Tuesday, June 21, 2022

Winterthur

スイス国鉄 SBB CFF FFS に乗って、郊外の街ヴィンタートゥール Winterthur へ向かいます。

スイス連邦鐵道の呼び名がみっつもあるのは、独・仏・伊の三カ国語で表記しているから。僕はドイツ語圏ばっかり滞在するので単に「エスベベ」って呼んでたけど、ちゃんと通じていました。

ヴィンタートゥールは少し遠くて Zurich Card 圏外なので、片道切符を購入。
カッコイイ ICE の電車が来たので、飛び乗りました♪
不案内で不安そうなアテネの先生に質問されました。

「ねぇ… ICEって何?」
「インターシティ・エクスプレス Inter City Express の略でね?」
「したら、これって特急だよね?」
「空港駅の次がヴィンタートゥールだから、そうだね。速くてラッキー♪」
「普通の切符を買ったよね?」
「そういう心配か。特急券持ってなくて降ろされても、ヴィンタートゥールじゃね?」

車掌に見つかったら「グーグル先生が次の ICE で行ける。って言った」と言い訳します。

あんまり気にしないで、2等車の座席に座りました。
ね?だーれもマスクなんかしてないでしょ?

もうチューリヒにいたらコロナなんか終わったと感じました。
その裏では一定数の…(以下略)

で… 空港駅を出たところで、まぢで検察 キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!

「切符を拝見♪」

さっき買った切符を見せます。

「どちらまで?」
「ヴィンタートゥールまで…」
「次の駅です。あと数分で到着です♪」

特急券どしたゴルァ!? とか、何も言われませんでした。やれやれ。

駅を降りて、旧市街を歩き始めたら… アテネの先生が大好きなフリーマーケット開催中!
しかも、市街の数ブロックに渡って大規模開催中。

チューリヒ市内でフリマに行けなかったので、イッキにノリノリになって全ブースで検索を始めました。

僕はすぐに飽きて、それでも土産のネコの置物は買って… 教会へやってきました。
綺麗な教会です。なんたって Reformierte Stadtkirche = 修復した街の教会、だしね。(苦笑)

僕だけ内部に入場しました… リフォームした、というだけあって、凄く綺麗。
ちょっと遠いですが、ステンドグラスの発色が確かに2次大戦後のシン・ガラスを使っています。

永世中立でも「戦後」って表記はいいんだろうか?
でもこれ読むのみんな日本人ばっかりだから、いいよね。

振り返ると、お約束の位置にはゴージャスなパイプオルガンが。
これはなかなかのものです。讃美歌を演奏するところを拝聴してみたいものです。

Reformierte Stadtkirche Winterthur
Kirchpl., 8400 Winterthur, Switzerland
+41522122007
refwinterthurstadt.ch

アテネの先生のフリマチェックも終わって、もう少し先まで歩いてみます。
・・・今日のばんごはん予約が入れてあるレストランの前まで来ちゃったよ。

という事は、待ち合わせ場所のヴィンタートゥール駅前まで、ここから徒歩10分?

歩くの大好きアテネの先生、全然めげずに駅から遠い方向へどんどん歩いて行って…
「このへんは街路樹が綺麗だ!どこか日陰の席を見つけてお茶にしよう!」

やっと休憩させてもらえたのは、エンマ Emma という地獄の王様みたいな名前の B&B。
閻魔様… お店のテーマカラーがセガブルーみたいで、少しイヤかも。

でも、木陰で日陰で風通しの良い席で、お茶をしばけそうなのはここくらい。
水色の座席の品定めをしました。

アテネの先生が、木のテーブルでセガブルーのクッションを敷いた席を選びます。
「今度は僕がコーヒーを買ってくる番だね」
「ありがとう。そしたら Wi-Fi パスワードも聞いてきて」
「ホントにデータローミングができないわけ?」
「僕のプランは『EU圏内 Unlimited』なんだけど、スイスはEUじゃないから」
「シェンゲン領域内でもダメなの?」
「信じて。僕は法律家だから、ちゃんと約款は確認した」

プロがチェック入れたんだからウソじゃないんでしょうが… 変なの。

なんだか長ったらしいドイツ語の Wi-Fi パスワードを聞いてきて…
ゲストの WLAN に繋ぎます。ここんちは宿泊施設でもあるから、LAN完備でした。

バッテリーが少ないけど、スピードチェック。
PING 7ms, 下り約30M bps 出ていました。B&B の客用として充分速いと思います。

注文したコーヒーも届きました。この青っぽいカップソーサーも、B&B のテーマカラーで決めたと思われ。
アテネの先生は普通コーヒーにクリーム、僕はカプチーノ。

カプチーノにはバリスタさんが頑張って、ミルクジャグ・アートが施してありました。
明らかにネスプレッソではない、挽きたての濃いコーヒーで美味しかった。

EMMA Bett und Bistro
Oberer Graben 8, 8400 Winterthur, Switzerland
+41 52 521 37 31
emma-bb.ch

その後、駅前まで戻ったら… スイスの先生の友人、ウルズラさんのほうから僕を発見。

ウルズラさんと息子のクリスさんに連れられて、近くの高層ビル最上階のラウンジへ案内されました。
これは・・・ まさに、景色がごちそうのラウンジです。

店内はこんな。
僕は単純にディナーの予約を入れて連絡しましたが「予約を1時間遅らせて」って言ってきたから、何かと思ったら… やっぱり食前酒をひっかけてからディナーへ向かうという欧州の伝統的習慣を貫かれ、改めて感心させられました。

で… ラウンジではアテネの先生とウルズラさんが意気投合♪
なんか、ノリノリでジェスチャー入れながら話してます。

アテネの先生に頼んで、クリスさんと僕のツーショットを撮ってもらいましたが…
必ずどっちかひとりが柱の陰に入ってて、素人丸出し写真。これがいちばんまとも。

クリスさんはアニヲタで日本語堪能。
以前『ヱヴァQ』公開の際にはオーマイさんと3人で池袋の映画館へ行きました。
生まれ育ちが米国東部なので、彼の英語はすごく聞き取り易くて話しやすかった。

みんなそれぞれにカクテルをオーダーします。
ウルズラさんは、パッションフルーツとミントが利いたカクテルを。
生のパッションフルーツが4分の1も入ってるのって、凄く豪華!

僕以外の男子2名は、クリスさんお勧めの、コニャックをベースにしたマルガリータを。
アテネの先生はこのカクテルを気に入って「コニャックのマルガリータ美味しい!」って感動。僕は今顔が赤くなるわけにはいかないので、ほぼノンアルコールの「ジンジャーエール+ライムジュース+ミント」にしました。

アルコール1%くらいのはずだけど… みんなに「あれ?赤くなった?」っていぢられました。

ヴィンタートゥール市街を一望できるバーラウンジ、素晴らしいです。
ウルズラさん、クリスさん、御案内いただき本当にありがとうございました。

この後、その昔スイスの先生とスイス料理を食べに通った店へ移動しました…。

Quincy Rooftop Bar
Theaterstrasse 17, 8400 Winterthur, Switzerland
+41 52 640 07 07
quincybar.ch

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