていたみたいです。(苦笑)
やっぱり歩き疲れていたせいでしょう。次回はもっと心にゆとりを持ってきます。
ここ、庭の上に裸電球(LEDだけど)が吊してあるので、暗くなってきたらもっといい雰囲気かも。
密かな場所にあるので、観光客は少なめ。エル・ラバル地区に踏み込んだらお勧めの休憩スポットです。
El Jardi
Carrer de l'Hospital, 56, 08001 Barcelona
+34 936 81 92 34
Hours:
Mon - Fri: 5:30 - 11 pm
Saturday: 1 - 11 pm
Sunday: 2 - 11 pm
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