Tuesday, January 14, 2020

Opus One

ナパバレー・ワイントレインでお食事後に向かったのは、Opus One オーパス・ワン。

少量生産のカルトワインを除き、ナパの大手ワイナリーで最高級とされているのはここでしょう。
ワイナリーの横にあるゲスト駐車場から見たら、こんな。

中央部の正門をくぐって、大理石張りの偉そうなエントランスで受付に声をかけて。

「ご予約はございますか?」

聞かれると思って、メールで届いた予約確認書を印刷してきていました。

アポ無しで飛び込んだお客さんははじかれる事が多いようですが、無事にテイスティングルームへ入場。
ここんちはコロッセオみたいな場所で樽を寝かせているんですが、そちらは見学禁止になっていました。
ここがテイスティングルーム。かなり偉そうな雰囲気です。

バラックみたいな場所で立ち飲みさせるワイナリーがある一方、ここは対極で最も高級感を演出。

ここでテイスティングを案内してくださる方が登場、カエデさんとおっしゃる美女。やっぱりここんちは日本人客が多いんでしょうね。我々みんなバイリンガルですが、やはり母国語でお話しが出来るのは楽です。
カエデさん、Campbell(F) さんの隣町のご出身で、なんかえらくローカルに盛り上がっていました。(笑)

おひとりさま$75で試飲できるのは、このグラス3杯。
左から:セカンドワインの Overture お婆ちゃんNV、Opus One 2016年、そして Opus One 2014年。

ボルドーブレンドという事になっているとはいえ、カベルネ・ソーベニヨンが8割くらいは入っているので、素人には一見みんな同じ。でも最初にヒントを掴んで、舌で転がして香りを鼻に抜いて、喉ごしと余韻を比べると違いが...。

Overture はセカンドとはいえ、充分美味しい。タンニンが弱めだからあんまり寝かせられないかも。でもこのセカンドでさえ最近は $130 もするので、ナパのボルドー風ワインでは充分にトップクラスです。

ちなみに Opus One のほうは一本 $360 コースだそうで。この頃は高騰していて手が出ません。

どれもナパの最高峰を感じさせるけど、僕には2014年がまとまっていて、美味しかった。
ただし、2016 年ものはかなり寝かせて充分に引っ張れば タンニンが丸くなって、もっと美味しそう。
カエデさんとお話しさせていただくうちに2016年のほうも開いてきて、将来有望と感じられました。

でも、一本$360超えのワインを1~2ケース大人買いする元気はもうありません。

テイスティングルームにあったマグナムボトルを撮影させていただきました。
右の3リッターボトルはダブルマグナム、左の6リッターはインペリアル? ボルドー式の呼び方です。
シャンパンだとジェロボアム、マチュレザムって呼び方になっていくけど、呼称もボルドー式でした。

少し遅刻して到着したのに、カエデさんも他のスタッフの皆さんも暖かく迎え送りしてくれて感謝です。
短い滞在でしたが、ラグジュアリーな気分に浸れました。
やはり黒飴餅の御夫婦といっしょだったのも効果あったのかと。(笑)

退場した時はもう日没ごろで、こんな景色。
円墳のような、ギリシア遺跡のような、不思議な雰囲気を醸し出したワイナリーです。

上のカットを撮った場所から、西側の入口のほうを見ると...
ソノマの山の向こうに日が沈んで、ハイウェイまでオリーブの樹が並ぶ私道がかっこいい。

そして、サンフランシスコ市内へ戻ります。
渋滞を避けつつ、ベイブリッジを通ってサンフランシスコ市内へ。
この後、安酒屋の K&L ワインストアでショッピングのアシストを。
(K&Lが移転していたよ。知らずにとんでもない事になるところでした。ありがとう、Google)

最後に masahiro さん御夫妻をホテルへお送りしてナパへの遠足な一日は終了しました。

Campbell(F) さん、アルコールを摂取せずに遠出の運転を買ってでてくださり、大感謝です。

5 comments:

  1. オーパスワンでも大変お世話になりました。
    2014年絶妙でした。ワインの味はあまり詳しく分かりませんが、美味しかったです。
    Fさんの1日ずっとの運転にも感謝申し上げます。
    お陰様で本当に楽しいひと時でした。

    あれからLAXへ移動し、ユニバーサルスタジオへ行ったものの、Fさんお勧めのVIPツアーのチケットは買えず、
    Fast ticketを購入して楽しみましたが、このVIPチケットは随分先まで予約で埋まっていて、非常に人気のチケットみたいです。次回はSFとラスベガスを楽しんでみます:)

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    1. masahiroさん、

      ワイントレインが押して Opus One が駆け込みになりましたけど、かえって空いていて良かったかも。
      カエデさんに日本語でお世話いただけたのもラッキーだったと思います。ワインは高くて買えないけど。

      LAXは大阪みたいな商都ですから、あんまり観光する場所が無いですよね...。
      SFOとLASは観光に特化しているので、今年はもっとお楽しみいただけると存じます。

      SFOご滞在時の訪問先、御希望があればお早めにお聞かせください。
      ゴールデンゲートブリッジを渡ったサウサリートの街なんかが観光にはベストだと思います。
      市内から近いし、それなりに良いレストランもありますし、お天気に恵まれればお勧めです。

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  2. そうですね、カエデさんの説明も日本語でったので助かりました。
    軽くFHRを調べると、昨年末宿泊したレートが極端に安かったのか、同じホテルは倍近いレートになっています
    またホテルはご相談させて頂くかもしれませんが、まだまだ時間があるので調べてみます。
    昨年末はフィッシャーマンズワーフが大雨でしたので、晴れを願っています:)

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  3. obaKoba-sann,

    Campbell(F)-sann and you took the couple masahiro-sann to the distillery where legendary wine is made.
    I’m quite sure the couple derived and received pleasure there as did many other guests.
    And you showed us the confident reviews which highlighted a calm savoring surroundings, learned personnel who assists her superior in carrying out the assigned task about tasting, a pace without strain or anxiety, outstanding visual percepts and thoughtful but not overly assertive act of assistance.
    The only negative point of Opus One is its high price, isn’t it ? (lol)

    Anyway, if I like serene tastings and savoring the famous wine when in California, I should let you take me there – I won’t regret it.

    Yamada denki

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    1. Yamada Denki sensei,

      Today's lesson: Generally, a ‘distillery’ is a place or establishment where distilling the hard liquors, like whiskey. Wines are fermented and/or brewed (typically, beers are brewed and wines are fermented) hence the places are so called "winery." If wine is distilled, then the place will be called as a distillery of brandy, grappa, etc. Therefore, Opus One is not a distillery but a winery since they doesn't manufacture any hard liquors.

      §

      We visited Opus One as per masahiro-san’s request. I personally think that winery is a bit too overrated, and as you pointed out, the price is unreasonably high.

      Since some people in Mainland China became wealthy, they learned purchasing high quality wines and sporting their knowledge and libraries of wines would be a kind of status, they started buying out the high-end wines from France and California… mmm I’m being injured by writing this paragraph. (lol)

      In fact, the wines by Opus One are quite good. The best part is the stability of the quality – I think they keep Parker Point at least 93 or higher, usually over 95 I guess.

      …and my guess was right. I briefly checked thru Parker Points for Opus right now, then the vintage in 2014 is at 96, and the 2016 is at 98. The tasting inspirations I wrote were also correct. Robert Parker scored 2016 as higher potential which I suggested exactly the same. Now I can a bit more confident about my taste buds and a nose. Thank you.

      However, again, I personally prefer their second wine “Overture.” That is the wine for me to enjoy with good foods, and not too much complicated, can appreciate its quality straightforward. Bottom line, my food preferences are clearly showing I am a 2nd class citizen. :))

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