Monday, February 17, 2020

IST Jan.2020(2)

ユナイテッド航空58便、フランクフルト行きのプレミアム・プラス席です。初体験です。
3列×8席の、計24席しかないコンパクトなキャビンです。テーマカラーは、パープル。

僕が予約したのは、バルクヘッドで足元が広い座席20K。
ここです。後ろの2列は前席の下にANAの国際線エコノミー席みたいなフットレストが付いていますが、僕の体格でも窮屈そう。ドイツ系と思しき大柄な体躯のおっさんは胎児姿勢のようになっていました。

座席の上に配布されていたのは、これだけ。あ、あと、ヘッドホンとボトル入りの水も。
ちっぽけなアメニティキットは星間大戦争バージョン。
ブランケットはポラリスビジネスと共通だと思われる Saks Fifth Avenue ブランド。
ピローも同じく Saks Fifth Avenue ブランドですが、ビジネスクラスより小さめ。

シート間の肘掛けが狭い...。
まんなかの凹みに iPhone 11 Pro がピッタリ乗っかる広さしかない。ピッタリサイズが便利だったけど...。

バルクヘッドなので肘掛け前方にパーソナルモニタが収納されています。
モニタの取り出し用レバーは機械的で昔ながらの丈夫そうな構造。航空機っぽいです。

肘掛けの下にはモニタのコントローラーと座席の調整があります。
その後方には、ちいさな物入れとヘッドホンのジャック、電源供給が隠れています。

コントローラーは、こういう簡易型です。
アテンダントコールと読書灯のボタンが隣り合っていて、しょっちゅう押し間違えました。

肘掛け奥にある、上がヘッドホン接続用で、下は電源供給。
青く光るのがUSB-Aで、緑に光るのが110VACのユニバーサルな形状のアウトレット。
この電源供給... 大きめの USB-C パワーアダプタを繋げるとスルスル抜けて使いにくい。

シートの調整はこんなふうになっています。
シートのリクライニングは普通のエコノミー席より深く倒れるけど、昔のビジネスクラスほどではない。レッグレストが付いているけど、あんまり高くは上がらない。レッグレストの「足乗せ」は、アメリカの航空会社だけあって充分に伸びて、ANAのファーストみたいな短足仕様ではありません。

座り心地の印象は「国内線のファーストクラスやや中途半端なレッグレスト」でした。

出発前にパーソナルモニタやテーブルを引っ張り出してみました。
僕が履いている白いスリッパは自前。スリッパの配給はありません。

出発すると、こうなります。
スケスケなカーテンの向こう側はポラリスビジネスで、なんか軽く嫉妬。(笑)

プレミアム・プラスでのお食事メニューです。
初めての体験でしたが、ポラリスビジネスで出している内容とユナイテッド・エコノミーの内容をいい塩梅に折衷したみたいで「12時間くらいのフライトならプレミアム・プラスでもいいじゃん」と感じました。

最初に配給されたのが... エコノミーで配るプレッツェルに、アーモンドを追加。
液体の配給はプラスチックのカップで、これはエコノミーと共通。
袋入りアーモンド... 循環器に優しいように塩気が足りない。さらに少し湿気てる。ハズレを引いた?

・・・と思ったら、復路でもこの「塩気の無い湿気たアーモンド」でした。ヘルシーに減塩&ローストしていないようです。健康馬鹿がたくさんいるカリフォルニアに合わせ混んだようですが、僕にはちょっと残念すぎました。

そして1回目のお食事です。ワインは「赤白どっち?」って聞かれ、鶏を頼んだので白を半分くらい。
もちろん『いらない』という選択肢はありますが、せっかくガラスの器が出てきたから...。
食器は磁器で、ステムウェアでワインが出てきます。他の飲み物がプラカップなので、まさに折衷。
白ワインは大量生産の風味がするシャルドネでしたが、クセが少なくてそれほど悪くなかった。

ポラリスビジネスとまるっきり同じようなサラダ。...つか、多分同じ。
SFO発便の名物となった、白菜と紫キャベツの千切りに、マンゴー。セサミジンジャー・ドレッシングですが... 生の白菜を食べる習慣が無いので、上に乗っているマンゴーを中心にいただきました。

主菜はベジタリアン対応の「4種類のチーズを使ったラビオリ」か、鶏を使ったこっちからの二択。
タイ風チキン ココナッツ・ジンジャーソース、ライスヌードル、野菜

SFO発のポラリスビジネスでもタイカレーソースの「スパイシーチキンうどん」が名物でしたが、これもタイ風のカレーソースをベースにした鶏料理。ジンジャーが利いたココナッツカレーのソースとライスヌードルがマッチしていて美味しいです。この頃のユナイテッド航空の料理は「エスニックなカレーソース」と「アメリカ人みんな大好きマカロニチーズ」が頻出してくる気がします。

なんだ、なかなか美味しいもの食べさせてくれるじゃん。・・・と好印象でした。
そしてトレーを片付けに来てくれたアテンダントさんと互いに軽口をたたきあいました。

「この後はアイスクリームとか配ってくれるの? エコノミーでも配るから、ここでも?」
「もぅ、つねっちゃうわよ!今は片付けでテンパってるの!! 終わったらアイス配るから」
「あ、もし僕が寝てたら、是非つねってね!アイスは逃したくないから」
(爆) 判ったわ~♪ もし寝てたら思いっきりつねっちゃうから~♪ (^_-) ウフフ」(ウインク、キター!)

こういうのって、まさに Friendly Skies™ だと思います。アジア系のキャリアでは起こりえません。

結局まだ導眠剤は効かず、つねられずに済みました...。(笑)
配布されたのはバニラアイス(正確にはジェラート)と、ちっこいボトル入りのウォーターです。
この配給内容はエコノミークラスと寸分たがいません。残念でもあり、アイス食えて嬉しくもあり。

この後、頻繁にボトル入りウォーターを配布してくれているようでした。(隣席には空ボトルが山積...)
エコノミーではプラカップの水をLEDの懐中電灯で照らしながら配布に来ますが、プレプラではボトル配布。
せっかく透明なボトルなんだから、水の配布はLEDで照らして涼やかな演出をして欲しかったと感じました。

それと... いくらリサイクル回収するからといっても、サンフランシスコ国際空港ではプラスチックボトルに入った水の販売を禁止したのに、SFO発の機内でPETボトルが思い切り出てくるのって、どうよ?と思いました。

そして寝て...
ミッドフライト・スナックを配布するノイズで目を開けたらターキーね?」って聞かれて。
寝ぼけてて、渡航先を聞かれたのかと思い Yes. って答えたら... サンドイッチの具の事でした。(爆)
ベジタリアン用にチーズサンドイッチもあったみたいです。

開封すると、こうなってました。
スモークチーズとターキーハムが、アップルジャムを塗ったパンに挟まれて。
オレンジジュースをもらったけれど... M&Mチョコレートは食べませんでした。

その後、国内線のファーストクラスみたいにスナックを一杯に詰めたバスケットを持って廻ってきます。
好きなのを好きなだけ掴めますが、チーズクラッカーを一袋。リンゴやバナナもあったよ。

ソーダやジュースばっかり飲んでいるので、塩味スナックには冷たい水で。
ボトルの水を頼むと「冷やした奴でいい? それとも室温のがいい?」って聞かれた。
ポンポンの弱い人や冷え性の女性は常温の水を好むみたいです...。

到着前には、卵料理またはフルーツの2回目機内食。フルーツ&シリアルにしました。
ぱっと見た感じトレーがちいさいけれど... ポラリスビジネスの2食目とほぼ同じというか、そのまんま?

【比較用・参考写真】
2020年2月のSFO→NRT線、UA837便のポラリスビジネスの2食目。(後で使用予定ですw)
シリアルの種類がポップライスではなくレーズン入りの藁になっている以外、同じ。
プレミアムプラスではバターやパンが器に入っていないけど、ビスコッティが添付。

ブルーベリーの粒を数えた貴方... ちっさいです。(爆)

フルーツはこんな。ハニーデューメロンが熟れていてとても美味しかった。ここだけで好印象アップ。
ポラリスビジネスのフルーツと見劣りはしません。(ブルーベリーが3粒少ないけどw)

この時のシリアルは大好きなポップライスで、こっちもポラリスビジネスそのもの。
見た目もそのまんまだけど、この「揚げ玉」みたいな食感が好き(笑)。しかもノンファット。

ぢつわ... このケロッグの Rice Crispies には機内食で出逢ってからハマって、アマゾンからダース単位で定期購入しています。なぜか近所のスーパーには藁みたいな食感のレーズンブランと、虎の絵が描いてある砂糖だらけで甘すぎるコーンフレークは必ず置いてあるのに、この Rice Crispies は無かったりする。
あまりにも天かすみたいな食感がするので、お好み焼きに入れてみて失敗したのは秘密です。(笑)

ギリシャ風ヨーグルトは「ベリー味」だったので、生のブルーベリーはここに投入。
コスパ考えたら、ポラリスビジネスよりずっといいかも... って考えながら美味しくいただきました。

さらに、ビスコッティがおまけに付いてきました。
ポラリスビジネスで出てくるクッキーは1食目で既に配布されています。
賞味期限があと11ヶ月もある...。
ブラックコーヒーよりもカプチーノにあわせたいので、もらっておいて後でいただきました。

プレミアム・プラス初体験後の感想は、かなりの好印象でした。
コペイ払ってポラリスビジネスにしなくても、これで充分満足

お食事終了後、降機態勢に入ってカーテンが開けられます。
ボーイング777名物(ユナイテッド航空名物?)「壁の穴」がちゃんと残っていた...。

さて、フランクフルト空港の到着は... 沖止めだったよ!
Vゲートが表示されたら、沖止め。9分早着したって無駄! タラップ降りてバスに詰め込まれて移動です。

ただし、フランクフルト空港で嬉しいのは... 沖止めになるとゲート移動がとっても簡単。
乗り換えはトルコ航空ですが、Bゲートへの移動用シャトルが使えます。

このシャトルバスでゲート移動すると、セキュリティがありません!
セキュリティチェックがザルだけど、利用者には簡単で嬉しい。
シャトルバスを降りBゲートのコンコースに出て... 出発ゲートは B44。(写真撮った時点ではB43だった)
出発ゲートの隣にルフトハンザ航空のセネターラウンジがあるので、ここで時間を潰します。

2 comments:

  1. obaKoba-sann,

    The seats of United Premium Plus look made of lavish stuff and have incentive characteristics like a rest which is capable of being changed so as to match or fit your leg, a private power outlet and USB battery charger.
    And I can see improved dining and free(?) alcoholic drinks.

    Can you have upgraded dining choices on traditional plates, platters and serving bowls etc. used in serving a meal with a cloth napkin along with premium noise-reducing headphones, a Saks Fifth Avenue blanket and pillow, and a ‘STAR WARS’ amenity kit on selected long-haul international routes including SFO/FRA ?

    Anyway, the United’s new service ; Premium Plus with some little extras can keep you comfortable and refreshed during your flight, can’t it ?

    Yamada denki

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    1. Yamada Denki sensei,

      Again and again… those dairies are the old good days. After the pandemic, the world is completely different until appropriate vaccines are shot to all of crews and passengers then the infection scare had been over.

      Premium Plus is an affordable option if I compare the full price of booking class P (business) and R (premium economy). However, at this moment, air trip is not a fun – foods are worse than international space station and wearing mask during the flight… it’s over 10 hours and it will be a torture.

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