Sunday, December 29, 2019

Istanbul Dec.2019 (8)

一年ぶりにやってきました。シーフードレストランが建ち並ぶ Kumkapı クムカプです。
日曜日のランチタイムは、いつでもガラガラ。
ここがディナータイムになるとヒトでひしめきあうのが信じられない。

入店したのは、池上彰さんが来店した記念写真も飾ってある、カラマールという老舗。
アドのお勧め店で、入店したら見覚えのあるウエイター君がすぐに僕を見分けてくれました。

カラッポで暖房も入れてなかった店内。
僕が写真を撮るから窓際席を選んだら、僕たちのテーブルにだけヒーターをセットしてくれました。
窓から外を見ると、こんなです。周囲も全部シーフードレストラン。なんで共倒れしないのか不思議。

これじゃまるでシーフードの秋葉原。(笑)

ここんちの店内装飾ってあんまり気にしていなかったけど、いろんな楽器が吊ってある。
いかに~も中東っぽい音が出そうな弦楽器に、シャンデリアはトルコっぽいランタン。

最初に飲み物を聞かれ、ふたり仲良く糖尿(笑)なのでコーク・ゼロシュガーで。
僕は風呂上がりで喉がカラカラだったので、炭酸水もいただきました。

そして前菜のサンプルがトレイに十数種類載ってでてきたけど、選んだのはいつも同じ。
このみっつです。

これは茄子のサラダ、というか、ペースト。
皮をとっちゃうから茄子っぽく見えなくなるけど、味は濃厚に茄子です。

僕の好きなのは「茄子とヨーグルトのサラダ」なので、ヨーグルトも。
単なるヨーグルトは置いてなかったけど、ガーリック・ヨーグルトがあった。刻んだディル(アニスの葉)が混ぜてあって、食べると確かにガーリックの風味もあります。

このガーリック・ヨーグルトと茄子のペーストを半々に混ぜてトーストされたパンに塗ると最高。

もうひとつお気に入りが、海老のオリーブ油漬けです。
前菜の名前を勝手に付けていますけど、外してはいないはず。

そして、トルコ名物の「世界でいちばんおいしいパン」エキメキ。
形はフレンチバゲット、中はイギリス食パンみたいなパン。

中庸で内部がソフトなテクスチャ。トーストするとサックサクで、やみつきです。
これに海老を載せたり、茄子・ガーリックヨーグルトを塗りつけて楽しみます。

アドは野菜を摂取するのを心がけているようで、サラダも。
グリーンかミックスか聞かれ、グリーンって頼んだはずだけど... ミックスサラダだよね、これ。上の赤いのは酢漬けで色が変化してるけど紫キャベツ。他はレタスにビーツ、トマトと胡瓜です。普通に美味しい。

僕が頼んだのが、グリルした大海老。本気で大きな海老で、大柄なクルマエビ相当品。
ひとり2匹づつ頼んだけど... アドが「カロリー少ないよな?」とか聞くから「カロリーは知らないけど、通風には最悪。コレステロールも多い」って言ったら、食べてくれませんでした。おかげで僕が4匹全部完食。

メインコースは... いろいろあったけど結局また冬の味覚、高級魚のイシビラメで。
一番ちいさい魚で。って頼んでも、ちいさめの座布団くらいある。結果、こうなります。

炙るか揚げるか聞かれ、揚げたほうが美味しそうだから... って、失敗したかも。
薄い衣はいい。表皮のイボはよけて食べるのもいい。骨が付いたままぶつ切りなのも目を瞑る。

・・・揚げ油が酸化している。さらに、油切れが悪い。

おさかなはフカフカでジューシーなだけに、いっそう残念でした。
でもきっと空腹だったら絶賛しながらたいらげたと思う。
黒海の高級魚も、海老好きな日系人が大海老4匹平らげた後には勝てなかった。

アドが用足しに行っている間に、壁画を撮影。
海豚に乗った人魚姫... 獣姦? そもそも人魚ってなにもの? 哺乳類?卵胎生?

・・・とか撮しているうちにアドが帰って来て「おぉ、店名のカラマリ(烏賊)がいるじゃん♪」だって。

「どこに烏賊がいるんだよ! 右下か? ありゃタコだ、オ・ク・ト・パ・ス !」
「ごめん。見たことが無いから…。」

「イカを見た事がない??」

店員さんと僕とふたりで、烏賊を見たことが無いなんて!?って目を見合わせて驚きました。

イスタンブールって海辺の街ですけど、やはり文化圏は砂漠がベースなのかも...。
あるいは単にアドがイカ焼きとか喰わないで育っちゃったのかも。
もっとも、蛸とか烏賊を食うのって欧州でも地中海系だけだし。(ここも地中海沿岸だけど)

結局、海老はすべて僕の胃に収まり、イシビラメはアドが食べられるだけ食べて... まだ7割以上余った。
残りの魚を食べきれなかったサラダと一緒に折り詰めしてもらって、帰りがけにトルコ風呂まで戻って、店長に「ランチ差し入れ」って渡してきました。高級魚たらふく食ったせいか、翌日のマッサージには一段と気合いが入っていました。(笑)

みんな油切れが悪いのも、油が旧いのも文句言わない...。遠慮する間柄じゃないのに。
トルコ人って馬鹿舌だとは思わないけど、魚料理に寛容というか、経験不足なのかも。

ランチのほうは、もうデザートなんて無理。お茶一杯もらっておしまい。
前回はアメリカのVISAカードが通らなかったけど、今回は無事に会計できました。シーフードは世界中どこに行っても高くつきます。物価の安めなトルコでもチップ抜きで合計$200くらい使いました。

2 comments:

  1. obaKoba-sann,

    You were having or bringing good fortune to discover Mr. Adnan who is an operator of a cab there in Istanbul.
    I hear at the very first ride, the driver cognized Karaköy Rooms and he also knew secretaries of the hotel.
    Besides, the taxi base is near Karaköy Rooms, isn’t it ?
    The supreme portion for you may be the driver’s smart, favorable and practical features.
    He might be a little talkative, however he talks acceptably right English, right ?
    So you can savor your use of speech for informal exchange of views or ideas or information, etc.
    I also read the past article in which I understood how Mr. Adnan was serious-minded enough to present you something without any compensation.

    You shouldn’t call Mr. Adnan a paid driver nor an individual driver, should you ?
    I consider two of you as having desirable or positive qualities esp. those suitable for friends to one another.

    Yamada denki

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    1. Yamada Denki sensei,

      Well… telling you the truth, I broke up the friendship with Adonan because he started demanding money because he retired the taxi driver earlier than he panned, caused by his diabetes. It was tough for me to tell him I couldn’t help him financially, and those words simultaneously hurt me.

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