Sunday, December 26, 2021

Nonna Maria (3)

バルセロナをたっぷり歩いた後の晩。iPhone の万歩計を見たら、2萬歩近く歩いていたのでびっくり。

そこで夕食は、ホテル前のバス停から7系統のバスですぐ行けるピザ屋さんへ。
でも…バス車内でお喋りしてて乗り過ごし、トラムに1駅乗って戻って来ました。「一駅なら歩こう」というアテネの先生を「せっかくだから、より多くの交通機関を体験しましょ」って説得しました。

結局、この日はバス・メトロ・ケーブルカー・ロープウェイ2種・トラム… いろいろ乗ったよ。
そして、やってきたのは理恵さんとジェロムさんの店、ノンナ・マリアさんです。

残念ながらお二人とも不在で、アテネの先生に紹介できませんでした。また次回。

アテネの先生が気に入ったのが、この緑の壁です。
「どうやって水をやっているんだろう?」
「多分、ミイラ化した植物を着色しただけ」
「いくらなんでも、そんな…」

すみっこの苔が外れるので、外してカラカラに乾いた裏側を先生に見せたら、納得&驚愕。

「最初の学校は百姓学部で、次が写真大だったから、葉緑素の色じゃないのは判る」
「君の才能は複雑すぎる。なんでも知ってるんだ」
「いやいや。同じ事ずっと学ぶ根性が無いだけ。生涯学習の弁護士なんて無理ゼッタイ」

謙遜しているんじゃなくて、飽きっぽいから無理だって正直に伝えているだけですが… まだ感心していました。

さて、アペタイザは… まずやはり『男バナナ』の刺さったワカモーレを。
ふたりで来たら、男バナナが山盛りで嬉しい。ちゃんと客を見て加減するのが凄い。

「このバナナチップ、すごく美味しい!」
「正確にはプランテーンという、澱粉質の青いバナナだけどね」

わざわざ高価なプランテーン(スペイン語だとプランタノ)を使うという凝りようにも感心していました。

そして「昨日も食べたのに?」と怪訝なアテネの先生を差し置いて、クロケタスを。
「このコロッケ… 昨日の店より美味しい!?」
「材料がいいんでしょうね。元ミシュラン3つ星店のエグゼクティブシェフの仕入れだから」

確かに、タパス24で食した翌日なので比較可能ですが、イペリコ豚ハム入りのコロッケは最高です。揚げたてサクサクは同じでも、中のクリーミィさが違う。さらに外側も、ここのは日本のパン粉っぽくて美味しい。

アテネの先生はピザを選ぶのに迷って、僕に「美味い奴を選んでくれ」と哀願してきました。
先生にはピザ・ジェロムで。

アテネの先生… 手が止まりません。具がフレッシュなのが斬新で、感動しきり。

僕は地味なピザで。
プロシュート・ハムとキノコのピザ。

これも、とろけたチーズに具材がよくあって、素晴らしく美味しいピザでした。
ピザ生地が極薄なので胃にもたれず、どんどんいけるのも嬉しい。

デザートは、僕だけ。
焼きバナナにバニラアイス、で。これはここんちのシグネチャーなデザートです。
アテネの先生もスプーンひと匙食べてみて、出来映えに感心していました。

当然ですが、バルセロナを訪ねたら必ず一度は寄るお店です。

Nonna Maria
Av. de Sarrià, 50, 08029 Barcelona
Located in: Meliá Barcelona Sarrià
Hours: everyday  1-4 pm,  7-11 pm (L.O. 10:30 pm)
Reserva Tel: +34 93 444 5769

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