このところ、毎回ユナイテッド航空のポラリスめしで『ざんねんなビフテキ』ばかり食わされているので…
土曜日のランチは、アルカイダでアンガスビーフのプライムリブをいただきました。
アルカイダは『観光客への罠』みたいな店のひとつですが、これでたった22ユーロ!
ラーメンが普通に20ドルする場所に住んでいる僕には、嘘みたいなお値段です。
ムサカと違い出来上がりまで少し待たされましたが、まともなビフテキが食せそうでテンション上がりっぱ。(爆)
ただアメリカ人的には、Prime Rib といったらローストビーフのように肉塊をスロークックして切り出し、グレービーをかけたものを想像していましたから、なんか思ってたのと違うというか… 直球で『がっつりビフテキ』が登場して、軽い驚き。
しかもソースが何もかかっていない。テーブルに塩胡椒も無い…。
ギリシア人、ビフテキにはレモンなのか??
果たして半切りのレモンだけで食えるのか?
さてどうしたものかと思いつつ、一口食べてみたら… 絶妙の塩加減で味付けされていました。しかも、なんか塩味が少し複雑で美味しい。ギリシアの天然塩なのかどうか聞きませんでしたが、でしゃばりすぎない塩気と黒胡椒だけで、12オンスを超えていそうな大きなステーキ一枚を完食できました。
でもこれ… どっちかっつーとレアですよね?
マネジャー兄さんとの会話は…
「焼き具合はいかがしましょう?ミディアムでいいですよね?」
「レアでお願いします』
「えっ? レアにするんですか!?」
「じゃぁ、ミディアムレアで…」 ←やや不満げ
「ですよね。ミディアムレアで持ってきます」
結果、この店のミディアムレアは僕の中では『丁度良い焼き加減のレア』でした。
マネジャー兄さんが心配そうに2度くらい焼き加減や調味の具合を聞きに寄ってきましたが、口いっぱいのステーキでもぐもぐしながら、両手の親指2本を立てて、満足度マックスなのをしっかり示してきました。
なにしろユナイテッドの『ざんねんなポラリスめし』だと、芯までしっかり火の通ったウェルダン仕上げで、そのうえ最近では6オンスくらいのお子様ランチサイズ。でもこのアルカイダでの大きなステーキはナイフを入れたら肉汁が出てきたので、あたりまえの事なのに嬉しくなりました。
この「ミディアムレアは世界標準のレア相当」がアルカイダだけの焼き加減なのか、あるいはギリシアのビフテキ全般で焼き加減がレア寄りなのか、新しい謎が生まれました。もし明日、日曜日のディナーで再度ビフテキを食する元気が残っていたら、インタコ9階の「プレミエール w」で、フィレステーキあたりを試してみます。
ただそんなことしたら、もし月曜のポラリスめしまでビフテキになっちゃったら、3日連続でビフテキ!
しかも3回目が一番ざんねんなのは確実です!!
これじゃギリシア🇬🇷じゃなくて、まるでアルゼンチン🇦🇷に来ているみたい!?
どうすればいいか真剣に考え中。
だって今回無理してこなさなくても、きっと10月上旬にまた来るし…。
てか、アンガスビーフって合衆国の素材だよね?ギリシアで食いまくってどうする?
あと、ビフテキに添付されるフレンチフライを、マッシュポテトに替えてもらったら…
ホイップしてあるような、とてもクリーミーなマッシュポテトで、美味しかった。マッシュポテト好きな Campbell(F) さんへ御土産に持ち帰りたいくらいでした。
皿の右上に添えてあったコールスローも、濃厚な風味で美味しかった。
ステーキは肉本来の味で食わせて、添え物を凝ってくれている上手な一皿でした。
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