Wednesday, June 15, 2022

Pumpstation

金曜日の夕方… というか、もう午後8時近い。でも、この日の日没は午後9時1分。
くどく黄色の歩行者用信号を見せていますが、ホテル前の横断歩道を渡って、湖畔の道に出ました。

目的地は前日に見かけた、湖畔にあるレストラン ポンプステーション です。ホテルから徒歩5分くらいだし、混雑していて人気の店っぽかったので、試してみる気になりました。日没を眺められる頃にやってきました。
金曜日の晩だけあって混んでいましたが、ラッキーにも空席をみつけました。

テイクアウトのコーナーでも、並んで買っています。お店の方々はみんな中東系で、エジプト出身だそうです。
調理は炭火焼きのグリルなので、持ち帰りの客はハンバーガーみたいなものを購入していました。

やや奥まった場所に席を見つけましたが… 誰もマスクなんかしていません。
もちろん食事中はマスクを外すでしょうが、黙食なんてありえません。

ここに座っていて、最初怖かったけど… なんかもうコロナなんて染る気がしなくなってきた。
スイスの湖畔は、もう既にパンデミック後の世界に突入しています。

その陰でコロナをもらって重症化して、心肺蘇生に繋がれるヒトが一定数いるのが、とても怖いですが…。

待てど暮らせどエジプト人のウエイターが来ないから、隣のテーブルからメニューをもらってきました…。
こんなメニューです。案の定、ドイツ語版でした。ここ、海外からの観光客が少なめ。

スイスのドイツ語だとアテネの先生もあんまりあてにならない。グーグル先生は?
こっちも、あんまり役に立たない…。

やがてやってきた器量良しのウエイター君は、忙しい中で時間を費やして、BBQクッキングの部分だけ一品づつ訳して丁寧に注文取ってくれました。なかなか来てくれないけど、いざやって来たらきちんと親切にしてくれます。

結果、受領したのがこちら。
上がビーフのカルビ串焼き、下はベビー・バック・リブ。

他にもポテトサラダを頼みましたが、最後まで届きませんでした。(怒)
注文が通ってもキッチンがテンパっていて、取りこぼすみたい…。
チェックアウトする時にポテサラが計上されていないかどうか、確認したよ。

半分こして、ひとりぶんはこのくらい。
今宵のディナーも少なめですが、昼間にトラム乗りまくって疲れていたから、こんだけで充分でした。

アテネの先生は生ビールのジョッキ、僕はアルコールフリーのビールで。
スイスの白ビールがノンアルコールになったバージョンですね。軽くて飲みやすいです。

混雑している時間帯はサービスも遅いし注文を忘れるしで散々ですが、湖畔の景色や風がごちそうでした。

Pumpstation
Utoquai 10, 8008 Zürich, Switzerland
+41 44 260 96 69
pumpstation.ch

  §

食後、ホテルとは逆方向へ歩いて… ここはトラムのハブ、チェントラル Central 駅。
昼間はトラムに乗ってあちこち行ったけど、夜は外が暗いからやめておきました。

ホテルの近くのトラム駅まで戻って来て、ぶらぶら散歩しつつホテルへ戻ります。
「あ。フクロウの剥製がある。アテネに持って帰ったら?(笑)
「・・・意味が判らない。なんで可笑しいの?」
「Bring owls to Athens. って諺、知らない?」
「知らない」
「アテネを象徴するフクロウを持ち帰る、つまり冗長になる。の意味」
「知らなかった… 英語ってそういうのが深すぎる。」

まさか僕が誰かに英語を教えるなんて… 世も末かも。

「僕もこのフレーズをスイスの先生から教わったんだよ」
「そうなんだ…」
「『エスキモーに冷蔵庫を売る』と同意ですか?って聞き返したら笑われた」
「確かに、少し違うかも。(笑)

この晩もホテル地上階では饗宴が催されていましたが、静かな自室で朝遅くまでグッスリ寝ました…。

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