モンマルトルでの朝食の後、アテネの先生の希望に従って、やってきたのは美術館。
リートベルク美術館 Museum Rietberg という名前の、立派な美術館です。
丘を登ってきて、最初に出くわした煉瓦造りのビルに入館しました。
・・・そしらた、こっちは別館だった。ややこしい配置だよ。
でも別館でも入場券は買えるし、Zurich Card 割引もしてくれるから、入場券を購入。
広場の芝生が新緑のため、気持ちイイ緑色です。
どうやらここが本館入口みたいです。
クロークはこんなに立派だし清潔。
今回、アテネの先生が引きつけられたのは「アフリカ」の展示でした。でも同時開催で「キモノ」もやってました。
こんな木で作った階段を降りていきます…。品質が、なんだかスイスっぽい。
縄文土器に見えなくもないし、アフリカにしてはイマイチ逝っちゃってない物足りなさが。
でも、この後の展示内容で、だんだん訳が判らなくなってきます。
このタッチはどうみてもアフリカだとは思えないし、妥当なのは中国でしょう。
あと… 天井が明るいでしょ?
これって地上に天窓がたくさんあって、外光を積極的に取り込んでいるみたいです。
晩春のお天気のそこそこいい日にやってきたので、天井が自然に明るくていい感じ。
スイス人って、日本と中国と朝鮮の区別ができないんじゃないの?と感じました。
…なにせ永世中立だし。w
でも… 展示のタイトルは「KIMONO」って書いてあったよね? でもまだ衣類は観ていません。
説明書きをちゃんと読まなかったけど、江戸より前の時代… 安土桃山っぽい?(完璧に無知)
この位置関係… いったい何??
脳が熱暴走しそうです。
こりゃ完全にアフリカだ~!
なんだか観る気を削がれて、階下の展示へ向かう前に御不浄へ寄っていきました。
気が触れたアーティストを閉じ込めるのに最適な、真っ白な部屋!(ぉぃぉぃ…)
トイレ全体が白を基調としているというか… 金属パーツ以外は白だけ。
トイレットペーパー・ホルダーも真鍮製です。これはこだわりが凄い。
ここまでやるなら、トイレットペーパーも真鍮にすればいいのに。(ぉぃ…)
真鍮がいい感じに焼けていくので、他が真っ白だから余計に引き立ちます。
世界中の美術館の御不浄で、ここんちが最高のこだわりを見せつけていると確信しました。
スイスって地下室が好きなのは、やっぱり核戦争に対応したため?(ぉぃぉぃ…)
このフロアは、宗教と意匠・造形、みたいな内容で解説。
イスラムの偉そうな人を木に成らせた絵がありました。
アテネの先生がやっと満足顔で戻って来て「待たせたから、カフェでおごるよ」って。
地下2階には、もう外光は引き込めません。人工光源だけでの展示です。
イスラムと耶蘇教を中心にしているので、僕には全然興味が湧かない。
でもアテネの先生は妙なアフリカの展示よりも、この宗教がらみの意匠に関する展示に激しく感動していました。
イスラムって偶像崇拝はいけなくね? 実在した人物だったらいいわけ??
なんだかすぐ飽きて、アテネの先生が出てくるのをミュージアムショップで待ちました。そんで… 出てきたと思ったら、地下2階の展示を企画したキューレターに挨拶したいと、また地下へ蜻蛉返り。
・・・なんだかなぁ。
わ~い♪ じゃあ高そうな物頼もうっと。なにせ物価メチャ高のスイスだし…www
入ったら気さくな兄さん姉さんがいて、注文取ってくれました。
エスプレッソには、ちゃんとチョコレートがおまけつき。
先生はいらないって言うから、僕が一人でフルーツサラダを♪
地下へ潜っているうちに、すっかり晴れてきました。
次は… チューリヒ近郊の街ヴィンタートゥル Winterthur へ移動して、スイスの先生の旧友に再会します。
カフェの入口が、とてもそうとは思えません。でも CAFE って書いてあるし…。
こんだけ買ってきた。先生はエスプレッソだけ。僕はカプチーノにフルーツサラダ。
さらに濃いシアン色の袋はクッキーみたいです。これらは全部アテネへのおみやげに。
アイテムが豪華です。ラズベリー、ブルーベリー、ストロベリー、パイナップルにマンゴー。
どれもよく熟れた果実で甘く、香りも強くて美味しくいただきました♪
カフェの周りは、こんなふうにリラックスできるコーナーになっていました。
Museum Rietberg
Gablerstrasse 15, 8002 Zürich, Switzerland
+41 44 415 31 31
rietberg.ch
別館には行かず、これで美術館での観賞はおしまい。
§
美術館近くのトラムの停車場まで戻って、近くのスイス国鉄の駅へ向かいました。
トラムを待っていたら、白いケロケロした電気自動車が来た。チューリヒを走るクルマはいちいち高級です。
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