Friday, September 14, 2018

SIN 2018 Jun-Aug (10)

シンガポールいちばんの繁華街といえば、オーチャード・ロードでしょう。

そのオーチャード・ロードに面して建ち並ぶ複合施設のひとつが、パラゴン。
老獪なベスト電気センセイは自分と同じ歳くらいに大昔のJBL!スピーカを連想していましたが、ここはこんなに近代的。

その近代的な建物の5階に、アジアの Top 50 にも選ばれた、目的の最高級中華レストランが入っています。
インペリアル・トレジャー・スーパー・ペキン・ダック... しかし、この名前なんとかならんのか?

8月にオーマイさんと週末ランチをいただきに参上しましたが、7月には一人でやってきて予約確認を入れています。

なので、開店と同時(つか、開店2分前)にすみやかに席へ通されました。
まだ、だーれもいないから堂々と店内を撮影。

テーブルの上はこうなっています。
週末は家族で飲茶する客が多いのか、飲茶メニューが置いてある。

でも、ほとんどの品は7月のうちに予約済みでした。That's Too Much! って言われたほど沢山予約♪ (笑)
すべてを豪華な内容でブログ記事にして、オーマイさんちのブログの劣化コピーを防止するためです。

座ると飲み物を聞かれるので、炭酸水とレモンソーダで始めました。後で中国茶ももらったよ。
最初に届くのは、カラメライズしたウォルナッツ。白胡麻がふってあるあたりが中華風。
これ... 食べ始めると カリカリ... カリカリ... カリカリ... と、まるで栗鼠になったようで危険な物体です。

レモンソーダは、こんな。
南国では冷たくてサッパリした飲み物が有り難いです。

そして、予約してあった北京拷鴨をテーブルサイドでさばいてくれます。
シェフさんに「写真撮らせて」って頼んだら、包丁を停めて見せびらかしてくれました
ミイラや剥製みたいに総合排泄孔から内臓を引き出したみたい。大きく虚ろな穴が、私なんだか怖いわ...。

そして解体作業。まずはテイスティング用の表皮4枚を切り出し。
・・・後でこの記事書いてて「総合排泄孔」「表皮」とか組織名を記述したら、少しキモくなった。
撮ってる時は元プロのフォトグラファー魂に徹してるけれど、やっぱ解剖系は苦手です。

そして、前回同様にお試し4切れが届きます...。
8月中旬で退職なさるというサービスパーソンさんに「片方を黒いソース、もう片方は...」と説明され「グラニュー糖だよね。5月にも食べたよ~♪」と、思わず合いの手を入れてしまう、いらちな私。で、グラニュー糖で食べるのは個人的には苦手かも。

そして残りの皮も「あひるのおまる」型の容器に載って出てきました。(なんか器の形容が下品でごめん)
皮と肉のバランスが変えてある。手前はホワイトミート(むね肉)で、奥がダークミート(もも肉)と思われます。

北京ダックの店に行くと毎度毎度、手伝ってもらわずに自分で巻いて見せて、誉めてもらうんです。(笑)
自分で巻いたら、誉めてくれるんだ! ←まるで汎用ヒト型決戦兵器のパイロット ←中毒

こうしてオーマイさんと二人で「鴨葱に胡瓜のミニブリトー」をひとり十数本も食べ尽くしてしまうのでした。

この後、サービスパーソンさんに「品数をたくさんご注文いただいているので、コース仕立てにしてお出ししますね」と言われました。一品毎に食べきったら次の料理が出てくるというフレンチ式になったので「順序関係なくイッキに出てくる」中華料理の雰囲気は若干なくなりました。ちなみに、この我々の席を担当してくれたお姉さんが「5月にはあのあたりのお席に座っていらっしゃいましたよね?」って、凄い記憶力。あるいは我々があまりにも判別が容易で特徴的な風貌かつ、ふたりで値の張るアイテムを大量にたいらげていくせいかもしれません。

でも次の皿を待ってるのって若干寂しい。イッキに全部来る中華のほうが好きかも。

そんで、次に届いたコースがスープでした。
入店後に、劣化コピー防止のとどめに選んだ最上級のフカヒレスープです。
フカヒレがまるごと入っていて、見るからにヌメヌメでプリプリな『僕はコラーゲンの塊です!』みたいなスープ。

前回同様、客単価が高いのでサービスパーソンさんがベタ付きで給餌してくれました。
よそってくれるスープの状態で、こってり濃厚なフカヒレスープの様子がよくわかる...。

最初の一杯。
たっぷりフカヒレ。う~ん... カリフォルニアで食べられないから素直に嬉しい。

こんだけ上等なフカヒレスープ... 也ガのO川会長のカバン持ちでマンハッタンの高級中華で食べて以来かも。
(天にましますかいちょー! 僕もフカヒレを自分で買えるくらい立派になりました!)

さらにもう一杯、おかわりも。ほんとに美味しい。具材がいいから直球で美味しい。
本気でコラーゲン山盛りっぽくて、翌朝からお肌ツヤツヤ... は、寄る年並みのため無理でした。(苦笑)

このへんで、熱いお茶をいただきます。
ジャスミン茶もあったけど、ポーレイ茶(プーアル茶)にしてみた。

そういえば隣席にいた日本人の親子連れ、お父さんがお茶の種類を聞かれて、Jasmine Tea or Chinese Tea, please. って意味不明の注文を通そうとしていて、近すぎてさすがに声に出せないからオーマイさんと目線で嗤っていました。

さらなる劣化コピー防止策が届きました。注文時にインスタ映えするようなプレゼンで」と注文♪ (爆)
ベビーロブスターのソルティエッグ和え。です。・・・蝦が名古屋城にいるようなパフォーマンス。(笑)

シンガポールでは最近やたら Salty Egg という、卵黄の塩漬けが流行っちゃってるみたい。バスの腹にまでマコーミックかどこかのインスタントのソルティーエッグ調味料の宣伝がバンバン載ってるから、ソルティエッグ味を試した。
確かに卵黄のコクとネットリ感に甘味と塩味が入ったような風味で美味しいんだけど... なんだか少し粉っぽい余韻が最後に舌に残る。ただしこれって「茹で玉子の黄身」が舌に居残るような感じの余韻なので、そんなにネガティブな印象でもありません。これはやや好き嫌いが出る調味かも。

ロブスターの身そのものは上質で、大変に『おいしかったです♪』www
お皿が下がる時、サービスパーソンさんが「シェフに残った身でロブスタースープを仕立ててもらいましょうか?」と聞かれ、正直に驚きました。まだ食べられる部分が残ってるのか!? でも蝦って殻からいい出汁が取れるから、オーマイさんと二人、首を縦に振りました。

次に届いたのは、鶉のまるごと炭焼き。二人なら二羽予約しろって言われていたけど、さすがに注文した分量を鑑みて「一羽を半分」にして免除してくれました。
ここは普通に美味しい。鴨とは違う、鶉の野趣を感じる... っていうか、食いでが無いうえ半分だからすぐ終了。

そして、鴨の残り物は前回が炒飯だったので、今回「かた焼きそば」に仕立ててもらいました。
なんだかチキンラーメンをそのまま唐揚げにしたような細麺... でもパリパリで美味しかったよ。

取り分けてもらったのが、こちら。
鴨肉、こんなに残っていたのか!? と驚くような分量です。前回は炒飯の米粒に鴨の脂が廻っていましたが、かた焼きそばだと「あんかけ」に脂が乗っていて、柔らかな鴨肉とあいまって、とってもまろやかで美味しい。

さらに...「ベビーロブスターの残り物スープ」が届きました。
これも再度こんなに食べられる場所が残ってたんかい!?と素直に驚かされました。

ちょっとクローズアップ。
どうやら蝦の腕の部分とかから丁寧に肉をこそげ取って、豆腐や青梗菜などと一緒に仕立ててくれてあります。

取り分けてもらって、さっそくいただきました。・・・シェフさん、腕がいいです!さすがアジアの Top 50 入賞。
スープはロブスタービスクをアッサリ仕立てた感じ。でも旨味もコクもたっぷり。いけてました。

最後に「シェフにお会いになっていらっしゃいますか?」とキッチンツアーのオファーを受けましたが、ランチ真っ盛りで満席状態。きっとシェフさんは目一杯テンパっているに違いない。と思い、この時は辞退させていただきました。

ここんちはお安くはないざますが、高級中華をお召し上がりになりたいならお勧めざます。

2 comments:

  1. obaKoba-sann,

    I was awfully sorry for having given you unnecessary description last time for Paragon since I forgot then your affinity to T-University in which students are nurtured in gentle though somewhat greatly overindulged surroundings with no anxiety against economic affairs (of course I also admit I was raised in pretty much spoiled environments of GP’s family…lol).
    Hence I know you do comprehend what I was discussing on the very large speaker system which was like totally artistic furniture created by JBL.

    During your T’s student period, you might have had some friends who were audio jerks and you might have been forced to put your heart into it, right ?
    In my college student days, I didn’t meet across the chance to thoroughly enjoy the system, but finally one of my friends took me to a café named ‘Largo’, Okamoto, Higashi-Nada, Kobe, which owned Paragon.
    I still keep in mind the system was specifically going over the fine points of the original music again.

    Even though I couldn’t have bought the system then, I planned to get Paragon when I became a doctor.
    However, JBL launched the newer system ; 4343, which was progressed more technically than Paragon, and finally I purchased the new one.

    Oh, I have to be back to the Super Peking Duck restaurant (lol).
    It seems truly pleasant.
    According to your behaviors that you reconfirmed your reservation and preordered your duck, their duck must be fine, and their services are above suspicion, aren’t they ?

    best denki

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    1. Best Denki sensei,

      Amongst my T-University colleagues, I didn’t have any Jerks but numbers of Nerds. (Please refer to the slang dictionary if you are curious about the difference of these two words.) Because they are typically from wealthy homes, vast majority of male friends had certain quality of audio visual systems, and some of them were sporting incredible items such as the head of record players must be by Shure, unreasonably expensive vacuum tube amplifier by McIntosh (not Apple (lol), etc.
      I only had cheap Sony products – Profeel Pro monitor, ED-Beta, flat-cone speakers, etc. LaserDisc by Pioneer was the only exception because it was helped purchasing out thru my cousin at employee’s discount.
      Some girls also had good AV systems too but not so familiar with the technology. A ‘certain person’ misunderstood “Auto Azimuth” function in the cassette-deck why the Fish Finder, specifically searching horse mackerels and trout, is equipped in the cassette recorder/player? (not a joke… seriously heard of.)
      Anyhow, certain qualities of audio visual equipments are “must have” items to be in the friends’ circle… I think these behaviors automatically filter the close friends, fortunately or unfortunately.

      I’m afraid to say, if the medical school students are doing exactly the same hobbies and spending the same amount of time and money for those hobbies, they won’t pass the national exam to be a doctor, I think. And even if they pass the test, I don’t want to be taken care by such physicians and surgeons…

      Back to the Peking duck; this is one of the best of Chinese cuisine restaurants in the world but you have to pay a reasonable amount of price due to the quality. For example, we have paid about S$700 overall for this day, without dessert.

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