Saturday, October 5, 2019

Tsuke-men

つけ麺を食べ比べてみたので、その報告です。主観と個人的な好き嫌いがあるから、あくまで私見です。

先月末、帰国する時に成田空港に出店している松戸の有名店『富田』に入場しました。
ここんちはつけ麺で有名だということで、帰国後に大勝軒サンマテオ店と比べてみるつもりでした。

ライチタイム遅めの午後1時すぎ。成田第壱ターミナル中央ビルの店で十数名の入店行列ができていました。
成田空港に入っているレストランで、こんなあからさまに入店待ちの行列が出来ているのは初めて見ました。
蝋細工のメニューがこちら。こういうリアルなレプリカってガイジン受けするんだよね。
でも並んでいたのはリーマンと修学旅行の高校生ばっかり。多少のアジア人もいました。

行列の先頭になって、レジでおひとりさまである事を告げ、注文とお支払いを。
ひとりだと、店舗中央部の向かい合わせカウンターに座ることになります。

ほどなく出てきた『特製濃厚つけ麺』が、こちら。
葱、支那竹と海苔はつけダレの中に沈んでいます。味付け卵と叉焼3種は麺の上に。
なぜかタレの器には呉須でマクドナルドみたいな模様がビッシリと...(笑)

叉焼は豚の部位・調理方法・味付けに変化がつけてありました。
麺が太い... ほぼ「うどん」です。全粒粉を使うのか、色黒の麺です。

翌日にサンマテオ大勝軒のつけ麺を食べて判りますが、つけ麺ってこういうものみたいです。
普段はラーメンしか食べないのでよく知りませんでしたが... 僕、つけ麺は嫌いだと感じました。

嫌い、とか最初に感想を書いちゃったけど、その主因となったのが、このタレ...。
うどんのように太い麺をドブ漬けして口に運ぶと、最初のアタックが「煮干し粉?」という風味です。
決して不味くないと思います。ただ、魚介系で余韻が煮干しっぽくて粉っぽいのがが苦手です。
さらに、とんこつベースも入っているのか... けっこう脂っこいというか、とんこつのコクが入ってる。

あと、温度。 ・・・なまあたたかい。

このへんの温度って食品として微生物が繁殖しまくるあたりなので、個人的にかなりキモい。
昔、iSOさんに御案内いただいた「手渡しの鮨」みたい。(味はすごく良かったです。すいません >iSOさん)

食べ終えると出てくる、絵...。
 たぶん「濃厚タイプのつけ麺」としてはこれが最高に美味しいんだと思います。
確かにコクが凄くあってバランスも良く、好きな人は取り憑かれると思いました。

成田空港で出国前に立ち寄るなら、ここです。でも次回は「特製らーめん」にします。

そしてサンフランシスコに着いて、その足で... ではなく、寝て。 翌日の昼に大勝軒へ。
(ここから先は帰宅したら届いていた iPhone 11Pro で撮影)
お待ちかね、大勝軒はランチタイムにも営業開始しました。

お向かいの Chase 銀行に寄ってから行ったら、開店5分前くらいに20人くらい並んでいました。
店内は50人くらい収容できるので、開店後まもなくカウンターに陣取れました。

並んでいたら隣のネイルサロンから出てきた日系の婆さんに「ここ、そんなに美味しいの?」って聞かれた。
美味しいけど、かなり脂っこいから婆はやめたがええ。と諭しておきました。
 ・・・爪のお手入れもやめたがええ。とまでは言いませんでしたよ。念のため。

行列が激しいようで、Waitlisting 用の電子端末が入口に設置されていました。使っていないけど、多分あれで自己申告するんだと思う。こういうのが自動化されるのって、お客さんを機械任せにしていてなんだかイヤな感じ。

午前11時40分ごろの店内。カウンターから入口を見たの図。
iPhone 11Pro の13mm超広角を使ってみた。凄い、ゴーストやハロが出ない。あんなちっちゃなレンズで単焦点だし、多分ソフトのほうで相当手を入れていますが、予想以上の写りには驚きました。iPhone X から交換して良かった。

さて、大勝軒さんでも、特製つけ麺を。つけ麺は大勝軒のほうが元祖だと思いますが...
もしかしてTRY大賞を受賞している「富田」も参考にした?というくらい似ていたので、ちょっち驚きました。

違いは... 海苔が麺のほうの器に入っていること。
大勝軒サンマテオ店も、日本蕎麦みたいな色で太い。ただ、富田ほどには太くない。
味付けの半熟煮玉子と3種類の叉焼まで富田と同じ。

【記事公開後追記ここから】
 似ていて当然というか、しょうがないというか...。
 富田さんは大勝軒の山岸さんに師事していました。
【記事公開後追記ここまで】

温度は... なまあたたかい。

カウンター席だったので、作っているところを見物できました。
茹だった麺をザルに受け、冷水で洗ってヌメリを取っているようです。
ざるそばというか... ほぼ「そうめん」みたいな扱いをしていました。

濃厚なつけダレも、富田と同じ系統で魚介系とんこつでした。内部に支那竹が潜んでいます。
食べてみて最初に確認できたのは「ぁぁ... やっぱ、をれって『つけ麺』って好きくないわ。」という自分自身の好み。
麺が妙に太いし、タレの煮干し粉っぽい風味が最初から最後まで舌に残るし、とんこつが脂っこいし...。
還暦を過ぎたじいさん&旅行帰りで時差ボケが出ている状態だったのを差し引いても、僕にはアンバランス。

間違えないでほしいですが、一般的には多分かなり美味しいんです。

美味しいけど、麺が太くて脂っこくて煮干しっぽいのが、僕には向いていませんでした。でも嬉しそうに行列するアジア系の若いお客さんにとってはストライクゾーンど真ん中なんでしょう。

大勝軒さんがいてくれるのは嬉しいから、またラーメンを食べに行こうと思います。

つけ麺を食べ比べた翌日のランチは... 遊楽さんへ。
最初ラーメンを食べるつもりが... ここんちの花椒がよく利いた麻婆豆腐が美味しくて、それに。あと、レバニラも。

名店のつけ麺2回食べてから遊楽さんで食べて「やっぱり遊楽の中華が好き」と再確認できました。
日本でもなかなか出逢えない日本風中華、しかもクオリティが高い店が徒歩圏内にあるのは幸せです。

4 comments:

  1. つけ麺に関しては同感です。大勝軒はラーメンも美味しいらしいので是非

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    1. m e m oさん、

      やっぱり、つけ麺って好き嫌いが別れる物体だったんですね。

      ラーメンは既に7月末に試しています。
      https://www.obakoba.com/2019/07/taishoken-ramen.html
      鶏ガラとんこつ系のスープでしたが、僕には少し脂っこく感じました。
      美味しいけれどアジア系の若い人向けに合わせ混んでいると思います。

      今日(10月6日)のランチタイムには開店前に44名並んでいました。
      並んでいる人数だけ数えてから、速攻で遊楽へ向かいました~。(笑)

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  2. obaKoba-sann,

    I know your home community is Kazusa, not Shimousa, and Shimousa is a distant area from yours.
    Besides, you told me you haven’t visited the Matsudo in your life before in spite of your having several friends in there.
    As a result, Okayama might be well-known for you in comparison with Matsudo, right ? (lol)

    There should be a few written communications from Tomita-sann who established the restaurant, hear and there around the place.
    Although, such info designated to mislead or persuade may completely be silly talk and/or nonsense for you.
    Aforementioned circumstances come to pass on some famous diners.
    Once the location evolves into notable to the public and well-known, then the owner mistakes himself to be a worshipped mentor or supernatural in cooking.
    I also regard the status as being absolutely foolish.
    Actually, you told me very much alike situation occurred to French Laundry which used to be one of the world’s top restaurants and now collapsed.

    Principally, the Tomita’s Ramen tastes excellent, doesn’t it ?

    Yamada denki

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    1. Yamada Denki sensei,

      Honestly, I don’t feel my home country is Kazusa, the Mid-South of Boso peninsular because my father was a Tokyoite and prohibited me to use local accents. Also, I spent 1/3 of my life there, 1/3 in downtown Toyo, and then the rest of 1/3 I’m being San Matean. Under such situations plus traveling around the world, I feel I am a global citizen, basically.

      Matsudo is quite easy to access there by Shin-Keisei line from Tsudanuma but I never make it so far. As you pointed out, I have/had several friends in Matusdo but I don’t have a chance to stop by… the closest attendance was visiting Kashiwa Sogo to have Tonkotsu ramen by Keika. Well, Keika has been acquired by Ajisen and Kashiwa Sogo closed… those are the history already.

      By continuously having Tsuke-men at Tomita and TaishokenSan Mateo, What I found definitely is; I don’t like Tsuke-men. Those udon-like thick noodles, as well as powdery finishing dipping sause, etc… are not for me, sorry. Instead, both of their ramen was good, especially at Tomita. I’ll be more than happy queuing for a bowl of ramen in Narita Terminal 1.

      And… those experiences are related to my soul foods, therefore the negative things are not as strong as French Laundry. I hope we can say sayonara to Chef Keller very soon. :P

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