Tuesday, October 22, 2019

Japan Trip Sep.2019 (6) - Ludique

帰国前夜、iSOさんとディナーを御一緒できました。
御案内いただいたのは、浅草寺裏のグルメな店があちこちに散らばっているディープな一角。
Ludique という名前の、英語にしたら Playful と訳される名前のビストロです。

カウンターに数名、テーブルは我々とその隣だけ、というこぢんまりした店内。
開店時間早々にお邪魔しました...。iSOさんって、こういうお店をいくつご存じなのか、懐が深すぎます。

この日のメヌは、こんなでした。
メインは「本日の特選」で、はとぽっぽになりました...。(少しドキドキ)

※ 以下、かなり酔っ払っているので記憶が不正確です。流し読んでください。

最初のアミューズブッシュは、こちら。
トリュフのフラン コンソメ 鴨
フランって日本語的には「プリン」ですが、なんとなくジュレって呼んだほうが近いような...。
トリュフの香りが強いけど他の食材と喧嘩しないように繊細。鴨の風味もコンソメも含めて、幸せ。

栓を抜いたばかりのシャンパーニュが、相性が良すぎて進みます。

トリュフの次はフォアグラ。
フォアグラ最中(もなか。さいちゅう、ではない)
もなかが浅草っぽい。てっぺんに載ったジャムがなんだったか忘れたけど、フォアグラと相性いいです。

アミューズから、言葉通りに楽しませていただいて... ぉぉ、名店(サンパウとか)がやたら採用する器だ。
前菜 梨のガスパッチョ 野菜のサルピコン
冷たいスープ、ガスパッチョですが... 確かに梨の風味があります。斬新ですがとても美味。

もうひとつの前菜も。
秋刀魚のマリネ イカ墨タブレ  です。
メヌのリストではイワシとなっていますが、これは確か我々だけ特別に秋刀魚。

半生の秋刀魚と苦味のあるルッコラの組み合わせに、イカ墨のクリーミィな風味が素晴らしい。

今度は赤いお皿で... 温かい前菜です。
オマール海老 バターナッツ
オマールは風味豊かなのにしっかりした出汁がいちばんよく出る「蝦」だと思います。
そこに秋らしくてクリームみたいなバターナッツ南瓜をあわせています。

二人していい調子で飲み干した泡は、これ。
Maurice Vesselle Cuvée Réservée Grand Cru Brut, NV
バランスのいい、クセの少ない繊細な泡です。酵母臭も弱めで、余韻も綺麗。スイスイ飲めて危険です...。

そしてお食事は、おさかなに。
穴子のフリット 焼き茄子
ホクホクした身の穴子と、とてもジューシィな茄子。牛蒡(だったか?)も添えられています。

そして、主菜が鳥類なので、赤はピノ・ノワールにしました。
Coteaux de Coiffy Pinot Noir 2017, Vin de Pays
後でざっくり調べたら、Vin de Pays というのはテーブルワインとAOCの中間くらいらしいです。
こちらも中庸でクセの無い、冷涼な気候で穫れたピノ葡萄から作られた典型的なピノ・ノワールでした。

そして、主菜は山鳩さん。
ヤマバト ポテトピューレ
メヌに載ってないので適当に名前付けてますが...。
低温調理で半生ギリギリのハトポッポは、ナイフがスイスイ入って、口の中でとろけるやわらかさ。
ソースがおいしい... 色々とおしゃべりしつつ、お食事にも感動していました。

こちらもメヌには載っていない特別の皿。
魚介のカレー
簡単に書いちゃうとアレですが... カレーソース部分がもの凄い。
魚介の出汁が「風味ってここまで濃くできるのか!?」というほど、風味がギッシリなカレーソース。
ほんの一口だけしかいただけませんが、これを一杯食べたらイヤになっちゃうほど濃厚です。

そして、デセールに... まずはお口直し。
シャインマスカット ローズマリー パイナップル
我が家に生い茂っているのでローズマリーはよく判っていますが、使い方が絶妙。
マスカットやパイナップルと一緒で、次の甘い物をいただく準備が整いました。

そして濃ゆいほうのデセールに。
イチジク マスカルポーネ エスプレッソアイス
無花果大好き! しかもフレンチ黒フィグ!! 
甘さも上品にまとめてあって、素晴らしいです。
マスカルポーネとエスプレッソだから「分解したティラミス」状態ですよね。

デセールがエスプレッソ風味なので、ダブルエスプレッソを所望。
濃くて舌が引き締まるコーヒーでお食事終了です。

その後、まだ少し時間があるから、浅草のバーへ...。

iSOさんが良いバーを探してくださっている最中に...
「あ!ステンドグラスが使ってある。...あ、なかな出来がイイ!」
「obaKobaさん、ここが今探しているバーみたいです。」
入店して、カクテルとかをすすりながらさらに会話が弾みました。
驚くほどのスコッチやバーボン、そして今大人気で品薄の日本のウヰスキーをライブラリにしている店でした。

退出するとき、お見送りしてくれるミクソロジストさんにステンドグラスの出来が素晴らしいと説明。
そのステンドグラスは関西にいらっしゃるオーナーさんが趣味で作ったそうです。凄い腕前です。

ちょうどレトルトカレー専門店「カレーランド」の近所にいたので、自販機でカレーを購入。
iSOさんちの奥様や御嬢様が喜びそうな、ピンクのカレーと紫のカレーを買い求めました。
(鳥取ピンクカレーと、北海道ハスカップカレー。フルーティだけどちゃんと辛い。僕は紫が好き)
後日、御嬢様達にありえない色のカレーがうけた、と伺いました。

iSOさま、いろいろありがとうございました。来月も是非また一献。


2 comments:

  1. obaKoba-sann,

    Because my eating out in Tokyo is commonly made up of being a guest of some limited locations, I tend to feel I am in completely dissimilar Tokyo when I visit Asakusa.

    Asakusa still keeps an appealing ‘Shitamachi’ feeling or mood and the French restaurant seems to be situated just away from the busy districts, doesn’t it ?

    In the tiny restaurant, we can perceive chef making dishes ready and chat with him, right ?

    ‘Ludique’ should be a French concept signifying ‘fun-loving’ in English.
    As a consequence of all your photos and texts in the article, we can see some of the chef’s fun-loving character in his dishes, esp. in the round wafer filled with foie gras.

    Real Tokyoite like iSO-sann might be so lucky that he no longer has to take the train to visit a French restaurant far from his base camp, Asakusa.

    Yamada denki

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    1. Dear Yamada Denki sensei,

      Asakusa became a kind of Disney Land… too many tourists are everywhere, even in the locals’ holes of walls. This is too much for us foodies seeking a table at the hidden bistrot in impressive quality. However, these days, vast majority of tourists refers TripAdvisor, Yelp! Or Gurunavi to receive the most recent information of popular meals and experiences in entire Asakusa area, whether in the main abbey road to the hidden small bistrot where is located way behind the temple. It’s a difficult era.

      The restaurants iSO-san takes me are always trustworthy for foods, decorations and the service. Even most of the cases, the executive-chef san and/or owner chef-san are iSO-san’s friends. I am so lucky I have a perfect person who knows everywhere hiding its superb quality from those Town Guides referrers.

      Well, most of the cases, iSO-san takes me to a bistrot behind the Sensoji Hospital. On the streets, there are lots of authentic Japanese specialty restaurants i.e. Suppon, Unagi, Yakitori, Sushi, and Fugu the bubble-fish to die for.The impressive quality French bistros are also hiding amongst those Japanese restaurants and very hard to find, as well as secure your table.

      I were the Tokyoite for 20 years but my local database is mostly South West end of Tokyo, almost idiotic for Eastern Tokyo. Therefore, iSO-san’s selection is the most trustworthy and trendy foody information for me.

      But last week iSO-san took me to Ginza. Just center of Ginza where is surrounded with the luxurious brands i.e. LVMH, Kering, Lichemont or Hermès. I’ll be retouching the pictures and report the dinner at Argile, so please stay tuned.

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