Takashi Ochiai

※　話題はバルセロナに戻ります　※

スペインのクロワッサンやスイーツのコンテストで優勝して有名な、落合シェフのお店にも寄りました。

ここは以前、予約無しでどら焼きを20個以上買い占めて文句言われた経験があります。買い占めたどら焼きは、サンパウのキッチンでがんばるスーシェフさん達への差し入れでした。

お店の場所は、コンテ・デ・ウルジェイという目抜き通りの角。メトロ１号線のウルジェイ駅から２ブロック。

バルセロナの街って碁盤目状なんですが、各ブロックは「面取り」してあって８角形。

その面取りした角のところが、パステレリア・タカシ・オチアイの入口です。

入口にケーキや和菓子が並んでお持ち帰りの対応をしていて、その奥が喫茶室。

喫茶室のいちばん奥がエスプレッソバーで、ここで珈琲の注文をかけてから座ります。

最初、珈琲もケーキも欲しい場合の手順が判らず、しかもそんな複雑なスペイン語はアウトで困りました。そうしたら、お店のお姉さんが英語できるし、日本語も少しできる。お姉さんは日本語使いたくて一生懸命。(笑)

おかげで、いちばん奥のほうのベンチシートに無事座席を確保できました。

内装はほぼ白。モノトーンでシックにまとめてあるので、落ち着く店内です。

で… ケーキを頼むのに、困りました。

目で観て「いちごショートとモンブランだ！！」と心に決めていたものの…スペイン語で言えない。

お姉さんが入口のショーケースに付き合ってくれたので、率直に伺いました。

「スペイン語で『ショートケーキ』って何て言うの？」

お姉さん、苦笑しています…。

商品の名札を見たら…

　SHORT CAKE

まんまやないけ!?

「そのまま『ショートケーキ』って呼んでいいんです♪」

「じゃあ、モンテ・ブランコは…」

「『モンブラン』です♪」

まんまやないけ!?

一生懸命「なんて言えば通じるんだろう？？」って悩んで損したよ。

お姉さんがトレーに載せて、持ってきてくれました。

なお、ローカルのヒトは自分でバンバンしていたので、ここまでの応対はしてくれない模様です。

さて、まずは苺のショートケーキから。

スポンジが非常に繊細。なめらかなスポンジに、微かに砂糖水を含ませたようなしっとりした食感が最高♪ クリームも凄くなめらか。それがいいのか悪いのかは存じませんが、層の間に入っているクリームと上や側に塗ってあるクリームとの密度が違います。イチゴがアメリカのイチゴみたいに酸味が立っている品種なので、甘味とのマッチングもいい。

あっという間に食べちゃいました。

そして、モンブラン。

こっちは濃厚。晩秋の週末にいただくに相応しい風味でした。

ちょっと汚らしくなりましたが、中を御覧に入れます。

搾ったマロンクリームの内側は、栗のツブツブが入ったフワフワのホイップ。

下に敷いてある薄いフィロの生地がパリッパリで、とてもいいコントラスト。

このふたつのケーキをやっつける間に飲んでいたのは、カフェ・コン・レチェ。

仏語で言えばカフェ・オ・レ、淹れ方からいけばイタリアのカフェ・ラッテです。

お砂糖抜きの珈琲と、甘さほどよいケーキがふたつ。ゆったりと楽しめました。

・・・と書いておくけど、ケーキは美味しすぎて、ひとつ数十秒で消え失せた。(爆)

また伺います！！

Pastisseria Takashi Ochiai

Carrer del Comte d'Urgell, 110, 08011 Barcelona, Spain

+34934536383

ochiaipastisseria.com

Hours:

  Tue - Fri.  8:30 am - 2:30 pm,  4:30 - 8:30 pm

  Sat.          8:00 am - 3:00 pm,  4:30 - 8:30 pm

  Sun.         8:00 am - 3:00 pm

  Monday Closed

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落合さんのお店から近くのバス停まで歩いてきて… 床屋さんがありました。

この床屋のサインに引き寄せられました。

何よ、コレ！！？？

マリオさんもルイジさんも、リーゼントでキメています。

ノースリーブでムキムキ…でもない腕に、水兵さんみたいなもんもんとか、剃刀のもんもん？

このパチり加減は、許す。・・・口髭かっこいいし♪ (笑)