Sunday, June 5, 2022

LX39 SFO→ZRH (1)

スイス・インターナショナルのビジネスクラスでチューリヒへ向かいます。

便名は LX39 便、機材は 77W=ボーイング777-300ER。
割と前の方、SWISS の W と I が描いてあるあたりに腰掛けます…。

SWISS 77W のシートコンフィグレーションは、Seatguru.com で観ると、こうです…
座席 4G はバルクヘッド。復路の 5D も含め、この2列が搭乗口より前方にあって、後方のビジネスクラスシートよりもプライベートな雰囲気が醸し出されています。ちなみに全日空 77W では 5・6 列が同様な状況です。

ここがUA職員の姐さんに割り当ててもらった席、4G。
Seatguru.com のマップは間違っていて、4G・5Dは通路寄りにサイドテーブルがある席でした。

そして、こっちが Throne Seat、王様の座席と呼ばれる席のうちでベストな、4A です。
シャツ脱いでるおばさんは意図的に撮ったわけではありません。無視してください。
ここは219ドルの追加料金を払うと予約可能です。でもSWISSのシステムにガン無視されました。現在払い戻しの手続き中で、悔しいから返金してくれるまでメール出し続けます。

テーブルの上には、アメニティキットが…。
ビクトリノックスのロゴが入った黒い缶です。

缶を開けてみると…
歯ブラシ、歯磨きペースト、アイマスク、耳栓、オーバーソックス。

 以上。

・・・ショボいです。さすがルフトのグループと申せましょう。

お隣さんとの仕切りには、コートハンガーとヘッドフォンに水が…。左上が、ぼんぼり。
なんだか扉とかは少なくて、でもキチンと片付いている不思議な空間。

往路の水は、クリスタルガイザーでした。
空港内では PET ボトルの飲料を販売していないけど、さすがに航空機内はOKなんですね。

ハンガーにも、ハンガーを吊しておくベルトのフックにも座席番号が書いてあります。
これならユナイテッド航空みたいに、誰のコートだったか判らなくなるボケは発生しません。…多分。

シート前方は、こうです。バルクヘッドなので余裕があります。
安全のしおりや機内誌のラック、その下には小物入れ、さらに靴箱が。

隣との境になっている側に、シートの調整がありました。
かなり簡単な構成。ぼんぼり、レッグレスト調整、フラット、リラックス、離着陸モードくらい。

機内が暗くなっても、ピクトサインが発光しています。
おひさまマークがぼんぼりですが… LEDの色味が黄色っぽくて個人的にはイヤでした。

シート調整の手前の蓋を開けると、ランバーサポートやマッサージ機能の調整が。
いじってみたものの、ユナイテッド航空の機材以上に効果が微妙でなんだかなぁ、でした。

さらに、その手前にはリモートコントロールが。
僕が使ったのは、読書灯のボタンだけ。あ、あと、アテンダントコール。

読書灯の照らす位置をテーブルの真ん中にしなくっちゃ。
でも・・・ あれぇ? テーブルってどこに収納されてるの?

隣席 4D の、丸太ん棒みたいな毛深い腕のおじさんがスイスドイツ語を喋ってて「乗り慣れてる」っぽいから、場所を教わることにしました。もちろんこれだけ教養が高そうな壮年なら、英語で語りかけても大丈夫。

Sorry to bother you sir... but do you know how to pull out the retracted table?
Oh yea,  ...well, I don't fly for these two years so I'm not sure... Ah, here it is!

おじさん… 英語のRの発音が亡きスイスの先生そっくりで、思わずホロリと来そうでした。
仕切りの、このボタンを押すとテーブルが出てきます。ありがとう、毛深い腕のおじさん!

こうやってビロ~ンと出てきたものを引き出して、倒して拡げて出来上がり。
毛深い腕のおじさんとコロナについて話してて、出来上がった状態を撮影するの忘れました。

自席から後ろを振り返ると… 5列目はこんなです。
SWISS のロゴと世界地図。地図の濃淡は「+」で造られていて、チューリヒの場所にあるだけ赤い。

座席ベルトは、ユナイテッド・ポラリスビジネスのシートと同じ3点ベルトです。
こういう縛り方ですね♪

後ろからアテンダントくんに声を掛けられました…。

「な、何をなさっているんですか!?」

ここ、ネタを盛っているわけではありません。ホントにCAにドン引きで見とがめられました。

「いやその… 3点ベルトの使い方を見せていたわけで…」
(笑) ところでウェルカムシャンパンでも、いかがですか?」
「ノンアルコールのものがあったら、それが嬉しいんだけど」
「このロゼ色の、エルダーフラワーのソーダは如何ですか?」
「あ、これロゼシャンパンに見える! これにします。ありがとう!」

かつてスイスの先生が造っていたエルダーベリーのゼリーをソーダでうめたような風味。
サッパリしていて、よく冷えていて喉ごしが良かったです。

さて11時間の飛行だから、USB か 110VAC のいずれかの電源が欲しいけど… 場所が判らない。
見たらヒマそうだったので、また隣席の毛深い腕のおじさんに教えて君をしてみました。

「またすいません。AC か USB の Power  Outlet は何処だかご存じですか?」
「ぁぁ、2年前まではずいぶん飛んでたんだけど、どこだったか… あ!テーブルの前方だぞ!」
ほんまや~。

でもこんな場所じゃ、席を立つ度にこすってアダプタが抜けそうで、実際にもその通りでした。

隣席の毛深い腕のおじさんに御礼を申し上げて、給電開始♪
こんなですが、やっぱりUSBアダプタが落っこちそう。かといってUSB-Aで給電すると凄く遅い。
設備的に旧い規格なのが露呈しています。このへんはアップデートして欲しいものです。

改めて正面を向くと、こうなっています。
LEDスクリーンは妥当な大きさ。その下が「滑り台」みたいですが、シートをフラットにするとこの奥へ入っていきます。滑り台の上方にもそのまんまの幅のスペースが、深さ2フィートくらいあります。デイパックが仕舞えました。

復路では5Dへ座りましたが、滑り台もその奥のスペースも狭くて、デイパックは納まりませんでした。

バルクヘッドは靴箱も広い。
5列目のほうでは、蓋があるものの2足並べて置けないほど狭い。

あとは… スクリーンの下にも、浅い収納が。
配給されたヘッドホンは使わないので、飛行中はこの中に保管しておきました。

離陸前に御不浄を偵察。
衛生的なおトイレですが、特に工夫はなく、狭い。

トイレットのアメニティは… 臭い消し用スプレーと、ハンドローション。
ローションは比較的品質の良いものでした。

これら2点の上には、紙おしぼりが…。
これは汗拭き、お手拭きに便利に利用させていただけました。

まもなく出発です。機内が暗くなりました。
目の前の、ファーストクラスとの間にある壁には、マッターホルン。

さて、この続きと申しますか… この回ではソフト面はウェルカムドリンクしかご紹介しませんでしたので、次回は後編として、機内食を中心にお届けします。

続きはまた明後日に。

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