Tuesday, June 7, 2022

LX39 SFO→ZRH (2)

スイス・インターナショナルのビジネスクラスでチューリヒへ飛んでいる記事の続き。
ちょっと時間を巻き戻して、お食事のリストと注文票からご紹介します。

メニューはこういう紙が配られました。
中は3カ国語。英語・ドイツ語・フランス語の順になっています。

スイスの公用語でも話者の数が少ないイタリア語とロマンシュ語はガン無視です。
この説明書きの左下、スイスドイツ語の En Guete! = いただきます!という表現が、スイスの先生とお食事する時に「いつもの合い言葉」になっていたので、とても懐かしく感じました。

コースの内容は英語の部分だけご紹介します。
ファーストコースは2択、
 ・2種類のハムと日干しトマト
 ・スモークサーモン

メインは3択、
 ・ビーフのフィレ、マスタードソース
 ・しゃけのフライパン焼き、ポン酢ソース
 ・日干しトマトとリコッタのラビオリ

なんか食材がかぶりまくっています。最初に日干しトマト添えのハムを頼んでラビオリを頼んだり、スモークサーモンの後にしゃけポン酢焼きを頼んだら露骨にかぶる。あえてそうしたのか、配慮が至らないのかは不明。

いちばん妥当な2品をお願いしました。

それと、最初の機内食メニュー配布時に2食目の注文シートを配ってくれます。
これはトルコ航空でも同じ方式を採用しています。

用意できるお食事のパーツを列挙してあるので、そこから欲しい物にチェックを入れます。
これだけお願いしましたが… クロワッサンもペストリーもロールパンも欲しいってマークしたらどうなるんでしょ?
・・・全部来るかも。w

記入した注文票はCAさんが引き取り易いように、通路側の棚に立てかけておきました。
ビバレッジサービスの時に「これ、持って行っていい?」って聞かれ、無事ピックアップされました。

そのビバレッジサービスですが、コーク・ゼロシュガーをもらいました。
ルフト系の航空会社ではコーラを 1.5L の大瓶から注いでいるので、缶まるごとください。はできません。でも非常に頻繁に注ぎ足してくれるから満足さん。さすがスイスのビジネスクラス。

機材 77W には機内 Wi-Fi もありました。
とりあえず繋いでみて、どのくらいふんだくられるか確認しておきます。

値段表が出ました。
高い! スイスは何でも高いけど、Wi-Fi の利用料まで高い!!

ユナイテッド航空の、丸一日で25ドルという価格設定が激安に感じられます。

最後の方を見たら、Boingo.com 会員のログインがありました。
アメリカンエキスプレスで Boingo サービスのアカウントを持っているから、それをトライ。

でも、アメックスの Boingo アカウントは、はじかれました。
ちゃんと年会費払ってる本会員だけしか受け付けないんだと思われます。残念。

Wi-Fi をいぢって遊んでいるうちに、機内食がいっぺんに届きました。
「パンデミック中なので、チーズコースまで一度にお持ちしています」って言われました。

イッキ出しなら待たされずに食べ進められるから、全く問題ありません。

では、各品目をチェックしてみましょう。
パンはふたつ。
隣席の毛深い腕のおじさんはパンのおかわりをしていたので、同じパンで良ければもっともらえそうです。

お味のほうは… 普通。SFOで仕込んでますから。サワードーでない事だけが嬉しかった。

ファーストコースは、スモークサーモンにしました。
Smoked Salmon with Fennel Salad スモークサーモンとフェンネルサラダ
スモークサーモンは普通に養殖シャケの味わい。フェンネルのサラダは香りがおだやかで僕でもいただけました。

メインコースは、ビーフをお願いしました。
Oven-roasted Beef Fillet with Mustard sauce, Parmesan potatoes, Green beans and Baby carrots
牛フィレ天火焼きマスタードソース、パルメザンポテト、インゲンとチビ人参

牛のフィレ肉は、米国産フィレなので脂肪がささらない赤身、火通しはミディアム以上。
でも、固くなっているほどではないから美味しくいただけました。

マスタードソースだけだとアッサリしすぎていて、僕には物足りません。
パン用のバターを足して脂肪分を与えたら、さらに美味しくなりました♪

ポテトはこんなです。
パルメザンの香りはかすか。知らずに食べたら普通にベイクドポテトです。
野菜類は、機内食でこの風味ならまともなほうじゃないの?という出来映え。

総じて、主菜はユナイテッド航空よりもずっと美味しいです。
同じ SFO 発で、なんでUA便になるとあんなに美味しくなくなるかのほうが不思議。

チーズコースは、こんなでした。
白カビチーズとセミハードのチーズ、2種類にテーブルグレープ添え。

やはりスイス・インターナショナルのビジネスクラスだけあって、チーズは品質の良い物が出てきました。ユナイテッド航空のチーズコースと比べ、量は少なくなってもこの品位なら機内で露骨に文句言う客はいません。

デザートです。デキャフのエスプレッソと一緒に。
Dessert: Red Berry Cheescake …とメニューに書いてありますが、これいくらなんでも違うよね?

ラズベリーが一粒添えてあるけれど、本体の果実はイエローピーチだと思う。
ただ、下に敷いてあるクリームがチーズケーキベースかどうかは、判定不能。
これをいただいている時点で、いつものように睡眠導入剤が効いてきてヘロヘロでしたから。

でも、このケーキは美味しかった!と思ったのは覚えています。
あと、スイス航空のコーヒーは全部ネスプレッソで淹れてます。そんなに悪くない。

お食事が終わるとアイオワ州のあたり。
このへんで就寝しました。

途中、御不浄へでかけた時にギャレーで見つけた、おやつ。
ポテチ、ポップコーン、チョコレートなどが強奪可能。

でも水だけもらって、また寝て。
目が覚めたら… アイルランドに近づいていました。

到着まであと2時間を切ったあたりですが、室内灯は点けません。
目を覚ました PAX から先にお食事を配布してくれます。
届いたのは… なんか思ってたのと少し違う。

各品は確かに注文票に書いてあったとおりなんですが… 以前トルコ航空で同じように注文をかけた時の状況を想定していたら、スイス航空のほうが分量が少ない。これだったらクロワッサン等も頼んで大丈夫だったかも。

イギリス風のプチ朝食、と書いてあったアイテムが、これです。
温かな卵料理をベースにしたお皿とは… こんだけかい?

でも、ソーセージや肉団子はまあまあいけてます。チェリートマトは嫌い。

玉子はオムレツ風の仕立てで、中にマッシュルームが仕込んでありました。
こんなです。火が通り過ぎていて残念ですが、機内食で半熟卵は期待できませんからこんなもんでしょう。

フルーツサラダ
ここはユナイテッド航空と変わらず。いろいろあってこの分量なら妥当?

ダニッシュペストリーとは… デンマークの人が見たらテーブルひっくり返すでしょう。
ブルーベリーのペストリーです。ちょっと焼き直せば美味しいんだろうけど、冷たいまま。
お味のほうは基本的に悪くないですが、何か物足りませんでした。

注文票にある「フルーツヨーグルト」の正体は… 業務用チョバーニかよ!?
ホントはトルコなギリシャ風ヨーグルトのイチゴ味でした。悪くはないですが…。

お飲み物は、カプチーノオレンジジュース
たとえネスプレッソでもカプチーノがもらえるのは嬉しい。

気象の影響なのか多少のグネグネ感があるものの、順調にチューリヒまで飛んできました。
いま、日本からの欧州行きはシベリア上空が飛べなくて大変だよね…。

アメリカから欧州なら、今のところソ連の戦争は無問題なので、いつも通りに飛べます。

着陸態勢になってみんながシェードを開けたら、マッターホルンがよく見えました。(画像は加工したけど…笑)
その後順調に高度を下げて、チューリヒ・クロテン空港へ到着。

目の前のスクリーンはサヨナラの挨拶に。
でもチューリヒで、Auf Wiedershehen って挨拶をされた事がありません。チャオ!しか使ってないよ。

CAのみなさんへ御礼を申し上げつつ降機して、地下へ…。(有難うも「メルシー」が主流だよ)
地下の交通システムでメインゲートへ移動して入国審査を受けます。

公序良俗に反すると指摘されたのか、もうお出迎えの淫乱なハイヂは、いませんでした。 旗振りおじさんもいません! でも車内にヨーデルやカウベルが響き渡ったり、モーモーが鳴く声は変わっていませんでした。
移動交通の内部。みんな、驚くほどマスクしていません。

この後、スイスではマスクしている人が圧倒的な少数派で、これじゃぁ… という気分に。

無事に入国審査を終えて、第弐到着ホールへ出てきました。
ここで合流予定のアテネの先生の便を確認したら… アテネからの便は1時間遅れ!?
先にスイス国鉄の駅まで行って、72 時間の Zurich Card を2枚買ってきておきました。

その後、アテネの先生と無事合流。一緒に国鉄に乗ってホテルへ向かいました…。

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