スイス・インターナショナルのビジネスクラスでチューリヒへ向かいます。
便名は LX39 便、機材は 77W=ボーイング777-300ER。
割と前の方、SWISS の W と I が描いてあるあたりに腰掛けます…。
座席 4G はバルクヘッド。復路の 5D も含め、この2列が搭乗口より前方にあって、後方のビジネスクラスシートよりもプライベートな雰囲気が醸し出されています。ちなみに全日空 77W では 5・6 列が同様な状況です。
Seatguru.com のマップは間違っていて、4G・5Dは通路寄りにサイドテーブルがある席でした。
シャツ脱いでるおばさんは意図的に撮ったわけではありません。無視してください。
ここは219ドルの追加料金を払うと予約可能です。でもSWISSのシステムにガン無視されました。現在払い戻しの手続き中で、悔しいから返金してくれるまでメール出し続けます。
ビクトリノックスのロゴが入った黒い缶です。
歯ブラシ、歯磨きペースト、アイマスク、耳栓、オーバーソックス。
以上。
・・・ショボいです。さすがルフトのグループと申せましょう。
なんだか扉とかは少なくて、でもキチンと片付いている不思議な空間。
空港内では PET ボトルの飲料を販売していないけど、さすがに航空機内はOKなんですね。
これならユナイテッド航空みたいに、誰のコートだったか判らなくなるボケは発生しません。…多分。
安全のしおりや機内誌のラック、その下には小物入れ、さらに靴箱が。
かなり簡単な構成。ぼんぼり、レッグレスト調整、フラット、リラックス、離着陸モードくらい。
おひさまマークがぼんぼりですが… LEDの色味が黄色っぽくて個人的にはイヤでした。
いじってみたものの、ユナイテッド航空の機材以上に効果が微妙でなんだかなぁ、でした。
僕が使ったのは、読書灯のボタンだけ。あ、あと、アテンダントコール。
でも・・・ あれぇ? テーブルってどこに収納されてるの?
隣席 4D の、丸太ん棒みたいな毛深い腕のおじさんがスイスドイツ語を喋ってて「乗り慣れてる」っぽいから、場所を教わることにしました。もちろんこれだけ教養が高そうな壮年なら、英語で語りかけても大丈夫。
Sorry to bother you sir... but do you know how to pull out the retracted table?
Oh yea, ...well, I don't fly for these two years so I'm not sure... Ah, here it is!
おじさん… 英語のRの発音が亡きスイスの先生そっくりで、思わずホロリと来そうでした。
仕切りの、このボタンを押すとテーブルが出てきます。ありがとう、毛深い腕のおじさん!
毛深い腕のおじさんとコロナについて話してて、出来上がった状態を撮影するの忘れました。
SWISS のロゴと世界地図。地図の濃淡は「+」で造られていて、チューリヒの場所にある+だけ赤い。
こういう縛り方ですね♪
後ろからアテンダントくんに声を掛けられました…。
「な、何をなさっているんですか!?」
ここ、ネタを盛っているわけではありません。ホントにCAにドン引きで見とがめられました。
ユナイテッドでもSWISSでも『枕のシートベルト縛り』をやってると、CAに見つかってドン引きされる。
「いやその… 3点ベルトの使い方を見せていたわけで…」
「(笑) ところでウェルカムシャンパンでも、いかがですか?」
「ノンアルコールのものがあったら、それが嬉しいんだけど」
「このロゼ色の、エルダーフラワーのソーダは如何ですか?」
「あ、これロゼシャンパンに見える! これにします。ありがとう!」
かつてスイスの先生が造っていたエルダーベリーのゼリーをソーダでうめたような風味。
サッパリしていて、よく冷えていて喉ごしが良かったです。
見たらヒマそうだったので、また隣席の毛深い腕のおじさんに教えて君をしてみました。
「またすいません。AC か USB の Power Outlet は何処だかご存じですか?」
「ぁぁ、2年前まではずいぶん飛んでたんだけど、どこだったか… あ!テーブルの前方だぞ!」
ほんまや~。
でもこんな場所じゃ、席を立つ度にこすってアダプタが抜けそうで、実際にもその通りでした。
こんなですが、やっぱりUSBアダプタが落っこちそう。かといってUSB-Aで給電すると凄く遅い。
設備的に旧い規格なのが露呈しています。このへんはアップデートして欲しいものです。
LEDスクリーンは妥当な大きさ。その下が「滑り台」みたいですが、シートをフラットにするとこの奥へ入っていきます。滑り台の上方にもそのまんまの幅のスペースが、深さ2フィートくらいあります。デイパックが仕舞えました。
復路では5Dへ座りましたが、滑り台もその奥のスペースも狭くて、デイパックは納まりませんでした。
5列目のほうでは、蓋があるものの2足並べて置けないほど狭い。
配給されたヘッドホンは使わないので、飛行中はこの中に保管しておきました。
衛生的なおトイレですが、特に工夫はなく、狭い。
ローションは比較的品質の良いものでした。
これは汗拭き、お手拭きに便利に利用させていただけました。
目の前の、ファーストクラスとの間にある壁には、マッターホルン。
さて、この続きと申しますか… この回ではソフト面はウェルカムドリンクしかご紹介しませんでしたので、次回は後編として、機内食を中心にお届けします。
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