※ アテネ旅行記 ― 第一回、第七話 ※
アテネでのランチは、もう徹底的に同じレストラン街へ通いました。
山の上の廃墟で有名なアクロポリ駅へ。駅前にアクロポリス博物館というのがあります。
柵の向こう側が博物館の建物。
ほら。なんかクレーンで修復してるし… 柱がエンタシスなのが判ってなぜか笑えた。
おじいさんには 30℃ 超えの中を熱中症覚悟で登山する元気はありません。
まるで秋葉原ラヂオデパートのように何十軒もひしめきあっている中から、アルカディアを選択。
ムサカの美味しい店が2軒並んでいます。
「ライオン堂」→ Liondi
「アルカイダ」→ Arcadia
無謀ともいえる連想記憶で覚えておきましたが、最初はアルカイダのほうへ入店。
店頭にある、道行く観光客を捕獲するための看板。ムサカは鉄板メニューです。
この店に達するまで、幾人かの呼び込みのお兄さんお姉さんを無視してきました。
まるでススキノを歩いているような気分。(2回しか行った事無いし、みそラーメン食べただけだけど…)
座って頼んだのは、コカコーラ・ライト。なぜかギリシアではゼロは人気がないみたい。
そして、先行した記事の内容になるわけです。
「長崎と三笠をください」
「サガナキとムサカですね? 伝統的なタイプでよろしいですか?」
「初めてなので 日本語で おまかせします」
全然日本語の発音で『長崎』とか言っても、ちゃんと翻訳してくれます。(笑)
数分で届きました。アツアツの長崎です!(笑)
上にはカリカリのヘーゼルナッツがたくさん載せてあります。
カットしてみました。
半分にカットして中を見てみますと…
ここまで食べ終えたら… もう2時近いからか、目の前の席はみんな空きました。
満腹だけど、コーヒーも試しました。
お店を出て、レストラン街の道を写しましたが…
その後、半ブロック歩いて地下鉄駅へ。
中味はフェタチーズです。
山羊のチーズ、フェタって加熱されているとボソボソ感がおさまって、ややトロっとしてくる。クセのなさすぎるようなチーズでも、さすが本場です。ミルク感が濃厚で新鮮さがハッキリ判って、すごく美味しい。でもファミリーサイズの大型ハンペンくらい大きいから、もし周りのソースやヘーゼルナッツが無かったら途中で飽きるかも。
体格のいい揚げ物でおなかが膨れてきたところで、すぐにムサカも到着。
トラディショナルって書いてあった、普通のタイプです。他には煮込んだラム肉を使った奴とかもありました。
ラザニアのような層をなした構造で、ジャガイモ・肉・茄子・肉・ジャガイモ… という具合に重なっています。そして最上層にはベシャメルソースを載せててっぺんを焼いてあります。
ベシャメルソースがサッパリしていて、フカフカで素敵に美味しい。このムサカ自体も全体的にフカフカした構造で、あっさり気味で美味しい。アッサリしているようでもミートソースにコクがあって、肉がたっぷり使ってある。
ここんちのムサカ、すごく気に入りました。
実際はかなり暑いけど、湿度が 30% 以下のカラカラ陽気なので日陰で風にあたれば涼しい。
「アイスカプチーノってできる?」って聞いて、出てきたのがこちら。
それなりにコクもあるけど、甘味料抜きで作ってもらったから、イマイチ物足りない。
ここへ来る前ガイアのギリシア式アイスコーヒーを飲んだせいで、評価が厳しいのかも。
ともかく、TripAdvisor の口コミは数百を超えれば組織票が消えて真実味が出てくる、と確認できました。
Arcadia ΑΡΚΑΔΙΑ
Makrigianni 23-27, Athina 117 42, Greece
Tel. +30 210 923 8124
Hours:
Sunday - Friday: 12 - 11:30 PM
Saturday: 11 AM - 11:30 PM
よく見たら路面電車の軌道が遺っていました。石畳にトラムの軌道って、いい感じだよね。
電車を待っていたら、赤いのじゃなくて緑色のがやってきました。
路線図のカラーシンボルと整合性が取れてないけど、この車輌は新型で冷房が効いていた!
こうしてアクロポリ駅から一駅乗ってトラムに乗り換え、ガイアでアイスコーヒーを買ってホテルへ帰投。
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