Tuesday, September 7, 2021

UA983 ATH→IAD

※ アテネ旅行記 ― 第弐回、第拾話 ※

アテネからワシントンD.C.まで、ポラリスビジネスに座って帰れました。
アップグレードに成功して、もらった座席は 6F です。お隣さんとは電動パーティションでしっかり区切って。w

ここを切望した理由は、フットレストが広くて奥行きがあるから。
ほら。僕の背嚢が横向きでも収納できるほど広いし、奥が深い。

『バルクヘッド右側席のフットレストはL字型の法則』がちゃんと踏襲されているのが笑える。
…でも、何故そこまでしてこの形状よ??

普通に前を向くと、こんな景色です。
ボーイング 787-8 のポラリスビジネスだと、ギャレーの後ろには6・7列しかありません。
そのため、通路から入り込む形状の6列目だと「個室」っぽい雰囲気で、とても好き~♪

スクリーンはいつものようにエアショーにしておきます。
眠くなってきたら自分で消すか、あるいは寝込んでいたらアテンダントさんが消してくれます。

8月になってから、安全ビデオの後に「超音速の旅をユナイテッド航空で!」という広告が入ります。
こんな綺麗なCGを見せられて… 特典発券で乗せてくれるかなぁ?

乗るなら成田線でしょうけど… こんくらいで飛ぶそうです。
10時間15分かかってるのが、6時間で飛べる。

僕には、飛行時間よりも、その6時間でどんだけ美味しい機内食を食べさせてくれるのかが問題。
…なにしろユナイテッド航空だし。(爆)

さて、その機内食ですが… 11時間のワシントンD.C.までの旅は、こんな内容です。
さっきラウンジでシン・コークゼロを飲んだから、旧いほうをもらって比べることに。

アルミやプラスチックのカバーを自分で外してみると、こうなっています。
ごめんね。またビフテキとベアネーズソースにしたよ。
チキンはボソボソっぽいし、パスタは食べる前から終わってるっぽいし。

ビフテキはアツアツです。ズッキーニとか、前回と添え物が微妙に違う気がする。
ソースは同じみたいでした。ちょっと脂っこく感じる。

お肉の焼き加減は… こ、これは… ウェルダンと申し上げるほうがいいでしょう。
しっかり火が通っていて、ピンクの部分がありませんでした。個体差なのかもしれません。

どのみち、味は大差ないですから…。

ほうれん草とオレンジにリーフレタスが主体のサラダは2週間前といっしょ。
ハニーマスタードのドレッシングと胡椒を加えれば、無難にいただけます。

パンも冷たいまま袋に入ってきます。
バターと一緒にビフテキの皿で加熱し、余りそうなバターはベアネーズソースへ投入して味を修正。

あと… 8月になって少し変わった点は、アイスが添付されなくなりました。単にミスしただけならいいですが、ビジネスクラスでさえアイス無しって… これじゃプレミアム・プラスで飛んでいるのと食事の部分では差がありません。単純に比較して、往路のプレミアム・プラスで出てきたショートリブのほうが、この便で供されたビフテキよりもずっと美味しかったです。…ちゃんとアイスだって付いてきたし。(結局そこかっ!?)

コークゼロの飲み比べは、冷たいナッツとともに。
う~ん… シン・コークゼロとの違いは、どっちでもいいレベル。

どうしでもどっちかにしろ!と言われたら、旧コークゼロのほうがわずかに好きかも。

その後、少し寝て。

目が覚めちゃったから iPad で庵野作品を観ていたら、飲み物のオファーがありました。
オレンジジュースに、珍しく「氷あり」で。

引き続いて… 二回目の機内食配布です。

「今日、ご用意しているのは…」
「チーズバーガーをください!」

この先取りの返事が、滅茶苦茶にウケました。
単にチーズバーガーが出るのを知っていただけではなく…

  I can has a cheeseburger?

と伝えたからです。
ちょっと前に、こんなイメージがネットで流行りました。
アテンダントの兄さんはネコ好きだったようで、このネタを覚えていました。

…決して僕がこのデヴで年寄りのネコに見えたわけではありません。…多分。

そして「チーズバーガー」が到着。
どんなものが出てくるか判っていると、落胆するよりも、ある意味安心。

ほら、またこの「にくまん」ですよ…。
ケチャップとマスタードをつけたら、そんなに酷いもんでもないです。
もうひとつの選択肢「ピザ・マルゲリータ」より、数段ましかも。

生地がブリオーシュなので、見かけも黄色っぽい。
そう。ブリオーシュ生地です。

あのマリー・アントワネットが言ったことになっている…

 「パンが無ければお菓子を食べればいいじゃない!」Qu'ils mangent de la brioche!

…という台詞で、御菓子と訳されているのが原文ではブリオーシュです。

かほどブリオーシュは「パンではなく御菓子」と分類されるほどにリッチな生地です。
4分の1でカットしてみました。の図。(かぢっていませんから…)

風味は濃厚ですが、添付のケチャップとマスタードで味付けしちゃうので、アメリカンです。

今回のフルーツサラダはショボい、ショボすぎる。
立派なのは西瓜のタネだけ…。種なし西瓜がデフォなのって、アメリカだけ??

そして、ベルベットケーキのマフィンは…
今回は注意深く風味を探しました。どうやらラズベリーの粉を加えているようです。

以上のような機内食が、もしも超音速機の中でも同様に配布されるようなら、とても残念です…。

トレーを下げられ、コーヒー・紅茶を配ってくれる頃には、もう降機態勢でした。
ワシントン・ダレス空港はワシントン D.C. の東側に位置しています。おかげで iPhone の「COVID-19濃厚接触情報」が自動的にヴァージニア州に切り替わって、面食らいました。

この日の到着は、C4ゲート。
そして、出発は… なんと隣の C5 ゲートからです。
でも、入国審査があるからそう簡単にはいきません。

いったん地上階に降りて入国審査を通過し、セキュリティでX線を浴びてから出発階へ。

それでも入国審査は Global Entry、TSA Pre でセキュリティをくぐるから、十数分かかるだけ。
搭乗開始までまだ少し時間に余裕があったので、C7ゲート近くの United Club に寄っていきました。

2 comments:

  1. こんにちは。
    今回の機内食は酷い。
    特に二食目。
    チーズバーガーは911の後のUA太平洋路線で見たよ。
    スッチー(死語)が「これ見た目は悪いけど意外といけるのよ」とか言ってましたが、イケてなかった。

    超音速の旅をユナイテッド航空で思い出すのは、むかーしUAがAFと提携していた時のこと。
    コンコルドの予約は特典航空券では不可でした。
    その前に飛ぶのかかなり懐疑的に思ってます。

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    Replies
    1. オーマイさん、
      アテネからこんにちは。3回目、今日からです。

      え〜、チーズバーガー、なかなか美味しいですよ〜。(UA基準だけど)
      ケチャップとマスタードを隙間にねじ込んでるし、そもそも僕は馬鹿舌だし。

      Boomの超音速機、もう広告を止めていました。
      やっぱ、観た人がみんな『何マイル必要?』って問い合わせるからじゃね?(爆)

      今日はメトロをシンタグマのひとつ手前、エヴァ駅で降りました。
      本日、」シンタグマ駅は通過してます。
      理由を聞いたら『アクロポリス・ラリー開催中」だそうです。
      F1の市街地コースなら理解できるけど… パルテノンからラリーって…。
      暑いから行ってないけど、どんだけ悪路なの!?
      てか、世界遺産でWRCが爆走していいの!!??

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