Wednesday, September 7, 2022

United 124 EWR→ATH

ニューアーク・リバティ空港の C98 ゲート前。

間抜けな海棲哺乳類みたいな顔の機材は、ボーイング 787-10 です。
最新鋭機のはずなのに、この間抜けな塗装は旧塗装。座席は新型なのに、ざんねんです。

出発の1時間前、搭乗開始の 10 分前に、ユナイテッド航空からテキストが。
やった!! アップグレード確定しました。

あわててフライトステータスをユナイテッドのアプリで確認したら…
儂の名前が消えている!? で、座席が FULL になっている??

デジタルのボーディングパスをアップデートしてみました…。
あ、ちゃんとポラリスビジネスになってる。
座席は好きくない場所だけど、最後の1席だから文句言えません。

その後、もう一度フライトステータスを表示させたら、儂が最後の1名でした。
いつも「また次点だったぁ!!」ばっかりなので、ギリギリセーフはなんだか嬉しい。

でも、通路側だから、こんな感じ。
ヨダレたらしながら股間をボリボリやってたら丸見え、大顰蹙。(やってないとは思うけど)

アメニティはこんなです。あと、リクエストすると白いスリッパをくれます。
他に「ひみつのアメニティ」でベッドパッドもあるはずですが、儂は使いません。
持ち帰れるキットは、ケースが AWAY というスーツケースメーカーの品になっていました。
ただ、チャックの出来が悪いようで、ネットで見るとボロクソに書かれています。
AWAYはユナイテッド航空のせいで評判を落としている、って散々な悪評だらけ。

さて、ユナイテッド・クラブでもらってきた水と、機内備え付けの水で、こんだけ手持ち。
大塚のイオンウヲーターを溶かして、バランスよく水分補給します。
夏場だし老人だし糖尿だし、いろいろ大変なんだよ。

なお、この日のすっちーさんは親切で、水のボトルを通算で5本もいただけました。居眠りして目を覚ます度に水のボトルが冷え冷えの未開栓になっているので、ANA に乗っているみたいで怖かったです。

通路側席での着座姿勢から機内を見渡すと、こんな感じです。
B787-10 だと途中にギャレーをはさまずに11列あるので、なんだかヒョロ長い印象。

すぐ後方にギャレーがあって、御不浄はそのすぐ後ろ。
御不浄へ向かったら、ギャレーでウェルカムドリンクを準備してる姐さんに呼び止められました。

「好きな飲み物を置いておくから、何が飲みたい?あと、席番号は?」

姐さん… グラスに炭酸水、オレンジジュースにシャンパンを注いでいました。そこで…

「バブリーを作って。席は 10 のリマ(Lima=Lの意)」
「バブリーね、判った。テン・リマって… あなた相当飛んでるでしょ?(笑)
「去年の年末に生涯 1K 達成しました」
「今日は3ミリオンマイラーがいるって、あなたね? ところであなたのシャツ、素敵」
「ありがとう。機内ではいつもこれなんです」

機内ではいつもパステルカラーのパッチワークシャツを来ていますが、また褒められました。
それにしても EWRSW(ニューアークベース)は気さくで話好きなアテンダントさんが多い。

そして、注射と用足しを済ませて席へ戻ったら・・・
ちゃんとバブリー(シャンパンの炭酸水割り。UA 機内で通じる隠語)が置いてありました。

そして「今日のメニューよ♪」って、スリッパと一緒にこのペラ紙も持ってきてくれました。
ペラ紙には「スリッパあります」って、とても小さな字で書いてあります。(爆)
主菜が4択になったのは、嬉しいというかなんというか・・・
4種類あって、そのうちふたつはベジタリアンだったり、さらに厳しいビーガンだったり。

ちょっとギリシアを意識してか、4番目が『トルテリーニのパスティツィオ・3種チーズ』という、なんだかよく判らないパスタになっています。でもビーガンのボロネーゼとか、ビーガンのミートボールって… 要するにセカンドインパクト後の人造肉ってことだよね?

注文取りに来た時、セカンドチョイスも伝えてみました。

「ビフテキがいいけど、もし足りなくなったらパスティツィオがいい」
「ありがとう。あなたは希望が必ず通るんだけど…パスタでもいいの?」
「ビーガンのミートボールって、少し興味がある。きっとトーフだろうけど…」
「最近の人造肉は馬鹿にできないわよ。じゃあビーフが足りなくなったらパスタね
「それでお願いします。どっちも試してみたくて、気分は 50/50 なんですよね」
「ご協力ありがとうございます。ユナイテッドに協力的なお客様は大切だわ♪」

もしかして、こんな会話をしたせいで、いつも冷え冷えの水をもらっていたんでしょうか?
冷たい物を飲み過ぎてポンポンこわさなかったのは、めっけもんです。(笑)

そして離陸しました…。
通路側だけど窓もあるので、窓外を撮りました。
液晶シャッター超しで色調が変だけど、夕暮れのマンハッタンが見えています。

高度 30,000 フィートを超えて水平飛行に入ったら、飲み物と温かなナッツの配布。
水のようですが、トニックウォーターをもらっています。

この日のナッツは、メッチャ熱かった。温めすぎるとシナシナになるから、少し冷ました。
冷めてくるとカリカリに戻って来て、それなりに美味しく頂戴できました。

そして1回目のミールサービスは、こちら。結局ビフテキが届きました。
なんだかパッとしない主菜で、パスタのほうが良かったかも?と若干の後悔。

でもユナイテッドが供してくる人造肉がどれほど美味しいのかも、とても心配です。
人造肉の調理なら、ぜひ碇シンジくんに美味しく作るコツを教わってきて欲しい。

サラダが、西瓜まで入ってるし… なんか変。
Salad: Papaya Cucumber Salad  with feta mousse and pickled watermelon
パパイヤと胡瓜のサラダ フェタチーズのムースと西瓜の漬物

儂、漬物は嫌い。でもお品書きをちゃんと読まずに食べてしまい「あれ~?西瓜がカブトムシのごはんみたいな香り?」って、ヘショヘショの西瓜の浅漬けを食べてしまいました。漬物だと知っていたら残したはずなのに… 悔しい。

それにしても、西瓜の赤い部分を漬物にするなんて。
普通『西瓜の漬物』って、皮の白っぽい部分だよね?

ユナイテッドとしては、西瓜の皮を漬けて出したら、ここまで堕ちたか?と思われるのが嫌なんでしょう。

それと、全体の可食部質量の大部分はレタスなのに「パパイヤと胡瓜のサラダ」という御銘?
さらに食べていてパパイヤだと気づけず、またユナイテッドったら熟れてないマンゴ使ってる、と思いました。

そして、極めて彩りの悪い主菜ったら・・・
Entrée: Colorado Iron Steak with château potatoes, charred rapini, mustard sauce, green onion amd Fresno chili peppers
主菜コロラド アイアン ステーキ シャトーポテト、イタリアンブロッコリ、マスタードソース、青葱とペッパー

ステーキは火が入りすぎていてガチガチ…。ソースはペッパーが利いていて、まあまあ。
ジャガイモは、ユナイテッドが規格外ではねられたポテトを買いたたいたんでしょう…。

ビーガンの人造肉パスタの方が幸せだったかも。
でも人造肉を食べていたら「ビフテキが正解かも…」ってなっていると思います。(爆)

最後は、デザートまたはチーズのコーナーです。
アイスクリームサンデー

いままで、ユナイテッド航空のビジネスクラスに乗りたいのは、サンデー食べたいからでした。
それがここまで劣化してしまって、とても残念。カートで来て座席の横で造って欲しいです。

そして毎度のように導眠剤が効いてきて、デザートの器を片付けてもらった記憶もなく、寝ました。
ボーッとした感覚からなんとか目を覚まし、エアショーを点けたら… もうスイスを通過しています。

御不浄へ行ってきたら、機内の照明がまるでトルコ航空みたいになりました。
ものすごいマゼンタ色というか、新しいユナイテッド航空のカラーバリエのひとつ、紫色のつもり?

その後、お食事配布にあわせて無難な色調に変わりました。ああビックリした。
ここで、2食目の注文を取りながら運んできてくれます。

10 列目だと後ろのギャレーから配膳されるので、2番目で嬉しい♪

選択肢は、玉子 または フレンチトースト
さすがにまたフレンチトーストなのは勘弁して欲しいです。

それに、前回バルセロナへ飛んだ時のココットエッグは美味しかったので期待しました。

結果は期待以上。ユナイテッド航空の2食目としては、中華粥と同様に最も美味しいお食事でしょう。
Before ArrivalGruyère - Cocotte Egg with mushroom fricassée, beef bacon panko crumble and cherry tomatoes
到着の前にグリュイエール-ココット エッグ マッシュルームのフリカッセとチェリートマトとともに

これ、マッシュルームのソースがすごく美味しい!!
玉子は白身だけじゃありません!(笑)

エッグ・ベネディクトから下に敷いたマフィンを抜いて、マッシュルームクリームソースをかけた感じ。
チェリートマトは好きくありませんが、それを差し引いてもマッシュルームのソースが美味しかった。
クロワッサンでソースをキレイに吸い取り、美味しいソースは余らせませんでした。

フルーツサラダは、こんな。西瓜は新鮮で、漬物ではありません。(笑)
これを見た時、下に敷いてあるのはセロリでは!?と焦りました。
でも、そーっと食べてみたら、青リンゴのみじん切りみたいです。

お食事が終わって、コーヒーをもう一杯いただいたら降機態勢です。
インターナショナル・パーサー(棟梁)が挨拶に来てくれました。
3ミリオン達成以来、ビジネスに座るとGS同様に挨拶に来てもらえます。
嬉しいけど、いちいち英語の返礼を想定しておくのが、おっくうです。

アテネ郊外のヨットハーバーが見えてきました。
こういうヨットハーバーのマンションはアテネ市内より高額だそうです。

タクシーの運ちゃんに「マンションの一部屋が1ミリオンするんだぜ!」って自慢されました。サンフランシスコで1ミリオン出したら犬小屋か物置しか買えない、という事実は伝えないでおきました。

そして、アテネの E.ベニゼロス空港へ着きましたが… はじめての沖止めです!
荷物かかえてタラップ降りたの、久しぶり。それにしても B787-10 って胴長で変。
ガソリン使い切ってますますバンザイしてるし。見た目が変。でも35%日本製。

最初のバスで入国審査場へ連れて行かれたので、すぐに入国できました。
到着ホールに出て行ったら、リモの運ちゃんが儂の名前を持って待っててくれました。

アテネでは空港とホテルの往来に、リモの送迎を利用するようになりました。
時間のロスが少なく、スリスリの心配もなく、エアコンが効いてるからです。

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