Wednesday, July 21, 2021

Self COVID Test

 無事に1回目のアテネ旅行から帰ってきました。

それなりに思い出深い旅行でしたし、ホテルの近所にある雑貨店の店主さんと友情も築けました。
旅行記はいずれ始めるとして、今とても重要なネタ(特に合衆国居住者向け)から。

現在、アメリカ合衆国への再入国には CDC から新型コロナのテスト陰性結果を求められます。
これが COVID 陰性の証明書ですが… これ、自分で検査してQRコードを得ました。

まずは経緯から。

ユナイテッド航空のスマホアプリ、United App は大幅に変更されています。
以前は旅程表だけ確認できた項目は My United となり、上図のような見た目になりました。

ここで[Travel-Ready Center]を選択し、直近の旅程を選ぶと…
復路の米国入国時に必要な項目に「COVID-19 のテスト結果を送る」というのがあります。

米国へ入国する際必要になる新型コロナの検査は、

 1.72 時間以内のPCR検査
 2.48 時間以内の抗原検査

以上のいずれかですが、さすがおおらかな合衆国、実際はどっちでも72時間前ならオッケー。w
PCR検査は復路のチェックイン前にもよりの医療機関で検査を受ける必要があります。
でも、抗原検査なら第三者による監視下での「ホームテスト」も認められています

ユナイテッド航空が機内でも宣伝しているのが、eMed によるオンラインのホームテスト。
https://united.emed.com/ のページはこうなっていて、テストキットの購入またはテストの開始を選択できます。

【注意】eMed によるオンライン検査では、スマホの他にカメラとマイクの付いた、インターネットに接続可能な PC あるいはタブレット端末が必要になります。上りがビデオ通話になるので、それなりの通信速度も必要です。

そこでまずは渡航前に、eMed からアボット社の抗原検査キットを購入します。
アボットの BinaxNOW™ 6パックで150ドルという、ドラッグストアで購入できる同一製品の2倍以上の値段で購入しなくてはいけませんが、テストの指導、監視、結果読み取りと陰性証明書の発行をしてくれるので妥当だといえます。

スマホのほうにはアボット社の NAVICA というアプリをインストールしておきます。
このアプリで検査結果の受信とQRコードの表示ができるようになります。

NAVICA のほうでユーザー登録をして、キットを2パック(ひとつはバックアップ)かかえて渡航します。

そして現地で楽しく過ごし、アメリカに入国する72時間以内になったら検査開始です。
検査キットのパッケージは、オンラインで出てきた監督官の指示があるまで開封してはいけません。

僕の場合は iPad で eMed へ接続して、ログインして「テスト開始」を選択後、質問事項に回答して…

 ここからビデオ通話と、iPad 画面に出てくる指示に従っているので写真記録している余裕はありません。

監督のお姉さん(外れるとお兄さん)の指示通りに、パスポートで本人確認したりキットの QR コードを見せたりした後は、パッケージを開けて検査準備、添付の綿棒で鼻ホジホジ等をやってみせます。

無事に検体の読み取り開始になると「15分待ってくださいね~♪」と言われて最初の通話は終了。
15分待つのって、かなりヒマ。待ち時間中は立席してもいいけど15分後に必ず戻ってこいと言われました。

画面上のタイマーが15分経ったら、こちらのほうから「準備完了」の通話要求を出します。
そして、結果読み取り担当のお姉さん(外れるとお兄さん)に検査結果を見せます。

お姉さんは結果を撮影して、陰性であったことを説明してくれ、アプリとメールに陰性証明を発行してくれます。
アプリのほうには、このグリーンの背景な新型コロナ陰性の QR コードが。

メールにはPDF形式で証明書が送られてきます。
この証明書をユナイテッド航空の Travel-Ready Center へ送信すると、出発 24 時間前にチェックイン可能になります。

全般的にはそれなりの通信品位を持った端末が2台必要だったり、ビデオ通話やファイル送信など若干煩雑なシステムなので、IT方面に疎いおじいさんやおばあさんはお手上げになると思われます。

そのためか、アップグレード待ちリストを見ていると、空港カウンターが開く前にチェックインしたと思しき搭乗者は、ほんの数名でした。B787-8 にしつらえたビジネス&プレミアムエコノミー全 49 席で数名しかチェックインできていないのは珍しいので、やはりこの検査キットが認知されていないのと、若干ハードルが高いのでしょう。

ともあれ、週末にアテネの医療機関まで出向いて百数十ユーロ払って検査を受けなくて済むのは朗報です。

No comments:

Post a Comment