Sunday, May 3, 2020

United Redefines "Cancelled"

時差を無視して書き込んでますが...
今日、日本國は Constitution Day 憲法の日ですね。(なんで記念するのかよくわからんから簡略化)

折良くというか.... ユナイテッド航空は自分勝手に「キャンセル」という言葉の定義を変更しました。

※ いま現在はコロナ渦のど真ん中にあるためリファンドもキャンセルもぬるぽになっています。ここに述べられている「キャンセル」という単語の再定義は「コロナを抜けた後」現時点では7月以降が対象です。
ラッキーくんのブログ、One Mile at a Time で掲載された情報をもとに、ポイントを和訳しています。

Oh Great: United Airlines Redefines “Cancelled”

この記事によれば、ユナイテッドはフライトの「キャンセル」について、以下の3つのレベルに分類しました。

1. スケジュール変更 Schedule change
 フライトがスケジュールから 削除 Removed されたものの、6時間以内に代替便がある。

2.大幅なスケジュール変更 Significant Schedule Change
 フライトがスケジュールから 削除 Removed され、代替便まで6時間以上ある。

3.キャンセレーション Cancellation
  フライトが 削除 Removed され、かつユナイテッドが代替便を用意できない。

これの凄いところは、キャンセルという言葉を使わずに 削除 Removed と呼んでいる点です。

米国運輸省の規定では、米国内・外を問わず米国に就航する航空会社には以下のような義務があります。

 “U.S. and foreign airlines remain obligated to provide a prompt refund to passengers for flights to, within, or from the United States when the carrier cancels the passenger’s scheduled flight or makes a significant schedule change and the passenger chooses not to accept the alternative offered by the carrier.”
【雑な訳】
 航空会社が乗客の予約した米国を発着するフライトをキャンセル、または大幅なスケジュール変更をし、なおかつ乗客が航空会社のオファーした代替スケジュールを承諾しなかった場合、すみやかに返金する義務がある。

でも、こんなに台所がカツカツで、爪に火を点すような、売れるものなら親でも売りたい暮らしをしている、金色夜叉なユナイテッド航空は『すみやかな返金』なんて、イヤ、ゼッタイ!って言って、リファンドしないで12ヶ月有効のトラベルサートにしてみたり、それを運輸省にケチつけられたら24ヶ月に期限を延ばして、なるたけ現ナマを顧客に返そうとはしません。(ただしエリート会員へは例外的に速攻で返金しています)

上記3カテゴリに再定義した件についての、ユナイテッド航空の言い訳は...

 If we remove a flight from our schedule and can accommodate the customer with another flight within 6 hours, that is not considered a cancellation. A cancellation is not based on flight number or tail number, but on the ability to provide transportation to our customer without significant delay.
【雑な訳】
 もし御予定のフライトが削除され、6時間以内の代替便が割り当てられた場合はキャンセルとはなりません。キャンセルというのは便番号や機材番号には関係なく、ユナイテッド航空が乗客の皆様に対して大幅な遅延なく移動手段をご提供できるかどうか、ということです。

あ~、慇懃無礼な雰囲気に和訳してて、なんだか腹が立ってきたぞ。
要するに... どうすれば運輸省の規則の網の目をくぐれるか...

そうだ!! キャンセルって単語使うの、もうや~んぴ ♪

それがこの結果です...。
これからのユナイテッド航空のフライトは「キャンセル」されずに「スケジュールから削除」されます
これがシンCEOの、スコット・カービーがスタアラ劣化の次に行った改悪です...。

正直に申し上げて、いま私はこの航空会社と魂の契約をしてしまった事を激しく後悔しています...。

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