※ アテネ旅行記 ― 第一回、第拾話 ※
日曜日。またもや懲りずに地下鉄アクロポリ駅の上にあるレストラン街へ登場♪
毎日やってくるのに、博物館も神殿も見学しない奴。知的好奇心は枯れ果てました。(笑)
ライオン堂のとなり、アルカイダ(ホントはアルカディア)のほうへ入店します。
また「扇風機の風が届く場所」と希望したら、少し奥まった4人がけのテーブルをくれました。
今度は右隣の「ライオン堂」の店長さんとうっかり目をあわせないようにするのが大変。
あちらを立てればこちらが立たず。別に観光客が気を遣う必要はないんですけどね…。
昨日は隣の「高級ネーブルっぽいオレンジジュース」を味わったので、ここでもトライ。
ここんちのはバレンシアっぽい。でも酸味がそんなに立っていない。ギリシアのオレンジなのかな?
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これが市内のあちこちにあるコーヒー&ジューススタンドで搾ってもらえるジュースの例。
なにしろ一杯100円くらいだし、氷を入れてもらうとすごく冷えていて、美味しい♪
夏のギリシアは絞りたてのオレンジジュースです。一杯で2~3個のオレンジを搾ってくれて、たったの100円!
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さて、今回の注文は、パスタにしてみました。
イタリアの近所だからなのか、パスタ料理も豊富。
店長さんが「おかえりなさいませ~♪」って…
ここはメイド喫茶かっ!?
と、ともかく、注文を取りに来てくれたので、ぶっちゃけ聞きました。
「前回はムサカを食べたけど、ミートソースがすごく美味しかった」
「そうですか! ありがとう!!」
「で、質問ですが… スパゲッティ・ボロネーゼのミートソースって、同じ?」
「シェフに確認してまいります…」
きちんと褒められたので、安請け合いをせずにキッチンへ聞きに行ってくれました。
すぐ店長さんが帰ってきて… 真剣な表情で教えてくれました。
「ムサカもボロネーゼも、この店のビーフ挽肉でトマトソース風味はみな一緒の鍋です」
企業秘密を聞き出しちゃった? なんだか申し訳ないくらいです。
それじゃ、是非と言ってお願いした、スパゲッティ・ボロネーゼがこれです。
添付のシュレッドされたチーズ(パルメザンではない。もっと軽い)を載せて、いただきま~す♪
さして待つことなく、デザートが届きました。
バクラヴァ退治に勤しんでいたら、店長さんが「これ、お店からの御礼です」って。
そして、部屋に帰ってから… CDC の新型コロナ感染テストの管理基準を読み解いたら、
9ユーロで、ここんちのアイテムでは最安価格帯。
ムサカをもう一度食べたくて軽く悩んだので、ムサカは持ち帰りにしてもらいました。
ところで、アテネの観光地って「持ち帰り」は Take Away よりも To Go が通じます。パンドラでもそうでした。
アメリカ人の観光客の方が近所の英国よりも多いんでしょうか?ちょっと不思議です。
まむまむ… やっぱ、ここんちのミートソースって美味しい。予想的中です。
パスタはアメリカみたいに茹ですぎではないけど、アルデンテと呼ぶには厳しい茹で加減。
でもアメリカ人観光客の好みにあわせたら、このくらいの出来映えが順当だと思います。
美味しいボロネーゼをやっつけ、デザートを食べるためにスタータをスキップしたのでデザートを注文。
そしたら… お店の前に2家族合同と思しき観光客が到来。
「8人だけど、お席はあるかしら?」
店長が店内を見渡す前に、僕が気づいて声をかけました。
「僕が動けば、隣の4人がけテーブルとくっつけて8人座れるよ!」
「まだお食事中なのに… 申し訳ないです」
「ぃゃ… 今はデザート待ってるタイミングなので全然平気♪」
お客さんも店長も大感激。僕はさっさと店の奥、すみっこの席へ移動しました。
既にメインは終わっていたので、ナプキン一枚だけ持って引っ越してきました。
お店のすみっこからのテラスシーティング全体像。画面中央に8人がけテーブルが誕生。
バクラヴァにアイスクリーム添え、です。
ウエイターくんが「アイスの風味は何にしましょ?」って聞いてくれたので、
ぼく:「バニラがいいです!」
店長:「バニラに決まっとるだろう!」
やっぱギリシアでも添え物のアイスってバニラが王道…てか、店長さん、簡単に客の側に寄り添いすぎ。(爆)
で、毎度毎度トルコと比べて申し訳ないですが… バクラヴァと呼んでもかなり違います。
トルコ風:フィロ(薄いパイ生地)に、砕いた胡桃かピスタチオ。濃い糖蜜がけ。
ギリシア風:フィロにアーモンドや松の実、糖蜜はやや薄めでシナモン・ナツメグ・クローブ等のスパイスが一杯
写真でも判るように、中東っぽいスパイス感がすごい。
なんだかこっちのほうがかえってトルコ風みたい?(笑)
あまりにもトルコと違うから、後でガイアの店長スタフィくんに話したら「比べるな!」って怒られました。(苦笑)
あと、カダイフ(はトルコ。ギリシアではカダイフィ w)もあるんですが「パスタの後では多すぎます」って、ウエイターくんに言われました。どんなんだか、凄く興味津々。次回はぜひトライしたいです。
ちょいと席を移動しただけなのに、御礼だといってエスプレッソ一杯おごってくれました♪
この心遣いが嬉しいねぇ。
アルカイダもライオン堂もお客さんのハートを掴む方法を心得ています。また来ます!
Arcadia ΑΡΚΑΔΙΑ
Makrigianni 23-27, Athina 117 42, Greece
Tel. +30 210 923 8124
Hours:
Sunday - Friday: 12 - 11:30 PM
Saturday: 11 AM - 11:30 PM
§
・PCR検査は入国72時間以内の結果
・抗原検査は入国48時間以内の結果
昨日の検査は72時間以内だけど、ワシントンD.C.到着時には48時間以内じゃなくなる…。
これで安心。もう出来るところまでさっさと荷造りを始めちゃいます。
小心者の僕は、もう一組のホーム検査キットを使って、もうひとつ陰性照明を発行してもらいました。
(結果的には、入国時には陰性照明のチェックなんてしやしませんでした。(怒))
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