日曜日の晩ご飯は、ツォイクハウスケラー Zeughauskeller という、中心部のレストランへやってきました。
場所はシュプリングリのあるパラデプラッツから、ちょっと入ったところ。
エルメスのショップがある、ちょうどその裏側にあたる場所です。このレストランはアテネの先生の提案で、その昔先生がお嬢さんとチューリヒへ来た時に、一緒にやってきた店だそうです。
僕の着席目線はこんな。
おばさん達の向こうに見える広場がパラデプラッツ、さらにその向こうの建物がシュプリングリです。
パワーが尽きたら、その反動で酷い天候になるのは『天気の子』みたいで、ステキ!
夕立は文字通りの通り雨で、パラソルの下にいた僕たちはほとんど濡れませんでしたが… 屋外は営業終了。
改めて座らせてもらったのは相席でしたが、臨席のカップルはすぐにお食事終了。
アテネの先生は文系方面なら博学です。戦闘用具の知識が文系かどうかは微妙だけど…w
ものすごい夕立になりました。臨席のおばさん、めげずに食べてるけど、もう無理でしょ…。
店内で食べてくれって追い出されました…。
僕たちが頼んだアイテムがかさばるせいもあってか、その後は再度の相席を強いられませんでした。
「ツォイクハウスって Armory(武器庫)って意味なんだよ」
「なるほど。だから装飾に迫撃砲みたいなのまであるんだね」
確かに鎧とか斧くらいは中世の城に飾ってあったりするけど、入口の上に対空迎撃みたいなのがある… 永世中立。w
活気もあっていい感じのお店ですが… やたら活気があるのに誰もマスクしていないのが怖い。
こんな環境下にずっと置かれていると、なんだかもう、新型コロナなんて染る気がしない。
アテネの先生は Zeughauskeller House beer お店銘柄の生ビールをジョッキで。
Eichhof – non-alcoholic という銘柄のビールでしたが、ごく普通においしい。
最近ノンアルコールのビールばっかり飲んでて、何の抵抗も感じなくなりました。
それだけ昔のノンアルコールものより風味が改善されているんだと思います。
出てきたのは、こんなです。メニュー上では『緑と白のアスパラガス盛り合わせ』となっているのを「白アスパラだけを食べたい」って、お願いしました。5.5 フランの追加料金で、望み通りに全部白アスパラにしてくれました。
ベアネーゼソースをかけて、エン・グエッテ♪(いただきます♪)
旬の白アスパラ、やっぱり美味しいです。これを食すると、春爛漫の欧州へやってきた感が盛り上がります。今まで白アスパラはワインと一緒に食していましたが、ビールにもとてもよく合うのでビックリしました。
僕が喜々として食べ進めるので、アテネの先生は遠慮してくれて、僕が3分の2以上たいらげました。
Mayor's Sword To share for 2 persons 市長の剣(二人前)
400g of marinated baby-beef steaks, pounded thin, wrapped around the sword blade and grilled lean, served with a bowl of mixed salad, Rösti or French fries, served with a curry-garlic and barbecue sauce
400グラムのマリネした牛肉を薄く延ばし、剣の刃に巻き付けてグリルしたもの。ミックスサラダ、レシュティ(またはフレンチフライ)とともに。カレーガーリック風味とBBQ風味のソース添え。
剣に巻き付いた牛肉を、こうやって開いていきます…。
なまくら刀でしょうけど、肉は簡単に外れました。
肉はこの状態から食べ進みますが…
せんせい・・・なんか、目が逝っちゃってて怖いです。刃物を渡していい状況だとは思えません。
アテネの先生… 目がガラス玉みたいで、私とっても怖かったわ。(まぢ)
このレシュティ… 結構おいしいけど、デカすぎ!!
でも、フレンチドレッシングにマスタード加えたような味のドレッシングで美味しかったよ。
カレーガーリックと記載されたソースは、カレーはおだやかで、ほぼガーリックマヨネーズみたいな味でした。BBQ ソースはまんま甘ったるい BBQ 味で、アメリカンな僕にはど真ん中な風味、かなり気に入りました。一方、アテネの先生はガーリック味が気に入って、キチンと「棲み分け」が成り立ちました。
「ちゃんと半分こしよう♪」って、アテネの先生が牛肉を真ん中で切断したけど…
「僕はアスパラでかなりおなかいっぱい」と、肉を遠慮気味にいただきました。
最初はこんな状態で、また エン・グエッテ♪
白アスパラガスが幸せだったから、肉のほうは写真さえ撮れればどうでもいいです。(正直者)
お会計を済ませて、出てきたら外は暗くなってきました。これで午後10時前くらいだったかな。
ここ、有名店すぎて観光客でいっぱいですが、チューリヒ中心部で伝統的スイス料理を食するならお勧めです。
Zeughauskeller
Bahnhofstrasse 28A, 8001 Zürich, Switzerland
+41442201515
zeughauskeller.ch
§
「まじッすか? 歩いたら30分くらいかかるよ?」
「一緒に歩くのがイヤなら、トラムで帰っていいよ。僕は歩く」
なんだか強情だな。カロリー消費できるし、いいよつきあうよ。
駅前通りを歩ききって、チューリヒ湖畔に達しました。
「でも羽が生えてないよ?」
やがて、きらびやかなサーカス会場を通り過ぎ、ホテルへ帰り着く頃にはすっかり暗くなりました。
アラブ人…ギリシャじゃないほうの真面目な神様に滅ぼされて塩になればいい、と思いながら、横っちょから帰還。
次回からはサンフランシスコへ帰る、復路の記事になります。
「隣にいるトリの羽をもいで、自分に貼り付けるんじゃないの?」
「・・・それは新説だ!(爆) ギリシャ神話の新解釈だ!」
爆笑し始めたアテネの先生。暗がりでも像を見定められる位置まで来て…
「これは… ガニメデって書いてある! イカロスじゃないだろ!!」
「・・・どこが違うの?」
呆れ果てたアテネの先生、今回はギリシャ神話の講釈をしてくれませんでした。www
これきっと日本神話に置き換えたら、ヤマトタケル と オオクニヌシノミコト の区別がつかない状態?
先生、ギリシャ神話を聞かせてくれ、「××× はゼウスが設けた子」とか話します。
僕のリアクションは「すると、ゼウスは動物とFァックしたわけ?」と聞き返す。
ギリシャ神話の、あまりもの壮大な獣姦とか近親姦とかのストーリーに、ちむどんどんしてきます。w
でもまた激ピンクの照明が点ってて、アラブのお金持ちの兄さん姉さんが踊り狂ってるし。
明日の朝にちゃんと起きられるように目覚ましをみっつかけて、ぐっすり休みました。
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