スイス・インターナショナルのビジネスクラスでチューリヒへ飛んでいる記事の続き。
ちょっと時間を巻き戻して、お食事のリストと注文票からご紹介します。
中は3カ国語。英語・ドイツ語・フランス語の順になっています。
この説明書きの左下、スイスドイツ語の En Guete! = いただきます!という表現が、スイスの先生とお食事する時に「いつもの合い言葉」になっていたので、とても懐かしく感じました。
ファーストコースは2択、
・2種類のハムと日干しトマト
・スモークサーモン
メインは3択、
・ビーフのフィレ、マスタードソース
・しゃけのフライパン焼き、ポン酢ソース
・日干しトマトとリコッタのラビオリ
なんか食材がかぶりまくっています。最初に日干しトマト添えのハムを頼んでラビオリを頼んだり、スモークサーモンの後にしゃけポン酢焼きを頼んだら露骨にかぶる。あえてそうしたのか、配慮が至らないのかは不明。
いちばん妥当な2品をお願いしました。
これはトルコ航空でも同じ方式を採用しています。
これだけお願いしましたが… クロワッサンもペストリーもロールパンも欲しいってマークしたらどうなるんでしょ?
・・・全部来るかも。w
ビバレッジサービスの時に「これ、持って行っていい?」って聞かれ、無事ピックアップされました。
ルフト系の航空会社ではコーラを 1.5L の大瓶から注いでいるので、缶まるごとください。はできません。でも非常に頻繁に注ぎ足してくれるから満足さん。さすがスイスのビジネスクラス。
とりあえず繋いでみて、どのくらいふんだくられるか確認しておきます。
高い! スイスは何でも高いけど、Wi-Fi の利用料まで高い!!
ユナイテッド航空の、丸一日で25ドルという価格設定が激安に感じられます。
アメリカンエキスプレスで Boingo サービスのアカウントを持っているから、それをトライ。
ちゃんと年会費払ってる本会員だけしか受け付けないんだと思われます。残念。
「パンデミック中なので、チーズコースまで一度にお持ちしています」って言われました。
イッキ出しなら待たされずに食べ進められるから、全く問題ありません。
パンはふたつ。
隣席の毛深い腕のおじさんはパンのおかわりをしていたので、同じパンで良ければもっともらえそうです。
お味のほうは… 普通。SFOで仕込んでますから。サワードーでない事だけが嬉しかった。
Smoked Salmon with Fennel Salad スモークサーモンとフェンネルサラダ
スモークサーモンは普通に養殖シャケの味わい。フェンネルのサラダは香りがおだやかで僕でもいただけました。
メインコースは、ビーフをお願いしました。
Oven-roasted Beef Fillet with Mustard sauce, Parmesan potatoes, Green beans and Baby carrots
牛フィレ天火焼きマスタードソース、パルメザンポテト、インゲンとチビ人参
でも、固くなっているほどではないから美味しくいただけました。
パン用のバターを足して脂肪分を与えたら、さらに美味しくなりました♪
パルメザンの香りはかすか。知らずに食べたら普通にベイクドポテトです。
野菜類は、機内食でこの風味ならまともなほうじゃないの?という出来映え。
総じて、主菜はユナイテッド航空よりもずっと美味しいです。
同じ SFO 発で、なんでUA便になるとあんなに美味しくなくなるかのほうが不思議。
白カビチーズとセミハードのチーズ、2種類にテーブルグレープ添え。
やはりスイス・インターナショナルのビジネスクラスだけあって、チーズは品質の良い物が出てきました。ユナイテッド航空のチーズコースと比べ、量は少なくなってもこの品位なら機内で露骨に文句言う客はいません。
Dessert: Red Berry Cheescake …とメニューに書いてありますが、これいくらなんでも違うよね?
ラズベリーが一粒添えてあるけれど、本体の果実はイエローピーチだと思う。
ただ、下に敷いてあるクリームがチーズケーキベースかどうかは、判定不能。
これをいただいている時点で、いつものように睡眠導入剤が効いてきてヘロヘロでしたから。
でも、このケーキは美味しかった!と思ったのは覚えています。
あと、スイス航空のコーヒーは全部ネスプレッソで淹れてます。そんなに悪くない。
このへんで就寝しました。
ポテチ、ポップコーン、チョコレートなどが強奪可能。
目が覚めたら… アイルランドに近づいていました。
目を覚ました PAX から先にお食事を配布してくれます。
イギリス風のプチ朝食、と書いてあったアイテムが、これです。
玉子はオムレツ風の仕立てで、中にマッシュルームが仕込んでありました。
フルーツサラダ。
ダニッシュペストリーとは… デンマークの人が見たらテーブルひっくり返すでしょう。
注文票にある「フルーツヨーグルト」の正体は… 業務用チョバーニかよ!?
お飲み物は、カプチーノとオレンジジュース。
気象の影響なのか多少のグネグネ感があるものの、順調にチューリヒまで飛んできました。
着陸態勢になってみんながシェードを開けたら、マッターホルンがよく見えました。(画像は加工したけど…笑)
目の前のスクリーンはサヨナラの挨拶に。
CAのみなさんへ御礼を申し上げつつ降機して、地下へ…。(有難うも「メルシー」が主流だよ)
公序良俗に反すると指摘されたのか、もうお出迎えの淫乱なハイヂは、いませんでした。 旗振りおじさんもいません! でも車内にヨーデルやカウベルが響き渡ったり、モーモーが鳴く声は変わっていませんでした。
届いたのは… なんか思ってたのと少し違う。
各品は確かに注文票に書いてあったとおりなんですが… 以前トルコ航空で同じように注文をかけた時の状況を想定していたら、スイス航空のほうが分量が少ない。これだったらクロワッサン等も頼んで大丈夫だったかも。
温かな卵料理をベースにしたお皿とは… こんだけかい?
でも、ソーセージや肉団子はまあまあいけてます。チェリートマトは嫌い。
こんなです。火が通り過ぎていて残念ですが、機内食で半熟卵は期待できませんからこんなもんでしょう。
ここはユナイテッド航空と変わらず。いろいろあってこの分量なら妥当?
ブルーベリーのペストリーです。ちょっと焼き直せば美味しいんだろうけど、冷たいまま。
お味のほうは基本的に悪くないですが、何か物足りませんでした。
ホントはトルコなギリシャ風ヨーグルトのイチゴ味でした。悪くはないですが…。
たとえネスプレッソでもカプチーノがもらえるのは嬉しい。
いま、日本からの欧州行きはシベリア上空が飛べなくて大変だよね…。
アメリカから欧州なら、今のところソ連の戦争は無問題なので、いつも通りに飛べます。
その後順調に高度を下げて、チューリヒ・クロテン空港へ到着。
でもチューリヒで、Auf Wiedershehen って挨拶をされた事がありません。チャオ!しか使ってないよ。
地下の交通システムでメインゲートへ移動して入国審査を受けます。
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