Sunday, February 23, 2020

IST Jan.2020(5)

イスタンブール滞在の初日。今回の滞在では、行きつけのハマムにいるマッサージ師さんが自分の休日を丸一日ガイドさんというか... ボディガードで付き合ってくれました。他の日もディナーや朝ご飯でほぼ一緒。身長は僕と同じ位なんですが、肩幅が倍以上あって雄牛を引いて歩いているみたい...。見た目がすげー凶暴そうなので、道端にいる観光客目当てのウザい客引きがパッタリ近寄ってこなくなり、効果てきめん。(爆)

屈強で髭もじゃ、ポパイの敵役ブルートそっくりなので『ブルートくん』と呼ぶことにします。
なお、ブルートくんとの会話は、実際は簡単な内容以外スマホで Google 翻訳を使った筆談です。

さて初日。
ブルートくんの嫁が実家に帰っていて休日はヒマだということで、丸一日つきあってくれます。
新市街でいつも立ち寄るガラス&磁器の工芸品を売る店に寄った後、複合商業施設に行ってみたいと希望しました。なにせイスタンブールの「複合商業施設」っていったら、グランドバザールくらいしか入ってない。

カラキョイから世界最古の地下鉄「テュネル」で新市街の目抜き通り「イスティクラール通り」に出て。
折良くノストラジック・トラムヴァイという古風な路面電車がいたので、一駅ぶん飛び乗ります。リストアした車体ですが、フィラメントむき出しのエジソン式電球とか、マホガニーの窓枠とかがいい感じ。

さっそくブルートくんが、文句言い出した。

「え~! 歩かないの? 1Kmないだろ?」←トルコ語だけど「1キロ」が聴き取れたので判る
「僕は年寄り。それに観光客やりたい」←英語だけど I wanna be a tourist! は判ったらしい

・・・とか理由を付けないと、公共交通機関に乗らせてくれません。ひたすら歩きたがります。
なにしろ二回りも若いし体力に自信ありすぎるような兄さんだから、老人の希望が読めない。

イスタンブールには、上の古式ゆかしい路面電車、新型でVVVFモータの路面電車、世界最古の地下鉄テュネル、ケーブルカーのフニキュレル、普通に新型の地下鉄、ボスポラス海峡の海底をくぐるマルマライ鐵道などなど。高台にあるピエール・ロティのチャイハネに行くロープウェイはまだ乗っていないし、いろんな乗り物がいっぱいでホントに楽しい。

路面電車をガラタサライ高校前で降りて、工芸品店でいつものおやじさんからネコの細工をふたつ買って。

この路面電車、2台が行き来するだけで次はいつ来るか怪しいので、残る1Kmは歩くことにします。
この日はとても冷たい風が吹く日だったので、コーヒーを飲んでから歩くことにしました。
イスティクラール通り沿いにある、イタリアンでノスタルジックな雰囲気を出した喫茶店に入って。

ブルートくん、見た目が怖いのに自撮り大好き。イヤだって言ったのに... ごめんよ酷い写真を晒して。
こんな二人で、そぞろ歩いています。ブルートくん... 今日のために? 髭が刈り調えてあった。
このカット... こんな表情はなかなか見せない。彼にしてはこれで精一杯微笑んでいるんだと思う。(笑)
WhatsApp で自撮りして送ってくる写真は、ライティングが悪いせいもあって、もれなく怖い。(爆)

売り子さん達、僕ひとりだといかにもカモになりそうだけど、ブルートが一緒だと滅多に近づいてこない。
きっと勇気を出したであろう(笑)売り子さんが、僕たちに声をかけた事はありました。

「そこ行くおにいさん達、うちの店見ていかない?」(って言ったんだと思う)
「ハユル。Hayır.」(No.)

ブルートくんのキッパリした返事に、とりつくしまもありません。今度グランドバザールでも試したい。(笑)
後でホテルの女将アイリンさんにこの顛末を話したら、爆笑。「あの見てくれじゃねぇ」って、納得です。

さて、ここんちのカプチーノ、レベルが高いです。
イスティクラール通り近辺はレベルの高い喫茶店がいっぱいあります。他のご当地での選択肢はトルコ風コーヒーですが、あれってどこまで飲めるのか未だに謎。人によって違うみたいでルールは無いみたいだけど...。

コーヒー飲んで暖まってから、イスティクラール通りを歩ききると、タクシム・スクェア。
ホントはコーヒー飲んでる間に次の路面電車が来ないか様子を見ていたけど、全然来なかった。
あの戦士の像とかがあるのが中心部で、路面電車はこの周りをグルッと一周して方向転換してます。

ここで地下鉄のM2線に乗って近郊のショッピングモールへ行くかと思ったら、違った。
なんだかミニバンがいっぱい停まっているところで、運ちゃんらしき人と交渉したら、乗せられた。この運ちゃん... 顔立ちは典型的なトルコ人だけど、目が綺麗なアイスブルーでした。なんだかシルクロードを体感。

ドルムシュという、乗り合いタクシーというかミニバスというか、そういう交通手段らしいです。30分弱乗ってイスタンブールの西の方にあるバクルキョイ Bakırköy という地区まで、ふたりで20リラ弱、ひとり150円くらい。これはいい体験になりました。トルコ語が操れないので、一人じゃこんなの乗りこなせません。

海沿いのケネディ通りに出ました。昼間は空いていても朝夕は大渋滞。道の向こうはボスポラス海峡。
「わ~、ケネディ通りだ。ひさしぶり~」
この通りの名前を知ってた? アメリカ人だから?」←少し事情通
「いや、去年までアタテュルク空港に行くのはこの道だった」

30分弱乗車して、バクルキョイ駅前近くで終点。
こんな黄色いミニバンに乗ってきました。12人くらい乗れて、途中乗降も可能です。
バス停で人が待っていると近寄っていって「乗ってかない?」ってやるから、そんな速くない。

バクルキョイ駅前の広場。ここまで来たら晴れました。でも風は冷たい。
トルコの国旗って真っ赤っかだから、なんだか共産圏の國に来たみたい。(行った事ないけど)

地下鉄だか地下街だかに入るエスカレーターがガラスで囲ってあって、日差しが暖かい。
居心地がイイところにはネコがいるの法則。(笑)

マルマライ鐵道の駅を通り過ぎた、駅前広場はこんな雰囲気。
都心から少し離れた郊外の駅前通りですね。船橋とか所沢とかの駅前みたいなノリでしょうか。

駅前から数分歩いたら... 巨大な商業施設が鎮座ましましていました。
ららぽーとみたいなもんでしょうか。←発想が船橋から離れない
「カルーセル」という名前のショッピングモールです。地上4階・地下1階くらいで、むしろ横にデカい。

隣に別館もあります。
「キャパシティ」って読むんでしょうか... カルーセルのキャパシティ(笑)に納まらなかった店が、こっち。

キャパシティの内部は、中央部がこんなふうに吹き抜けていました。
広大な敷地の割に、吹き抜けがデカいから店舗数はそこそこです。平日なのでガラガラでした。

隣のカルーセルの地下は...
カルーセル(回転木馬)が設置されていました。あまりにもベタで、言葉を失ったよ。(爆)

売っているものを見たら、米国製品はいたずらに高い。GAPとかもあるけど、アウトドア衣料 Colombia のダウンジャケットを見たら3倍以上も高い。これじゃハマムのオーナーが iPhone 買ってきてって言うわけだ。

ブルートくん、 Colombia のダウンジャケットが欲しそうだったから...

「今日のボディーガードの御礼に、買ってあげる」って言ったら、
「こんな高いものいらない。トルコ製ブランドならセーター2着とジーンズ1本買っても半額で済む!」

結局、このショッピングモールはどの店も相場が高いそうで、カラキョイへ戻ってから隣駅のスィルケジにあるアウトレット店まで行って、まぢでセーター2着とジーンズ1本を買うことになりました...。

また駅前広場に戻ってきたよ。ショッピングモールでランチしなかったから、ガッカリ中。
今度は逆光じゃなくて順光だから、真っ青な空にトルコ国旗がよく映えます。

スィルケジに行くならマルマライ鐵道で乗り換えなし…じゃないんだよね。またドルムシュに乗るって。
いろんな行き先の乗り合いが停まってて、客が一杯になるのを待っています。こういう交通手段を見ると、時間がゆっくり流れているのを感じます。僕だったらマルマライ鐵道で目的地まで最短時間で移動します。

タクシム広場行きは人気路線... でも同じアイスブルーの瞳の運ちゃんのドルムシュだった。
最後列に乗って、こんな。

僕は自分の中で、

 鐵道でスィルケジ駅 → 駅前のジャーケバブでランチ → 衣服問屋街へGo!

と、こんな予定を組んだのに… 見事に瓦解しました。
タクシムまで乗ってからスィルケジへ降りるつもりのようだけど...

「ねぇ、これってシシハネ駅、通るよね?」
「近くを走るから途中下車できる」
「じゃあシシハネで降りて、美味しいピザ屋に行こう!」

新市街、特にカラキョイ近辺は僕の方が土地勘があるので、少し感心されました。
シシハネ駅の近くで乗り会いドルムシュを降りましたが... 坂の下でやんの。
ゼェゼェ ハァハァ こんな急な坂道と階段。おじいさん、細動起こしそう...。ゼェゼェ ハァハァ

坂の上には、ホテルの女将アイリンさんに教わった美味しいお店、ミス・ピッツァ。
ランチタイム終盤戦でも、凄く混んでいましたが... うまいことテラス席が空いた。

僕たちが座った隣も空いたから、テラス席の様子をワンカット。
テーブルの向こうは地下鉄M2線シシハネ駅の入口、その先にある向かいの建物はベオゥルー区役所。

飲み物は炭酸水。S.ペルグリーノの大瓶を分け合います。
今回の滞在中はやたらイタリアンの店に行ったけど、どこでも S.ペルグリーノを置いてあって安心。

ブルートくんが注文した、茄子とパルメザンのピザ。直径が30cm以上あるから、飽きそう。
しかも、外したらしい。この茄子が好きくない、って、載ってる茄子を全部よけて食べてる。
茄子のピザ頼んでて茄子食べなけりゃ意味ないじゃん! 茄子の風味にも当たり外れがあるのか?

ブルートくん、食事の習慣が頑固というか、コンサバです。
 ・半分こして分け合って食べたりしない。
 ・知らない食材で冒険しないし、外したら食べない。

う~ん、食い倒れの友としては適切な人選ではなかったかもしれない...。

さて、僕は以前にも頼んだポルチーニ茸のピザで。
白トリュフオイルの香りがステキ。ブルートくんは嫌がって食べない。

生のポルチーニだからか、なめこみたいなヌメリがある...。なめこ食べ慣れてないと、確かに引くかも。僕には美味しい。美味しいしピザクラストが薄くてサクサクだし... でも大きすぎて、2切れ残した。ごめん。

おなかいっぱいになったところで、テュネルで麓のカラキョイへ戻ります。
地下鉄というか、ケーブルカーで丘の上と下を繋いでるだけ。乗車時間2分くらい。

降りて、さぁ今度は路面電車で1〜2駅... 乗らずに、歩き出しました。(下写真、ホントは帰り道)
もう、おじいさんの事なんか考えずにズンズン先に歩いて行っちゃうブルートくん。

ガラタ橋の上から見たエミノニュのフェリー乗り場。スィルケジはこのすぐ先。
かなり頻繁にフェリーが来ます。アジア側とマルマライの海底トンネルで結ばれても、フェリーは繁盛しています。新しい交通手段が増えても、従来の習慣は変えない人が多いか、マルマライが不便なんでしょう。

ガラタ橋にビッシリいる釣り人の釣果を写させてもらいました。
ちゃんと活きてるサカナが多いけど... 

これ何? どうやって食べるの? こんな重油が浮いてる場所で釣ったサカナ、だいじょぶ?
食わされるわけじゃないから、あまり深く考えないことにします。

ガラタ橋を渡ったところには、イェニ・ジャミーという立派なモスクが。
以前家人と来た時、17世紀半ばの完成で「イェニ・ジャミー = 新モスク」という命名に家人は激しく感動。
まぁ、コロンブスが発見してから急速に育った國で歴史習ったら、1644年にできた新しいモスクって驚異的?

この後、モスクの裏手にある衣料品街で、約束通りアウトレット品のセーターとジーンズを購入。
コットンセーター(米国サイズでXXL。デカっ)の色で悩むブルートくん。

るんるん♪「えんじ、グレー、ネイビー... どれが似合うと思う?」るんるん♪

なんだか原宿あたりのJKみたいにウキウキしててウザかった(つか、キモ怖かった)ので、3着とも全部つかんでレジへ持って行きました。ただひとつどうしても気に食わなかったのは… グリズリーみたいな体格のくせに、ウエストは僕より2インチ(最近は4インチ…)も細いって、どういう事だよ!? 
後ろから見ると上半身が逆三角形。『洋梨型の体』と家人にイビられるおじいさんは悔しい。許せない。

ショッピングの後、またガラタ橋を徒歩で渡らされてホテルへ戻り、地上階のロカンタスでディナーを。

No comments:

Post a Comment