Monday, October 28, 2019

Earning PQP by Preferred Partners

ユナイテッド航空 MileagePlus® のプレミア資格取得条件が2021年度分から変わります。

以下、Premier® 1K® を目指すものとして試算してみます。
なお、僕は数学が赤点小僧だったので計算ミスやルールの勘違いがタップリあり得ます

さて...スターアライアンス等のユナイテッド航空と提携している航空会社のマイルで PQP を稼いだらどうか?
「スタアラ塗装」でググったら上の思い切り変なA340のCGが出てきた。UA部分は軍用機塗装。VARIGって...w
そんでこの機材って、もしも堕ちちったらどこの航空会社の機体か判り難そう。(笑えない...)

※ 重要 ※
UA以外でマイルを獲得し MileagePlus の PQP へ換算・積算する場合でも最低4回はUAで飛ぶ必要があります。

 さて、もう一度 Premier 1K の資格要件を確認します。
上の表はユナイテッド航空のウェブサイトから借りてきましたが、「飛行機マーク」の棒グラフが1Kは「4飛行機」だけになっていました。他のステータスは「5,000 PQP あたり1飛行機」でリニアに表示されているため、1K の場合24,000 PQP ÷ 5,000 = 4.8 ですから、より正確な「4.8飛行機」に改ざんしています。

さて、まず、PQF = Premier Qualifying Flights。 PQFは無視することにします。
年間54回搭乗するという要件は、1年間=54週から来ていると推測されます。
これは最低でも隔週末ペースでUAに乗って出かける人、よっぽどヒマこいている人でないと無理。
(余談ですが:也ガの直属上司は毎週末AAでDFWの自宅へ帰っていた。AAdvantage 4MMだった)

PQPだけで1K資格をクリアするとなると、24,000 PQP を稼がなくてはいけません。
これをユナイテッド航空で発券すると、モロに$24,000+税・諸経費を払うことになります。

そこで、新しいプレミア資格取得ルールのうち、

  • ユナイテッド航空以外で発券された航空券(最初の3桁が016以外)での積算
  • Preferred Partner とされる、獲得マイルの5分の1がPQPにカウントされる航空会社

[ Preferred Partner ]※ 以下のリストはOh! My UA! さんから無断で盗みました...
  • エア・カナダ
  • 中国国際航空
  • ニュージーランド航空
  • 全日本空輸
  • オーストリア航空
  • アビアンカ
  • アズールブラジル航空
  • ブリュッセル航空
  • コパ航空
  • ユーロウイングス
  • ルフトハンザ
  • SWISS スイスインターナショナルエアラインズ

以上の条件でどのくらい PQP が稼げるのか、3社ほど調べてみました。

以下の例では基本的に『木曜出発・月曜帰還がいちばん安いの法則』で調べています。
具体的には:往路=2020年1月9日(木) → 復路≒1月13日(月) で調べてみました。

最初に試したのは、きっと安そうな人民共和国。中国国際航空のニューアーク←→北京線です。
予約クラスLなので往路は25%しか積算されませんが、一番安い航空券という現実解として採用しました。

復路はなぜか日曜に戻る方が安かったので、そっちに変更。現地滞在期間は無視しています。
復路は予約クラスWで、50%の積算率です。

これで往復 $999.98* という、ほぼ「千ドル ポッキリ」のお値打ちフライトですが...
*税・手数料等を含めた総支払額の表示を採用。他の航空会社でも同様)

 6,831マイル × 25% = 1708 ÷ 5 = 342 PQP[往路 L]
 6,831マイル × 50% = 3416 ÷ 5 = 683 PQP[復路 W]

以上のように、1,025 PQP を $999.98 で稼げる計算になりました。

[中国国際航空]1 PQP あたりの費用:97.6 セント

今度は同じ時期に、サンフランシスコからフランクフルトへ、ルフトハンザで飛んでみましょう。 
往路は予約クラスW。ルフトハンザでは予約Wだと75%の積算率になります。

復路は法則どおりに月曜日が安かったので、それに。
復路も予約クラスWですから、75%のマイルが稼げます。

 5,699マイル × 75% = 4,274 ÷ 5 = 855 PQP[往路 W]
 5,699マイル × 75% = 4,274 ÷ 5 = 855 PQP[復路 W]

以上のように、1,710 PQP を $1,688.20 で稼げる計算になりました。

[ルフトハンザ]1 PQP あたりの費用:98.8 セント

ルフトハンザのフライトはエアチャイナより割高ですが、予約クラスによる積算率が良かったのでPQPあたりの費用はあまり変わりません。

今度は全日空のフライトを検索してみました。せっかくだから日本語で、成田←→サンフランシスコで算出。
往路のNH8便は予約クラスS。マイル積算率は50%です。

復路のNH7便も、木曜出発・月曜帰還が安いの法則どおりに、月曜日がいちばん安かった。
復路も予約クラスSですから、50%のマイルが稼げることになります。これで151,870円でした。
この記事を書いている時点の TTbuy/TTsell 中間レートは  USD1=JPY108.76 で、151,870円 = $1,396.40。

 5,124マイル × 50% = 2,562 ÷ 5 = 512 PQP[往路 S]
 5,124マイル × 50% = 2,562 ÷ 5 = 512 PQP[復路 S]

以上のように、1,024 PQP を $1,396.40 で稼げる計算になりました。

[全日本空輸]1 PQP あたりの費用:1ドル 36.4 セント

やはりハブ接続の NRT←→SFO はユナイテッド航空以外でも少し割高のようです。
もしかしたら NRT←→EWR とか、もっと飛行距離を伸ばせば PQP 換算率が良くなりそう?

 §

以上の検索結果と試算から、50% の積算率になる安いエコノミーの予約クラスに搭乗して長距離国際線を飛ぶとしたら、ざっくり 1 PQP あたり 1 米ドル あたりが修行の相場 のように思えます。

だとすると、24,000 PQP を稼ぐには、約240,000マイル飛んで$24,000払うことになりそうです...。

※ 以上の試算は各航空会社のウェブサイトから直接オンライン予約出来る最安値を元に算出しました。マイル積算率の高い経路や時期、さらにビジネスクラスや正規エコノミー運賃では結果が大きく違うかもしれません。 
CGじゃなくて現実のカリフォルニア塗装なB757... やっぱりサングラスかけて半ギレ。

結果として、ユナイテッド航空以外で飛んでもそれほど差がないと思われます。

FlyerTalk 等のフォーラムでも、MileagePlus 会員の皆さんがいろいろ試算しているようです。
PQPが稼げるトンデモ路線を探すのが楽しみ ♪」という猛者もいます。(笑)
それはそれで新しい修行の方法としてはアリ、なのかもしれません。

ユナイテッドも MileagePlus のルール改定で、事前に相当シミュレートしているように思えてきました。


4 comments:

  1. スタアラ塗装機体、なぜTGはあるのにNHは無いんだろう。いいパートナーのはずなのに

    ReplyDelete
    Replies
    1. もちろんANAにもスタアラ塗装がありますよ。SFO/SJCに来ないだけ?
      初めて塗ったときのプレスリリースがこちら。
      https://www.ana.co.jp/pr/04-0406/04-075.html

      スタアラ加入時に航空会社は「あるパーセンテージ」でスタアラ塗装する義務が生じます。
      うろ覚えですが、保有機材の 3% だったか 1% だったかをスタアラ塗装にします。

      Delete
  2. obaKoba-sann,

    My impression after having read the article is as follows ;

    Do United try to break up Star Alliance into ‘favored ( = Preferred Partner)’/’ill-favored ( = MileagePlus Partners)’ airliners ?

    I’m sure United has made a determination to recreate their MileagePlus scheme, esp. to adjust in what way or manner their customers can reach the goal, premier rank status.
    According to your text, their clients should accumulate premier assets depending on the total of flights taken and the financial worth of all receipts, shouldn’t they ?

    If I see from a favorable viewpoint, the current program points or directs to the goal ; supplying more adaptability and similarity to their members.
    However, you often tell me United adore currency accepted as for the ‘services’ to their customers.

    Thinking of the practical side of United, it seems reasonable that they strongly want to diminish the policy for their MileagePlus to produce more gains.

    Yamada denki

    ReplyDelete
    Replies
    1. Yamada Denki sensei,

      Currently there are 26 Star Alliance Partners plus 11 partnered airlines like Aer Lingus, Olympic Air, etc. United selected some of these partnered airlines as ‘Preferred’ because of their deeper revenue-sharing relationships. Yes, everything for United is revenue = money!

      And the recent change of MileagePlus® terms and conditions are for the customers more beneficial to United. The loyalties by customers are not important for United because loyalty itself doesn’t commit profits, higher spending customers are directly relating to money. Means, United chose short term relations rather than long term commitments. Again, after the bankruptcy and the merger, Money is everything for United Airlines.

      In The States, the managements of the corporations are required to perform superb profitability on every single quarter every year and satisfy the stock holders. This is the reason why U.S. companies’ pursuer short term performance hence the long term plans and visions are considered less serious.
      Due to such behavior, What United doing is appropriate for Wall Street but admires of MileagePlus program are totally pissed off. See what happens after 2021 when the new 1K® members has been chosen by the new rules. If United didn’t treat them properly, United will be in a big trouble. :P

      Delete